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◯◯とパチスロの奇妙な因果関係 『く』
◯◯とパチスロの奇妙な因果関係 『く』
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たれめさん
ストップボタン押すために仕事してる - 投稿日:2017/04/06 11:32
今回のお題はトリオレの三男さんからいただいた「紅」。
皆さん静粛に。御唱和下さい。
紅だぁぁぁあああーーーー!!!
「紅」と聞いて、日本人であるならば思い浮かべるの物は一つであろう。そう、日本が誇るモンスターバンド、「X」の代表曲である。疾走感溢れるメロディーとボーカルのシャウトに嫌が応にも気分が高まる、ロック史に残る名曲だ。
高校時代、野球部に所属していた俺からすれば、応援歌としての思い出が強い。ブラスバンドの演奏と共に男子野球部員が雄叫びを上げる様は圧巻の一言に尽きる。「紅」は、今も親交のあるS太郎の応援歌だった。
S太郎は実にイカれた男だ。特筆すべきはその声だ。S太郎は常人の3倍の声量を持っている。カラオケに行けばマイク無しでマイクに勝り、動画をとればその音声はS太郎の声で埋まる。その声量で豪快に笑うのだから、三日も行動を共にすれば難聴になること間違いない。また、S太郎は無類の体力馬鹿だ。趣味はマラソンであり、将来の伴侶に望むことは「一緒に走ってくれる人」だそうだ。その癖、自分の体力が尽きると、飲み会の途中であろうと構わず眠り出す。そんな自由奔放な愛すべきナイスガイだ。
S太郎との思い出に、ピザまんがある。部活帰り、少ない小遣いを握り締めコンビニで買うのは、何時もピザまんだった。あのとろけるチーズに魅了され、狂ったように貪ったものだ。ピザまんの具はチーズとひき肉とケチャップだ。色は勿論「紅」である。
また、威嚇対決という思い出がある。男子高校生というのは須らく馬鹿な生き物である。中でも野球部というのはその馬鹿共を篩にかけ、高濃度に抽出した混じり気のない馬鹿の精鋭達だ。そんな馬鹿に、多少の胸筋が付くとどうなるか。ゴリラよろしく、互いの胸を撃ち鳴らし威嚇し合うのだ。ゴリラのドラミングは無駄な争いを避ける為に行われる。我々もまた、争うつもりはない。互いに意地と意地、誇りと誇りを賭け叩きあった。退くことは即ち敗北である。叩き終えた後、其処に勝者はなく、ただ敗者のみが存在する。威嚇を終えた二人の胸は充血し、「紅」に染まっていた。
S太郎の思い出深いエピソードに、「発狂」というのがある。政経の授業の課題である日本国憲法の書き写しが終わらず、栄養ドリンクを飲みながら徹夜を続けていたS太郎。三日目の夜、ふと気付くと友人から借りていた教科書を破り捨てていたという。その時の奴の眼は、宛ら怒れるクルタ族のように「紅」になっていた。
ここまで読み、パチスロ全く関係ねぇじゃねえかと思った方もおられる事だろう。ところがどっこい、其れは大きな間違いだ。なにを隠そう、S太郎は無類のパチスロ好きなのだ。よく共に打ちに行く仲でもある。あの狂ったような笑顔でサンドに金を入れ続ける様は、狂気以外の何者でもない。そんな奴に追随し、明らかなクソ台に挑む俺もまた、何処かおかしいのだろう。一緒になって無謀な勝負を繰り返す我々の収支は、漏れ無く「紅」一色だ。
如何だっただろうか。「紅」とは「S太郎」であり、「S太郎」とは「パチスロ」なのだ。
そんな摩訶不思議な因果に巻き込まれたS太郎は現役の消防士である。彼の戦場、時にその命を賭して職務を全うする現場は、「紅」の炎に包まれている。
引き続きお題募集中です。お題を下さった方にドラミングで感謝をお届けします。次回は『け』から始まる言葉で。
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たれめさんの
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このコラムへのコメント(10 件)
書き終えた後改めて見返して、我ながら頭おかしいんじゃねぇかなと思うことがごく稀にあります笑
ゴリラのくだりとかもうひどい(褒め言葉)
奴ならきっと燃えても強く生きていくでしょう笑
お題ありがとうございます!ケツ毛サンバ…なんでしょう、よく分かんないけどワクワクしてきました笑
け…ケツ毛サンバ…
( 'д'⊂ 彡☆))Д´) パーン
炎に包まれても笑ってそうな気がします笑
お題ありがとうございます。ケータイプッシュ!
S太郎くんの身体が紅に染まらないことを祈ってます。
け、け、携帯電話!!
どうでしょう?
叫んでくれな…紅ダァーーー!
「クレ内だー!!」と、
ベタでスミマセン
こちらこそありがとうございました!
慰める奴はもういないらしいので慰め合いましょう!笑
みんな紅で繋がっているんですね!
ここだけの話し、実は私も紅なんですよ…
パチンコの毎年の収支…笑