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俺よりヤバい奴に会いに行く。-岡井モノと全国のパチンコパチスロ異常愛者-
2021.08.29
ROUND5:vsチェン(パチスロ識者) 『パチスロ6号機は設計を読む』謎のパチスロ識者チェン
岡井モノ:ライター兼パチ7編集部員(別館) 俺よりヤバい奴に会いに行く。-岡井モノと全国のパチンコパチスロ異常愛者-
「パチスロ6号機、いろいろ言われてはいたけど最近は面白そうな機種も多いね。内部的にけっこう複雑な事をやってる機種も多くておじさん覚えきれないかも」
「規制緩和的な流れもありますが、それ以上に開発者さん達の努力と工夫は本当にスゴイですよね」
「でもそうした工夫が理解されない機種も多い気がするなぁ、面白いことやってるのに誤解されたままホールから姿を消す6号機なんてけっこうありそう。そのへん教えてくれる人いないのかな」
「いますよ」
「えっ、誰? 知り合い?」
「知り合いじゃないし、なんなら正体不明ですが、心当たりがあるので接触してみましょう」
どうもみなさん御機嫌よう、不定期更新コンテンツ『俺よりヤバい奴に会いに行く』がはじまりますよ。
立ち回りという面がピックアップされがちな昨今ですが、パチンコ・パチスロは己との闘いでもあります。ひとつの台をその設計から狙い、そして内規的な部分まで掘り下げていくと全体像がみえてきます。果たしてそこまで必要なのかという疑問は残りますが、ともかくなんだかヤバい人がいるのもこの世界なのです。
今回のお相手はパチスロ6号機方面に異様な強さとアツさをみせ、界隈を湧かせたこの方でございます。
今回のヤバい奴は『好きな台の楽しみ方を紹介するだけのブログ』のチェンさん。6号機レビューやその仕組み、試験方法の記事でご存じの方も多いのではないでしょうか。
あの知識はどこから出てくるのか、メーカー開発者という噂は本当なのか、そして彼が語るパチスロ6号機とは。この記事を読むとチェンさんという人物とパチスロ6号機のことがわかるかもしれません。
チェンのヤバみ
★1記事2万文字くらいのパチスロ6号機解説を100時間かけて書くヤバい人
★そのヤバい知識量に開発関係者を疑われる
★データからその設計を読みとればパチスロがわかると言うヤバさ
★オススメした機種をホールに大量導入させたヤバい経歴を持つ
「今のパチスロはね、見たらわかっちゃうんですよ」
「見たらわかる……?」
「解析を知るまでもなく、大まかなルールとスペックさえ押さえてしまえば打って良い所と悪い所が一目瞭然。こんなの誰だってわかっちゃいますよね」
「いや全然わかりませんが」
怒首領蜂式パチスロ解法
「チェンさんと言えば6号機レビューのイメージですが、パチスロを打ちはじめたのはいつ頃ですか?」
「2013年頃でしょうか。ちょうど5号機ATARTの全盛期ですね。打てる年齢なんだからと物の試しでホールへ行き、10スロで『バジリスク2』を打ったのが初めてですね」
「そこからハマった感じなんですね」
「いや、それがそこまで熱中した訳でもなかったんです。最初は数ある趣味の一つという感じで、週に一度行くかどうかでした」
「初打ちのビギナーズラックからハマるって人は多いですけど、チェンさんはそうではないと」
「元々僕はアーケードゲームが好きだったんですが、時代の流れか近くのゲームセンターがドンドン潰れてしまって…。次第に代わりの息抜きとしてパチスロを打つことが増え、気付いたら肩まで浸かっちゃってた感じですね」
「出た、パチスロ好きってゲーム好きの方が多いんですよ。ちなみに得意ゲームは?」
「『怒首領蜂大往生(※)』ってゲームは当時トップを競うくらいやりこんでましたね。動画をニコニコ動画に投稿や配信したり、全一を取るために寝る間も惜しんでスコアアタックしてました」
※怒首領蜂大往生(どどんぱちだいおうじょう):ケイブ社開発の弾幕と高速弾が飛び交う高難度シューティングゲーム、真ボス緋蜂の放つ攻撃は鬼畜そのもの。
「おぉーキター」
「一時は当時の最高点数を叩き出すくらい研究しましたね。今はシューティングゲームから引退したものの、あの経験は今でも僕の性格の根底を走っています。好きなものを深く知りたいといいますか」
「攻略して突き詰めていく感覚の延長上にパチスロがあったということかもしれませんね」
