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パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-

パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-

2021.05.11

それぞれのターニングポイント~ルパン一族の秘宝~

ラッシー ラッシー   パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-

収録現場に着くと、懐かしい顔があった。俺は上着を脱ぎ、マイクを付けてもらいながら彼のもとへと向かった。

S「あ、ラッシーさん。おはよう」
――「はは、ラッシーさんてw おはよう」

S「なんか照れるな」
――「別に“イガちゃん”でいいよ」

S「いや、現場でくらいはね」
――「そうかな」

彼は俺のことを「イガちゃん」と呼んでいた。学生時代のアダ名はたくさんあるが、もっともポピュラーだったのがこの「イガちゃん」である。

――「今日から現場出るんだ?」
S「いや、ラッシーさんが休みだった前回から出てるよ」

――「あ、そうなんだ! どうよ? 久々の現場は」
S「ん~、ちょっと立場が難しいからね」

――「まあ、たしかにそうだな」

Sは専門学校時代の同期だ。彼がパチスロ番組の収録現場に来るようになったきっかけは、数か月前に遡る――。
 

再会。

「イガちゃん、ご無沙汰しております。編ゼミのSです。ご活躍、いつも拝見しております」

ブログでそんなコメントを見つけたのは、リーグ戦番組に出始めた頃。いつも通り、いずれ来るであろう法廷闘争に向け誹謗中傷コメントをコレクションしているときである。

“編ゼミのS”

そのワードに懐かしさが込み上げた。誰かがなりすましている可能性は低い。イガちゃんはよく呼ばれていたアダ名だし、編ゼミも映画学校(専門学校)の生徒・職員だけが使う「編集コース」の俗称だ。映画学校の在学生・卒業生でないと、なかなか出て来ないワードである。

俺もスグに返事を返し、そこからやりとりが始まった。

社会に出て数年経ったが、学生時代の友人との繋がりは途切れていなかった。とはいえ付き合いがあるのは同じ録音ゼミのメンバーや、特別ウマが合った親友数名くらい。

在学中、Sとは顔を合わせれば話す程度で、そこまで親密ではなかったように思う。それでも同門に会うのは嬉しかった。一般的な大学などと違い、ウチの学校は規模が小さい。それゆえ同期全員が友人・顔見知りといった感覚だ。

Sは卒業後に映像編集の会社に入り、某民放の下請け編集マンとして働いているらしい。ちゃんと学校で学んだことを形にしたというわけだ。全く別の世界に来てしまった自分が、少し恥ずかしくなった。

Sがパチスロを打つとは知らなかった。聞けば在学中は全く打っておらず、職に就いてから打ち始めたらしい。そしてパチスロ番組を観始めたら、そこに同級生の俺が出ていた…というわけだ。
 

人材探し。

それはSとネット上でやりとりをしている頃である。いつもの如くリーグ戦の収録に行くと、普段はスタッフ・出演者に絶え間なく檄を飛ばすディレクターが珍しく静かだった。目も虚ろで明らかに元気がない。

――「体調悪いんスか? 今日」
D「いやもう疲れた。限界だ」

――「忙しいんスか?」
D「でし…弟子が欲しい」

――「で、弟子ぃ!?」

弟子をとる――。映像ディレクターとして成功した者のみに許されることである。俺も映画学校に入った頃は、演出家・監督を目指していた。道を踏み外していなければ、数十年後にこうなれていたかもしれない。

睡眠不足で今にも倒れそうなディレクター。それでも映像業界をドロップアウトした俺の目には、少し格好良く見えた。

D「そういやお前、映画学校出身だよな?」
――「はぁ……まあ、そうっスけど」

D「誰かいないか? 俺の弟子になれそうなヤツ」
――「本気っスか? う~ん、探してはみますが……」

パチンコ・パチスロ番組の制作・編集は、実はなかなか難しい。ただ映像を作るだけなら、紹介できる人間も山ほどいる。しかしパチンコ・パチスロ番組となると、当然専門知識が必要になる。

いくら編集が上手くても、パチスロを知らなければ「どのシーンが必要なのか」が分からない。当たりの画ばかりを残し、肝心のART当選契機をバッサリ切っちゃう…なんてことも起こり得る。

同期でパチスロを打っていたヤツは何人か知っている。しかし撮影・AD・編集をまんべんなくこなせる人材となると、これはなかなか難しい。困った俺は、Sに「誰かやれそうなヤツを知らないか?」と尋ねることにした。
 

将来への不安。

S「それなら……僕がやろうかな」
――「はあ? だって今、民放の編集してるんでしょ?」

S「そうだけど、下請け会社の契約社員だぜ?」
――「……そうなんだ」

俺はSが担当しているチャンネルが好きだった。特に深夜帯のバラエティ番組が面白く、高校時代からずっと見続けていたくらいである。そのチャンネルのスタッフなど、俺からすれば憧れの職業だが………

