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【設置尽きるまで私は戦う。#4】ゲーム数を稼げ!!　通常時は虚無!!　一点集中5号機ここにあり!!

岡井モノ：ライター兼パチ7編集部員(別館) オカイ☆サロン

どうもみなさん御機嫌よう、岡井です。バラエティコーナーにも6号機の入れ替えが増える等、いよいよ本格的に5号機撤去の足音が聞えてきましたね。

先日いざ尋常に『サムライスピリッツ剣豪八番勝負』を打とう、あの下パネルが出っ張った筐体の下皿に手を挟めてやるぜ、と思ったら認定期間満了前に撤去されていました。オッケイ、まだ認定満了まで余裕がある『餓狼伝説PREMIUM』にするか、下皿に手が挟まるぜと思っていたらそれも撤去されていました。SNKプレイモア台の設置が尽きたのです。

認定満了までまだ期間があるから、などと思っていると別れは突然訪れます。いつまで設置してくれるかはホール次第でもあるのでご注意を。

これを読んであの名機とのお別れ日を決めるもよし、新たな発見をしていただくもよし。15年以上も続いたパチスロ5号機ライフの最終ページを彩ることができれば幸いです。

（東京都の検定通過日を参考）
（東京都以外の場合、期日がずれる場合もあり）
（全て認定を取得した場合の最大日数で計算）

鉄拳3rd　設置期限2020年4月27日

鉄拳チャンスは本当にチャンスなんだから!!　ホントなんだから!!

■損をしないための打ち方
・基本は左リールBARを上段狙い、ナビ発生時は従えばOK
・スベらないチャンス目発生時は1枚役が揃う可能性あり、強い演出発生時は中リール中段スイカ、右リール枠上赤7を早めに狙えばOK
・AT中のナビ非発生時は中リールBAR狙い、中段にスイカ停止時は右リールスイカと左リール白7狙い。中段BAR停止時は右リール白7狙いで1枚役がフォローできる
・天井は777G、演出を経てAT当選

■設定推測するなら
・AT及び鉄拳チャンス当選率に設定差あり、特に鉄拳チャンスは(1/444.8~1/234.2)と差が大きい
・共通ベル(1/163.8~1/131.1)、強チャンス目(1/327~1/264)に設定差あり
・AT終了画面に普段と違うキャラが出ればチャンス。特に巌流は128Gスルー、アンノウンはゾーン非突入、木人は出現時点でそれぞれ設定4以上濃厚

高純増6号機が抱える虚無な通常を払拭、それが鉄拳3rdだ!!

なかなか狭き門の爆裂トリガーを己の鉄拳で掴み取れ

ゲーム数上乗せATが主流となっていたパチスロ界に颯爽と現れたのが本機、鉄拳3rdです。短い初期AT中に高確率で抽選される疑似ボーナスで枚数を稼ぐそのシステムはさながら特化ゾーンのそれ。上乗せしたけれど100G何も起こらず終了という現象を起こさせず密度の濃いATを楽しむことができます。

天井もAT機としては低めの777Gで演出の煽りもほどほど、とはいえ天井到達率自体は高い仕様で、いわゆるチャンスのチャンスが繰り返される機種なので、そのあたりも含めてゲーム性として楽しめる余力も必要かと思います。

700G我慢して天井を目指しAT爆裂を狙う、そんなゲーム性が後の6号機で姿を変えてヒットしたのには驚かされました。高純増6号機は通常時が虚無と嘆くあなたに、鉄拳3rdはお馴染みのチャンスゾーンが待っていますよ。そう、「鉄拳チャンスは本当にチャンスなんだから」。

ささみさん@がんばらないスロット　設置期限2020年7月27日

お馴染みのビデオリールマシンから繰り出された一撃スペック。がんばってます。

■損をしないための打ち方
・通常時は左リールから停止させる、適当押しでも枚数的な損は無い
・液晶リールを目押しすることでレア役の強弱が判別可能のため、BAR狙い推奨
・ボーナス間888Gで天井、設定変更時は777Gに短縮
・ゲーム数天井到達時は次回天国モード濃厚
・最大4周期で周期天井
・ムリムリメーター15Pでボーナス当選

■設定推測するなら
・ボーナス時に長セリフ演出が出れば設定6濃厚(通常は「やったね!大当たり!」)
・REGセット数振り分けが6回以上あれば6濃厚
・小役全般に設定差あり、通常時共通ベル(1/58~1/50.8)等はサンプルが多くとれる
・オカルトゾーン中の味方一人魔法陣演出で700ptが出れば設定4以上、600ptで設定6

周期ゲーム + GOD + 沖ドキ + 萌え!?

