- パチセブントップ
- コミュニティ
- パチ7自由帳トップ|ブログコミュニティ
- コラム(ブログ)詳細
イギーポップは魔法少女に夢を見るか
イギーポップは魔法少女に夢を見るか
-
ぐらんさん
Aタイプが中心ながらさまざまな機種を。 つまりはただのスロット好き - 投稿日:2020/01/09 19:14
奇跡も、魔法も、あるんだよ。
さやかちゃんはネガティブな状況に際しそう言うけれど、多くの旧基準やみなし機の撤去もあり近年続く市場規模縮小やユーザー数減少は度々発表されるデータの通りで、贔屓目に見ても状況は予断を許さない。
ただのユーザーでしかない私には何が出来る訳でもないが、現場のユーザーだからこそ忖度ないもの言いで誰かに何かを伝えたい──なんて、高い意識を持つ事もなく今回は冒頭のセリフの通り、カワイイ魔法少女達のお話。わ~いやったね!
『6号機の良し悪し』と言う事で私がチョイスした機種は、SLOT劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語(以下、叛逆)
Re:ゼロから始める異世界生活(以下、リゼロ)が大きく勢力を伸ばし増産に次ぐ増産がなされた頃に登場した叛逆は、多くのリゼロライクな機種が発表される状況下で、推測にはなりますがそれらリゼロライク機種とは異なる、とあるアプローチをしている機種だと断言します。
それは『明確な減算区間の排除』です。
細かな6号機規約や検定・試験に関しては長くなりますので省略しますが(佐々木真氏のコラムは必見)6号機は性質上、減算区間搭載が必要不可欠です。また、短期出玉規制の問題があり周期抽選の形が基本になりやすい。
HEY!鏡の様にボーナス後やAT間に都度減算区間が存在するタイプ。最初期に登場した機種ですが6号機規約の教科書の様な王道の出来です。特定連チャン数中に突入率が跳ね上がる頂対決も一見さらなるAT連チャン契機ですが、頂対決中が実は減算区間でDZと違い一定数必ず消化させ減算。期間出玉規制を超えない様にしています。開発天才かよ!
リゼロは、減算区間をまとめちゃって一回の当たりの出玉感を強調するタイプ。フリーズ引く以外絶望的な通常時0~200G台までがそれに相当しますね。これってHEY!鏡とは違って必ずしも当たった人だけが消化する訳ではないので当たった人は出玉感を強く感じる事が出来るのです。開発天才かよ!
そしてそして叛逆。
叛逆は通常時と出玉バランスだけで減算区間のバランスを取っていて、後述しますがフリーズ以外絶望という区間がある訳ではありません。厳密にはボーナス後のマギカチャレンジ中はベルナビ無いので言ってしまえば減算区間ですが、正直そんな事よりAT抽選が大事なので気にはならない。
これは秀逸なアイデアで、この「気にならない」は叛逆に限った話ではなく、HEY!鏡のDZもですがスロットの表現として結構重要なんです。やっぱり開発天才かよ!
いついかなる時にもボーナスやATに当たる可能性があり 無駄なレバーを極力減らすコンセプトの元開発された事が伺える叛逆。そしてそれこそが最大のセールスポイントと言えるでしょう!そう考えると、なんだかこのシステムに[叛逆]と言う題材・言葉を選んだのも隆盛傾向にあったリゼロシステムに対して恣意的に感じますね。
まず叛逆の特色を示す為に、他機種対比で前置き部分が少々長くなってしまいましたがここからはテンポアップでお届けします、たぶん!
◆叛逆の良いところ◆
①無駄なレバーがほとんど無い。
これが叛逆最大の良いところ。補足すると、メインの当たり方はモード依存のG数解除でのボーナス。これが基本的に減算区間を担っています。しかしそれならG数解除まで期待出来ないじゃんと思いますよね?
それを打破する為に各種レア役に意味があります。まどかシリーズの特徴として「無駄なレア役が無い」というのは共通でありますが、叛逆のレア役の役割を箇条書きでまとめてみましょう。おまけ的に通常時以外も記載します。いわゆるヘビーフラグの特殊役と中段チェリーに関しては引いた場所次第で意味合い変わりますが、ここでは省略。
☆通常時
○弱チェリー→高確移行。稀にボーナス
◎スイカ→CZ
△チャンス目→ボーナス
○強チェリー→ボーナス
☆ボーナス中
・全レア役→ジェムアップ。強レア役なら2段階アップも多々あり。
☆マギカチャレンジ中
・全レア役→AT確定。チャンス目や強チェリーは特化ゾーンorボーナス1G連チャンス。
ほら、やれる気してきませんか?
[悪魔ほむら]という最強という位置付けの特化ゾーンも敷居は高くなく結構引けますし、その他[ほむらVSマミ][くるみ割りの魔女]も大きく乗せる事もあります。
②設置台数が多い
コンテンツが強い為販売台数が多い。
一般論ではありますが、設置台数が少なすぎると、どうしても設定状況はお察し。
そして少し限定的にはなりますが、聖地として某所があるので、設定強くなる事も多々ある。稼働圏内の方はラッキーですね!
③スロットへの落とし込みが原作に忠実かつ新規も多々あり。
とても立派な液晶が付いている叛逆ですが、原作を観た方なら街の風景などは目にしたものですし、特化ゾーンのひとつである[ほむらVSマミ]のガンカタと、くるみ割りの魔女での楽曲変化時(ワルプルで言うマギア)の映像や音楽は感動ものです。
そして、これは原作のネタバレになるので控えますが、叛逆ではさやかちゃんは結構重要なキャラの為、一部演出ではシリーズになかった杏子よりアツいなんて事も!