――「でも、いずれ正社員になれんじゃないの?」
S「それが難しそうなんだよね」

――「そうなん!?」

俺は前職を1年ともたずに辞めて以降、ずっとフリーライターだ。『会社』の厳しさなど1つも知らない。

S「ずっと働いてる先輩いるけど、正社員の話なんて来たことないって」
――「そうなんだ……」

S「正社員になれないなら、そっちのほうがいいかな」
――「マジ? ちなみにカメラとかもやれんの? 編集だけじゃなくて?」

S「カメラも制作も一通りできるよ。経験してるから」
――「ええ!? そうなん?」

なんてことだ! 俺がダラダラとパチスロライターなんてしているうちに、同期はしっかりと成長してやがる!! 俺だけガキのまま取り残されている気分だ。

S「それにパチスロの番組にも興味があるんだ」
――「はあ……なるほど」

俺は学生時代にパチンコ・パチスロ番組の制作会社でバイトをしていたが、Sのほうが適任だったかもしれない。

S「せめて話だけでも聞いてみたいから、そのディレクターさんに会わせてよ」
――「マジ? もちろんいいけど慎重に考えろよ?」

S「分かってるって」

こうしてほどなくSはディレクターに会いに行き、難なく採用=弟子入りとなったのである。栄えある民放番組の編集マンという肩書きを捨てて。
 

攻めのシーズン。

――「……それとも、私ラッシーが好スタートを切るのか。実戦いってみましょう!」

U先輩「お前のオープニング、いつも定型文だな」
――「ちょ、ヤメてくださいよ~」

D「はいカットー! じゃあ入場準備で」

現場の空気が一気に緩んだ。オープニングを撮り終え、あと5分もすれば入場の再整列が始まる。束の間の休息だ。

Sの様子はどうかと探してみると、ほかのADとは離れ、ディレクターの周りでせわしなく動いている。

Sの立ち位置は難しい。ADはSのほかにも2人来ているが、彼らは制作会社の正社員。対するSはディレクターが個人的に連れてきたアシスタントだ。同じADではあるものの、Sだけヨソ者なのである。

そもそもアイツ、社交的だったかな? 馴染めなかったらどうしよう……。そんな心配もよぎったが、俺も人の心配をしている余裕はない。

前シーズンはそこそこの成績を残しながら、最もオイシくない2位止まり。そのうえ総集編でU先輩から「ラッシーなんて話にならない」と言われてしまう始末。優勝を狙うなら、意識を変える必要がある。

俺にとっての2シーズン目の初戦は、いきなりU先輩との直接対決だ。U先輩は最も長くリーグ戦に出演している、いわば番組の顔である。この初戦から一発カマしてやるしかない!!

U先輩の狙いは間違いなく爆裂ART機。前シーズンの総集編で語った通り、5,000枚超の出玉を狙って来るハズだ。それに対抗するには、もちろんART機以外許されない。

U先輩には必ず“なにか”が憑いている。ここぞの局面になると、常人では及ばない領域の勝負強さを発揮する。あのA先輩ですら負けてしまうほどの勝負強さだ。

それを偶然と切り捨てるのは簡単だが、そうしたところで負けが勝ちに変わるわけじゃない。その勝負強さも考慮したうえで、対抗策を考える必要がある。

とはいえ、こちらも偶然の爆裂を狙うだけでは芸がない。となればやることは1つ。自分が1番得意とするART機で、シンプルに高設定をツモる。そして偶然ではない出玉で圧倒する―――!
 

ソソる挙動

午前10時、開店――
俺より少し前に入場したU先輩は、案の定、新鬼武者に着席。このホールには度々収録で来ているらしく、狙いの角台をキープしていた。

対する俺はそれを横目に1つ奥のシマへ。今、最も設定推測に自信があり、ツモった際の出玉性能が新鬼武者より高い機種。これっきゃねえ―――!!

▲5号機「ルパン三世~ルパン一族の秘宝」(平和)

両機種の出玉率
設定 新鬼武者 ルパン一族
1 98.5% 97.1%
2 100.3% 99.1%
3 102.1% 101.3%
4 103.7% 104.0%
5 106.7% 108.6%
6 111.3% 115.5%

一撃性の高さだけなら新鬼武者に軍配が上がる。しかし、高設定の打ち合いとなればルパン優位だ。設定の高低の見抜きやすさも、ルパンのほうが上のハズ。

そして打ち出すとスグに2連チェリーが出現し、そこから期待度の高い連続演出「ICPO」へ発展。チャンスパターンも2つ絡み、難なく安いほうのART「ゼニガタイム(ZT)」に突入!

設定変更後は低確からスタートだ。ステージも高確示唆のサーチライトへ移行しなかったので、おそらく低確での2連チェリーだったと思われる。
 

【低確中】2連チェリー成立時
ゼニガタイム当選率
設定 ZT当選率
1 0.8%
2 1.6%
3 2.3%
4 3.1%
5 6.3%
6 12.5%

もちろん据え置きの可能性も否定できないが、前日は総ゲーム数5889Gで1,000枚以上凹んでいるため高設定の可能性は低い。設定を上げ、低確2連チェリーからZTが当たったのでは……!?

そして、そのZT中にノーマルBIGを射止め、BIG中のシングル7揃いでZTセット数を上乗せ。その後、ZT内にREGを2発引くも、上位ART「スーパーヒーロー(SH)」への昇格はナシ。

ZT中に成立したREGでの
SH当選率
設定 SH当選率
1 12.5%
2 14.1%
3 15.6%
4 18.8%
5 25.0%
6 33.3%

※REG天井を考慮しない値

高設定への期待はやや薄れたものの、出玉的には十分な好スタート。久々に再会した旧友にいいところを見せられるか。そして、強敵であるU先輩に冷や汗をかかせることはできるだろうか―――


つづく

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ラッシー
代表作:パチスロワイルドサイド -脇役という生き方-

山形県出身。アルバイトでCSのパチンコ・パチスロ番組スタッフを経験し、その後、パチスロ攻略誌編集部へ。2年半ほど編集部員としての下積みを経て、23歳でライターに転身。現在は「パチスロ必勝本&DX」や「パチスロ極&Z」を中心に執筆。DVD・CS番組・無料動画などに出演しつつ、動画のディレクションや編集も担当。好きなパチスロはハナビシリーズ・ドンちゃんシリーズ、他多数。

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