見た目に反して異様なまでのヒリつき感があるがんばるZONE

その見た目に反し、実は一撃性が高い機種のささみさん。通常時はゲーム数を稼いで当たりを狙ういわゆる周期ゲームではありますが、本機の真価は疑似ボーナスにあります。

実は全てのボーナスに連続性があり、当選し続ける限り1G連が続く連チャン仕様。さらにボーナス中も複数の1G連をストックできるため、出玉グラフはかなりメリハリがついた動きに。スイカやチェリーで20G、30G乗せるなんてしゃらくさいと言わんばかりの男らしい仕様です。ボーナス終了直前の「ささみさん＠がんばるZONE」で1G連当選を祈る時なんかは『沖ドキ』のボーナス後32Gや『GOD』シリーズのG-ZONEに近いドキドキ感です。

さらにロングフリーズである「1/8192の奇跡」は期待値2500枚以上とも言われており、一撃5000枚以上の報告も多数存在するまさに萌えGOD。本機はいつまでボーナスが続くのかを楽しむ連チャンマシーンなのです。

通常時のビデオリール演出やキャラが嫌いでなければ、撤去前に今一度体験してみてはいかがでしょうか。ハマっている時に「がんばらない」と言われると「いや、頑張れよ」と台にツッコミを入れたくなることうけあいです。

ハイサイ蝶特急ターボ　設置期限2020年4月13日

ループを狙うんじゃない、抜け出すのが蝶特急だ。

■損をしないための打ち方
・左リールにチェリー狙い、告知発生後のボーナスはフリー打ちで揃う
・AT中はリール左側のチェリーランプ点灯時のみチェリー狙い
・通常時の最大天井は77G
・ハイサイチャンス24回スルーで次回蝶特急モード突入

■設定推測するなら
・高設定ほど超特急モード初当たり率が高い(1/688.9~1/446.2)
・AT当選に繋がるチャンスモード移行率は高設定ほど高い、高設定ならば7回に1回はチャンスモードに移行する確率となる
・ハイサイチャンス当選率はほぼ設定差が無い
・上乗せ20Gが選択された場合は高設定の期待が高まる、56Gなら5or6濃厚

最大天井は驚異の77G、敵は通常ループだ。

出玉のスタート地点の蝶特急モード、上乗せ演出は完全にビ○ゴのそれです

上乗せ特化モードや天国モード等、高継続モードのループは現代パチスロで出玉を獲得するための王道ルートとも言えます。しかし本機はその逆、いちはやくループを抜け出すことを目的としたゲーム性といえばしっくりくるでしょうか。

シリーズ3作目として誕生したハイサイ蝶特急ターボ。まず目に付くのは最大天井77Gという驚異の仕様です。ちょっと回すとわかるのですが、通常モードはわりと頻繁に天井近くまで行きます、そして出てくるのがハイサイチャンスという5GのAT。そして低設定ならば9割くらいが再度通常モードに再突入。これが延々と繰り返されるのがハイサイ蝶特急なのです。

77Gまでハマると上位AT確定のチャンスモードなのですが、嫌がらせのように74Gで当選告知が現れます。次は、次こそはとゲーム数を重ねた希望を打ち崩す賽の河原のようなシステムですが、そんな通常ループを抜けた先にあるのが純増3枚＆82%継続の究極状態。低投資でとにかく何かを引きたいという方は74Gの壁にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

鉄拳3rdで私は戦う。

今回戦うのは鉄拳3rd。4号機後期から続く由緒正しき人気シリーズですが、出る度にゲーム性が変わるシリーズでもあります。

本機は導入当時の旬とも言えるAT特化型のパチスロですが、天井が低めな点とAT自体をボーナス特化ゾーン扱いにした点が特徴的な仕様。そのぶん通常時がややキツめかなといった印象で、強チェリーを引いて何も起きないこともザラです。私がパチ7編集長にラインした時と同じくらい無反応ですからね、けっこうな頻度で既読スルーされます。

パチ7編集部
「最近はわりと返信するようにしてるだろ」

まぁ基本的に楽しいところはAT中に凝縮されているので、早い当たりを願いながら回していきましょう。

シャオユウ、仁、キングの基本3ステージ

通常時は伝統の3ステージ方式で進行していきますが、さすがは人気格闘ゲームの鉄拳シリーズ。数々の美麗な演出で戦車みたいなのに殴りかかったり、巨大サソリに掴みかかったり、人相の悪いサ○ーちゃんのパパみたいな首像を奪い合ったりします。格闘とは……?

