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月刊保通協の資料~2017年9月編~
月刊保通協の資料~2017年9月編~
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暇人ししょうさん
ノーマルタイプをメインに立ち回る自称アマチュア養分。 好きな機種はマタドールとスーパーシオ。 パチンコもちょくちょく打っている模様。 所謂5号機チルドレンだがなぜか古臭いネタを知っている。 - 投稿日:2017/09/05 14:16
想定通りの2週連続更新でございます、暇人ししょうです。
最近イカばかりやってて稼働が減少気味ですが自分の収入にはこのぐらいがちょうどいいと思ってます。
さて今月の資料でございますが取り上げたい事例が中々に多く、どれにしようか困りましたが一番香ばしいこれを紹介したいと思います。
『遊技機前面の構造物から香りを放出する機能を有するが、香りの元となる材料は芳香性能が低下することから、耐久性を有しない装置であり、また、部品の材質が温度又は湿度の通常の変化により変質する性能であった。』
はい、ぱちんこ台に新機能をもたせようとして失敗してしまった事例です。
これは言い換えると、「香りの出るぱちんこ台を作ろうとしたけど、芳香剤の摩耗が激しいうえにちょっとした温度変化で香りの出が変わってしまうからダメ」となります。
根拠になった別表第4(2)ヌ(イ)と(3)トとはそれぞれ『耐久性を有しない装置を設けないものであること。』と『イからヘまでに掲げるもののほか、遊技機の部品の材質は、温度又は湿度の通常の変化により変質し、又はその形状が変形するものでないこと。』と耐久性に関わる項目になっています。
ホールに置かれているぱちんこ台とパチスロ台は全て所轄の承認が合って初めて遊技可能になるのですが、その承認条件の1つに「承認された状態から台にいかなる改造も施してはいけない」というのがあります。
たまに聞く未承認変更というのはコレのことで、所謂裏物(ROMの変更)だけではなく台に付いたLEDや基板を繋ぐハーネス、接触不良になったボタンすらも勝手に取り替えてはいけないという決まりです。
何かを取り替える場合は所轄に連絡をし、警察立ち会いの元で行わなければいけなかったはず。
それなのに摩耗の早い装置を取り付けて警察側の手間を増やすようでは本来業務に支障をきたすのでいけません。
まぁ別表のこの項目が想定するところで一番大きいのは、意図的に摩耗の早い(変質しやすい)部品を取り付けあえて故障状態で遊技させて、適合試験のときと違う遊技性にするのを防ぐためだとは思いますが。
想定とは違う方向で既存の条項が新規性を阻害する、あまり褒められたものではありませんがお金のやり取りが前提の世界故にある程度は致し方ありません。
さて、話は変わりますが9/4付けで例のパブリックコメントの結果が公示されました。
集まった意見は14838件、多かった意見を中心に警察側が返答をしていましたが基本的に変更はなしでした。
いまさらスマートボールとじやん球に変更かけてもしょうがないでしょ、公安も事前に「変更はない」って公的にリリース出しちゃってるし。
集まった意見に全レスは流石に無理でも自分の出した意見で割りとクリティカルだと思っていたものに言及がないと少し寂しいです。
興味がある人はe-govで検索をかけて是非本文を見てほしいです。
今後同じようなことが(それこそアミューズメント業界以外でも)あると思うので知っておいて損はないはず。
それではまた来月。
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暇人ししょうさんの
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このコラムへのコメント(4 件)
説明しきれる自信がなくて見なかったことにした方ですかね…。
2種BBが内部成立中か否かで制御を変えようとしたというのはイミソーレに近いものを作ろうとしたのじゃないか、いやRT状態を変えようとしたんじゃないかなどなど想像と酒が進みます。
スメル機能より回胴のほうが大ニュースですよ。新リノ方式くる?
もしかしたらに期待していましたが所詮お役所仕事でしたね。
同一意見の多さは気にしないというのも胡散臭いし、なんだかなぁ……。
アレンジボールと雀球は、最初から「意見を聞いて直した」というためのものでしょ。まあ、そんなものです。