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話を作るお時間
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タイルまんさん
世の中で一番必要ないものって知ってる? お金だよ。 お金さえなきゃ戦争だって起きず平和になるんだ…。 だから皆のお金を処分してあげるからオラに皆のお金をわけてくれ! - 投稿日:2016/03/27 12:57
この曲を聴くとあの頃を思い出す…。皆さんにもそんな経験あるのでは無いだろうか?
それと一緒でスロットもそうだ。
高校を卒業してからの人生の節目節目で打っていた僕の中で今でも色褪せない機種達。
その日も朝から晩まで蝉がうるさく鳴いていた。何をそんなに求婚しているのか?1週間だけのその命がそこまで惜しいのか?
テレビは熊谷市で今年1番の最高気温を叩き出したとニュースで騒いでいたあの夏。
学生時代に男女仲いい数人の友達と宅飲みをして朝方帰るのが面倒になり男友達の家に俺と女友達と泊まって俺がたまたま起きたらちちくりあっていた。
今となれば仲間に入れてもらうのだが若かりし俺はブチキレた。もうその場にいるのがキツくなり相手がヤッてる最中に起きてブチキレた。
なんて勿体無い事をしたんだ俺!!
もしタイムマシーンがあるのならそこに戻るだろう。
もう怒り狂って覚えてない。裏切られたって気持ちの方が強かった。いや…背徳感というダシに俺が使われたって事にイラつきを覚えたのだろう。
専門学校だったからクラス制度でそいつらと俺は同じクラスだった。
次の日学校の行事的なものだったが行きたくなかった。休もうとしたが単位という魔物の前ではひれ伏すしかなかった。魔物の後ろには大魔王である親父がチラついていた。もし留年なんかした日には首根っこ捕まえられ実家に戻された挙句にカイジよろしく地下労働500年並の生きた屍と化すしか無かったからだ。
仕方なく次の日集合場所に行った。
前日同じクラスの友達に怒りをぶつけていたせいかなだめられたが一向に収まらなかった。
そう。俺は面倒くさいタイプなのだ。
今では笑っているが当時は笑えなかった。あいつらダシに使いやがったわ…許さん…殴るなんて生ぬるい…とりあえず退学まで追い込んでやる…。精神的にジワジワと追い詰めてやる…!
そんな事しか思っていなかった。
集合場所から目的地まで歩いてる最中もなだめる友達。
同い年で仲良かった見た目チャラ男が
チャラ「山田ぁ〜、気持ち分かるけどさぁ〜、許してやれよぉ〜機嫌直せよぉ〜」
そうは言うが許せんもんは許せん!おめーやられてみろよ!
チャラ「確かに気持ち悪いよなぁ〜…でもほら…飲んでたんだしさぁ〜…なぁ?」
飲んでりゃなんでも許せると思うなよ?
チャラ「まぁそうだけどさぁ〜」
悪い!マジでやっつけるから!
チャラ「冷静なれってぇ〜!よっちゃんからもなんか言ってやってよぉ!」
よっちゃんとはヒゲ面アフロのフリースタイルが得意なBボーイラッパーである。引き笑いが凄い。あとノートは2行を使って1文字を書くというVIP書きをする奴である。そして1つ年上なのに何故か敬語で話しかけてくるある意味怖い奴である。
よ「いや山田さんの言う事分かりますよ。マジで気持ち悪いよねそれ」
だろ?よっちゃん許せんだろ?
よ「俺ならぶん殴ってますわ!ヒィヒィヒィ(引き笑い)」
殴らなかっただけ大人だろ?
よ「つかねぇ…マジで俺そーゆーの無理なんで…友達の前でヤれって無理じゃない!?ヒィヒィ(引き笑い)」
笑う所ねーよ!
よ「あ、すんません。ヒィヒィヒィヒィ(引き笑い)」
結局笑ってんじゃねーかよ!
