- パチセブントップ
- コミュニティ
- パチ7自由帳トップ|ブログコミュニティ
- コラム(ブログ)詳細
【第1話】ただのスロライターにここまで任せて…いいんですか!?
【第1話】ただのスロライターにここまで任せて…いいんですか!?
-
.乱.さん
パチスロ必勝本系列&パチスロ7(漫画)にて12年間の経験を経た後『書く・企画立案・撮影・編集・演者』などをすべて出来る仕事人を目指し必勝本を離れる。 現在は、生放送番組『酒パワー』にてメインMC他、各種CS番組に時々出演、来店、コラム、スロットコーナーの稼働コンサルタントとして勉強しながら活動中。 - 投稿日:2018/06/03 00:09
始まりは2017年9月。
『死ぬほど辛いものを食べる会』という超人的嗜好の会に、好奇心だけで参加をした残暑の日だったと思う。
恐らく「食べて死んでも文句をいうな」と英語で書いてあるだろう誓約書にサインをし『世界で1番辛いカレー』を泣きながら食べきった夜。
席をご一緒していた、武蔵小山『エンジェルV』店のブラックさんが提案した一言が全ての始まりだった。
「乱さん、スロットのコースを作ってみませんか?」
食後3時間。五臓六腑が悲鳴をあげて、一歩でも動けば、毛穴中からカレーが吹き出しそうになっている私にでも、エンジェルVは、ずいぶん前から知っているホールだ。
パチスロ必勝本系列でスロライターとしてデビューをし、12年間経験を積んでいた中、仕事でも、プライベートでも行ったことがある。
「武蔵小山といえばこの店」の優良店なはずだ。
しかし、現在、エンジェルVのスロットコーナーをまとめているブラックさんは首を横に振った。
「お恥ずかしながら、現在は…」
そこで聞いたIN枚数は驚愕だった。
この『IN枚数』はホールの守秘義務もあるため、言葉で表現するが
「お客さんの信頼をとことん無くして閑古鳥ホール」を想像してもらえば大体正解。
そうなってしまった以上、ちょっとや、そっとのことをしたって、変わらないとブラックさんは続けた。
「だからこそ、どこにもない、スロットコーナーを作りたいんです!」
機種選定、ラインナップ。それに基づく仕掛け、狙い、設定。
さらに装飾、告知物、説明ポップ。それら全てを企画立案し、お客さんの顔を見たここにしかない『コンセプトのあるコーナー』を一緒に作ってほしい。
普通に考えれば暴挙ともいえる。
推しコーナーや機種のプロデュースや、イメージキャラクター、1日店長を、1日限りや1ヶ月するというライターやタレントがいても、機種の選定から始まり、仕掛け、設定、作成物、諸々込みまるごとを任せた上に、まずは1年間やろうというのだ。
経費だって相当なものだし、責任は重大すぎる。
こんな試みをするホールは、恐らく全国を探しても、エンジェルVだけだと自信がある。
長期間に及ぶホールの重要な案件を、一体誰に提案しているのか。
それこそが、普通ならありえないからだ。
「……わたし、ただのスロ好きスロッターですよ?」
なぜ、こんな私に白羽の矢が立ったのかを知るのは、また別の機会になるのだが、
この時、すごくワクワクしたのを今でも覚えている。
自分がスロットコーナーを作るなんて、夢のような話だ‼
11月始動に向けて企画案を考える日々がスタートしたのだった。
-----------
企画を考えるというと、
「面白い企画を考えるのが難しい」と考える人は口にしがちだ。
奇想天外な案が「誰も考えつかないから面白い」というのは勘違い甚だしい。
根本的に『その企画の趣旨に必要なポイント』を見つけなくては、どんなに斬新で新しい企画を考えても『自己満足』の域からでないからだ。
そんな企画では意味がない。
やって意味がないものは、どんなに時間をかけても、無いものと同じ!
…と、いうのはとっても簡単で、実際、自分自身も胃が痛くなるほど考えこんでいた。
自分はアナログなので、とにかく、紙に書き出す。
増客のフレームワークというものはビジネス論ではいくらでもあるが、
そもそもがわかってない頭で、使い慣れていない知識は「わかったようなフリ」しかできないので活用しきれない。
だから、いっそ、シンプルに考えてみた。
打ち手として、身近に思うのはなんだろう。
「『お客さんが何に惹かれてホールへ来るのか』だ」
逆を言えば『どこに魅力が無くてこのホールを選ばないのか』とも言える。
行かないホールへの理由は各それぞれだが、
「パチンコが遊べない」「スロットの設定が入っていない」というのは、よく聞くワードだ。
「要は『信頼がない』から行かないの一言なんだよな…」
ユーザーは、得られる可能性がなければ、身体を向けないし、
損をしたくないから不審なものには、手も足も出さない。
ただそれだけ。
「【ただそれだけ】をひっくり返すことが、どれだけ大変なんだー・・」
ため息が出た。
一度なくなった信頼は取り戻すのはそう簡単じゃないというが、
人の心を動かすのは本当に難しい。
そこに斬新さは必要なのだろうか。
ホールにとって、なにが今1番必要なんだろうか。
考えれば考えるほど迷走する中で、書き出した答えはびっくりするほどシンプルだった。
「行きたい。打ちたい。負けても勝っても、また、行きたい…」
『負けても、また行きたいと思うホール』
リピートしたくなる要素を増やすことこそ、コンセプトになるんじゃないだろうか。
それが何かを軸に企画を考えればいいんだ。
企画提案に書いたキャッチコピーは『スロ好きによる、スロ好きのための…』に決まり、コンセプトを打ち出したコーナーづくりが始まった。
ーーーーーーーーー
最後まで読んでくれてありがとうございました!
エンジェルVは、東京都品川区の武蔵小山駅から徒歩1分。
商店街の中にあるホールです。
コラムにある『スロ好きによる、スロ好きのための、コンセプトコーナー』は現在も進化・成長真っ最中!
この試みと、お店の思いと、難しさ。
その中で見つけていったホールのあり方やお客さんの声をコラムで書かせていただきます。
明日月曜日は武蔵小山では独占導入の『ゆるせぽね』導入!
店舗生放送もやっています。
詳しくは、乱Twitterより!
Twitter ID : ranranran717
または、ツイッターの検索から『乱 スロライター』などで検索してみてください。
毎週日曜に更新です!
15
.乱.さんの
共有する
このコラムへのコメント(10 件)
場所お借りしております!よろしくお願いいたします!!
リアルタイムな話なんですねぇ。確かにエンジェルVと言えば、有名店ですから、今の状況は意外です。
続き楽しみにしてます!
コメントありがとうございます!
冤罪は許せないですね…なんのためのカメラなのか。100%win-winになることは無いものかもしれませんが、理想はわすれずに、精進していきたいと思います。
成功されるのを願ってます!
私もやはり、行きたくなる店は、負けてもいいと思える店です!
接客対応が素敵だったり、汗水流してる店員さんをみると、こちらにもちゃんと伝わってきますし、設定が入ってるかも?と思わせるように、ちゃんと箱を用意してくれたり…
あとは、私が逆に1番嫌なホールは、遠隔で摘発された経緯があるホールで、さらにパッキーの冤罪をかけられて5000円支払ったのです…
おぉ…… 本物の方だぁ……
続き楽しみにしてます。
2年くらい前まで口にしてた連中が口に出す事あれば遊びに行きます。