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『朝コラ』あしの朝の連続コラム~60日後に1位になるはずのSEO~
2021.07.14
『朝コラ~朝の連続コラム~』9日目:パチスロ 必勝本
あしの 『朝コラ』あしの朝の連続コラム~60日後に1位になるはずのSEO~
【このコラムの目標】
パチ7の検索エンジン対策(SEO)をよりパーフェクトにするため、「パチスロ」に絡めた「よく検索されるキーワード」をテーマに毎日コラムを書くぞ! いつ筆者の心が折れるかも見どころだ!
チワッス! あしのです。今回の検索キーワードは「必勝本」だ! これ判断に迷う。パチンコ・パチスロ雑誌の名の「必勝本」と文字通り指南書的な意味での「必勝本」。どっちの意味で検索されてんだろう。一応手元の資料(パチスロ関連の人気キーワード)では「ガイド」あるいは「マガジン」というキーワードもランクインしてはいるのだけど、「必勝本」だけ飛び抜けて順位が高い。となるとやっぱ雑誌名というよりも文字通りの「パチスロに必ず勝つための本」という意味で検索されておるんだと思われる。
1.パチンコ・パチスロ必勝本WEB-TV(You Tube)
2.パチンコ・パチスロ動画の必勝本WEB-TV(必勝本WEB TV)
3.パチ&スロ必勝本|パチ&スロの解析・攻略情報(必勝本公式サイト)
4.パチスロ必勝本 | 辰巳出版 | 雑誌/定期購読の予約はFujisan(fujisan)
5.パチスロ必勝本(wikipedia)
まあ当たり前だけど「パチスロ_必勝本」で検索した結果の順位がコチラ。んでパチ7は検索ヒットせず。まあランキング常連のDMMさんとかもヒットしてないんで、こりゃ仕方ない。とはいえパチ7には必勝本ライターさんであるラッシーさんやマコトさんがおられるので、SEO的には上手いことキーワードを絡めていけそうな下地はありますな! 流石はパチ7! ドンドコドンドコ(太鼓叩く音)
というわけでまずは「パチスロ必勝本」なんだけども、発行はご存知「辰巳出版」ですな。社名である「辰巳」は方位神(ほういじん)でいうと辰(たつ:東南東)と巳(み:南南東)の間、そのまんま巽(たつみ:東南)の方角を表します。んで五行思想で東南は「風が入ってくる方向」を意味し、その「風」というのは思いっきり「新しい情報」という意味も含まれるので、要するに「辰巳」というのは出版社の名前としては恐らく最強。と筆者が勝手にそう解釈してるだけで、単に社長の名前か何かなのかもしれませんが。
さてそんな辰巳出版から出ておる「パチスロ必勝本」ですが、創刊は1998年。言わずもがな刊行日毎月21日の月刊情報誌です。
所属ライターさんや原作家さんは嵐さんや射駒タケシさん。梅屋シンさんやしんのすけさん、それにこちらパチ7でも活躍中のラッシーさんやマコトさんなどなどなどレジェンドが沢山。メンツを見れば分かるようにガチ寄り・実践寄りのメンツですな。
またほぼ同時期に創刊された姉妹誌にはパチスロ漫画を専門に扱う「パチスロ7」があり、おなじみ天草ヤスヲさん作画の「苦愛(くらぶ)」シリーズもこちらで連載されていましたが現在は休刊中。アツく駆け抜けた22年最後の号の煽りは「打って、笑って、また会う日まで」と大変泣かせるものだったのは記憶に新しいです。復活しないかなぁ……。
スマホも無ければネットの情報もショボかったその昔、筆者も当然雑誌を買ってましたが実は「どの雑誌がメイン」というのはあんまり無く。ガイドを買ったりマガジンを買ったり必勝本を買ったりと、その時その時のアオリが気に入った本を買っては家で読むというのを繰り返しておりました。どっかのタイミングで「ああ俺はしのけんさん好きなんだな」と薄ぼんやりマガジン派を自覚する程度の好みはありましたが、別にマガジン以外の雑誌を一切買わないというわけでもなく。なんだかんだ必勝本もちょくちょく買っては読み漁っていたように思います。
で、この「雑誌を買う」という習慣は今よりも確実に昔の方が強かった。
自分いちばんヤバい時は「週刊アスキー」「ファミ通」「ビデオでーた」「ロードショウ」「BURRN!」をマストで購入しつつパチスロ誌も月に2~3買ってたので、まあ全部読める訳がない。でも「情報には金を出すべき」みたいな、今では薄れつつある当たり前の使命感のもと、全部は読めんなと自覚しつつ購入していた次第。
こういう習慣とか価値観ってどこから生まれたんだろう。とふと考えた時、やっぱそれは小学校時代の「ファミコン情報誌」に行き着くわけで。今回はそんな感じのコラムになります。また古臭い話で申し訳ありませんが……!
