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パチスロ攻略ライターの思考ルーチン

パチスロ攻略ライターの思考ルーチン

2018.02.13

5号機の発展を名機で振り返る(2012年編)

佐々木真 佐々木真   パチスロ攻略ライターの思考ルーチン


平昌五輪が始まりましたね。またカーリングの録画が溜まりそうです。

それ以外で私が気になっているのは、アフリカのナイジェリアから女子ボブスレーチーム。「クール・ランニング」と映画にもなったジャマイカを思い出します。って、もう30年経つんですね。カルガリー五輪は30年前の1988年。パチスロでいえば2号機時代が始まった年です。

と、無理矢理こじつけてみましたが、意外と五輪が開催された年と場所があやふやな方も多いのではないでしょうか。さすがに、1964年の東京、1972年の札幌、1998年の長野は知識としてありますが。

さてさて、今回振り返る2012年も夏期五輪イヤー。水泳のメドレーリレーで「康介さんを手ぶらで帰すわけにいかない」との名言が出ましたな。こうして思い出すには昔のことのようですが、パチスロ的にはつい最近と思ってしまいます。

“ここから進化の速度が遅くなった”そう感じる年だからです。

 

 

5号機版AT機の登場

『ねえ〜ねえ〜島娘』(2012年4月:オリンピア)『パチスロ鉄拳デビルVer.』(2012年5月:山佐)

前年に登場した『エージェントクライシス』(エレコ)が提示した“純増0枚となるボーナス”の活用法。ボーナスでコインが増えない分、より小役での増加速度に反映できる手法をフルに使った機種が登場してきました。『ねえ〜ねえ〜島娘』と『鉄拳デビルVer.』です。

『エージェントクライシス』は、ボーナスを揃えて良いタイミングとダメなタイミングがあり、その難しさからヒットには至りませんでした。

ちょっと専門的なことになりますが……ボーナス消化後のゲーム数固定RTと、それを抜けた後の純粋な通常時を使っていたのです。なので、ボーナス終了直後の状態で小役の目押しを失敗すると権利を持っていてもリプレイ確率がダウンしてしまったのです。ね、ややこしいでしょ。

その難解さをなくしたのが、これらの5号機版ATです。

まず、ボーナスの揃い方をわかりにくくし、通常時に狙うポイントから遠ざけます。これによって、ボーナスが成立したゲームでユーザーが揃えてしまうことは激減。さらに、ボーナス成立後はリプレイ確率を大幅にアップ。小役とリプレイでほぼ埋めて、完全ハズレの確率を1/65536などにします。もう揃う可能性はほぼゼロ。

ボーナスをハズす揃えるといった煩わしさもなく、常にリプレイ確率の高い状態で遊技させることに成功しました。

リプレイ確率が上がっているのでコイン持ちはアップしそうですが、左リール以外からの小役入賞を多くして、ナビなし時に変則押しをするとペナルティに。また、リプレイばかりでイライラするのを軽減させるために、レア小役もリプレイに。時にはベルも揃うラインによってはリプレイにするなど、見せ方で変化を付けるのが一般的でしたね。

しかし、歴史的な機種ではあるんですが、これらはヒットしたと言えませんでした。それ以前からも常に射幸性を追い求めがちな業界ですが、それまでのまったりしたボーナス+ARTに慣れ親しんだユーザーには激しすぎたからです。また、出玉率もさほどではありませんでした。

大枠のシステムが固まったところから、各メーカーともスペックアップを模索していくことになります。
 

 

5号機版AT機の功罪

押し順ナビに従うだけでOK。技術的な敷居の低さとともに、1Gあたりの純増を自主規制ギリギリの3.0枚の機種ができることとなりました。これだけ並べるとさぞ良いことのように思えますが、長所と短所は背中合わせにあるもの。それらをちょっと考えてみたいと思います。
 