はいてない疑惑すらあるシャオユウのふとももはまぶしく、高速道路でバイクを炎上させまくる仁は恐ろしく、キングにいたっては通常時に乳首を露出し続けるという大サービスぶり。彼は「ガウガウ」という咆哮のみで一切人語を発しないけれどなぜ意思疎通ができるんだろう、などと思っていたら120Gほどでゲーム数当選、意外に早い。

一番楽しい時間、心は既に風神ステップ状態です

鉄拳ラッシュは純増約2.8枚、基本30GのATです。たった30Gと侮る無かれ、高確率で鉄拳ボーナスを抽選しており、当選すると実質20Gの上乗せとなります。さらにボーナス中もレア小役等で上乗せチャンス。

ボタンを押すときりもみ状に吹っ飛ばされる様は必見

仁ATでは登場するライバルキャラを男女平等パンチでブチのめして上乗せできます。これは格闘ゲームの世界ですからね、なにもおかしくありません。なんなら「力こそ全て」という自己肯定感爆上げムービーが入るチャンスアップ演出まで搭載されているので、罪の意識など不要です。

一応原作部分の補足をすると意味無く殴り合っているわけではなく、人助けや因縁の相手と決着をつけるため等、理由があって格闘大会に参加した人々の戦いという設定。キャラクター相関図なんかをみると「憎悪」「殺意」みたいなイヤな矢印で繋がることがやたら多いだけの平和極まりない世界です。

まぁまぁやれた方、1000枚の壁が厚い機種なので……

とりあえず1回目のATは370枚獲得で終了。多くはありませんが決して少なくもありません、こういう機種です。

大量獲得を目指すのであればデビルバトルから「神鉄拳ラッシュ」に突入させるか、あるいは「頭突きコンボチャンス」「アンノウンゾーン」「鉄拳アタック」「オーガチャレンジ」でうまいこと乗せることが必要です。こう書くと爆連トリガーいっぱいあるじゃんと思われるかもしれませんが、どれも突入すること自体が非常に稀なうえにたいして乗せずに終了する可能性もあるのでかなり狭き門。

いずれにせよ試行回数を増やしていくしかないので黙々と回していきます。さきほどはたまたまうまくいきましたが、基本的にはゲーム数当選の期待が高い機種ではありません。

やけくそ感を感じないでもない「チャンスなんだから」発言

はい、チャンス目から来ましたね、鉄拳チャンスです。ここで当てることがこの機種で投資を抑えるポイント。全役でAT抽選が行われ最低でも50%以上の期待値はあると言われていますが、基本的にはレア役を引いたときがチャンス、逆に言えば何も引けないと苦しい気がします。

もちろんパチスロ上級者である私はここでスイカを2回引くことに成功、意気揚々とバトル演出に突入します。

……鉄拳チャンスは本当にチャンスでしたか?(小声)

はい、シャオユウ氏のよくないふざけ方が出てしまいましたね、先生そういう人にはきびしくなりますよ。

ここでフォローしますが、鉄拳チャンスはわりと当たります。鉄拳2ndの時点でネタ的に完成されてしまったために「チャンスなんだから(笑)」なんて使い方をされますし、メーカーである山佐自身も新作演出に取り入れてやけくそ気味にネタ扱いしているのですが、ちゃんと打っていれば「鉄拳チャンスはサムい」なんて間違っても言えないはずです。

ご覧ください、また鉄拳チャンスに入りましたよ。今度は仁君が活躍するみたいです。

分割シャッターの使い方はけっこう面白いです

さらにチャンスアップですよ、力こそ全て。クールな仁君がかっこいいですね。まぁ私もこれまで何度も鉄拳チャンスから当ててきましたからね、対戦相手のカポエラ使いにその力をみせつけてあげましょう。

