パチンコ・パチスロを楽しむための情報サイト パチ7!
新台情報から解析情報、全国のチラシ情報まで、完全無料で配信中!

店舗
 
店舗情報トップ
本日の打ちいこ情報
取材レポート
機種
 
機種情報トップ
新台カレンダー
設定判別ツール
演出信頼度まとめ
新台レポート
コンテンツ
 
コンテンツトップ
特集記事
マンガ
動画
お知らせ
コミュニティ
 
自由帳
マイページ
パチポイント
スロッコ

  1. パチセブントップ
  2. パチンコ&パチスロコンテンツ
  3. パチスロ攻略ライターの思考ルーチン
  4. パチスロライターに“なってしまう”まで。episode.6(さらば、A店)

パチスロ攻略ライターの思考ルーチン

パチスロ攻略ライターの思考ルーチン

2021.12.28

パチスロライターに“なってしまう”まで。episode.6(さらば、A店)

佐々木真 佐々木真   パチスロ攻略ライターの思考ルーチン


1998年の夏。A店はこのようなラインナップになっていました。

・ゲッターマウス
・フローズンナイツ
・クランキーコンドル
・ジャグラー
・バーサス
・エスプ
・ウルトラマン倶楽部3

師匠に誘われて留守がちでしたが、自宅から最寄りのホールということもあり、何よりも顔見知りの常連さんたちが集う憩いの場ということもあり、月の半分は通っておりました。

数日空けた後に行った際、馴染みのない顔に話しかけられます。この近くに引っ越してきたという専業でした。「先客がいるらしいので、筋を通したい。クランキーコンドルのシマは触らないから共存させて欲しい」とのことでした。言い換えれば、月の半分はきていない私が大きな顔をすること、それを拒否するのも如何なものか。そう思っていた自分がいました。とりあえず、了承するしかありません。


観察したり、少し話してみると“よくこれで専業をできているな”というレベルでした。

その新参専業が主戦としたのは『ジャグラー』。正直、この設定がそうそう入らないホールは『クランキーコンドル』があってこそ何とかなったのであって、設定判別もできない『ジャグラー』では戦えません。『ウルトラマン倶楽部3』のCT消化を見ると、3コマ目押しも危ないレベル。『クランキーコンドル』を譲ってくれていますが、そうでなくともスペックをフルに引き出すことは難しい技量と思わされます。

知識もそう。師匠をはじめ、インターネットで凄い人たちを身過ぎているからかも。そうは思いましたが、覚醒前の私のレベルにも追いついていません。数駅離れた老舗店に通っていたものの、そこを出禁になってこちらにきたらしい。そんな噂もあって、私の心に引っ掛かるものが残ります。そんな技量も情報もあるわけでなし。何をやらかしたんだろう?


1ヶ月後のお盆シーズン。店長が2日間、夏休みとしてホールを離れました。普段も木曜日は早上がりで、金曜日は遅番でくる激務なのに、たった2日だけ? と思うのは今だからであって。ブラック企業なんて言葉もまだなかったですからね。

その2日間、設定キーを任されたのは、私がコミュニティにうち溶けさせてくれたあの気さくなスタッフさんでした。

新参専業、そのスタッフさんを買収していました。2日間ともに『ウルトラマン倶楽部3』に設定6を入れられたのです。普段、設定を使うわけでもないので、朝から打たれることのほぼないシマです。 『ウルトラマン倶楽部3』って、設定変更されると有効ラインのランプが全部消えるんですよ。その台にピンポイントで座るのは、私にとって異様な光景。そこまでは知らなくとも『ウルトラマン倶楽部3』に朝から座るのは“いつもと違う光景”に映ったそうです。

幸いにして両日とも『ウルトラマン倶楽部3』の設定6にしては不発に終わりました。そりゃ、技術もないですしね。ただ、店長が夏休みから復帰すると同時に、その新参専業だけでなく気さくなスタッフさんも二度とくることはありませんでした。そして、店長も管理責任を問われたか、姿を見ることはありませんでした

いや、分からんですけどね。たまにですが、店長も友人に設定6を打たせたりしていましたから。朝イチからピンポイントでソコ座らんだろうという台が店長の友人によって猛爆とかたまにあったんですよ。それもバレて問題になったのかも。

暴対法以前を知っている私は、パチンコホールがそんな綺麗な場所とも思っていなかったですし、そういう“役得・友人得”なことがあるのも不思議ではありませんでした。“自分が勝てるなど、通う価値を感じていれば良いホールなんじゃない?”ただ、それだけでした。

惜しむらくは、その気さくなスタッフさんですね。私もいろいろまずかったです。仲良くなるにつれ、他のホールで連れスロもしました。飲みにも行きました。そうなっていくことで、スタッフとお客さんとしての距離感が崩れ、件の専業に買収される隙を作らせてしまったような気がしています。


それから数日後。いつものようにA店に行くと雰囲気が変わっていました。常連客から浴びせられる私への敵意に満ちた鋭い視線。年越し蕎麦のアルバイトを頼んでくれたあのお蕎麦屋さんも……です。

