パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-

ホーム～3.11～#03

収録スタッフとともに、どうにか都心へまで戻って来たラッシー。ラジオが伝える東北の惨状に不安ばかりが募る。そんな折、ケータイの電波が復旧しカミさんの無事を確認。安堵したラッシーは帰宅を諦め、もう1つのホームである編集部を目指すことに。そして情報が集まるにつれ見えてきた被害状況。パチンコ・パチスロという娯楽分野は、果たしてどう振舞うべきか――

非現実的な風景～3.11～#02

埼玉での収録の合間、大きな地震に見舞われたラッシー。どれほどの被害か分かっていなかったが、事態は思っていたより遥かに深刻だった。首都圏の交通網は完全にマヒし、スタッフとともに機材車で都心を目指すことに。しかし高速は閉鎖され、一般道も経験したことがないほどの大渋滞が続く。堪らずコンビニに立ち寄ると、そこで日本の現実を思い知ることとなる――

壊れた日常～3.11～

脇役らしさを発揮しつつも、収録で珍しく手応えを感じたラッシー。本編の収録を終え次のCM撮影を待っていると、突如として体験したことがないほどの大きな揺れに襲われる。波打つアスファルト。ホールから駆け出して来る遊技客。さっきまで活気があったホールから一転、現場は徐々に物々しい雰囲気に包まれる―――。

チキンなりの戦い方～ルパン一族・ギラギラ爺サマー～

リーグ戦に参戦し、2シーズン目を迎えたラッシー。初戦の相手は番組の顔とも言える、前シーズン覇者・U先輩。1台目を早々に見切ったU先輩は、稀代の爆裂ART機「ギラギラ爺サマー」へ。苦しい展開が続くU先輩を見て、勝利を予感するラッシー。しかし、スターはただでは転ばない！ 得意のルパン一族で応戦するが―――!?

それぞれのターニングポイント～ルパン一族の秘宝～

攻めることを決意し迎えたリーグ戦の2シーズン目。初戦の相手は前シーズン王者のU先輩だった。総集編でU先輩から語られた「ラッシーが優勝できない理由」。それを覆すことはできるのか――。そして収録現場には懐かしい顔が。パチ系番組のスタッフとして生きる道を選んだ旧友。この再会も、のちにラッシーの生き方を大きく変えていく――

フリーライター家を買う!?#02～ライターの社会的信用～

不動産屋の商談スペースに通されるや、ソッコーでパチスロライターだとバレてしまったラッシー。カミさんには申し訳ないがジ・エンドだ。住宅ローンの審査なんて通るわけがない。そう思っていたのだが……。マンションなんて絶対買わないと心に誓っていたラッシーは、衝撃の事実を知り心が動く―――

フリーライター家を買う!? #01～売れるもんなら売ってみな～

ライターバブル真っ只中。ライター業だけでなく、編集業でも仕事に溺れていたラッシー。そんな多忙極めるある日のこと。カミさんが、急にマンションを買おうと言い出した！ 買えるわけがない!! 一線で活躍する売れっ子なら話は別だが、脇役・裏方でお馴染みのラッシーだ。しかしカミさんにせがまれ、仕方なくショールームへついて行くと――

とあるパチスロ実戦番組の正解と不正解～演者とキッズだった俺～

やっと出場できたCS番組のリーグ戦。そのデビューシーズンが遂に終了を迎えた。成績は意外にも悪くなく、敗因も明確に見えている。そこさえ修正すれば、次シーズンでは優勝争いに喰い込めるハズ。そう思っていたのだが…。「ラッシーとか優勝ムリだよ。予想設定が当たらないとか以前の問題で」。先輩からの辛辣な指摘により、リーグ戦において重要なモノに気付く。理を捨て勝利を掴む。そこには普段のパチスロにはない正解があった――

プレイヤーにとってメーカーは敵か味方か？～あの日まで甘ちゃんでした～

いつも通り編集長に連れられ新台の取材へ向かったラッシー。試打させてもらった設定は言わずもがな「6」。しかしART初当たりが重いうえ、やっと入ったARTもまったく伸びない。「これはきっと、設定を打ち間違えたんだ」。そう思ったが…。プレイヤーにとってメーカーは敵か味方か。そんなことを考えさせられエピソード。

『サンボ』誕生秘話～緑ドンVIVA!情熱南米編～

連日ホールに入り浸り、担当機種である「緑ドンVIVA」を打ち倒していた頃。ページ作りの打ち合わせのため編集部へ。そこで実戦データを書き殴ったメモ帳を担当編集に見せると、思いもよらないところに喰いつかれる。「このサンボってなんスか？」。サンボを広めたのはラッシーではなかった――!?