「ゲームもそうですけど、決められたルール内で出来る事を考え最大まで楽しみたいなと。ただある時気付いちゃったんです、パチスロには“公式”が存在すると」
「公式とか考えてきちんとパチスロ打つ人はじめて聞きました」
「パチスロには解析とは別個のルールが存在している。そのルールはパチスロの根本に関わるから普遍的に妥当する。ならばそのルールを使って挙動を逆から組み解けば、どんな台に対してもより正解に近い立ち回りを導ける、これが言わばパチスロの公式です」
「ごめん何言ってんの?」
「(笑)」
「いやこれが面白いんですよ。公式を知ってから打つパチスロは、見える景色がまるで違うんです。色んな挙動に説明が付く。疑問だった仕組みに全て納得が行く。視野が一気に広がるんですよ」
「お、おぉ……?」
「だんだん楽しみ方も変わっていくんです、“もっと楽しむための方法は無いか?”と。公式を知っているから他の人より素早く正確に台の狙い目を絞れる、収支も当然上向く。面白くて仕方がないですよ。こうしてドンドンとパチスロにハマっていって……ええと、何の話でしたっけ?」
「チェンさんちょっと落ち着いてください(笑)」
安寧の地を求め誕生した怒りのブログ
「ブログはどういったきっかけで始めたんですか?」
「元々僕は匿名掲示板の住人で、チェンクロについても当初は個別スレで語り合っていました。ただある時から荒らしが酷くなってしまって……最後には荒らし以外誰も書き込まなくなり、スレッドも消えてしまったんです」
「ゲーセンに続く過疎化再び」
「荒らしを根絶することに失敗した僕はブログとTwitterをはじめました、外部に安寧の地を求めたんです。だからキッカケはチェンクロを広めたいとかじゃなく逃避。逃げ出した当時にハマっていた台が、たまたまチェンクロだっただけ。だからブログの名前もハンドルネームも適当です」
「あのブログ逃避から生まれたんだ、まぁ思う存分語りたいという情熱があってこそか」
「情熱というより怒りですね。荒しの粘着がすごかったんでこの邪魔者を徹底的に駆逐してやるぞと、そんな怒りを原動力にあのブログは生まれました」
「怒りのブログ、そんな物騒な感情の延長で冷静に6号機の分析してたんですか(笑)」
「逃げて来たは良いものの、チェンクロも当時は存在すら知られていない有様でしたから、ただ待っていても話す相手は来ない。となればまあ、少しでもチェンクロに興味を持ってもらって、語り合える仲間を増やすしかないよなと。そうして紹介記事と解説記事を書きました。仲間作りが僕の活動の原点ですね」
▲『チェインクロニクル(2018年:サミー)』優れたゲーム性と自力継続ATを持つ6号機
ホールにチェンクロを大量導入させた男
「時々動画配信もされてますけど、チェンクロの実機ってブログ始める時に買ったんですか?」
「少し経ってからですね。解説記事も一通り書き終えて、ブログどうしようかなと考えながらホールで打ってたら10万ぐらい負けたんですよ。僕は典型的な負けず嫌いで損切が出来ない。ちょっと遊ぶつもりが気付いたら閉店までいて10万消えてる。なぜか途中で帰れないんですよ」
「帰れないんですよじゃねーよ(笑) 勝負事しちゃいけない人だよもう」
「連日大負けして不貞寝してた折に、ふと実機価格調べたら10万くらい。どうせまたチェンクロ打ったら無くなるんだから負けるも買うも同じだなと。で、買っちゃいました」
「そんなヤケクソ気分で……チェンさん大丈夫? 破滅願望とかないですか?」
「破滅願望というか、めんどくさがりなんだと思います。怠惰な完璧主義。その性格に実機購入がいい方向に働いたのか、その後はスッカリ配信の虜となりました。どうすればもっと配信を面白く出来るか、何をすればもっとチェンクロの良さを伝えられるのか。そのためには解析の丸暗記なんかも苦じゃなかったです」
「配信のために暗記したの? 編集とかで付ければいいんじゃないの?」
「見に来てくれた人と話したいじゃないですか。すぐに質問に答えられるか否かで印象は大きく変わるし、解説と銘打ったなら知ってて当然じゃなきゃいけない」
「ああ、コイツは知ってるヤツだなと。それで動画の手応えなんかはどうです、チェンクロの輪が広がったみたいな実感あります?」
「……無いですね」
「(笑)」
「いや、当時知り合って今でも関係が続いてる人もいるので、全く成果が無いというわけではないんです。ただ満足いくほど盛り上がったかというと、そこまではという感じですね。でも、そんな僕の夢は幸チャレさんのおかげで結実し、別の形で区切りを迎えることとなったんです」
