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インタビュー・ウィズ・スロッター(稀にパチンカー)
2017.09.25
オカンとパチスロとお笑いと……! 人気演者『ハニートラップ梅木』さんのロングインタビュー後編!
今回のインタビュー・ウィズ・スロッターは引き続き、こちらパチ7でも「ガチますく」さんとしてお馴染み、ハニートラップ梅木さんの人生にスポットを充ててお送りいたします!
前回お送りした「壮絶な小学生時代」についてはこちらでどうぞ! (https://pachiseven.jp/articles/detail/4306#contents)
オーケー! それではいきましょう! ヒア・ウィー・万枚!
★梅木塗装と青春。
「なかなか凄惨というか……パンチが効いた少年時代のお話でした……。じゃあ次は──中学と高校の話をサクッと訊いちゃっていいですか?」
「中学は……梅木塗装にこきつかわれてましたねぇ……」
「出た、梅木塗装」
「はい。平日は学校に行って、休みの日は塗装です。アレ色んな薬品使うんで、体調悪くなるんですよね」
「シンナーだ」
「そうです。そういうのも吸いたくないのに勝手に入ってくるんで吸ってもうて。そんで具合悪くなって屋根の上でゲロ吐いたり……」
「成長に悪影響……!」
「しかも給料貰ってないですからね。多分全部計算したら150万くらい未払いになってるんちゃうかなぁ……」
「ブラック企業!」
「そうです。梅木塗装はとんでもない会社でしたよ。だいたいオカンが汚いんですよ」
「京子さん……」
「ある時オカンから『喫茶店いこうや』って誘われて。珍しいなと思って一緒に行ったんですよね。でそこ着いたら、なんか女性がいて。僕なんも知りませんから、何やろこの人、一緒にメシ食うんかなぁとか思ってたんですけど、話を聞いてると、どうもその人は梅木塗装の従業員らしくて、なんか作業中にケガをしたらしいんですよね」
「雲行きが……」
「そう。なんか怪しいぞと。んで最終的にオカンが『本当にごめんなさい!』とか言ってその場で土下座をしたんですよね」
「…………」
「そしたら相手の人が『京子ちゃん子供の前でヤメて! もういいから』みたいな感じで止めて。僕それを冷静に見ながら『ああ俺この為に連れて来られたんやな』って」
「(笑)」
「ホンマにねぇ、世の中で一番ずる賢いのはオカンやと思ってます」
「高校時代はどうでした?」
「高校時代もねぇ、結局なんかあるとすぐ駆り出されてましたね」
「一応聞いときますが、どこにですか?」
「梅木塗装です」
「てか梅木塗装凄いですね。結構長持ちというか。思いつきで始めた割にはしっかり続いてますね……」
「そうなんですよ。単独でってよりも、色んな所と一緒にやりながら……まあ多分オカンが枕営業してるんですよねぇ」
「(笑)」
「毎回なんか密接な男が出てきてその人と一緒によく仕事をしているというか。だから梅木塗装自体はほそぼそと続いてて、そこに駆り出されて……」
「で給料はナシと」
「無いです無いです……。あー……。コレもあったなぁ……。中学3年の終わりから高校1年の夏くらいまでなんですけど、オカンとまた連絡取れなくなって。僕もその頃になるとちょっと慣れてるんで必死に探したりはしなかったんですけども、高校に入って、新しく友達が出来たんですよね。で、ある時ソイツの家に遊びに行ったんです」
「はい」
「家に着いて。中に入って。なんか2階にキッチンがある家だったんですけども、ふっとそこ見たら、行方知れずになってたオカンがいたんですよ」
「マジすか!」
「『ン?』っと思って。で色々訊いたら、その友達のお父さんが独身で、一人で塗装業やってる人だったんですよ。ははぁん……と。多分、どっかの現場で知り合って、そして一緒にやるかぁ! ってなったとか、そういういつものヤツやなと思って」
「ちょっと気持ち悪くなかったですかその時」
「いや気持ち悪いですよ。どんな顔していいか分からなかったですもん」
「見た瞬間なんか言いました?」
「お前なにしてんねん! って言いました」
「お母様は……」
「見つかっちゃった♡ って」
「(笑)」
「もうオカンも振り切ってるというか、『あ、コイツ開き直ってんな』って思いましたもん。そんで友達から『まだ夜の営みがあるぞ』と聞かされて。『あ、あぁそぅ』みたいな。キッツかったっすよ」
「いやぁ気持ちワリー! 素晴らしいお話です!」
「──結局それから、その友達の家に俺も住む事になるんですけどね」
「……え?」
「なんかね、時を同じくしてお爺ちゃんとお婆ちゃんが『国の世話になるしか生きる方法がもう無いねん』っていい始めて。で『そうなったら、家にお前がいたらアカンのや』って」
「え。そうなんすか?」
「僕もその辺よくわからないんですけども、僕が当時やってたファミレスのバイト代を全部家に入れるか、家を出ていくかのどっちかにしろ、みたいな。で僕は家を出て、オカンというか友達の家に行ったんです」
「ちょ。梅木さん良くグレませんでしたね?」
「グレるお金が無かったです(笑)」
▲「ニコナナ」出演時の梅木さん。元気に育ちました。
★いざゆかん。お笑いへ!
