パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-

『マジネタ』～インディのランプ攻略

「インディジョーズ2(インディ)」と出会い、スロニート同然の生活を送っていたラッシー少年。しかし、学校の実習でしばらくパチスロから離れることに…。久々のシャバに戻ってきたら、インディのシマに大きな変化が！ 情報の鮮度がいかに重要かを思い知らされたエピソード。

『練磨』～獣王技術介入

獣王のポテンシャルを引き出すために欠かせないのが、「1G増やし」というテクニックだった。まだ中級者だったラッシーは、技術的な高い壁にぶつかってしまう。初めて意識した「ライバルを納得させるプレイ」。今にも続くプレイヤーとしての美学は、こうして生まれた――

『逸脱』～禁断の獣王

獣王に魅せられ、攻略誌で猛勉強を始めたラッシー。しかし、戦績は散々で連日の大敗。苦し紛れに考えついたのは、身を危険に晒す勝ちかただった。リスクを冒してでも勝ちたい！ 獣王はそう思わせるほどの魔性を纏ったマシンだった。

『魔王誕生』～獣王(4号機)

時は2001年初頭。4号機の黄金時代が幕を開けようとしていた。しかし、それは終焉の始まりでもあった。裏モノさえも寄せ付けない圧倒的な一撃性を有し、演出面でも現代パチスロの祖となった名機「獣王」。回胴史に燦然と輝く名機との邂逅を綴る

『あやまち』～出来心のナイン

「お前に謝らなあかんことがあんねん」。親友の口から明かされたのは、俺のバイト先のホールでの違反行為だった。友人のバイト先と知りつつも、誘惑に負けてしまったTが犯した罪とは!?　清廉潔白は素晴らしい。されど、万人がそうとは限らない。ホールは人を狂わす「魔力」を帯びし場所…

『うぶごえ』

時は2000年――。田舎から出てきたばかりのラッシーは、後世に多大な影響を与える「とある機種」と出会う。それまでのパチスロにない、全く新しい出玉増加システム。そのシステム裏をかこうと初心者なりに足掻いてみるも…。初コンタクトの感想は、感動か、それとも…!?

名もなき将

およそ17年前。その機種は回胴史に新たな1ページを刻んだ。されどパチスロファンの間でも、その機種が語られることはない。今ではごくごく当たり前の「あの機能」。それを始めて搭載した先駆的マシン。5号機時代にその恵みを享受し、これからも頼り続けるであろう「あの機能」。我々は今こそ、その元祖を知るべきかもしれない。

『地の獄』-後編- ～裏のチカラ

疑惑の台を打つことおよそ2時間。大量投資の果て、ついに「当たり」が！　そして始まる怒濤の連チャン――。まだ「意図的な連チャン」がなかった時代。ソレはあまりに甘美で刺激的だった。許されざるモノがラッシーに、そしてパチスロの未来に与えた影響は…

『地の獄』-中編- ～推定クロ

バイト先の先輩社員・ブンちゃんと疑惑のホール「L」へ向かうと、そこにはタルが積み上がる異様な光景が広がっていた！ 見た目は普通のノーマルAタイプでも、データ表示器や小役落ちは明らかに怪しい。AT機の登場により、4号機は黄金期を迎えようとしていた。これはその直前のエピソード――

『地の獄』-前編- ～裏道

またしてもホール内でちょっとしたトラブルに。困惑する俺を救ってくれたのは、1人のオバちゃんだった。後日、オバちゃんと意外なところで再会し、徐々に世間話やパチンコ・パチスロの話をする仲に。このオバちゃんからもたらされた情報がきっかけで、ホールの暗部を覗くことになる。今より16年ほど前、まさに狂乱の時代だった―