あのスタッフさんとも仲が良かった。件の専業とも情報交換などで話すことも多かった。何よりも普段から私は勝っていた。事実だけを積み上げてみると、私もずっと設定を入れてもらっていたように見えてしまいます。申し開きをすべきなのだろうか。聞く耳を持ってもらえるだろうか。

私の結論は、このホールを去ることでした。自主的出禁というやつですね。申し開きを聞いてもらったところで、完全に疑念が晴れることはないでしょう。表面上は仲良いように話しても、常連さんたちは心のどこかにモヤモヤを抱え続けることになります。彼らは余暇として気晴らしにここへきています。お世話になっただけに、その笑顔を曇らせるのは本意ではありません。私が去ることが一番良い。そう判断しました。

ここから“家なき子”の長い旅路が始まることになります。多少通ったところはありましたが、今でもA店がホームと思っています。常連のお客さんを大事にしようと言い続けているのは、この常連さんたちの笑顔を守れなかった贖罪の気持ちからかもしれません。

 

★その後のA店。

あくまでも“自主的出禁”なので、うっすら様子を見に行くこともありました。小役狙いやリプレイハズシもできないのに「クランキーコンドルがなくなったら、俺はパチスロをヤメる」と言っていたお蕎麦屋さん、こなくなっていました。数ヶ月後には見知った顔が誰もいなくなっていましたね。

それから数年後、スタッフさんがライターとしての私を知ってくれていたようで「佐々木さんですよね? こんなところも見にきてくれて嬉しいです」と話しかけてくれました。“こんなところ”にしてしまったのは、私が守れなかったからでもあります。……とは思いましたが、言えませんでした。

2010年にA店は閉店。その地域のチェーン店に変わりました。

住宅街の駅前で1軒しかないホール。そこのパチスロ人口を一手に引き受けられるならば悪い立地とも言えません。買収したチェーン店の考えも間違ってはいないと思います。ただ、ここは事故物件のようなものだったかもしれませんね。

それより12年前。地域のパチスロ好きのコミュニティが崩壊した、むしろ長くいる地域のパチスロ好きが敬遠してしまう“曰く付き”の場所となってしまっていたのです。出る・出ないのイメージではありませんからね。余計に厄介だったかと思います。さらに人の入れ替わりが早い地域でもなく。


そんな元A店だったチェーン店。グランドオープンの様子は見に行きました。あれから12年。今だったら昔話として話せる。そんな気持ちもありました。ただ、昔の常連さんは誰もいませんでした。その代わり……あの新参専業がパチンコを打っていました。

まだいたのか。まだパチンコ・パチスロを打っていたのか。よくこの建物の敷居を跨げたな。この12年、どれだけの人の日常を壊しながら生き延びてきたんだろう。様子を見に行ったつもりが、怒りを抑えられるうちに打たず帰るのが精一杯。

そんなチェーンとなった店も、近所のパチスロ好きが近寄らないだけに大苦戦。さほどの活況を見せることもなく2019年に閉店。現在はコンビニになっております。

 

★A店での教訓。

いきなりきた人やホールに近い人がピンポイントでツモったり、普段は入れてくれない設定だったりした日にゃ、そのホールのコミュニティにハレーションを起こすことも考えられると学びました。コミュニティを作るのは時間がかかり、壊れるのは一瞬。こういう自覚を持つに至りました。企画ありきは別として、おいそれとホール系の仕事を請けないのは、A店崩壊の教訓があるからです。

行く人も、呼ぶホールも。常連さんにどのような影響があるのかを考えた企画内容にしていただけたらと願います。何度も書いていますが、常連さんあってのホールです。常連さんの傾向や趣向をもっとも知っているのがそのホールであるはずです。呼ばれるほうは分からないですし、若い世代はイベントなどで打つのが普通で、通常営業がどうかという意識が薄かったりしますし。

あ、あと。仲良い人がスタッフさんのホールにもあまり行かないというか、ガチで長い時間を打たないようにはしています。消えた気さくなスタッフさんのためにも。彼がいなければ、私の人生が動き出していなかったですから。買収されて設定6を入れた怒りよりも感謝が優っています。

 


 

10

48

共有する

佐々木真
代表作:パチスロ攻略ライターの思考ルーチン

裏モノ全盛期に“ギャンブル”としてパチスロを始めたが、技術介入機時代に最適手順を模索するなど“遊技”としての魅力にはまり、履歴書に大きな穴をあけてしまう。2000年よりパチスロ雑誌などで編集兼ライターの活動を開始。現在は、ほぼすべての機種の発表会や取材に参加。法律・規則などの知識をもとに、根幹システムの推測をライフワークとしている。

  • twitter
  • HomePage


▲他の記事系コンテンツはコチラ!

▲無料で読めるパチンコパチスロWEB漫画

▲パチ7からのお知らせ情報など

▲無料で見れるパチンコパチスロ動画

▲ユーザー投稿が集まるコミュニティ

▼【パチ7コミック】鴻池剛のつよパチ



会員登録済みの方はこちらから

パスワードを忘れた方はこちら

パチスロ新台情報

パチンコ新台情報

  • パチンコ パチスロ新台カレンダー