「小6の時のなんちゃってカノジョは置いといて……。梅木さんカノジョ出来たのいつですか?」
「丁度その頃ですね。Tちゃんって言うんですけども、まあ僕、全ての物の記録を残したいタイプというか……思い出を大事にするんで……。当時フォルクスってファミレスでバイトしててオムライス作ったりしてたんですけども、そのバイト代使ってカメラを買ったんですよ」
「カノジョとの思い出の為に……」
「というか初体験を残しときたかったんですよね」
「え。それ初体験って、あっちの方の初体験っすか?」
「そうです。Tちゃんの家でカメラをこう、セットして」
「いきなりハ◯撮り!」
「まあ……そうっすねぇ……」
「これ書けないなぁ……。いや、書くかなぁ……。どうだろ」
「いいっすよ。僕NGないんで」
「マジすか……。じゃあまあ……ちょっとブチ込んどきましょうか……。Tさんとは長かったんですか?」
「まぁ……そこそこ長かったっすね。NSC(※よしもとのお笑い養成所)まで続きましたよ」
「お。お笑いの話だ。ちょうどNSCってキーワード出てきたんで、そっちの方も訊いちゃっていいですか? そもそも何でお笑いを目指そうと……」
「まあ冒頭でもちょっと話したんですけども、友達に誘われたから、ですね」
「その友達とは今でも……?」
「はい。仲いいですよ。彼は今、劇団やってて。『男肉 du Soleil(オニクドソレイユ)』(http://oniku-du-soleil.boy.jp/)っていうんですけども、そこの団長の池浦さだ夢くんがそうです」
「オニクドソレイユ……。男肉って書いてオニクなんだ……。あ、ホームページあった……。うわなんだこれ。裸だ……」
「そうなんすよ。なかなかオモロイっすよ」
「ん。さだ夢さんって名前はこれ芸名……ですか? サダム・フセインから来てるんですかね」
「いや、元々そうなんですよ(笑)」
「ほえー。凄いお名前。お笑いはやってらっしゃらないんですか?」
「彼はお笑いの方に進まなかったんですよね」
「ありゃ。そうなんだ……。ややこしい話ですねぇ」
「そうなんですよ。僕はさだ夢くんに一緒にやろうやって誘われて……まあ最初興味は無かったんですね。ホントこれお笑いの人間としてどうなんやって思うんですけども、いわゆるネタみたいなのも全然見たことなくて……。でも高校の頃に松本人志さんのある本を読んで、衝撃を受けたんですね」
「衝撃というと……」
「なんか『かっこいいな』と思って。それまでお笑いって『面白い』だけだと思ってたんですけども、『かっこいいもんなんや』というのがその時初めて入ってきて。それで『やってみたいな』ってなったんですよね」
「なるほど!」
「だからもういよいよさだ夢くんの誘いに乗ってNSC行ったろ! と思って。年齢を偽ってコンビニの深夜のバイト始めて──。レジ裏の、防犯カメラの死角になるとこで中間テストの勉強しながら、自分でNSCの学費貯めて……。たまに梅木塗装呼ばれて……」
「梅木塗装は給料は……」
「出ないです」
「ですよね」
「それでも何とか目標のお金が溜まってNSC入って──。もう大変でした。忙しくて忙しくて──……。バイトやって、授業受けて、んで梅木塗装やって──……」
「まだ梅木塗装やるんですか!」
「そうなんですよ。んでTちゃんとそれでケンカなって」
「ありゃ。もう手伝うな、みたいな感じですか?」
「要するにお金が無かったんですよね。高校卒業してすぐにTちゃんと同棲したんですけども、生活がカッツカツで。『そんな忙しくしてるのになんでお金ないの?』って訊かれたときに、正直に梅木塗装のは給料出てへんって言ったら、『もう辞めなよ! 行ったらアカン』みたいな感じで言われて──……」
「まー常識的な意見というか……」
「そうなんですけども、それでケンカになって、別れる事になりました。梅木塗装のせいです」
「梅木さんの人生、わりと梅木塗装との戦いっすねぇ……。そういやハニートラップの前身の『丼(ドンブリ)』はNSC時代に組んだんですよね?」
「そうです」
「もう最初ッから『丼』だったんですか?」
「いや、幾つか組みましたよ」
「差し支えなければ、歴代のコンビ名を頂いても……」
「えーと最初は『木馬』でしたね。次が『ギャラクシー』で、そっから今の相方と『丼』です。東京に来る時に『丼は東京向きの名前じゃない』と思って『ハニートラップ』にしました」
