パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-

『幸運』～ネオファラオゼッツ～

13年ほど前のこと。結婚の許しをもらうため、彼女の実家がある石川県金沢市へ向かったラッシー。挨拶を無事に済ませ宿泊先のホテルへ行くが、時刻はまだ午後8時すぎ。大人しくしていられるわけがない。スグさまホテルから徒歩20秒のホールへ向かうと、関東ではすっかり見なくなった大好物を発見！ 記念すべき日が「人生最良の日」へと昇華したエピソード

『 職業：攻略ライター』～超お父さん～

ラフをきり終え夢の中へ旅立とうとした矢先、安眠を妨げる一報が届いた。導入されたばかりの5号機「超(スーパー)お父さん」に、超簡単な変判手順が判明したのだ。ラフのきり直しを余儀なくされたが、先輩ライター・KUNNY氏が見つけたそのネタは、憂鬱な気分を吹き飛ばして余りあるほどのモノだった！ 誌上プロとも動画演者とも違う「攻略ライター」。その仕事内容・喜びとは――。現在のラッシーに多大な影響を与えたエピソード。

『 アウェー』～パチスロだよ黄門ちゃま～

【女人禁制】今回のエピソードは、また少し時間を遡ります。編集部に入って1年弱。編集部の先輩方と大阪へ行った時のこと。目的は先行導入された「パチスロ黄門ちゃま」のデータ採り。前乗りで適度に(？)羽目を外し、万全の態勢でデータ採りをスタートしたが、それを阻む事態が訪れる。今よりずっと陰気で、少し怖さすらあった当時のホール。そんな雰囲気や、編集部員たちの苦労・プライベートが垣間見えるエピソード

『沼』～New島唄-30～

かつてない大量投資の果て、やっとこ鳴った「キュイン♪」。祈るようにリールを止めるが、第2停止で手が止まった。「これは一球見逃そう」。理論を捨て、メダルをムダにしてでもBIGを揃えたい。そう思わせるほどの機種だった、あの「底なし沼」は。スロプロたちの心すらへし折った「New島唄-30」。そんな悪鬼との激闘を振り返る。

『タナボタ』～アラエボ～

虎さんのいない街で「アラジン2エボリューション」の2日連続イベントを狙ったラッシー。あえて看板機種以外を狙ったのは、虎さんの教えを忠実に守り立ち回るためだった。しかし、さっそく1日目から暗雲が立ち込めてしまう…。2日目も誤った台選びをしてしまうが、そこで思わぬ幸運が訪れる！およそ20年のスロ人生で、最大級のラッキーエピソード!!

『ケジメ』～マッハGOGOGO～

虎さん、編集部辞めるってよ。虎さんを師と仰ぐラッシーにとって、あまりに悲しいお知らせだった。一緒に攻略誌を作ったり、一緒に打ちに行ったり。そんな日々がずっと続くと思っていたが…。憧れていた「攻略誌を作る」という仕事。それを永遠には続けられないという現実。楽しい思い出と大事な教えを携え、ラッシー少年は虎さんのいない街へとアクセルを捻る――。

『意地』～巨人の星3～

注目の新台「巨人の星3」がデビューした直後、体調を崩し入院したラッシー。退院後にキッチリと編集仕事をこなし、雑誌が完成するやホールへ通う日々が始まった。そして巨人3を打ち続け1週間が経った頃、未だ忘れられない「アノ事件」が起こる。スロッターが日々対峙する「確率」という名の魔物。それが容赦なく牙を剥いたエピソード。

『光明』～5号機時代の始まり～

S先輩と初代・エヴァの新装実戦へ向かったラッシー。なんとか空き台を見つけ出した2人だったが、散々な展開と単純なリール制御に落胆してしまう。しかし、その翌日。記事作りの過程において、とあるリーチ目法則に気が付く。これは開発者からのメッセージでは!?　5号機でもリールを楽しむことはできる！ そんな微かな光を見つけたときのお話。

『暗闇への船出』～ライターになる決意～

「編集を辞めさせて頂けますか？」。編集部に入り2年が経ったラッシーは、ライターとしてライバル他誌へ行こうと決断する。そしてさらに、もう1つの重大な決断をしたのだった。時は2005年秋、5号機パチスロ第1弾が産声を上げた直後。パチスロの未来に暗雲が立ち込めていた時期だ。

『人間信頼度』～初代・押忍!番長～

4号機のメガヒット機種「吉宗」 。その正統後継機である初代「押忍!番長」が、今まさにデビューを迎えようとしていた。導入前夜の深夜実戦に参加した編集部員・ラッシーは、たまたま「とある挙動」に気が付く。これを知ればアツく打てるハズ。そう思い、副編集長に報告したが…。己の無力さ、そして編集・ライターとして必要なモノを思い知らされたエピソード。