★ファミコン四大誌。
みなさん「ファミコン四大誌」って知っておられますか。これもうかなり加齢臭がする話なのだけども、80年代から90年代にかけて世のゲームキッズを虜にしてた雑誌群の事だね。敢えて調べずに書くと「ファミ通」「ファミマガ」「ヒッポン」「マルカツ」の四誌で、それぞれ正式名称が
・ファミコン通信
・ファミリーコンピュータマガジン
・ファミコン必勝本
・マル勝ファミコン
であったと思う。勢力図的には「ファミ通」の少し後ろに「ファミマガ」。「ヒッポン」と「マル勝」はほぼ同じくらいで上位の二誌よりちょっとマイナーかもしれん。が、これは年代及び地域で思っクソ差があると思われるので、あくまで筆者の世代・地域の話になる。
筆者の場合、最初は「ファミマガ」の愛読者であった。たぶん小学校の三年くらいの頃までだと思うのだけども、当時は「ディスクシステム」というのが既に発売されており、「ゼルダ」とか「メトロイド」「パルテナの鏡」辺りは世に出ておったと思う。 そんな折、ファミマガの名物連載である「ウルテク」という裏技コーナー読んでいた筆者はそこでこんな記事を見つけた。「ディスクシステムの『水晶の龍』というゲームにはエッチな遊びができる裏技があるぞ」と。
どうやら野球拳というらしいが、なんかじゃんけんに勝つとキャラクターが服を脱ぐらしい。おいおいマジかよ! まじかよ……!
小学三年生の男の子は基本的に「女子は敵だ」と思っているしエッチなものとかにはものすごい拒絶反応を示すのだけども、それは取りも直さず「めっちゃ好き」という事であり、家でこっそり遊べるゲームでエロ体験ができるともなれば、もうこれは試さずにはいられない。
ただ、当時のディスクシステムというのは「書き換え」というのが一般的であり、これがなかなか面倒臭いシステムであったのだった。
★昭和臭が凄い。違法書き換えショップ!
「書き換え」というのは文字通りソフトの内容を磁気的に「書き換える」ことで新しいソフトに出来るぞ、みたいな感じのシステムで、これが田舎の人間にとってはなかなかに厄介だった。
ディスクシステムにて新作が出る場合はパッケージでの販売と書き換えの両方の手段を選ぶことができた。が、「書き換え」の方が圧倒的に安い以上そちらを選ぶユーザーが大半であり、すなわちパッケージが売れないので小売店は入荷を絞る傾向があった。つまり発売から少し経ったディスクシステムのゲームを遊ぶ為には実質「書き換え」しか選択肢が残されておらず、にもかかわらず田舎だとそのためのマシンを備えている大型店がなかなか無かったのである。
とりあえず筆者はエロいゲームが遊びたくて仕方なかったので『水晶の龍』が書き換えできる店を探し回り、結果見つけたのが「ひふみ」というインチキ臭い駄菓子屋であった。
駄菓子屋……?!
本来書き換えというのは任天堂が管理する正規の機械で行う必要があったのだけども、当時の技術ではコピーガードやら認証のシステムをガチガチにキメる事ができず、その結果「違法書き換え装置」なるものが日本中に出回っておった。そう。違法なのである。ただ違法なだけあって料金はクソ安く、どんな新作ゲームも100円くらいで遊ぶことができた。任天堂のふんどしで勝手に商売した上に勝手に激安営業である。とんでもねぇ時代であった。
ちなみにその「ひふみ」という駄菓子屋は「ロッチ」のビックリマンやらミニ四駆のパチモン、さらには洋ピンのエロブロマイドなどがバンバン置いてある実にハードボイルドなお店であり、昭和も昭和。今だったら店主のオヤジ(歯が一本も無かった)は10回逮捕されても足りないだろう。というかそのオヤジは駄菓子屋のほど近くに「ファミカセレンタル屋」なるものをオープンし、そして5日くらいで速攻摘発されておったので、まあ当時から逮捕されておった。
さて。
とにかくその「ひふみ」での「違法書き換え」によりついにゲットした『水晶の龍』。よっしゃこれでエロいゲームができるぜと笑顔で家までダッシュし、親にみつかんないようにコソコソとプレイ開始。とりあえず攻略サイトなんてもんは無かったので過去のファミマガを引っ張りだしてガン見しながらちまちまと進め、しばしのちいよいよ「野球拳」のシーンまで来た。詳しい手順は覚えてないけどウルテクの掲載情報通りにすすめる。が、野球拳は始まらない。
(妙だな……)
やり方がまずかったのエロの気配すらない。5回。10回と試す。そして筆者はハタと気づいた。これもしかして「ウソテク」か……?!