もう「残念、さやかちゃんでした」なんて言わせない?なお、私はマミさん派である。
①以外はどうでもいいよという声も聞こえてきそうですが、そうです。②③は私が個人的趣味から絞り出した蛇足です!
①こそが叛逆の良いところなので、そこが伝われば問題ありません。
◆叛逆の悪いところ◆
①マギカチャレンジ時、杏子以上のジェムが無いと、まあまあの絶望。そして杏子でスルーされるとショックだし、ほむらでスルーされると泣きそうになる。
②AT駆け抜けが多い。
おそらく、叛逆で一番嫌われる部分。
減算区間が無い・引き戻し抽選が必ずある(AT最終Gや、AT終了後の非有利区間)代償ですね。つまり、まとまった枚数を取るのがとても難しい。余程でなければ特化ゾーンに数回入れる事が必須になる。
エンディングや完走といったものがあるとそこを期待するのは仕方ない事ですが、誤解を怖れずに言うと叛逆は一回のATで完走を目指すゲームではありません。積み重ねるゲームです。
③自力感のバランス
これは主観になりますが「やってやった!」な自力感はスロットにおいて楽しい部分ですが、それが「やらなきゃダメ」に寄るとストレスになりやすい。
叛逆は、ここでレア役引いてくださいという「やらなきゃダメ」な場面がやや多いと思うので、しんどくなる事もしばしば。短い間隔で引いたりまとめたりが必要になりますから……
改善案として、叛逆のセールスポイントである減算区間が無いという部分をなるべく潰さずに、せめて[短い間隔だから厳しい]を[引けるかもしれない]に多少なり変換する為にAT中の高確率ゾーンだけでも[ベルナビ発生確率を落として高確率ゾーンのG数を延ばす]のはいかがでしょうか。ベルナビを無くしてしまうとモリモリ減るので、あくまでベルナビ確率を落とすだけ、という訳です。
いかんせん出玉設計の知識が無いものでお恥ずかしいのですが、普通に考えて高確率ゾーンのG数を延ばすとレア役で当たる確率が上がる訳ですから、例えばベルナビ発生確率を半分にする代わりにG数を倍にするという事は難しいでしょう。3割くらいが良いんじゃないでしょうか。バランス的に出なさすぎる事もなく出すぎない。
幸い、叛逆は差枚数管理のATなので、高確率を延ばしG数消化を増やしても「高確率ゾーン入ったからAT無駄遣いした」感覚は薄そうですし、なによりマギカチャレンジのベルナビ無いのをAT抽選に集中させる事で誤魔化している応用で、特化ゾーン抽選に集中させる事でベルナビ確率ダウンを誤魔化す訳です。[レア役を引けるかもしれない]G数を作った上で。
いかがでしょうか、ユニバーサル(メイシー名義)さん。
◆総括◆
繰返しになりますが叛逆は、出玉の波が緩い代わりに無駄なレバーを減らした、意欲的な機種です。
[ほぼほぼ当たらない約200Gがある]という点でリゼロや北斗天昇あたりはまとまった出玉を作るのですが、そのほぼほぼ無駄レバーに嫌悪感を持つ方も一定数いることでしょう。
そんな方に叛逆はオススメです。現存する5号機と感覚はあまり変わらず打てると思います。無駄レバーを無くした上でまとまった出玉感も欲しい、は規約・規制で厳しいです。こればっかりは仕方ない。
もし今後、今の規約・規制のままそういうイメージを持つ機種が出たとしたら、それは見せ方が上手いと言えるでしょう。意地悪な言い方をすると、その機種は誤魔化し方が上手いはず。6.1号機はベースを下げられるから多少出玉設計が変わるなんて噂も聞きますが、根源である6号機の規約・規制が変わらないと激変は難しいでしょうね。
そんな中でも開発のみなさんは日々研究を進めているはずで、このコラム投稿時新台の1000ちゃんは、有利区間の解釈を広げ革命を起こしたリノシステムを応用した6号機です。やっぱり開発天さ(以下略)
私はスロットが好きです。
あくまで個人的な見解ではありますが、当たらないレバーを叩いている時どんな気持ちでいればいいのかわからない。「退屈は人を殺す」と、かの有名なロックスターは語りましたが、まさにそれ。せっかくスロットを打っているのに勿体ない。やはりゲームは真剣に向き合う程面白いと思います。
ですのでこれからももっと「開発天才かよ!」って言わせて欲しいし、言わざるをえない様な機種を打ちたい。
SLOT劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語もそういう機種のひとつです。良いところも悪いところもありますが、どうでしょう。食わず嫌いで敬遠していた方がこのコラムで少しでも「打ってみようかな」なんて思ってくれたなら嬉しいですね。
6
ぐらんさんの
共有する
コメントを送る
パチ7自由帳月間賞│特集記事
パチ7自由帳ランキング
-
7 8
-
5 2
-
5 5
-
4 2
-
4 4
-
4 4
-
3 2
-
0 0
このコラムへのコメント(8 件)
知識不足でお恥ずかしい……べつに純増3枚くらいで構わないから減算ない機種増えてほしいです!
イエーイ、マミさん仲間ですね!
ちなみに余談ですが、マミさんとさやかちゃんはバストサイズ同じという噂です、ホントかよ(笑)
もう少し大事にしてもらえれば、みんなのイメージも変わるんですけどねぇ……
私の知り合いも6で負けて苦手意識があるようです……
しっかりした機種考察、楽しませていただきました。私もマミさん派です。
当たらねー区間なんざコインをドブに棄てるようなもんでね。ほんとナンセンスな仕様だと思う。
叛逆は光。
ホールに力を入れて欲しい機種の一つです。
あと個人的にはAT中の純増枚数を抑えて欲しかったです。