パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-

時代は巡る～爆裂機の再来～

市場がART機へと傾きつつある頃、遂に大手老舗メーカーからART機が登場！ 従来機とは一線を画す筐体デザイン、そして興奮を増幅させるBGM…。打ちはじめると難なくボーナスからARTに突入するが、ここで大きなミスを犯すことに…。幾度となく経験した新装実戦の中でも、特に印象深かった一戦を振り返る――

5号機の夜明け～2027襲来～

本格的に5号機時代が到来し、プレイヤーが爆裂を忘れた頃。大手とは言い難いとあるメーカーが放ったART機が、その後のパチスロに多大なる影響を与えることになる。校了を終え束の間の自由を得たラッシーは、久しぶりに虎さんと件の機種を連れ打ちすることに。序盤こそ展開が振るわず苦しんだが、新時代の到来を予感するのだった――

勝者と敗者～5号機の明暗～

5号機から6号機への移行に不安を感じている人も少なくない昨今。しかし、4号機から5号機へ移行する際の不安は、こんな次元ではなかった。灯りが点いていないメーカーショールームに、積み上げられた段ボール。そして、ぬるいペットボトルお茶。当時を象徴するようなメーカー広報さんのお話。パチスロを愛し、自社を愛していても限界はある――

スターと脇役～小さな分岐点～

出だしは好調だった誌面企画「M」も、回を重ねるごとに亀裂が入り始める。しかしながら出演者の歯車が絶妙なバランスを保ちながら回り続け、どうにか低空飛行を続けていた。そんな折、ラッシーの元へ1本の電話が。すでにライターとしての王道を外れつつあったが、さらに王道が遠のく決断のときが訪れた――

イロモノライター～濃いめの味付け～

誌面のリニューアルにより、タナボタ的にレギュラー企画を獲得した新人ライター・ラッシー。迎えた先輩ライター2人との初実戦では、立ち回りの全権を委ねられることに。いつも以上に慎重に立ち回り思い出に残る一戦となったが、いざ完成した雑誌が届くと想像の斜め上をいく展開が待っていた！ ラッシー史上最大の黒歴史、遂にスタート!!

パチスロ動画の波～退路断絶～

すっかりお気に入りとなったヤ〇ザの店で大好きな「青ドン」を打っていると、編集部の偉い人から着信が！ 呼び出されて行ってみると、衝撃的な通告を受けることに。動画出演は向いてないなら、文章だけで喰っていけばいい。きっと編集部もそれを望み、応援してくれるハズ。そう思っていたのだが…

動画デビュー～エヴァまご肆～

ボロボロの新居へと引っ越し、より一層ライター業を頑張ろうと心に誓った新人ライター・ラッシー。機種の知識を蓄え、会話のシミュレーションも幾度となく行い、準備万端で収録現場へと向かったが…。「動画演者なんて誰だって出来る」。若き日のラッシーもそんな風に思っていたが、現実はまるで違っていた！ 脇役として生きることを決めた、いや決めざる得ない精神状態となったクソダサいエピソード――

vsガン見マン～エヴァまご参～

連日「エヴァまご」を攻め続けているものの、強力なライバルに阻まれ、思うように立ち回れないラッシーと虎さん。立ちはだかるのは他者のBIG中の小役を数え、ベル回数を盗み見る猛者「B」。しかし、そんな相手だからこそ隙があった！ のちに根城となる「ヤ〇ザ経営っぽい店」で、その立ち回り方を決めた一戦を振り返る――

カウント時代～エヴァまご弐～

『エヴァまご』へのリベンジを誓った虎さんとラッシーは、とある高級住宅街の小さなホールへ。まだ導入直後で解析数値は出揃っていないものの、攻略誌の実戦値を頼りに高設定を狙う2人。ベル出現率に翻弄され大きな負債を背負ったラッシーは、起死回生を賭け目を付けていた別の台へ移動する。するとノーマルタイプのイメージを覆すドラマが待っていた！ 小役カウントの重要性に気付かされた思い出の一戦を振り返る。

優良店の凋落～エヴァまご零～

入籍に向け大きな買い物をした翌日、借金返済のため虎さんと都内を攻めることにしたラッシー。しかし、まだ日が高いうちに撤退を余儀なくされる。落ち込むラッシーだったが、虎さんの提案で導入2日目の「エヴァまご」を並び打ちすることに。とはいえ導入2日目の注目機種だ。空き台なんてあるわけがない。そう思ったのだが…。虎さんが案内してくれたのは意外な店だった。4号機から5号機へと移り変わる激動の時期。苦しみ喘いでいたのはプレイヤーだけではなかった――。