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パチスロ攻略ライターの思考ルーチン

パチスロ攻略ライターの思考ルーチン

2018.11.06

パチスロ“バブル”の到来(2001年)

佐々木真 佐々木真   パチスロ攻略ライターの思考ルーチン

本来であれば、そろそろ“パチスロサミット2018”が気になってくる頃だったはずですが、残念ながら中止(延期?)が決定してしまいました。その中で予定されていた“6号機試打会”がネックとなったのです。

お上は、型式試験の適合を受けて各都道府県の検定を通過した機種のみ展示OKとしたかったようです。参考展示は許さんよ。ちゃんと世に出す機種のみお披露目しなさい。そんなスタンスですかね。それを開催するには適合率が低すぎる……とのこと。適合率が低くても世に出せる機種が揃っているならいいじゃない。そう思うものの適合数も少ないので何とも言えません。

個人的には、別に型式試験や検定を通過していないものでも、遊技の結果に対して景品等を与えなければ問題ないんじゃないの? と思うわけです。まあいいや、この話題はどれだけ書いても怒りが収まらないので。

問題なのは、適合数の少なさ。いわゆる5号機の高射幸性旧基準機には撤去目標が定められています。直近でいえば、2019年1月末の時点で設置比率の15%以下。それも登場してくるであろう6号機を見込んでのことです。検定切れ・認定切れの“みなし機”を早々に撤去しなさいという動きもあり。ベニヤも台の電源を落とすのも制約があります。

そんなの無茶! ということで、期日の延期が検討されているようです。中古機の流通も少ないですし、お値段も高騰。致し方ないところですかね。正式に議論されるのは来週ですが、ちょっと事情が変わるかもよ……という話でした。

 

 

☆『獣王』以前と以後で世界が違う。

K-Pg境界という言葉をご存知でしょうか? パチスロ用語ではありません、とある地層のことです。その境界より昔は恐竜の化石があり、そのあとには化石がない。巨大隕石の落下。たった一瞬にして、大きく環境が変わったことを意味しています。

もし、今までのパチスロ史に同じような境界があるとすれば、それはいつだと思いますか? そう尋ねられたら私は迷わず答えます。2001年1月だと。21世紀を迎えたばかり。正月早々から時代を大きく変えるモンスターマシンが登場しました。『獣王』です。

 

▲『獣王』(サミー:2001年1月)


サミーからは、前年に初のAT機となる『ゲゲゲの鬼太郎SP』を発表していましたが、ATはあくまでもゲーム性のアクセントに過ぎませんでした。しかし、コイツは違います。1Gあたりの純増は約10枚。しかも、連チャン性あり(実際は初当たり時に連チャン数を決定)。10G継続すれば約100枚。30G継続すれば約300枚。

1号機時代から2000年まで、一部の機種を除いてBIGでコインを増やすのが当たり前。SINの集中はありましたが、それもBIG成立でパンクしなければならない付加機能でした。「なにがどうなっているかわからないけど、とにかく出まくる」そんな機種は誰も見たことがなかったのです。ええい『コン●ネンタルIII』のスーパーラッシュVer.とか言わないのっ(笑)

長い連チャンの途中でさらにATを上乗せすることもあり、文字通り“一撃で”超大量獲得を見込める、初めての合法機となったのは間違いありません。イベント日には何台もコインがドル箱から樽に移されていました。多くのホールが朝の入場曲を『獣王』のサントラから選んでいました。

『獣王』以前と以後で、大きくホールが様変わりしたのです。 『獣王』以前は、低交換率で設定1でも出玉率100%を超えるような技術介入機が中心。ホールの収益はパチンコが軸で、パチスロはまだまだ遊ばせてくれる設定配分のところが多くありました。1台1台に目をかけられる中小規模のホールの存在感があったのです。

『獣王』以降は、その射幸性の高さからパチスロで大きな利益を出せるようになったのです。出玉の魅力を最大限に引き出すために、等価交換のホールが急増しました。

そして“出せる力のあるホール”が勢いを増して行きます。魅力的な新台を多数導入でき、高設定も少しは入れられる。より集客のできる大型店舗が主流となっていきました。偶数奇数で特徴がある機種が設定1で間違ったとしても、噴けばハタからは設定5に見えますもんね。台数があったほうが有利なのは間違いありません。そして集客の強化で増えてきたのが、イベント営業です。

ちょっと脱線をします。私が思うに、このあたりから住宅街にある多くの中小ホールが失敗をしていきます。『獣王』など“その規模では手に負えない”機種を人気があるからと導入。導入すること自体は間違っていませんが、それをメインに据えたのです。