ウソテク。それは日本中の小学生を絶望のどん底に叩き落とすため、徳間書店が仕掛けた罠だった。なんと当時「ウルテク」の中には「ウソテク」というのが混じっており、これは文字通り「ウソの裏技」だったのである。当然ウソッパチなんでいくら試してもできない。なんでそんなもんを混ぜとるのかは諸説あるが、大抵のウソテクは「出来るわけねぇだろこんなもん」みたいなネタであり、一見してそれと分かる無害なものであった。むしろ意外な裏技が本当だった時に「えー!これウソテクじゃなかったんだ!」みたいな喜びがあったりするという、善なる側面も持っていたのである。
だが、自分で引っかかったとなると話は変わる。怒りである。「おいおい野球拳できねぇのかよ徳間書店よオ」という静かな怒り。そしてこれが「書き換え」であったために元のゲームができなくなったという動的な怒りもプラスされ「マジふざけんなよファミマガ」と雑誌そのものにブチ切れた次第。
「あーもーいいですよ」と筆者はその後「ファミ通」派に鞍替え。子供ながらによっぽどムカついてたのか、それ以降は「ファミマガ」を買うことは一度もなかった。
根に持ち過ぎである。そんなに遊びたかったのか野球拳。なお当時、5つ上のイトコの兄ちゃんは「ヒッポン(必勝本)」買ってた。遊びに行った時に何度か読ませて貰ってたけど「ファミ通」よりも対象年齢がやや高めの雑誌になっており、多分現在45歳くらいの人はこっちのほうに懐かしさを覚えるかもしれない。
なおパチスロの話でいうと、筆者の周りでは、やっぱり「ガイド」が人気だった。ついで「パチスロ必勝本」と「マガジン」が同じくらい。これも多分地域差や年代があると思う。ただ、今仲良くさせて頂いてる業界の方は恐らく辰巳出版さんの所属の方が一番多いんで、もしタイムマシンで昔に戻れたら自分自身にビンタして「もっと必勝本読め」と言いたいと思います。
はい本日はここまで! 今日もがんばって!
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- あしの
- 代表作:インタビュー・ウィズ・スロッター(稀にパチンカー)
あしのマスクの中の人。インタビューウィズスロッター連載中。元『セブンラッシュ』『ニコナナ』『ギャンブルジャーナル』ライター。今は『ナナテイ』『ななプレス』でも書いてます。
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おはざす! さすが師匠。大政奉還からパチ(以下略)
オイラ最初に「マリオ2」買ってからひたすら書き換えで使いまわしてました。なつかしい……! 当時いっちゃんハマってたのはメトロイドでしたね。めちゃくちゃ周回しましたw
おはざす! わ! 凄い。いまどうなってますかファミ通。もう買わなくなって久しいですが、たまにすげー読みたくなるんですよね。ゲエム帝国とかまだあるのかなぁ……!
大人買いで余裕で新品買ってゼルダをひたすらやってた記憶あるなあ
まあまあ初期の頃から購入してます。
やり込みや限界に挑戦など無くなった面白企画もあったんだけど、またぶっ飛んだ企画やってくんないかな!
おはざす! スペランカーの無敵技! あれイトコが「出来る」って言い張っててガチのウルテクだと後年まで思ってました(自分ではスペランカーもってなかった)。野球拳の画像、確かクオリティめちゃ高かった気がします。腹たったーあれはw
自分は「スペランカーの無敵技」に騙され、友達と2時間くらいコマンド入力を続けた思い出がありますよ…
ちなみに野球拳は、見た瞬間にウソテク臭いと感じましたw