『朝コラ～朝の連続コラム～』8日目：パチスロ　リング

【このコラムの目標】
パチ7の検索エンジン対策（SEO）をよりパーフェクトにするため、「パチスロ」に絡めた「よく検索されるキーワード」をテーマに毎日コラムを書くぞ！　いつ筆者の心が折れるかも見どころだ！
 

チワッス！　あしのです。今回の検索キーワードは「リング」だ！　これ、一応人気キーワードの一覧みたいな資料から拾ってるんだけども……リング？　これ未だに検索されてんの……？　ほんとにィ？　と一瞬資料を疑ったが、まあ考えてもみれば筆者もスマホでもって細かい数値を調べるのは「深く知らない機種」だし。普段から打ってる機種とか人気の台とかは予めガッツリ調べたりしてるので検索しないかもね。

では例によって「パチスロ_リング」で検索してみた結果がコチラ。セイ！
 

1.パチスロ リング 終焉ノ刻（リング終焉）（パチスロ）設定 ...（DMMぱちタウン）
2.Sリング 恐襲ノ連鎖（リング恐襲）パチスロ｜設定判別・天井 ...（DMMぱちタウン）
3.パチスロ リング 終焉ノ刻 | P-WORLD パチンコ・パチスロ ...（P－WORLD）
4.Sリング 恐襲ノ連鎖 スロット機種情報 | 設定判別・設定差 ...（パチガブ）
5.リング3 Sリング 恐襲ノ連鎖:【スロット新台】解析・スペック ...（一撃）
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14.Sリング 強襲の連鎖 (6号機)スロット新台 | 解析 天井期待値 ...（パチ7）  
 

イタタタ。14位ですって。てか「恐襲ノ連鎖（2020/01）」よりも「終焉ノ刻（2017/06）」の方が上という珍事が起きてるけど、原因は分からん。グーグルのAIが「どうせお前らは新機種よりも5号機打ちてぇんだろ」と決めて掛かってるのかもしれん。そうだとしたらマジで超技術。シンギュラリティはここにあった！

さてパチスロ「リング」だけど初出は2014年の「呪いの7日間」でした。以後、「vs伽椰子」を含めて4作品リリースされております。

初代のリングといえば貞子の手がギャーッと落ちてくれば何かしら当たっとるぜみたいなギミックが話題になりましたな。以来ギャー系のびっくり告知は伝統みたいになってますが、2020年の最新作「恐襲ノ連鎖」ではついに画面自体（のカバーだけど）が前の方にギャーッと倒れてくるという個人的に「やめてくれ！」レベルでビビる告知を搭載。実際問題アタマ打つでこれ！　てか縦とか横の動きってのは何か慣れてますが、奥から手前というのは意外性が高くて脳がとっさに対応できず。分かっててもケツが浮く、実にナイスなギミックになっておりました。ホラーとかショッカー系の機種としては、この方向性は実に正しいし、まだ未体験の方は一回食らっといた方がいいです。

なお「リング」シリーズはパチスロよりもどっちかというとパチンコの方がメインでして、スペック違いを含めるとすでに20機種ほどがリリースされておる模様。初出は2011年8月の「CRリング～呪いの7日間～」なので、パチスロ版よりだいぶ早い。

その後「運命の日」「呪い再び」「終焉ノ刻」「呪縛RUSH」「バースデイ」「呪いの7日間2」となかなかの頻度でリリースされておるようです。貞子さん過労気味！

この中で確実に打った！　と断言できるのは初代の甘デジバージョン。それから去年リリースされた「呪いの7日間2」。これはSANKYOの「真花月」と並んで遊タイムの搭載の第一陣でした。遊タイムとやらを試してみてぇなという思いから打ったのですが、貞子の手がちょっと無理で長時間打てず。あれは怖いとか気持ち悪い以前に「濃厚接触」が取り沙汰されている時代が悪かったと思います。無念なり。また次のタイミングで打とうっと！

はいパチンコ・パチスロの話は以上。こっからは単語としての「リング」についてのコラム。例によって田舎に住んでた頃の話です。
 

★カナダ人とヤンキーの果物をめぐる闘い。

中学時代、筆者の同学年にとある女の子がいた。名前はちょっと伏せるけども、彼女は大層グレており、中1にして大学生と付き合っておるというのを周りに自慢しておるような感じの子であった。今だったらお相手はタイーホである（当時も逮捕）。

グレる。というのにはいろんな方向性があるけども、彼女の場合の「グレ」は金八先生に出てくる「愛に飢えた少年・少女」そのまんまのものであり、例えば彼女は同級生や後輩に対してはすこぶる優しく、そのむき出しの敵意が向かうのは「大人」に対してのみであった。少々気合が入ってたのが、その反骨の向かう先に、性別も人種も関係がなかった所である。

例えばある日の事。彼女はAET（アシスタント・イングリッシュ・ティーチャー）のカナダ人男性が授業の教材として持ってきたリンゴやらバナナなどを授業中に勝手に食い始めた。理由は知らん。お腹が空いてたのかもしれない。

「オー。ノーノー。ダメ。タベチャー、ダメ」
「はぁん？」
「ノー。ヤメテクラサァイ……。ノー。オー……ノーノー」
「……しぇからしかッ！」

しぇからしか、とは「うるさい」という意味の九州弁である。先生が持ち込んだ教材の果物を勝手に食っといてうるさいもクソも無いんだけども、言っても相手はトムだかジムだかいう若い白人男性である。ムキムキであるし、中学女子が闘って勝てる相手ではない。が、彼女は果敢に反骨精神をあらわにする。