5号機版AT機の長所
 
◯押し順ナビに従うだけでOK
◯3.0枚/Gという純増速度
◯システム開発費&期間が短い


まずは長所から。上2つの項目は、まさにそのまま。システム開発関連で一番大きいのは、システムをどうするじゃ悩まずに済むというもの。普通のART機であれば、ボーナスとARTのバランスや、リール配列も考えなければなりません。しかし、ATにすると決めた以上、その苦労はなくなります。出玉設計の苦労は……どれも等しく大変ですから(笑)。

素材となるタイアップ機種のどの場面を使うのか。サブ基板による演出が大事になっていきました。これを液晶開発の別会社に依頼できれば、同時に多くの機種を開発することもできます。

新台発表のサイクルが短くなると、望むタイミングで新装開店をやりたいホールにとっては好都合(機械の良し悪しは別として)。そういった側面もあるのです。

ちなみに、この2012年は、約90機種が登場。震災があった前年の約110機種よりも少なくなっていますが、各メーカーともAT機のシステム開発を準備したためでしょう。AT機全盛となるのは2013年以降のことです。
 


5号機版AT機の短所
 
◯ボーナスを揃えることがない
◯常に同じRT状態で遊技
◯技術の差がほとんど付かない


短所はゲーム性です。

ボーナスを揃える醍醐味はありません。常にボーナスを内部保有したRT状態なので、出目にも変化を加えられません。このボーナスを揃えさせないよう、ほぼ小役とリプレイで埋めていますが、レア小役をリプレイとするとレア役のない位置を押しても他のリプレイが揃ってくれます。ボタンを押すのが単に作業。もうレバーのみで全部自動停止してくれれば早いのにとも思ってしまったこともあります。ええ。

また、ボーナス消化の純増速度って、3.0枚を軽く超えるんですね。ジャグ連のほうが早くドル1カチとか普通にありますし。

そういう機種が好みならノーマルを……となってくれれば文句もないのですが。AT機は粗利が取れるとそればかりが導入され、売れるものしか作れないのがメーカーでもあります。ノーマルやボーナス+ARTで人気となった機種も後継機がATとなっていったのも珍しくはありません。

このあたりからアクロスが出てくるまで、ちゃんとボーナスを搭載した機種は激減するのでありました。
 

 

2012年のヒット機種

『バジリスク–甲賀忍法帖–II』(2012年6月:ミズホ)『シンデレラブレイド』(2012年7月:ネット)

前年暮れに登場した『押忍!番長2』と『北斗の拳-世紀末救世主伝説-』が序盤を支え、夏には『バジリスクII』と『シンデレラブレイド』が登場。2011年の流れを引き継いで、ボーナスを単なるボーナスにしない純ART仕様が引き続いて躍進しました。

『バジリスクII』はBIGはプレミアム扱い。2種BB(第二種特別役物・MB)を使用して純増枚数を加速(ギャップ)させるシステムでした。この機種がバジリスク人気を決定的なものに。笑っていいとも!に出演した中村玉緒さんが「最近はスロットのバジリスコばかり打っている」と発言したのも業界内では話題になりました。タイプミスではございません。バジリスコだそうです。

この2代目があまりにも人気で『バジリスク絆』が登場した際には「2のほうが良かった」という声も多数。ホールの扱い方次第で、良い機種も悪い評価になったりする怖さを覚えたのはちょっと先のことです(笑)。

お尻ペンペンタイムが特徴的な『シンデレラブレイド』もこの年。やはりボーナスはチャンスゾーンのような扱いで溶け込ませていました。いま『麻雀格闘倶楽部』や『GI優駿倶楽部』など周期抽選の機種も増えてきましたが、5号機で周期という概念を根付かせたのはこの機種かと思います。

 

『聖闘士星矢』(2012年9月:SANYO)『麻雀物語2-激闘麻雀グランプリ-』(2012年11月:オリンピア)