「今もう『丼』だったら『銀シャリ』と『ライス』とトリプルで被ることになってますますワケわかんなくなってましたね! ナイス判断です! ……NSCってどんな授業があるんですか?」
「僕らの時はバレエやらされてましたね」
「バレエ……! ってクラシックの方ですよね。球技じゃなくて」
「そうです。なんか中国人の先生が来て『アナタ達! シロウトッテスグ分カル! 何故カ? 立チカタ汚イカラ!』とか言われて。この授業絶対要らんやろと思ってましたね……」
「(笑)」
「バレエは2回くらいで行くの辞めました」
「あら勿体無い。NSCって40万くらいするんですよね?」
「大体そのくらいっすね……。最初一括でバーンと払わされて。もう払わされてるもんやから、あとはもう罵詈雑言でなんとか辞めさそうとするんですよ。講師の先生もタコ焼き食いながらネタ見て、もうちょっと細い指導してくれるんかな思ったら『声が出てへん』ばっかり言うんですよね……」
「大阪っぽいナァ……。ああでも俺、東京NSCの友達が居るんですけど、やっぱ『講師が怖い』ってのはめちゃめちゃ言ってました」
「そうでしょう? 辞めさそうとするんですよ」
「同期の芸人って誰ですっけ……?」
「ジャルジャルですね。やっぱね才能あるやつは元々仕上がってるんですよ。僕はちゃんとした芸人さんのネタすら見たことがなかったくらいなんですけど、ジャルジャルは凄かったです」
「やっぱ違うんですねぇ……!」
「はい。あんまりレベル高くて凄かったんで、僕一回ジャルジャルに入れてくれって頼みましたもん。コイツら絶対売れる! と思って」
「(笑)」
「今はもうジャルジャルとの仕事は俺の相方(※八木ちゃん)の方が多いですからね。単独ライブに呼ばれたりして。なんで俺呼んでくれへんねん……」
「これは反応に困りますね(笑)」
「とにかく僕の同期の時なんかは、才能があって出来上がってて、コイツら凄いなぁと思う奴らが5、6組居て。僕は『それ以外』やったんですけど、やっぱこれから勉強してネタ作って行こう、とか思っても、そういうのは一切教えてくれないんですよ」
「何を教えてくれるんですか?」
「社会のキビしさとか……。先輩には絶対に逆らったらアカンとか……。でもまあ今思えば『声が出てへん』とかいう指摘も正しいんですけどね。まずはやっぱりそこなんで。ネタがどうこう以前の話じゃないですか。だからまずそこを指摘して、声が出るようになったら次のステップ……みたいなのは正解なんですよね。今はそう思いますよ。そりゃ」
「当時は……?」
「もうちょっと教えてくれてもええやん、とは思ってましたね……。あと当時は講師から『お前ら(25期)は落ちこぼれや』ってずっと言われてて。『近年稀に見る落ちこぼれ世代や!』って。だから声出せ! しか言われへんかったのかも知れません。そこが本当に出来てなかったんでしょうね」
「行って良かったっすか。NSC」
「同期が出来たり、先輩が出来たり、後輩が出来たりとか──そういうのは本当に良かったですね。オーディション経由で吉本入ってもそういうのは無いですから。人脈……というか。『僕もそこに居たのよ?』っていうので、誰かしら繋がりが持てたりするんで、助かっている部分はあります……!」
「それは確かにプライスレスですね。授業料の価値あるかも。他になんかNSCの思い出あります?」
「NSCは基本的にガチガチの馬鹿が来るんで、色々ありますよ。なんかもうセドリックで学校来るヤツがいるんですよね。見るからに馬鹿なんですよ髪の毛も真ッ赤で。そいつが『芸人でビッグになるなら、カッコつけて借金してでもセドリックくらい乗らなアカンねや』みたいな感じで言ってたんですけど、すぐ学校で見かけんくなって。アイツどうした? って聞くと、セドリックの借金返すのにめっちゃバイトしてる、みたいな。そのまま消えましたね」
「俺そのエピソード好きです(笑)。 地上波にもお出になられてますけども、今まで会った一番大物って誰ですか?」
「とんねるずさんかなぁ……。むっちゃくちゃ優しかったです。ヤバイですよ本当に。一回お会いすれば全員好きになります。兎に角優しくて優しくて……」
「緊張しました?」
「そりゃ緊張しますよやっぱり。超大物ですからね……」
「ちなみに俺は今緊張してますけどね」
「嘘つけッ。めちゃくちゃビール飲んでるやんけ!」
「やったー!! 本職ツッコミの人にツッコまれた!! わーいッ!」
▲お笑いっぽい写真ください。と言ったらコレが出てきました!