……これが力ですか?(小声)

あっ、そういうのいらないです。この機種は鉄拳チャンスがやれないと通常時の半分は天井に直行するシステムですからね、私のお金がKO寸前ですから真面目にやってください。

もう誰も信じないと私の精神状態は危険な領域に突入、鉄拳キャラでもないのに彼らに対して「憎悪」と「殺意」が沸いてきそうです、これが鉄拳の暗黒面でしょうか。

案の定500Gをブチ抜け、フリーズ頼みゾーンに突入。これはゲーム数当選が無くなる変わりに神鉄拳ラッシュへの期待度が上がるという逆転性の高いゾーンです。演出バランスも変わるので、ちょっとレア役を引く度に思わせぶりなリールロックが発生してはエンジェルがブチのめされる姿が拝めます。

しかし逆に考えればこのチャンスをモノにすれば1000枚超え、いや、それ以上の獲得を期待できるのは間違いありません。出でよフリーズ、早めに出でよ!!

鉄拳3rdの日常風景、最大天井でございます

フリーズは出ませんでした。しかしここは最大天井、最後のファイナルバトルに勝てば83.6%継続の神鉄拳ラッシュが待っています。実際に私自身もここで神鉄拳ラッシュに突入して大逆転した経験もあります。

三度目の正直、仏の顔も三度まで、サンドの入金もここまで。がんばれエンジェル、あの娘は太陽のKomachi Angel!!

BAD COMMUNICATION

お前らいい加減にしろ、と言ったところで実戦終了とさせていただきます。残念ながらこの後もたいした見せ場はありませんでした。この日の一撃最大獲得は598枚です。

鉄拳3rdは改めてじっくり打ってみると、やはりAT中の1G毎の重みというか、レバーを叩く度にアツくなれる感覚がありました。ボーナス図柄を揃える際も赤7か青7で期待値が違うという仕様も退屈させません。あと、天井に行くと少なくとも一度はメインATに当選するというのは地味に大きいのではないでしょうか。

反面通常時がやや期待薄というか、突入率も高くない鉄拳チャンス頼みになってしまうので、そこで上手くできないと退屈かもしれませんね。~~私も一時は何が鉄拳だよお前は欠点ばかりじゃねえかと思ったりもしました。~~

面白さがギュッと凝縮された鉄拳3rdは、退屈なATや出来レースが嫌だという方にはおススメです。私も撤去前にまた勝負したいと思います。

鉄拳3rd　戦いの奇跡

対戦相手:鉄拳3rd

投資:1300枚
回収:170枚
収支:-1130枚
バトル演出の度に地面に転がる自キャラへの信用:17%

パチ7編集部
【岡井からの一言】
実戦パートでわりとボロクソ言ってますけど好きな機種です。777GでメインATに入る仕様は改めて考えると良心的だと思います。演出もキレイだし、ATに入れば早くボーナスを引くというシンプルな目標がちゃんと見えてますしね。高純増ATタイプの6号機との比較という意味でも面白いのではないでしょうか。

集中型?の5号機たち

今回ご紹介した3機種は、AT機の中でも特に1点に集中特化した仕様を持つ機種ばかり。集中と言ってもかつての2号機の集中役機種とは異なりますが。

・常時特化ゾーンAT機とも言える機種
・液晶演出以上のインパクトを持つ荒波機種
・ループ脱出からループ突入を目指す機種

これらの機種はその特性ゆえに、ちょっと触った程度では面白さはわからないかもしれません。もし導入当初に自分の趣味に合わないと思った人も、その特化部分を体験できるまで粘ってみてはいかがでしょう。当時の評価ががらりと変わるかもしれませんよ。

設置尽きるまで私は戦います。

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岡井モノ：ライター兼パチ7編集部員(別館): 代表作：オカイ☆サロン

学生時代友人に連れられ、はじめて『ジャグラー』を打って負けたその日、悔しくてなぜか『サバンナパーク』のゲームを買った異端の猛禽。パチ７自由帳において「何か変なヤツがいるな」と思われていたが、何か変なヤツのまま編集部に捕獲されたトリックプレイヤー。日本全国を旅する渡り鳥としての経験を活かしたコラムを、旅情たっぷりに綴るかと思わせながら特にそういうコラムを書いたりはしない。今日も今日とて奇策縦横。