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パチスロ攻略ライターの思考ルーチン

パチスロ攻略ライターの思考ルーチン

2020.09.22

パチスロ『消えていったシステム』(4号機付加機能編)

佐々木真 佐々木真   パチスロ攻略ライターの思考ルーチン


4号機編だけで3回目。書くことが膨大なのは、新機種の導入ベースで1992年〜2006年と15年間もあったくらい長かったのもありますが。独立性が強いと言いましょうか。3号機以前と異なる遊技機規則で、5号機以降に引き継がれなかった部分が多すぎることが原因です。

5号機に引き継がれなかった理由は、射幸性の高さに他ありません。BIG1回で600枚以上取れてしまうような大量獲得機から始まって、CT機・AT機・ストック機と荒ぶりまくっていました。これらをどうにか封じないといけない。その理屈は分かります。

ただ、社会問題化したメインは爆裂AT機でした。AT機を封じられたから、4号機終盤はストック機へと流れたわけでして。それなのに5号機でひょっこりとAT機が復活して、また射幸性の高さを指摘され。6号機でまた罪のないノーマルを作るのも苦労することとなっているのは理解に苦しむところですね。

ということで、5号機以降に引き継がれているAT機は取り扱いません(笑)。5号機とは押し順小役の作り方は異なっていますが、それは4号機通常時編の複数のリール制御。また、SINボーナスの集中も廃されることとなりましたが、そちらは3号機以前編を参照していただければと思います。

 

★チャレンジタイム(CT)機(4号機のみ)

▲先駆けはこの2機種。『ウルトラマン倶楽部3』(サミー)・『クロスCT』(ネット)

1998年に登場した新機能。5号機以降にも2種BB(第二種特別役物・MB)としてエッセンスは残っているので迷いましたが、まったくの別物と考えた方が分かりやすいかと思います。

『アイムジャグラー』系のREGは、2種BBで作られていますよね。その特徴として、いずれかのリールが無制御(目押しをしたら小役入賞する)となること。規定払い出し枚数到達で終了することが挙げられます。この2点に関しては、ほぼ同じです。しかし、それ以外がほぼ異なります。

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4号機CTの特徴
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○:Bタイプ機にしか搭載できない
×:CT付きのBIG終了後に発動
○:いずれかのリールが無制御となる
△:規定純増枚数の到達で終了
×:規定ゲーム数到達で終了
×:BIG当選で終了
×:REG当選は消化後に続行
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5号機以降は機種のタイプ分けはなくなりましたが、BタイプとはJACインが2回以内のBIGのことです。5号機世代の方には馴染みのない言葉だらけかと思いますが、簡単に言えば“フル規格のBIG”とは共存できないということです。これは5号機以降も引き継がれました。5号機であれば、最大360枚払い出しまでのBIGしか搭載できません。

5号機の2種BBは独立したボーナスとなっていますが、4号機では“CT+BIG”というセットで抽選されていました。いきなりCTが始まることはなかったのです。CT中にモリモリと増やし、その消化中にまたCT+BIGが成立すると……。この連鎖が魅力というか、その瞬発力が問題視されたため、5号機以降の2種BBは通常のBIGとは切り離された抽選で、かつ消化中にBIGを抽選してはならない仕様となりました。

ポイントは、5号機以降によく聞く払い出し枚数ではなく、純増枚数ということですね。CTの序盤は、無制御を利用して一気に規定枚数近くまで増やします。そこからは、終了ゲームまで小役を揃えたりワザと取りこぼしたりして枚数をキープ。こうすることによって、コインを減らさずにBIGが当選することを待てたのです。ちなみに、CTのフル規格は、純増200枚と消化ゲーム150G。そりゃ、連鎖が問題視されるわけです。

ちょっと変わっているのはREGかもしれませんね。5号機以降では2種BB消化中にREGが当選すると、その時点で2種BBはパンクしますが、4号機CTはREGが入賞しても、その消化後に残りを続行できました。CTの純増にカウントされるのはREG入賞時の枚数(主に15枚)のみ。なので、REGありCT機を打っている際は、規定枚数の15枚以下をウロウロさせることがセオリーでした。

 

★ストック機の基本

4号機のラストに輝いた付加機能。ボーナスが成立してもプレイヤーは揃えることができず、内部にいくつも(最大256個がデフォ)貯め込んで、とある契機で一気に複数のボーナスを放出するシステムでした。機械が波を作ると申しましょうか。当選しにくいゾーンと連チャンしやすいゾーンがある。言ってみれば、1号機の“吸い込み方式”の発展系というか、亜流です。
 

▲初のストック機『ブラックジャック777』(ネット:2001年)

ストック機の誕生から振り返るとシステムは分かりやすいかもしれません。初となるストック機は『ブラックジャック777』。まだ、リオちゃんが大活躍する前のブラックジャックです。

BIG成立時は33Gか777Gのストックタイム=リプレイタイム(RT)に突入。この間は逆押しをすることによって、ボーナスを揃えずにコインを微増させることができました。そして、そのRT中で新たに成立したボーナスも終了後に一挙放出。いわゆる自家発電ですが、合法的な連チャン機として人気を博しました。ほぼ同時期に登場した『獣王』の陰には隠れてしまいましたが。

ポイントとなるのは、 RTを使っていること。5号機以降では、RTの発動タイミングは明文化され、同じ突入契機で複数(この場合は、33Gと777G)の結果となることは認められていません。しかし、4号機時代は自由度が高かったので、抽選でRTに突入することもできたのです。