★芸人生活とパチスロ。
「じゃあそろそろ、パチスロの話を……。梅木さん、そもそもパチスロとかパチンコっていつ打ち始めたんですか?」
「自分で打ったのはNSCの時っすね」
「パチンコ自体の存在みたいなのはどんなもんか知ってましたか?」
「うち家族がパチンコ好きなんで。そりゃ知ってましたよ」
「出た。梅木家話。流れ的に彼らはガッツリ負けてますよね」
「うちの家族はめちゃくちゃ負けてますよ。家が貧乏だったんはパチンコのせいもあると思ってます。だけど今は俺がだいぶ取り返しましたけどね」
「ガチ勢発言……! てか一般論で申し訳ないのですが、貧乏にそれだけ苦しめられてきた人は、パチンコとか嫌いになってもおかしくないと思うんですよね……。どうでしたかそのへん」
「いや全然。憎しみみたいなのは無かったですよ。なぜならボコボコに負けてる親たちがパチンコを憎んでなかったから」
「あ。なんかいい話だ……。梅木さん、最初に打ったのは……」
「初代『パチスロ北斗の拳』(※サミー)ですね。当時組んでた『ギャラクシー』ってコンビの相方が『天王寺でメッチャ勝ったんよ!』っていうのをネタ合わせのたびに俺に言ってくるんですよね。『お前もやったほうがいい!』ってめちゃくちゃ誘われて」
「その方は今はお笑いを……?」
「いや、もう何やってるか分からないですね。Nくんっていうんですけど、NSCで一番嫌われてましたね」
「(笑)」
「何かもうじゃあ一回だけ行ってみるか! と思って。んで何も分からんまんま1万8千円くらい負けて。滅茶苦茶後悔しましたね」
「お金ないですもんね」
「そうなんですよ。育った環境がアレですから、俺お金のプレッシャーが一番イヤで。なんでこんな簡単に1万8千円もいかれとんねんと。なんでやねんビギナーズルァック(巻き舌)あるんちゃうんかい……! って」
「お。2時間近くインタビューして、初めて巻き舌なってましたよ今! 大阪っぽい!」
「そうですか? でもホントそれくらい怒りましたね。何かビギナーズラックビギナーズラックって、よく聞くじゃないですか。根強く。だからもう俺もビギナーズラック来るまでやろうと思って、そっから結構通い始めるんですよね(笑)」
「ビギナーズラック、来ましたか?」
「中々来ませんでしたね。負けまくりました。50万くらい負けたんちゃうかな……」
「ガチますくさんの過去にそんな事が……」
「そうなんですよ。この辺って依存症の人のメジャーな入り口なんじゃないですかね。メッチャ負けてるから、せめて一回大勝ちして負債を減らしてから、もう行かへん! ってなるんやみたいな。それでズルズルと……」
「ああ……俺も見に覚えが……」
「もうね、そっから『ちょっと勉強して逆に負ける』みたいなパターンあるじゃないですか。ここってチャンスやから辞められへん、とか。『押忍!番長』(※大都技研)とか『カイジ』(※ロデオ)とか、あと『ナナカフェ』(※SANKYO)とか」
「見事にゾーン狙いの機種っすねぇ……」
「しかも俺すごいピュアだったんで、ガセイベントとか全部信じるんですよ。アツいイベントやからと思って全ツッパして、昼過ぎに10万無くなって帰るとか……。それこそ雑誌で『主役は銭形』(※平和)のゾーン見て朝イチ全部181まで回して大負けしたり……」
(※編集注。初代『主役は銭形』は設定変更時にRT再抽選。ほぼ40%で181ゲーム以下の規定ゲーム数が選択される)
「まーガセイベ打つ店は基本的にベタピン放置だから朝イチゾーン狙い厳しいですねぇ」
「ホントそうです。ダメな打ち方のオンパレードでしたねぇ……。バカ負けしましたねぇ……。なんかパチンコとかスロットにハマるって『打ちたい打ちたい!』って思ってる状態だと思ってて。その時の俺は『勝ちたいんや』って思ってたんで、ハマってないと思ってたんですよね。自分は冷静やと。だって雑誌見てるしと思って」
「一番ダメなパターン(笑)」