わざわざ大手と同じ土俵に上がり込んでしまいました。長く遊技として楽しんでくれていた層の居場所を減らし、見込んでいた射幸心目当てのユーザーは大手に取られる。そして、なにも残らない。この手の失敗は、5号機AT登場あたりでも繰り返されます。

もちろん、どちらの状況もノーマルが売れないと各メーカーが作っていかなくなってしまったのはありました。卵が先か鶏が先かという話になってしまいますが。今いるお客さんの笑顔ではなく、まだ見ぬお客さんからの利益に目がくらんでいったのは共通しているかもしれません。

 

 

☆『獣王』は出玉だけの機種ではない!

爆裂AT機時代への扉を開いた。『獣王』の功績は、まずこれから語られます。しかし、出玉だけの機種ではありませんでした。単なる“コインの出る箱”ではなく、パチスロとしての完成度も、もの凄かったのです。

それを語る前に、なぜ『獣王』のような爆裂機が出せたのか? からですね。

『獣王』のATは12種類の15枚役のどれが成立しているかをドットでナビするものでした。ほぼすべてのゲームでいずれかの15枚役が成立しています。これらをすべて獲得できれば1Gあたり約10枚の増加。1/12でしか獲得できなければ、普通にコインは減っていきます。

サブ基板はあくまでも演出基板であって、出玉に影響を与えるものではない。よって出玉率の検査では無視して考える。それが当時の型式試験(世に出せるかのチェック)方針でした。小役ナビも演出の一環。ナビが出ようが出まいが通常時と同じように適当打ちしてくれたのです。

まず、アクセント程度の『ゲゲゲの鬼太郎SP』のATで様子を見て、本当に大丈夫じゃん!……で、正式に作ったのかは不明ですが、今と昔では検査方式がまったく違いました。この時期におイタしすぎて、いまが厳しすぎるとも言います(笑) 


さて『獣王』が細部まで完成されていたことについて語りますか。 単に新しいというだけではなく、目押しで勝てる機種でもありました。小役ナビは、左リールのボーナス絵柄が3択。中リールと右リールは2択。5号機では面倒と不人気だった『エージェントクライシス』と同じ方式です。ま、正確には目押しができないと勝てない機種ということになりますが、まだこの当時は普通に目押し自慢が多かったので特に問題視されませんでした。

そこにスピードを要求したのです。ATの消化速度が早ければ(正確には2G目の最終停止ボタンを離したところから8G目終了まで)、ATが1G増えるというもの。もちろん、それまでのノーマル技術介入機も、消化が早ければ多くの施行回数を稼げるので日当は高くなってはいました。しかし、これは目に見えるわけです。こういった煽り方は、さすがサミーというところでしょうか。

成立フラグに意味のある機種でもありました。ATは完全ハズレ時に抽選。変則押しをすれば簡単に見抜けもしました。そのときのAT抽選状態が大事でして。高確であれば大連チャンにも期待でき、低確であれば奇数設定は絶望でした。それも省エネモードに切り替わる際のフラッシュで、どちらに滞在していたかわかるなど、知識介入という新時代への礎も入っていたのです。

おまけに、BIG成立ゲームに限って特定の打ち方で特定の位置を押すと15枚役が取れてしまったり。4号機では小役との同時当選が禁止されていたので、おそらくはバグです。新しい楽しみ方に、打ち手の興味をソソるバグまで。これだけいろいろな話題を提供してくれた機種もそうそうありません。

まあ、こんなの導入直後にはわからなかったですけどね。これらが発覚したのは、各攻略誌の解析記事でした。プログラムを見ないと正確なことはわからない。それまでも一部の機種は解析されていましたが、小役確率などが正確にわかる程度。打ち手であるライターの洞察力が大事でした。それが、ここを境に解析人がいないと始まらない時代になっていくのです。


それは『獣王』だけに限った話ではないですけどね。同じく2001年の1月にパチスロの未来を切り開く機種が登場しました。ちょっと、アツく語りすぎて長くなってしまったので、それはまた次回。

 

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佐々木真
代表作:パチスロ攻略ライターの思考ルーチン

裏モノ全盛期に“ギャンブル”としてパチスロを始めたが、技術介入機時代に最適手順を模索するなど“遊技”としての魅力にはまり、履歴書に大きな穴をあけてしまう。2000年よりパチスロ雑誌などで編集兼ライターの活動を開始。現在は、ほぼすべての機種の発表会や取材に参加。法律・規則などの知識をもとに、根幹システムの推測をライフワークとしている。

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