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パチスロ攻略ライターの思考ルーチン
2020.03.10
佐々木を作り上げたパチスロ4選
この2週間が大事と言われてから、そろそろ2週間が経とうとしています。対ウイルスだけに、期限が来たからピタッと収まってくれるわけはありませんが。各方面でさまざまな自粛をしているのですから、良い結果に近付くことを願わざるを得ません。
ホールの営業については、いろいろと思われる方もいらっしゃるかと思います。不特定多数を集めなければ成り立たない。そのような場所に行かなければ楽しめない。そんな今のご時世に合わないジャンルなのは否定しようがありません。業界的には、ダメージは来客数の減少だけではありません。この騒動があったからと、5号機の撤去期限が伸びるとは考えにくいですし、たくさんの部品によって成り立っている遊技機。中国の部品工場がちゃんと動かなければ、納期や生産台数にも影響を与えるかと思います。うん、大変だ。
私は専門家ではないので、ホール環境の危険性について申し上げることはございません。ざっと整理しますと。機械に向かって黙っている人々だから飛沫感染のリスクは思ったよりも少ない。レバーやハンドル、ストップボタンにサンド。それに台上データのボタンなど、多くのプレイヤーが接触するリスク(その手で顔を触らなければ平気!?)はある。朝イチの抽選は、混雑店ほど密集度が上がる。こんなところかな。
どう感じて行動するかは自分次第。通勤の電車にしても仕事の会合でも。家に引き籠もるのと比べれば、当然リスクはあります。高齢者や持病のある身内と同居しているなど、それぞれ環境も異なります。自分で判断するよりほかないものと思います。私ですか? 絶賛稼働激減中です(汗)
ただ、言えるのは。ホールのコンサルさんもいらっしゃるLINEグループに入れてもらっていますが、新機種よりも業務用消毒液や霧吹きなどの情報交換が盛んです。ホールでクラスター感染を起こさないよう、真剣に行動されている方々も多いです。だからといって、むっちゃ安心とは言いませんけど。
グダグダ書きましたけどね。こんなご時世でパチスロのことを書くのは気が重いのです。東日本大震災のときのような“不謹慎狩り”とは異なりますが。「はい、打って楽しもう」というテンションには持って行くのが難しく。そんな感じで困っていたときにTwitterのTLで「#自分を作り上げたパチスロ4選」というのが流れてきまして。
エアJリーグ然り、脳内で楽しむ分には自由だし前向きになれる良い企画。かなり前からあったハッシュタグでしたが、やはり私と同じような閉塞感を感じた方が引っ張り出してきたのでしょう。ということで、全力で乗っからさせていただきます(笑)
初打ち機種を追い求めていた。
▲『ゴールドベンハー』(大東音響:2号機)
私が初めてパチスロを触った2号機の『ゴールドベンハー』です。『ベンハー』はメジャーですが、そのマイナーな後継機です。ズルッとスベればアツい。なんせ、まったく知識もない時代に打っていた初打ち機種。現役稼働していたときは、この基本しか理解していませんでした。
通っていたホールから撤去されたのは1991年。その次に見たのは、2007年辺り。スロゲーセンでした。百戦錬磨(自分で言うなよ・笑)になってから打ってみて「知らず知らずのうちに、この機種の楽しさを追い求めていたんだ」と気付かされたのです。
この機種のボーナス絵柄はBIGの赤7とREGの星の2種類。星の3コマ上に赤7がありました。スベリがアツいと書きましたが、左リールに停止している絵柄が大事です。下段に星が停止(枠上に赤7)して中リールがズルんとスベればREG。星を枠下に蹴って上段赤7からスベればBIGの可能性が。
この星と赤7の並びは2箇所ありました。久々に打てたときに嬉しすぎて検証を忘れたのでアレですが。一方は、ハズレのときに左リール下段に星が停止。もう一方はハズレでも上段に赤7が停止する感じだったと思います。実機お持ちの方、検証して欲しい。違ったら違ったでご愛嬌(笑)
初打ち当時の知識と目押し力ですから、星を見分けて押すことなんてできませんでした。自然とトリップするんですね。毎ゲームBIGを狙っちゃうような初心者。たまに下段星で残りリールを適当打ちできるのがありがたかったんです。上段に赤7がきたときに緊張。下段星であれば緩和。自然とバランスが取れていたのです。
▲初代『ジャグラー』(北電子:4号機)
時は流れて4号機時代に。知らず知らずに『ゴールドベンハー』の緊張と緩和を求めていたのが、私の『ジャグラー』の打ち方でした。
上にチェリーが付いている赤7を枠2つ上(枠下BAR・下段ピエロ)に目押しをすると、ハズレ時の3/4は下段にピエロが停止。ハズレの1/4とボーナス成立で上段に赤7が停止します。
ハズレに見えるときにネジネジしてGOGO!!ランプが点灯することを期待するゲーム。毎ゲームのようにネジネジするのは緊張しっぱなしなのです。しかし、この打ち方をすればハズレの3/4と適度に緩和することができます。言い換えれば、普通に打っている人よりも私のネジネジのほうが4倍アツいです(笑)
なぜ、このような打ち方となったのか。それは『ゴールドベンハー』の楽しかった記憶だったと思っています。私の記憶が確かであれば、押し位置によって1/2となるはずで。それより緊張の頻度は少なくなりますけどね。初打ち当時は、毎ゲームのように狙うのも楽しかった。でも、理解がある程度進んでくると1/2では多すぎて、1/4くらいでちょうど良かったのはあるかもしれません。
もちろん『ジャグラー』以外にも多くのパチスロを触ってきました。そのどれも、形は違えど緊張と緩和のバランスを手順で調節していたように思います。
打ち方だけではなく、当落告知に至る演出でも。人それぞれ、シックリくる緊張と緩和のバランスがあろうかと思います。どれが正しいではなく。「この機種いいな」と思ったら、自分が経験した機種と似ているか思い出してみるのも楽しいと思いますよ。「こういう感じが好み」それを把握しているほど、苦手なバランスの機種に時間を取られることは減りますから。
永遠の基準。
▲『クランキーコンドル』(ユニバーサル:4号機)
ヤバい。1機種目でアツく語りすぎました。ここからは駆け足で(笑)
2機種目は、どう足掻いても人生で一番打った機種『クランキーコンドル』です。初代のPCがクラッシュした時点で400万ゲームはデータがあったでしょうか。バックアップなにそれ?
