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元店長カタギリのホール非攻略~パチンコパチスロ情報バラエティ~
2018.09.07
カタギリのホール非攻略『設定変更(パチスロ)』
元・店長カタギリ 元店長カタギリのホール非攻略~パチンコパチスロ情報バラエティ~
枕カバーが古くなった油の臭いを放っています。ごきげんようカタギリです。
さてショートゴロのような当連載の第3回目のテーマは『パチスロの設定変更について』でございます。皆さん気になりますね? 興味ありますよね?
我ながらナイスなテーマだと思いますよ、ええ。私も他店の設定変更事情、非常に興味があります! ま、私の場合は小~中規模ホールでの勤務経験しかありませんが、だいたいこんな感じでやっていました的な感じで緩くお伝えしたいと思います。そんな訳で今回も霊感商法のセミナーに参加するような心持ちで、最後まで警戒心を忘れずにお付き合い下さいませ。
★パチスロの設定って誰が、どういう風に決めているの?
▲生々しいので一部自粛
ウチの会社の場合はまず、毎月下旬に行われる営業会議で翌月の様々な目標数値が決定されます。
つまり、この会議の場で翌月の利益のノルマが店長に課せられるという訳です。この数字に到達出来なければ「オーナーが営業部長を叱責→営業部長が店長にダメ出し→店長が部下に八つ当たり→部下が女子アルバイトにちょっかいを出す」というパワー&セクシャルなハラスメント連鎖が始まってしまいます。そんな悲劇を回避するには毎月のノルマ達成が必須であり、日々の目標数値達成が重要です。そこで重要になるのが調整内容、すなわちパチスロの設定という訳ですな。
従ってこの質問の答えは「自ら提出した営業計画に基づいて、店長が日々の営業数値を検証しながら決めている」になりますね。大手のチェーン店では本部で全て設定を決めて、店長は人材育成やシフト管理などの店舗管理業務だけを行う場合もあるそうですが、こういったケースでも本社サイドが営業計画をベースに日々の調整内容を決めているのは間違いないでしょうね。要するに一昔前のホールでたまに見かけた「明日は社長命令によってバカ出しします!」みたいな営業は現在ではほぼ皆無、という夢の無い話でございます。
★設定変更は、いつ、誰が行うのですか?
これはホールによってまちまちでしょうね。パチスロ1,000台以上設置の超大型店舗だと設定表を渡されて、変更業務だけを担当する社員が7~8人いる、なんて話も聞いたことがあります。とはいえ、業務に関わる人数が増えるほど情報漏洩のリスクも高まるので、小~中規模ホールでは開店前か閉店後に店長が一人だけで行うケースが多いのではないでしょうか。店長の休日は副店長やマネージャーが代行する、といった形で。
機密性の高い業務ですので、社内でも関わる人数は少ないのが一般的です。
★設定変更の頻度は、どのぐらいですか?
超ボッタクリのベタピンホールであれば、閉店時にART中の台だけを設定1→1に打ち直し、残りは全台据え置き、天井に近い台だけ設定1の打ち直しになるでしょうね。全台を完全に据え置くケースも、設置台数の少ないホールであれば良く聞く話です。
現在だと旧イベント日は全台リセット、それ以外の日は全体の2割程度を変更して残り8割は据え置き、といった感じですね、ウチの店だと。他店の例では基本的に設定2~3で放置、稼働が少なかった台や極端に出てしまった台のみ上げ下げする、という話をたまに耳にしますね。設定変更は時間と手間のかかる面倒な作業です。設定キーもメーカー毎、同メーカーであっても筐体毎に違う等、何十種類もブラ下がった大きな鍵束です。1本1本探すだけでも大変な作業ですから、据え置きメインとなるのもお察し頂けるのではないでしょうか。
★高設定を使用する法則のようなものは、ありますか?
▲誰もが夢見る高設定
高設定の使い方こそが担当者の性格が大きく影響する、俗に言う「店のクセ」が出るところですね。
人目につきやすいカド台に入れる人、意図的にカドには入れない人、前日・前々日の大当り回数が少なかった台に入れる人、末尾やゾロ目等の台番号を重視する人、クセを読まれないようにランダムで入れる人など、本当に「人それぞれ」としか言いようがありません。系列店どころか、同一店舗ですら設定の入れ方は担当者によって違いますからね。また、あえてユーザーに店のクセを読ませるようにわかりやすい高設定投入パターンを行うケースもあります。その結果、常連客が増えますからね。
★設定の変更を悟られないような「対策」をすることはあるの?