「そうなんですよ。結局いつの間にかパチスロにどっぷりハマってて──ねぇ。いつのまにか『もう取り返えされへん』って思う所まできました」
「ほぇぇ……。そんな過去があったんですねぇ。今からは想像出来ないというか……」
人に歴史あり。 ──その後。 梅木さんはパチ7ライター陣の中でもトップを競うほどの成績を叩き出す『ガチ勢』になり、攻略ライターとしてブイブイ言わしてるのはご存知の通り。 いかにして勝つか。 いかにして勝てるようになったか──。 その辺の話は本人がいつか語るかもしれません。
▲パチスロ打ってる時はこの顔。芸人さんモードと眉毛の角度が違いますね!
★質問ラッシュとか。
「さて。梅木さん。色々伺いましたけど、質問ラッシュ行っていいですか。今回ちょっと長めのヤツで行きます」
「ラッシュ。いいですよ。何でも訊いてください。僕NGないんで」
「じゃあ、そうっすね。これ芸人さんに一回訊いてみたかったんですけど、なんちゃって趣味、みたいなのってあります?」
「なんちゃって趣味……?」
「仕事増やすために無理くり作ってる趣味というか。ニッチな所狙うじゃないですかみんな。アレが好きとかコレが好きって言ってると、どっかひっかかるんじゃねぇかみたいな」
「あー……。ありますね」
「あるんですか!?」
「やっぱ仕事が安定してない時期は色々試しますよねそこ」
「どんなのですか?」
「カレー芸人……。みたいなのを目指してましたね。あとギョウザ芸人……」
「地味! もっとパンチ効いたのありませんでした?」
「パンチ効いたのありますよ。拷問器具芸人(笑)」
「効きすぎです。え、なんでそこ行ったんですか」
「流石にこれちゃうなと思ってすぐ辞めましたけど……。まあ……ね?(笑)」
「あ。照れてる。照れてますね。良かったこの質問。ありがとうございます。じゃあ次。梅木さん色んな経験されてると思うんですけども、今までで一番特殊なバイトって何かあります?」
「うーん。出会い系のサクラっすね……。ホントにお金無かったんですけども、若手の芸人って時間だけはあるんですよ。だからもう芸人ネットワークで、色んな情報が回ってくるんですよね。夜中の駐車場の管理人は寝てるだけでお金が貰えるらしいぞ! みたいな」
「あー、ありそうですねぇ……」
「そんで『女性とメールしてるだけでお金貰えるバイトがある』って紹介してもらって。そういうサクラの仕事をする事になった感じですねぇ」
「源氏名みたいなのありました?」
「色々名乗ってましたけど、『道明寺』とか……」
「サクラくさッ! 丸出しじゃないですか! もうちょっと隠しましょうよそこ! 山下とかでいいじゃないですか! え、相手は道明寺とメールしてると思ってやってるんですか?」
「そうっすよ。僕道明寺ですからその時」
「(爆笑)」
「そんなバイトもね、やりましたねぇ……。ああ、そのバイトでねぇ、知り合ったオッサンがいて。その人がSMの師匠なんですけども、僕そこに弟子入りしましたよ」
「え。ガチのヤツですか?」
「ガチです。『お前のメールの返し方にはSの才能がある』とか言って」
「お腹痛い……(笑)」
「『お前、やってるよなぁ? どこの掲示板で募集してんのん?』とか言われて。してへんわと思ったんですけども。色々教えて貰いましたね……」
「すげえ話ですね……。あ、ついでに訊いとくと巨乳と貧乳どっちが好きですか?」
「貧乳っすね。自信がない感じが好きです」
「オーケーっす。コレ様式美なんで一応投げとかないと……。はい。じゃあパチ7に対して一言あります?」
「助かってますよ本当に。お世話になってます。今割合的にお笑いの収入が一番低いですもん。もう肩書『パチ7ライター』にしたろうかと思ってます」
「てかそもそもパチ業界にはどうやって入られたんですか?」
「元々は大崎一万発さんとヒロシ・ヤングさんの『パチってる場合ですよ』っていう番組からですね。元々僕パチプロとしてパチンコを打ちまくっていた時代に、大崎さんがツイッターで『本当にパチンコ打てる芸能人っておらんなぁ』みたいなのを呟いてるのを、今考えるとちょっと痛いんですけども『俺やってるわ!』って言って、そしたらお会いすることになって」