設定1のBIG確率は1/277ですが、どれだけ連チャンすることがあるか。ハマることもあるのか。BIG1回415枚程度の出玉率104%で、どれだけ苦しい展開もあるのか。肌身に染み付いていまして。機種のスペックを見たときにどのような感じになるのか頭の中で描きますが、その元となる“永遠の基準”となっております。
一つの機種を極めたら、ほかの機種にも応用できるはず。機械の寿命が短いのは、目新しいものが好きな方には歓迎かもしれませんが、基準作りには向かないなと思わされます。
なお、小役を取りこぼさない範囲が広く、押し位置ごとに異なる特徴もあったので、緊張と緩和のバランスは簡単に作れました。これも知らず知らずのうちにやっていた系。
トラウマ的に諦めさせられた機種。
▲『アラジンA』(サミー:4号機)
3機種目は、緊張と緩和とは一切関係のない『アラジンA』。4号機の爆裂AT機時代の幕開けとなった『獣王』から1年後に登場した機種です。
『獣王』は、ハズレ時にAT抽選して、テーブルで連チャン回数を決定するものでした。ふむ、そういうものなのか。どれくらいアラジンチャンス(AT)が連チャンするのか。そんなところに着目してデータを集めて推測したものの。単チェリーでアラチャン高確率への移行抽選をして、高確率滞在時はATを一発抽選というまったく異なる抽選システムを採用していて吐血しました(笑)
サブ基板で出玉を管理する機種は、下手の考え休むに似たり。解析が上がってくるのを待ったほうが早いと学ばされました。4号機のストック機や、5.5号機以降のAT機はメイン基板管理となっていますが、外見でまったく分からないブラックボックス抽選なのはサブ基板時代と同様。
分析するには、いろいろと判明したあとからが忙しくなりますし、手をこまねいて見ているだけなのも寂しいので、判明するまで余計なところにも気を遣って忙しくはあるんですけどね。
考えて楽しもうと思わされた機種。
▲『小麦ちゃんマジカルて』(JPS:5号機)
5号機からは、一つの成立役に対して一つのリール制御しか持てない“単一制御”に。手順で緊張と緩和のバランスをとることは難しくなりました。その分、手順を組めてしまえば、通常ゲームの消化は緩和の時間に。
緊張を求めたのは、遊技機規則などのルールでした。調べたい瞬間、その少ないゲームでの挙動を目に焼き付けなければなりません。『ボンバーマン』と並んでリプパン方式の礎となった機種でしたが、ボーナス後のRT中に通常時からのRT突入目が出たら書き換えなければならない。通常時RT中にRT突入目が出ても書き換えてはならない。そんな基本を学ぶことができ、5号機むっちゃ面白いじゃんと思わせてくれました。
この頃、誌面からWEBへと活動の場を移しましたが、そのサイトの編集長が規則オタでして。あらかた答えられて信用を得られたらしく。今でもこのような場にいさせていただいていると思っております。『小麦ちゃんマジカルて』がなかったと思うとゾっとしますね。
ということで、佐々木真を作ったパチスロ4選でした。緊張と緩和が大事。最近、メーカーはこの発想を忘れていると思わされますね。チャンスでもないのに液晶が動きまくるとか。法則性など分からない時点では、緊張を強いられるばかりです。
新型コロナウイルスで緊張ばかりの世界ですが。早く緩和できる日が訪れますように。
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- 佐々木真
- 代表作:パチスロ攻略ライターの思考ルーチン
裏モノ全盛期に“ギャンブル”としてパチスロを始めたが、技術介入機時代に最適手順を模索するなど“遊技”としての魅力にはまり、履歴書に大きな穴をあけてしまう。2000年よりパチスロ雑誌などで編集兼ライターの活動を開始。現在は、ほぼすべての機種の発表会や取材に参加。法律・規則などの知識をもとに、根幹システムの推測をライフワークとしている。
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