秋から冬にかけては、5号機版AT機が増え始めます。このシステムの普及に繋がったのは『聖闘士星矢』のヒット。また『ねえ〜ねえ〜島娘』で先陣を切ったオリンピアからは『麻雀物語2』も登場。こちらも根強いファンを獲得し、ほかの同社ビッグタイトルよりも評価が高くなってしまうなんてことも。AT機はどのバランスがヒットに繋がるか蓋を開けてみないとわからないと思わされました。

 

『秘宝伝-太陽を求める者達–』(2012年12月:大都技研)


その年末に鳴り物入りで登場したのが『秘宝伝-太陽を求める者達–』。正確な台数はわかりませんが10万台に迫ったのではなかろうか。しかし、導入があまりにも多すぎたため空き台が空き台を呼ぶようになってしまったところも。

ユーザーの楽しみ方も多様になり、1台をドッカンと並べる手法が通用しなくなっていることを実感しました。ここから先、数年経って初期ロットでは5万台を超さないような方向に業界全体がなっていきました。

いや、名誉のために書いておきますが、当たったところから面白いんですよ。ライター陣の新年会では「なぜウケなかったか?」が議題に挙がるくらい。

 

 

ノーマルタイプが激減

『クレアの秘宝伝-はじまりの扉と太陽の石-(2012年9月:大都技研)『ソーラーセブン』(2012年5月:アイ電子)


『クレアの秘宝伝』といった秀作や、オールドファンのハートを鷲掴みにしたレア台『ソーラーセブン』が登場したものの、定番となっているジャグ系や沖スロ系以外のボーナス主体タイプが激減した年でもありました。

『ヱヴァンゲリヲン-生命の鼓動-』などもあったのですが……。激しめの機種が増えてきたこともあり、メリハリを効かせた設定状況が増えてきたこと。新機種はまず機械代の確保として回収から入るケースが増えたこと。設定を入れる世代も4号機以前のノーマルを知らない(使い方がわからない)世代が増えたこと。いろいろ重なって、ノーマル不遇の時代となっていきます。

 

 

個人的に好きだった機種

『ドンちゃん祭』(2012年8月:エレコ)


個人的に好きだったのは『ドンちゃん祭』。稼働がイマイチで設定状況は芳しくありませんでしたし、大して出した記憶もございませんが。

ボーナス中にドンちゃんが揃うとART上乗せという5号機のドンちゃんシリーズを色濃くした機種です。このドン揃い確率は成立した状況によって変化するのが面白いところ。そんなもん、ガセナビとか出せば簡単なんですけどね。ちゃんと成立確率が変化していたのです。

ボーナスが2種BB(第二種特別役物・2種BB・MB)で、ART中に成立したほうがドンちゃん揃いとなる「リプレイ+小役揃い」の確率がアップするから……というものでした。

これをわかっていると、ボーナスが成立して欲しい瞬間と、絶対に成立しないで欲しい瞬間が出てくるのです。

嬉しいのは、ARTの権利終了後の余韻RT中。まだリプレイ確率が高いのでドンちゃん揃いの期待大です。悲しいのは、ART当選後の準備中。まだリプレイ確率がアップしていないので、上乗せの期待は低くなってしまいます。

こういうことを考えながら打てるのが、回胴式遊技機の楽しみなんじゃないかな。ま、余韻RT中に当たったことはないですけど(笑)。

さてさて、次回は2013年。2014年と合併するかもしれません。AT機だらけで語ることが少なさそうでして……。

 

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佐々木真
代表作:パチスロ攻略ライターの思考ルーチン

裏モノ全盛期に“ギャンブル”としてパチスロを始めたが、技術介入機時代に最適手順を模索するなど“遊技”としての魅力にはまり、履歴書に大きな穴をあけてしまう。2000年よりパチスロ雑誌などで編集兼ライターの活動を開始。現在は、ほぼすべての機種の発表会や取材に参加。法律・規則などの知識をもとに、根幹システムの推測をライフワークとしている。

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