「幸手チャレンジャーさん? どゆこと?」
「以前、幸チャレさんがチェンクロを大量導入して話題になったのをご存じでしょうか。その背景に僕の動画があったらしいんですよ。ひげ紳士さんが6号機を検討する時に動画をチェックしてくれたみたいで」
「えっ、幸チャレのチェンクロ大量導入を決めさせたのってチェンさんだったんだ」
「決めさせたというか、きっかけのひとつだったみたいです。最初2台くらいかなと思ってたんですけど……」
「お店の規模に対して入れすぎなくらい大量導入されてるね」
「まさかの14台。ひげ紳士さんホントに大丈夫!? と笑いながらも内心とてもワクワクしていたのを覚えています」
「自分がオススメした影響でホールが大量導入なんて、大御所パチスロライターさんでもそうはないですよ」
「実は導入初日に直接話を伺ったんですが、長く大切に使っていきたいと仰られて本気だと感じました。夜まで全埋まりのチェンクロ島を眺めながら、あの活動は無駄じゃなかったんだと報われた気持ちになりましたね」
「いい話だなぁ」
ふと我に返ったら3万文字書いてた
「そもそもどうして6号機のレビューや試験の話を書こうと思ったんですか? 今のブログは語り合いというより発信メインですよね」
「先ほども話したようにブログはチェンクロを語り合う場所としての役割を終えてしまいました。じゃあ次はどうしようとなった折に、友人から『動画とかTwitterでやってる6号機解説をまとめて記事にしては』と提案されたんです」
「チェンクロばかりじゃなく他のも書けよと」
「特に当時はリゼロについての要望が多かったです」
「リゼロは注目されてたしすごい台ってことは間違いないけど、スタンダードとするにはクセも多いですもんね」
「今でこそリゼロの仕様も周知の事実ではありますが当時は誤解している人も多くて、リゼロ以外の6号機は全てクソだと、結論ありきで中身のないレビューをする人が多すぎた。それらに対する不満や怒り、そのカウンターパンチとして書き始めたのが全台レビューと6号機解説です」
「やっぱりブログの原動力は怒りなんだ(笑)」
「何が罪深いって、誤った情報の発信源はSNS上の業界人だったりまとめブログだったりしたんですよ。そういう人達の情報って最初と最後だけは合ってたりするんです、中途半端に知識はあるから。でもルールを知らない。パチスロの公式を理解していない。だから頓珍漢な結論を出してしまう……すみません、話が逸れました。えっと、なんの話でしたっけ?」
「うん、チェンさん落ち着いて(笑) ちなみにブログや動画を収益化とか、情報をお金に変えるって考えは無いんですか?」
「情報を扱って収益を得ることに抵抗を感じてしまうんですよね。無料だから多くの人に読んで貰えたり、好きに書けるって部分もあると思いますし、パチスロの魅力を伝える方がもっと重要かなぁと。そうでなくとも気づいたら3万字とか書いちゃって、こんなの誰が読むんだよみたいになってますけど」
「気持ちが強すぎる(笑)」
「クソ台を無理に褒めてる、みたいにアンチ的な人はいませんでした?」
「チェンクロの時はけっこう言われてましたね。逆張りして人気台を貶す変わり者、みたいな」
「変わり者という部分は間違いじゃないな」
「でもこういった指摘って意外と的を射てたりするんですよ、だから自分に対する批判的な視点は常に持つようにしています。そこから丁寧に書くように意識して一記事平均2~3万文字、執筆100時間オーバーが当たり前になったあたりでアンチ的な人はほぼいなくなりましたね、読むのが面倒になったんだと思いますが」
「(面倒というか、良くも悪くもヤバい奴って認識されたのでは……?)」
もう解析とか疑う時代になってる
「6号機解説記事は内規なんかも含めて深い部分まで書かれてますよね、こういうのどこで知るんですか? 実はパチスロ開発者だったりします?」
「かつて匿名掲示板に【5号機でできることの限界に】というスレッドがあったんです。そこで現行パチスロの仕組みと今後の展望について日々語り合ううちに、基本的な知識が作られました。僕自身は業界人とかじゃなくて、知識を集めただけの普通の人なんですよ」
「普通の人かはちょっと疑問が残るけど」
「でも匿名掲示板だとこっそり教えてくれる業界関係者もいたかもしれないですね」