5号機以降と同じなのは、RTを使うとゲーム数を管理することができる点です。5号機初期にあったようなノーマルタイプの天井救済機能がそう。ボーナス後にリプレイ確率が低いRTに突入させ、規定ゲーム数でRTが終了。リプレイ確率の高くなる通常時に移行すれば、そこからはコインを減らさずにボーナスを待てるという発想です。

・ゲーム数を管理できるRTの特徴
・RTも抽選で複数の結果を得られる
・複数のボーナスを内部保有できること

これを示した『ブラックジャック777』の功績は実に大きいでしょう。ここから、ストック機は大きく発展していくこととなります。

 

★ストック機のスタンダード

『ブラックジャック777』は、ボーナス成立時のお楽しみ要素としてプレイヤーに告知する形でストックタイムを使っていました。それを告知しない形。シレッとストックタイムに突入させて、突如RTが切れて連チャンするゲーム性に着手したメーカーがありました。山佐です。
 

▲初の汎用型ストック機『スーパーリノ』と『キングパルサー』(山佐:2001年)

『ブラックジャック777』のようにリプレイ確率を高めてしまっては、告知以前の話となります。そこで利用したのが“意地悪制御”です。リプレイは超高確率で抽選するものの、リール制御によって一定ライン(遊技機規則の1/7.3程度)でしか揃わない。リプレイを取りこぼしてしまう場合も、ボーナスがうっかり揃うこともない。このような作り方にしたのです。

シークレットストック機の第一弾が『スーパーリノ』でした。真っ新な状態で初ボーナスが成立すると「ストックなし時のRTテーブル」を参照して、ほぼハマリを作るロングRTへ。そのRTを消化し終わるとボーナスが揃えられる状態となります。そのボーナス終了時に、まだボーナスを保有していれば「ストックあり時のRTテーブル」を参照して浅い天井ゲーム数が選ばれやすくなります。

RT中のレア小役でRTをパンクさせてボーナスが入賞するとか、大量獲得のBIGにするとかスペック面の違いはありますが、そんなん出玉のバランス調整の域を越しません。REGしかない『パチスロ北斗の拳』だってそう。基本はこの作り方なのです。

しかし『スーパーリノ』には大きな欠点がありました。設定変更をすると全てのボーナスが消滅してしまったのです。それを改善したのが直後に登場した『キングパルサー』。設定変更時は、ストックしていたボーナスを1つ減らす代わりに「設定変更時のRTテーブル」を参照するようになりました。


どうして、こういうことが認められたのかはまったく分かりません。そもそも、複数のボーナスを内部保有できる時点で、従来のスロッターからは、どのような解釈をされて認められたのかが分かりませんでした(笑)。

「認められたんだから出せているんでしょ」思考の諦めですかね。パチスロの急激な革新と、それを実現させるための隠れた努力が凄まじすぎて、この時期は「どうやって作られているか」ということを気にする人は少なかったかと思います。私もそうでした。

 

★変態すぎるストック機

『キングパルサー』のシステムを軸にしたストック機が多くなるのは当然ですが、中には凄まじく変態な進化を遂げる機種もありました。その代表例が『鉄拳R』でしょう。ストックを実現するRTがいかに複雑怪奇なものだったのか。その代表ともいえる機種なので紹介します。
 

▲『鉄拳R』(山佐:2004年)

まず、ベースとして通常ゲームのハマリを作るRTは常に進行しています。RT1としましょう。

レア小役成立などで、ボーナス放出の期待が持てる“鉄拳チャンス”の抽選状態に移行することがあります。最大150Gだったかしら。ゲーム数を管理できるのはRTしかないのでRT2とします。

鉄拳チャンス抽選状態では1/10とかで鉄拳チャンスに移行します。最大20G程度。この間は1/11.1でボーナス放出抽選をしてくれます。鉄拳チャンスは本当にチャンスです。当然、ここはRT3ということに。

鉄拳チャンスに移行したにも関わらず、ボーナスを放出しなかった場合。鉄拳チャンスの抽選状態が残っていれば、そこに復帰することとなります。その抽選状態が終わってしまった場合は、もちろん通常ゲームに。外見上は移行しているように見えますよね? しかし、そうだと説明が難しいのです。どうやってRTに突入させているのかが分かりません。

シンプルに考えると、鉄拳チャンス(RT3)の最中も、RT1とRT2が同時に走っている。そう考えたほうが自然に思えます。実際はどうだか分かりませんよ。ただ、確実に言えるのは。複数のRTが同時に走れるか、RT終了のタイミングで別のRTに移行できること。このどちらかができないと生まれてこないゲーム性ということです。


実際は、鉄拳チャンス抽選状態への移行をする高確率状態とかもあったりしましたけどね。もう複雑すぎ(笑)。1本のRTしか走れず、RTに突入させるには必ず目に見える契機が必要な5号機以降とは大きく違います。違って当然ですけど。

複数のボーナス保持が禁止されて、リプレイの取りこぼしが禁止されて、RTの長さを抽選で決定することが禁止されて。5号機初期は小役よりもボーナスを優先するリール制御しか認められませんでした。ストック機を作れないように何重にもロックされたわけです。複数のボーナス保持禁止だけでこと足りるのに。

というような流れがあったので、4号機だけしか作られなかった要素がたくさんあるのです。4号機編も終わりかな。また思い出したら書きますね。

 

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佐々木真
代表作:パチスロ攻略ライターの思考ルーチン

裏モノ全盛期に“ギャンブル”としてパチスロを始めたが、技術介入機時代に最適手順を模索するなど“遊技”としての魅力にはまり、履歴書に大きな穴をあけてしまう。2000年よりパチスロ雑誌などで編集兼ライターの活動を開始。現在は、ほぼすべての機種の発表会や取材に参加。法律・規則などの知識をもとに、根幹システムの推測をライフワークとしている。

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