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パチスロ攻略ライターの思考ルーチン
2020.02.25
『1000円の内訳』を考えよう!【連載100回記念】
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が拡大していますね。その影響でユニバカ×サミフェスも開催延期に。それに便乗したパチ7の5周年オフも延期となりました。Twitterにも書きましたが、パチンコ・パチスロは余暇産業。みんなが心から楽しめることが大前提だと私は思っています。また、心から笑えるタイミングで、集まってゲラゲラ笑いましょう!
と、まあ。このご時世だけに暗い話題から始まりましたが、今回が100回目の連載となるらしいです。隔週だから約4年ですな。細かい話ばかりですが、頑張って読んでくださる方々には感謝しかございません。その感謝の気持ちを込めて、今回は凄いネタを……と言いたいところですが、そんなタイミングよくなにかが起こってくれるはずもありません(笑)
そこで、このコラムでは普段あまり取り上げてこなかったことを書いてみようかと思います。むしろ、ライトな回です。
“1000円の価値”というか内訳。
パチスロを打つにあたって誰もが最初に取る行動。コインサンドに手を伸ばすことでしょう。貯メダルにせよ現金投資にせよ、1000円分の資産を失うことになります。この1000円。みなさんは、どのように捉えるでしょうか?
稼働の悪い機種はハズされる運命にあるので、好きな機種への投票権的な意味合いも持ちます。スロゲーセン的な楽しみメインであれば、保存費用の分担とも言えますね。こんな感じに思うのはロマン派。リターンを求めての必要経費と考える現実主義の方も多いでしょう。その色が強いから“投資”5000円などと表記されます。
どちらの考え方も正解であり、不正解だとも思います。競馬の単勝ではないので、そんなにスパンッと1点買いをする必要はありません。1000円には内訳があって然るべしでしょう。
私が専業(この言葉も微妙ですが)となってしまっていた頃。設定1でも出玉率104%の『クランキーコンドル』が全盛時代でした。これだけ見れば“投資”が強かったと思われるかもしれません。事実、長い目で見れば負けることはなかったですし、投資であったことを否定することはできません。
アマい機種だったから長く打ち込むこともできて、それでも飽きない作り込みがなされていたので、いろいろな打ち方を楽しむこともできました。25年近く経ちましたが、いまだにリーチ目をほぼ覚えています。そんな好きな機種や開発陣への投票も当然ありました。2006年に撤去されるまで、ちょくちょく打っていましたし。
それだけではありません。ホールへの感謝です。もっと設定状況の良いホールもあったでしょうが、まあまあ寂れたホールで打っていました。お世辞にも優良店とは言えませんでしたが、機種を選ぶセンスは……普通かな、悪くはなかったですけど。それ以上に、導入した機種にファンを付けようという心意気を感じることができました。このホールに入る機種だけで満たされてしまうので『レッツ』『クランキーコンテスト』辺りは、バリバリの全盛期に打ったことがなかったりします。
その25年前のホールのスタッフさんや常連客の顔も覚えています。そんな人の作る空気感も含めて、好きなホールへの投票でもあったのです。
この当時の私の1000円の内訳は、勝つための投資が250円。好きな機種への投票が350円。ホール環境への投票が400円。こんな感じだったでしょうか。こんなやる気のなさでも専業となれる時代で、そこは申し訳なく思いますけど。今から思えば、1000円で1200円とか額面以上の楽しみを得ていたかも。
現代に時を進めます。いまの私に、スタッフさんや常連客に挨拶するためだけに行くような居心地が良いホールはありません。昔の1000円の内訳に当てはめると、400円分が満たされていないのです。昔の私のままであれば、1000円を支払っても満足度は600円分しかありません。いまでもパチスロを好きでいられるのは、失った400円分をほかで補えているからです。勝ちキャラの気質ではありませんし、投資の方向は伸び代なし。そこで、機種の作り方など根本を楽しむことによってカバーしているつもりです。
逆に、いまの機種にどうやっても満たされないという方もいらっしゃることでしょう。レギュレーションの壁もありますし。“いまの機種はダメだ”こういう論調になるのは、ホールの方が多いような気もしますけど(確かにダメなのもあります・笑)。打ち手もホールも同じ。機種に期待できないと嘆くのであれば、ホールの魅力で埋めていくしかないのでは。広告規制もあって発信は大変でしょうが、勝てるという“投資”の方向性でも。
機械のことばかり書く人間がこれを言うと身も蓋もありませんが、極論すれば機種なんてなんでもいいのです。ユーザーが見たいのは、導入した機種を稼働させる意地です。その頑張らせる機種のチョイスがホールによってそれぞれ違ったりするから、個性が生まれて楽しいんじゃないですかね。現に私『レッツ』とか全盛期に打っていませんし。
最後はホールさんへの苦言というか、エールになりましたけど。ユーザーのみなさんも“自分の1000円の内訳”を考えるのは面白いと思いますよ。投資の意味合いが強すぎる方は、機種の面白さよりも勝てるシチュエーション選びが大事。機種の楽しみが強すぎる方は、設定よりも機種構成が大事。ホールの魅力であれば、それを生み出すスタッフさんや常連さんとの人間関係も大事(笑)
誰だって、面白い機種を勝てる環境の良いホールで打ちたいのは分かります。しかし、このご時世。それは贅沢というもの。どれをどのくらい求めるのか。ほかでもない自分の内訳を理解すれば「新装でも出さないホールでクソ台を打たされて大負けした」なんて、どこにも心の救いどころがない最悪なケースは回避しやすくなることでしょう。
私が機種の作り方などに興味を持ったのは、1000円の内訳のうち機種の割合を増やさなければならなかったからです。これに関しては、うん。地元の環境とかもあるのでね。そんな姿勢は簡単に変えられるものではないので、また次回から小難しい話となることでしょう。まったくネタは思いついていませんが(笑)
というわけで、そもそもなにを求めてパチスロを打っているか。“己を知る”ことが、楽しむ上で大事。それが分かれば、自分が頑張る方向性が見えますからね。そんな普段は書かない話でした。
ま、私のコラムを読まれる方はしっかりされていると思いますが。過去を振り返って、自分の内訳の変遷を考えてみるのも面白いものですよ。あの機種と出会って少し変わった。ホームの店長とともに大きく変わった。自分のパチスロ年表が作れるかもしれませんな。
あ、自分の内訳は……という話は文字でお願いします。オフ会が開催されてお会いできたら、もっとゲラゲラ笑える話をしましょう。この話題、なんやかや暗い要素も孕んでしまうものなので(笑) そんな笑える日を心待ちにしながら、いまは手洗い、手洗い!
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- 佐々木真
- 代表作:パチスロ攻略ライターの思考ルーチン
裏モノ全盛期に“ギャンブル”としてパチスロを始めたが、技術介入機時代に最適手順を模索するなど“遊技”としての魅力にはまり、履歴書に大きな穴をあけてしまう。2000年よりパチスロ雑誌などで編集兼ライターの活動を開始。現在は、ほぼすべての機種の発表会や取材に参加。法律・規則などの知識をもとに、根幹システムの推測をライフワークとしている。
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