「ちなみにパチ7で記事を書いてるraraさんもスレ住人でしたよ」
「raraさんそうなんだ、たしかにチェンさんと同じニオイするわ(笑)」
「当時はまず半年ROMれ(※)って言われたりしましたね、懐かしい。そこから過去ログとwikiを読み漁って知識をつけて、話に混じれた時には妙な高揚感もありました」
※半年ROMれ:(話題が)わからないなら黙ってみてろ、みたいな意味で主に掲示板で使われるネット用語、基本的には悪口。
「半年ROMれって言われた思い出をこんなに楽しそうに語る人はじめてです」
「僕は常々感じてるんです、6号機は勿体ない、どうしてこんなことにと」
「ひたすら天井目指してAT終了画面で即ヤメ、みたいな認識が定着しちゃいましたからね」
「実際それが最も合理的ですもの。誰だってそうします、僕だってそうする。今の台はあまりにも親切すぎる。でも、これを望んだのが打ち手とお店なのも事実なんですよ」
「確かに、そうした台が市場で望まれてたからメーカーも作ったという事情はあるでしょうね」
「高ベース高TY機、僕はこれらを『解析の上に出玉試験がある機種』と呼んでいます。この手の台は解析を見る必要がありません。ポイント抽選もチャンスゾーンも全部ガワを変えただけの予定調和ですよ」
「おぉ、ずいぶん思い切った言い方を……」
「普通、パチスロはゲーム性と出玉性能を決めた上で、それが出玉試験の範囲に収まるようグラフと数値を調整していくのが王道のはず。しかし、これら『解析の上に出玉試験がある機種』は違う。コイツらは出玉試験ありきなんですよ。試験に沿ったグラフを描くことが最初から決定していて、解析なんて全部後付けです」
「6号機と言えばデキレースって連想する人は少なくないですよね、新機種もPVの段階でAT継続率にどうせデキレだろってつっこまれたりしてますし」
「つい最近まで6号機は高ベース機が主流でした。歪な仕様でなければベースカットが出来ず、ペナ放置を怖がったお店は低ベース機を欲しがらない。メーカーとしては高ベースしか選択肢がない。高ベース機は普通に作ってもミミズみたいなグラフしか描けません。機械性能を高めるためには初当たりを重くするしかないけど、有利区間が足りなくなるから高純増にせざるを得ない。高純増は400G試験対策で無抽選区間を搭載しなければならない。となるとどのメーカーも同じような機種しか出せない負の連鎖です」
「逆に言えば、高ベース6号機で最も合理的な形がリゼロタイプだったとも言えそうですが」
「仰る通り、極めて効率的かつ優秀です。そしてこのタイプはAT後の無抽選区間を回避する立ち回りが非常に強力に働き、さらにその立ち回りはおよそ普遍的に通用します。ルールさえ知ってしまえば打って良い所と悪い所が丸わかりであり、仕様が割れると稼働が飛んでしまう、解析の上に出玉試験を置くと必ず同じ末路を辿ります」
「ちょっと前の6号機だと『南国育ち』なんかは低ベース高純増機ですよね。いわゆる勝てる6号機として収支重視層から人気でしたが、あのあたりはいかがです?」
「出来は非常に良いと思います。出玉性能は低ベース高純増機として最適解に近い。しかし、打ち手はすぐに期待値プラス区間とマイナス区間の順番を入れ替えた仕組みに気付いてしまった。そうなると期待値がある部分だけを打って後は放置となるのは必然です。今の打ち手は実践値の集計から期待値を計算してくるので、解析も信用していませんね」
「解析すら疑われる時代になったんだなぁ」
「逆に解析を知った方が楽しい台の代表例が僕の大好きなPSO2とチェンクロなんですけどね。これらは出玉試験に縛られない造りをしてますから、出方も展開も様々で非常に面白い。なかなか一般受けはしないですけど」
▲『パチスロ ファンタシースターオンライン2(2020年:サミー)』集中モードでのボーナスループを狙うリアボAT機
これからのパチスロ6号機は重ね合わせを大事にして欲しい
「やっぱり基本的にパチスロが好きなんですね、なんか話しててもそう感じます」
「勝つことと楽しむことの両方があってこそのパチスロ。勝つための情報は巷に溢れていますから、僕は楽しむための情報を発信できたかなと」
「SNSだと特に間違った情報も広まりやすいですよね、本当は違うのに“ペナしたらAT即消滅!!”みたいに言われた台とかはホント気の毒過ぎます」
