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ニセ雇われ店長のパチンコ関係ない話
ニセ雇われ店長のパチンコ関係ない話
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インプロレスGMさん
20年程打ち散らかしてまいりました。私は何を得たのか、そして何を失ったのか。そんな事を微塵も考えずに今日も打ちます。明日も打ちます。そして呑みます。 - 投稿日:2017/09/12 18:49
困った事に私の会社は通勤にバスを使う。
それも30分位かかりやがるのである。
また微妙に混む。
ので仕事終りの後、予定が入っていたりするとタクシーを使ってみたりする。
普段、行き帰りに感じるバスの窮屈さ、停留所で各停並に止まる時間効率の悪さから考えるとやはりタクシーは快適だ。
さて仕事を終え飲みの予定があった私はタクシーを拾って最寄駅を指定。
「~駅ですね。判りました。で、どのように行きましょうか?」
「え?」
これ困るのよ。
普段バスでしか通ってない道なので他の経由なんざ知らんのよ。
だからと言って
「好きに行って下さい。」
なんて言った途端
「判りました。じゃあバハマ経由で行きますね。」
と言われた日には金額的に幾らかかるのか、というか一回日本から出てしまう訳で。
なのであまり運転手さん任せにもしにくい。
こういう時は、とりあえず
「なるべく早く行けるル―トでお願いします。」と言ってみる。
そうすると、まぁだいたいは何とかなる。
なのでそれはいいのだが、やたらフレンドリーというか喋りかけて来る運転手さんっていますよね。
今日がそうだった。
「お仕事だったんですか?」
さて親愛かつ聡明なる今このコラムを読んでいる皆様に問いたい
「お仕事だったんですか?」
と問われ
「はい。そうです。」
と答えた場合、その場で会話が終了してしまうのは自然の理では無いだろうか。
とりあえず、せっかく話を振ってくれたのだし多少膨らます為に私はこういう時、全くの嘘を言う様に常日頃から心がけている。
つまり、この場合
「お仕事だったんですか?」
に対して仕事後の私は
「いえ、これから仕事なんです。」
と言ってみる。
さぁ、ここから1ミリの隙も見せられない真剣勝負の始まりだ。
タクシーの運ちゃんが返してくる。
「あ、今からですか?大変ですねぇ。え?あのぅ何のお仕事をなさってるんですか?」
さぁ来た。間を空けるな。
「いやぁ、飲み屋をやってまして。」
さぁ、どうやら私は飲み屋だ。
「へぇ!お店を経営なさってるんですか?」
「いや、単なる雇われ店長みたいなモンですよ。」
どうやら私は雇われ店長の様だ。
「お店はどちらですか?」
「~駅前です。」
「何てお店ですか?」
「…え? あ、あのぅ…「くろまる」って言う店です。」
ちなみに、この「くろまる」実在する。私がこれから友人達と飲むのに今朝予約してこのタクシーに乗りながら向かっているお店が「くろまる」だからだ。
ただ入った事は無い。
何となくホットペッパ―を読んで決めただけである。
にしてもタクシーの運ちゃんが食いついてくる。
「どうですか?飲み屋さんですと、この時期忙しいんじゃないんですか?」
「いやぁ、そうでも無いですよ。客入りはイマイチですかねぇ。」
自分が予約入れた店に何て事言ってるんだ私は。
「いやね、ワタシ達タクシーもね、中々厳しいですよ。」
「ほう。」
「ほう」じゃねぇ、このニセ雇われ店長が。
運ちゃんは続ける。
「今年の夏は冷夏だったでしょ。だからねぇ、普段の夏場からすると今年は相当落ち込みましたよ。あんま皆さん、出かけなかったんでしょうねぇ。」
「それはウチもおんなじですよ。」
「あれ?そうなんですか?」
「ええ、やっぱ例年の夏場からすれば厳しかったですよ。やっぱ夏にビール売ってナンボですから。我々の業界は。」
誰だ、我々って。
ここで運ちゃんから嫌な質問が。
「店長のお店は何が美味しいんですか?」
…知らんよ。まだ行った事ないんだし…。
しかしニセ雇われ店長。
「まぁ板長の作る本日のオススメですかね。」
そんなのあるのかニセ雇われ店長。
「ほう!例えばどんなのがオススメなんですか?」
「いやぁ板長に任せてるんで、私はあまり把握してないんですよ。」
任せすぎじゃないか?ニセ雇われ店長よ。
ここでまた運ちゃんから嫌な返しが。
「今度、同僚連れて飲みに行きますよ!よかったら…お名刺頂けませんか?」
そう言われ私が言ったのは
「あぁ―!実は私、来週から大阪に移動なんですよ。」
暫く、タクシーには乗れそうもない。
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このコラムへのコメント(2 件)
まぁ、やはり嘘は良くないですね。連鎖していくんですねと今更、他人事のように痛感しております。
でも、また忘れた頃にこの癖は再発します。
もうその繰り返しですね(笑)。
すげぇなぁ。
あんまり人と関わりたくない闇落ちタイプなんでほとんど話さないかな(笑)