真夏の昼間に鳴り響くよっちゃんの引き笑い。そんな事を話ししていると昨日俺の前でペッティングされていた女が後ろから声をかけてきた。
「昨日は…ごめん」
振り向く事なく俺はよっちゃんと話ししていたが
「いや反応してあげろよ!俺が気まずいから!」
的な目でよっちゃんが訴えてくるので歩くスピードは緩めず前を向きながら
別にいいんじゃね?
と、一言返した。
女「よくないよ」
もうこの一言で全身の血液が脳に集まり生命の誕生とも言われるビッグバンが俺の中で発動した。
バアアァアーーーーーン!という音では無く
グワァラゴワガキーン!!!
というドカベンの岩鬼正美のホームラン音がけたたましく俺の脳内に響いた。
どうやらビッグバンが発動したのではなく入ってはいけないスタンドに俺の中の岩鬼正美が特大ホームランを打ったらしい。
よくない?
女「だって…」
だって?俺が別にいい言ってるからいいだろ?日本語の意味分かってる?君何歳よ?義務教育からやり直せよ。そもそもの話でさ、謝る位ならやるべきじゃなかったよな?そん位分かんねーの?
女「ごめんなさい」
だからさ(笑)謝る位なら最初からやるなって。もう終わりだから。話しかけんなって(笑)
女「それは駄目だよ」
駄目…駄目?ふーん…。
人を馬鹿にするのもいい加減にしとけよ!どこまで自己中なんだおめーはよ!おめーは一時の快楽求めてその代償で俺との縁切ったんだよ!それでこの話は全部終わりなんだよ!なのに駄目だ?ふざけんなよ!なんでもかんでも世の中謝ればてめーの都合のいいように物事進むと思うなよ!?人をここまでおちょくった態度しやがって…おめーら許さねーからな?許して欲しけりゃ今すぐ100万持ってきて俺に土下座しろや!そうすりゃ許すかどうか考えてやってもいいわ!
女「……。」
別にいいだろ?おめーには味方のお友達が沢山いるしよ!1人のただの友達らしい奴がいなくなるだけなんだから。消えなよ。つかお前誰だ?知らねーわ。話しかけんな。
そう言うと女は立ち止まり俺との物理的な距離と精神的な距離どちらもどんどん離れていった。
よ「山田さん…それ言い過ぎだよ…」
隣にいたよっちゃんが神妙な面持ちで俺に言った。
よ「マジでさ。あそこまでよく言えるよ…本気で怖かったわ!100万持ってこいとかチンピラじゃん!怖いわ!ヒィヒィヒィヒィ(引き笑い)」
よっちゃんさぁ、笑う所どこにも無いから。
その日も熊谷市では最高気温を更新したらしい。朝から蝉がうるさく鳴いていたがその時ばかりはよっちゃんの引き笑いの方が蝉より力強く俺の耳元で鳴いていた。
つづく。
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タイルまんさんの
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このコラムへのコメント(12 件)
信頼は積み重ねるのは時間かかりますが失うのは光の速さですからね(笑)
よっちゃんは前世蝉の部類だったと思います。
いやー、人ってすごいですよね。一瞬で嫌いになれるんですもの。もう、私の中ではその友人+友人の女は存在を消してしまいたい(物理的にではないですよ?)レベルになりました。
そしてなにより、セミよりうるさいよっちゃんの引き笑いってどんだけうるさいんだろうと思ってしまいました。
本当あの時は…あ、フィクションでしたわ(笑)
あ、フィクションでしたね、もふもふっ(・ω・っ)З
ありがとうございます!
バッチリ失速する気満々です!
男女平等を謳う世の中ですがそうでもないですからね(笑)
あ、ちなみに彼女ではなくあくまで友達です。
まー色々過ちはありますよねぇ…。
私の本名は山田じゃないですからね(笑)
書いといてですがまっっったくスロット出てきませんでしたわ(笑)
男の浮気はたたかれるのに、女の浮気はそんなに叩かれない不条理な世の中に怒りを覚えます。
寂しいとか言われても知らんがなって話ですよ。
男の人と女の人って脳の作りが違うらしいですが、その辺の影響も大きいんでしょうな。
わかりしころは誰しもが過ち犯しますよね。