「人間ってどうしてもわかりやすい方に飛びついちゃいますし、それが本質でもあるんだと思います。その背景を考えずに答えだけを知りたい人って世の中案外多いんですよね」
「これを知ってれば勝てるという直接的な情報だけじゃなく、楽しむための情報の中に攻略のヒントがあるのもパチスロの楽しい部分ですからね。そういう意味でも完全6号機時代を控えた今、パチスロの今後をチェンさんはどうみますか?」
「僕は作る人達次第だと思ってるんです。ユーザーは台を評価することでしか作ってる側へアプローチできません。だからこそせめて正しい知識でもって機種の評価がなされる世界にしたい。少なくとも間違った認識で酷評した人のガセ情報に惑わされるなんてことは起きてほしくない」
「誤解されにくい見せ方ってのも開発の課題でしょうね、新しいことをするとそれだけでクソ台だって言われがちですし」
「そうなるとメーカーも商売だから、過去に成功した機種の焼き直しだけ作ろうとなってしまう。僕は個性のある台が好きなので、もっといろんな未来を目指せるパチスロ6号機があって欲しいです」
「ヒット機種に習うのはいいけど、そればかりでもつまらないですからね」
「あと個人的にはフラグと結果がちゃんと対応して欲しいかな、レアな確率の役を引ければ勝ちに繋がって欲しい」
「確かに数万分の1の役を引いても、今はATに入らない区間だからダメ、みたいになっちゃう6号機も多いですよね、仕方ないとはいえアレはちょっと不満」
「ホントホント……ええと何話してたんでしたっけ、楽しくて少し喋りすぎました。実はこれから資格勉強のためにしばらくパチスロから離れる予定なんですけど、パチ7さんで思いを伝えられて良い機会になりました。ブログに全て書ききったつもりだったのに、まだ足りなかったみたいです(笑)」
「あんだけ書いてまだ足りないんだ(笑)」
「これからのパチスロには重ね合わせを意識して欲しいと思っています。ゲームと勝負事、期待値プラスとマイナス、解析と出玉試験。相対する二つが重なり合っていて、一見するとどちら寄りか判別が付かない。そんな台を作って欲しいですね。打ち込むほどに楽しさが見えれば尚良し。低ベース化も進んで徐々に機械性能も上がってきた今だからこそ、6号機の悪いイメージを払拭するいい機会だと思うんです」
「そうですね、腰を据えて打てば面白い機種も多いですから」
「あと有利区間はさっさと撤廃してください」
「まったくだ!」
チェンはヤバい奴だった。
以上で今回のインタビューは終了、チェンさんはとにかく伝えたいことがたくさんありすぎて止まらないというヤバい奴でした。
お話を聞いていくと、どういう理由で結果が出てくるのか、紐解いていくことでパチスロ6号機への理解が深まり納得して楽しめるようになると感じました。とはいえ見ただけでわかるというのはチェンさんくらいな気もしますが。
★チェン語録
・今のパチスロは見ただけでわかる
・気づいたら3万字を100時間かけて書いてた
・ええと、何話してたんでしたっけ?
俺よりヤバい奴に会いに行くの5回目は謎の識者でした。攻略情報とは少し違う、設計から読み解くという観点はなかなか無い斬新な視点だったと思います。ただそれだけの知識を持ちながら稼働では損切りがまったく出来ないという性格はいまだに謎のままです。
次回はどんなヤバい奴が出てくるのか、今から私も楽しみです 。
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- 岡井モノ:ライター兼パチ7編集部員(別館)
- 代表作:オカイ☆サロン
学生時代友人に連れられ、はじめて『ジャグラー』を打って負けたその日、悔しくてなぜか『サバンナパーク』のゲームを買った異端の猛禽。パチ7自由帳において「何か変なヤツがいるな」と思われていたが、何か変なヤツのまま編集部に捕獲されたトリックプレイヤー。日本全国を旅する渡り鳥としての経験を活かしたコラムを、旅情たっぷりに綴るかと思わせながら特にそういうコラムを書いたりはしない。今日も今日とて奇策縦横。
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ほんと、STGのトップレベルの人って、弾幕を理詰めで攻略しちゃうんだよなぁ。尊敬しかないですよ。
てか、あの頃はゲーセンが熱かったし、PS2や箱マルにSTGが移植されまくったし、攻略DVDもいっぱいあって、楽しかったなぁ…。
って、何の話だっけ?w