これも人によってまちまちです。私が行っていたのは、いわゆる「ガックン対策」の朝イチ出目全台7揃いにしていた位です。系列店の担当者は変更台の高確抜けまで回したりしていましたよ、閉店後のホールで。その結果、稼働はガタ落ちしていましたけど……。
忘れられないのは『しくじり店長』にも登場した元ヤン店長のツジさんですね。この人、台の出目をノートに記入してから設定変更した上で、データランプで総回転数が変わらないようにデータ配線を抜いてリールを回し、変更前の出目が止まるまで自力で遊技するという、パーフェクトなガックン対策を行っていたのです。いわゆるスロプロを返り討ちにするために真夜中、必死に頑張っていたその後ろ姿は、とても気持ちが悪かったです。
★カタギリ物語。
私の現役時代に設定6を放置し続けた最長日数は、44日間。
その当時、店の看板機種であった『新鬼武者』の最高設定(出率114%)をひたすら据え置きにしてみたのです。設置していた12台のうち平均稼働が最も低かった右から4番目の台を、差枚数が5,000枚を超えるまでひたすら据え置く、という条件付きで実験してみました。結果、期間中の最大差枚数は4,000枚オーバーが限界。44日間の平均出率は104%程度だったと記憶しております。
減台をきっかけに放置プレイは終了となったのですが、とても設定6とは思えないスランプグラフを数多く目撃した結果、自身のパチスロライフにも多大な影響を及ぼしてしまったのですからさあ大変。高設定挙動を示す台に座っても少し調子が悪くなっただけで、「あ、これ高設定不発パターンだ」と思い込んで平気で捨てちゃうようになりまして、後から座ったお客さんに盛大に出されちゃうというのがお約束パターン。一種の職業病ですな……。
最近では自店の『バジリスク絆』全6データにも衝撃を受けました。10台全て、お客様のプラス。万枚が2台、最も出なかった台でも差枚3,000枚オーバー。1台も不発が無かった事に驚かされましたね。絆の設定6を皆が狙う理由が、ようやく理解できましたね。
★『設定変更』のまとめ。
それでは今回のまとめ。
パチスロを打つのはもちろん人間ですが、パチスロという機械の出玉をコントロールするのも、同じく人間なのです。そういう意味ではパチスロは機械との戦いではなく、人間同士の戦いと言えるでしょうね。夢を与える仕事の裏には様々な苦労があり、夢を追うユーザーに対しても、ホール側の人間は様々な思いを抱えているのです。どんな優良店であれ月々のノルマ、つまり一定額の利益をしっかりと確保しているのですから、綺麗事ばかりは言えません。優良店に見えるホールは「パチスロの設定変更を上手に行える、イメージ作りに長けたホール」と言い換えても間違いではないでしょうね。
とはいえ、目の肥えたパチスロユーザーを最大限に楽しませるために、可能な限り高設定台を用意する姿勢を持ったホール、その姿勢が垣間見える営業を行っているホールだからこそ、人が集まるのも事実です。大勢のユーザーが集まるホールの優秀な店長さんの手のひらの上で、あえて踊らされてみるのもパチスロの醍醐味のひとつだと私は思うのです。
もしもホールの店長さんとお話する機会があれば、こう尋ねてみてはいかがでしょうか。
「店長さん、自分の店で(パチンコ・パチスロを)打ってみたいですか?」と。
その質問に躊躇うことなく首を縦に振ってくれる店長さんが働くホール。私はそんなお店に通ってみたいですね。
★いつだってテーマ募集。
必ずしもお答え出来るわけではありませんが、テーマとして取り上げて欲しいことがございましたら、どうぞお気軽にコメント欄に書き込みをお願い致します。
ネタ切れしましたら、当連載は終了でございますゆえ。
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- 元・店長カタギリ
- 代表作:しくじり店長
シルバ〇アファミリーみたいに小さなパチンコ店の責任者から一転、 雑巾がけがメインの業務となってしまった事務員へとグレードダウン。 そんな設定①のスランプグラフのような半生を、隔週水曜日に連載させて頂いております。 タイトルは「しくじり店長」。 パチ屋の店長が平社員へと降格していく逆サクセスストーリーを、 海物語シリーズの泡リーチを見つめるような気分でお読みください。
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ホールは景品の卸業者から景品を購入してお客様へ提供
(ここで卸業者はホールから手数料ゲット)
お客様が近所の買い取りショップ(笑)へ持ち込み
買い取りショップが卸業者へ景品を引き渡し
(買い取りショップは卸業者から手数料ゲット)
といった感じですね。
つまりホールと卸業者に金銭のやりとりは発生しますが、ホールと買い取り業者の間では発生しません。
それやっちゃうと一発アウトになりますからね。
特殊景品に関しては東京都は金地金でほぼ統一されていると思いますが、他の道府県に関してはバラつきがあるようですね。
この部分を掘り下げてしまうと一気に書けない内容になってしまいますので、今度いっしょに飲んだ時にでも(笑)。
法律上の解釈では「たまたま持っていたボールペンや金をたまたま近くに古物商取引の許可営業をしている店舗があったので換金した」となりますが…
あと特殊景品の種類は地域毎に決まっているんですかね?東京は金が多いですが埼玉はボールペンが多かったような、