「なるんですかそれで!」
「なりました。それでお会いした時に自分からめっちゃアピールして。そしたら番組の中でそのコーナーを作ってくれて。それからですね……」
「わお。わざわざコーナーを作って下さったんですね……」
「そうなんですよ。もうホントねぇ、ありがたいですね──!」
「なるほどなぁ……。では次、墓に持っていきたい台は何かありますか。パチンコパチスロ問わず」
「奥村の『三姫繚乱』ですね。一種二種混合みたいな台で、Vを狙ったり外したり出来るんですけど、Vを狙う前に背景の色で期待度みたいなのが分かるんですよね。それで色をみて、白が2回続いたら当たるやろ、みたいなちょいオカルトみたいな打ち方が出来て……あれは面白かったですねぇ……」
「珍しいですね! そういう台が来るとは……。じゃあ次、ファンに一言お願いします」
「んー……。なんでしょう。いい店の近くに越した方がいいですよ、というのは言いたいですね」
「根本的……! 最後に業界に対して一言お願いします。全体に対して」
「そうっすねぇ……。じゃあ……パチンコとかパチスロの悪口を言う人がパチンコパチスロ打ってるのはオカシイんで、とりあえず一回辞めてくれ、と思います。好きじゃない人でも結局辞めれないで打ちながら悪口言ってるんで、この業界がどんどんおかしなって行ってるんやないかなぁと……」
「深い! 以上でいいですか? なんかありますか他?」
「いや、大丈夫でしょう。あとはもうあしのさんのさじ加減で……」
「わかりました! オッケーです! ありがとうございました!!」
「こちらこそ!」
以上、ハニートラップ梅木さんのインタビューでした。
今回は結構長時間お話を伺ったんですけど、やっぱ芸人さんなんでお話が面白すぎて酒が進み過ぎ、もはやレコーダーが無いと後半なんも思い出せない感じになってました。
他にも心霊系のお話とかエロいお話とか色々伺ったんですが、文字数もあるのでギュギュっと纏めてこんな感じ……? なんか現場の面白さの10%くらいしか伝わってない気がして、自分の力不足を痛感しながらウンウンと唸りつつ書きました。 クッソォ……。もうちょい別の切り口もあったんじゃないかなぁ……。 精進致せねば。
さて人生設定。
とりあえずストック機なのは間違いないです。 でも爆裂機じゃなくて、地味に出玉を稼いでく感じというか、小刻みに積み上げてくコツコツ感があります。 んー。なんだろう。REG連。 エレコの『バベル』かなぁ。 クッソ名機だなアレ。でも相応しい。 よし決めた。
ハニートラップ梅木さんの人生設定は『バベル』の設定3。
いやー名機! 3でもだいぶ打ちたいもんアレ──! ただし実戦場所はオカンの呪いでストック全トバしの状態からスタートとします!
というわけで梅木さん! 今後のご活躍をお祈りしてます! ありがとう御座いました!
さて、次のインタビューのお相手はまたも『不明』です! いいね自転車操業! 大丈夫なんかこの企画ッ! というわけで暗雲立ち込める次回をお楽しみに! シー・ユー・ネクスト・万枚! チャオ!!
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- あしの
- 代表作:インタビュー・ウィズ・スロッター(稀にパチンカー)
あしのマスクの中の人。インタビューウィズスロッター連載中。元『セブンラッシュ』『ニコナナ』『ギャンブルジャーナル』ライター。今は『ナナテイ』『ななプレス』でも書いてます。
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私の誕生日だと話したら、「この後に休憩あるので、誕生日のお祝いしますよ」と言って、星乃珈琲へ行き、ケーキセットでお祝いして頂きました。
とても良い想い出です。