「ノー……タベル……ノーデス……ヤメテクラサァイ……」

一向にむさぼり食うのをヤメない女の子を前に取り乱したカナダ人は、やがて英語圏の人がよくやる「お手上げだぜ」みたいなポーズをやったあとくるりと踵を返し、教室から出ていった。5分ほどして戻ってきた時には、「番長」の回で書いたハイパー暴力体育教師のSと一緒だった。

「オマエハナンバシヨットキャー！　コッチコイオラァッ！」

体育教師Sはその女の子の髪の毛を引っ張ってどこかに連れ去ろうとする。

「オウノウ……ヤメテクラサァイ……ノー。ボウリョクノー」
「ダマットケ！　オラコッチコイボゲェ……！」

自分で召喚した破壊神の制御方法がわからずに右往左往するカナダ人。Sは相手がカナダ人であろうと平気でブン殴る男なので結局止めることが出来ず。ヤンキーの子は五体投地みたいな格好のまま髪の毛をひっつかまれてどっかに連れて行かれた。

ヤンキーとカナダ人と暴力教師。なんかよく分からん組み合わせだったが、絵面が非常に面白かったので当時の筆者の記憶にしっかり残っている。ちなみに引っ張らていく時ものすごくパンツ見えてた。
 

★ヤンキー子ちゃん、デカすぎるリングを装着する。

あれは確か中3の夏休み明けの頃だ。ヤンキー子ちゃんがいきなり耳にめちゃくちゃデカいリングを装着してきた。いわゆるボディピアスというやつだけども、普通中学生とかが背伸びしてピアス付ける時は、なるべく学校で没収されないように透明のヤツにしたり、あるいは学校では外してたりする。

確かに当時何名かはピアスを空けてた早熟な同級生は居たのだけど、なんせヤンキー子ちゃんのそれはデカすぎた。マジでイカフライくらいあった。見つけてください、叱ってくださいと言わんばかりである。もしかしたら精神になんか抱えてたのかも知れんが、彼女はちょっと注意されただけで発情期の野良猫の如く暴れるので、先生も「ああこれは見えてる地雷だな」と思ったのか誰もそれを注意せず。暴力教師のSも何か知らんがこれをスルーし、彼女のイカフライはそのまま放置される事になった。

「痛そうだな」

筆者が彼女の耳を見るたびに思っていたのはそれである。なんせデカいにも程があるのである。血が滲んでることもあったし、変な汁みたいなのが出てることもあった。何事も過ぎたるは及ばざるが如し。反骨の自己主張も、程度を過ぎれば子供っぽさが際立つ。先生が無視してたのも、存外そんな憐憫を誘うかのような幼稚な反抗が面倒臭くなったからかもしれぬ。

そして秋口に事件は起きた。もうお分かりかとは思うが、ちぎれたのである。耳たぶが。痛いのか痒いのか知らんが、授業中にやたら耳をいじってんなぁと思って横目で見てたら、イカリングがポロッと落ちた。

「…………！？」

リングを拾って耳を触り、そして大きく目を見開くヤンキー子。異変に気づいた何名かが「ヒッ」と声をあげる。教科書の上に落ちたピアスを拾い上げ、慌てて耳に装着しようとするも、もはやヤンキー子ちゃんに耳たぶはない。拡張に拡張を重ねた穴の周りのたぶ肉（というのか知らんが）は千切れた輪ゴムのようにびろんとしておるだけゆえ、これはもう無理である。

いまでこそボディピアスをデカくしすぎて耳たぶが千切れた人の話なんぞは珍しくともなんとも無いし、ほっとけば意外と元に戻るのも知ってるのだけど、当時の筆者にとってこれは衝撃であった。

（耳たぶってちぎれるんや！）

周りの級友たちも同じだったようで、皆一様に、おぞましいものを見るような目でヤンキー子ちゃんの方に視線を向けていた。教壇の上の先生がその様子に気づく。

「先生……」

ヤンキー子ちゃんが不安そうに声を挙げる。SOSである。金八先生の8時45分くらいがだいたいこんな感じだ。ツッパってた生徒が助けを求め、それに応じて身体を張る金八。これで生徒も心をアボカドの如くカパッと開いて問題解決。来週もお楽しみに、の流れに完全に乗っていた。大チャンス！　だがその時の先生はまあまあお年を召した女性の先生であり、かつヤンキー子ちゃんから常日頃散々な扱いを受けてた人であった。

従って、気づかなかった・気づいててワザと、の2パターンが考えられるが、先生は彼女の訴えをこんな言葉でもって打ち返した。

「あ、読む？　じゃあ、85ページからお願い」

今しがた耳たぶ千切れた女子中学生に国語の教科書を読まそうとする先生。スンとした顔だった。今でもどっちかよく分からんのだけど、6:4で気づいててワザとそうしたんじゃないかと思っている。

「くにやぶれて……さんがあり……」

いや読むんかい。大人しく立ち上がり、震える声で「春望」を音読するヤンキー子。いや破れとるのはアンタの耳たぶですがなと心の中でツッコミながら、筆者は思った。大人の仕返しってエグいな。と。

まあ若者の治癒能力の凄さというか、彼女の耳たぶは卒業する頃には「何かちょっと割れとるな」くらいまで復活したし全然大事にはならなかったのだけど、あの日目の前でポトッと落ちたデカいリングのおかげで、筆者は未だにイカフライとかオニオンリングみたいなリング系の食べ物が苦手である。なんか血とかついてそうで。

はいまた次回！　今日も一日頑張っといで！