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若年性パチンコ研究脳

若年性パチンコ研究脳

2022.01.07

研究#16-8:『出玉なし大当り』の規制により、潜伏のあり方が変容!~CR機の足跡を辿る連続企画2010年編~

rara rara   若年性パチンコ研究脳

どうもこんにちは。年も明け、なんだかんだ先の話だと思っていた5号機とCR機の撤去が目の前(2022年1月31日)に迫っていて、驚きを隠せないraraです。今年もよろしくおねがいします。

現在のパチスロコーナーにおける絶対的なエースといえば『ジャグラー』ですが、僕がよく行く近所のお店では、ギリギリまで設置されていたゴーゴージャグラーが遂にベニヤと化していました。北電子が積極的に6号機ジャグをリリースしているとはいえ、暴騰している中古機価格からもわかるように、全く需要と供給が釣り合っていません。

 一方、パチンコにおけるジャグラー的な存在といえば『海物語』ですが……ジャグラー程には絶対的な存在でないことに加え、P機初期から三洋が積極的なリリースを繰り返していたこともあり、ある程度台数が確保できているように思えます。ベース規制が撤廃されたことでスペックの底上げがなされた今のP機は、今残っている末期のCR機を優に超える出玉性能を誇っています。割と穏当に世代交代に成功できたホールが多いのではないでしょうか。

これはパチンコの未来も明るい……とも言い切れないのがこの業界です。スペックの向上は過激化とイコールですから、再度の出玉規制がいつかからないとも言い切れません。


今回のテーマである2010年も、パチンコのスペックに規制がかけられた年です。 当時も年々過激化していたスペック競争は、牙狼によって一種二種混合機が規制されたことが原因で、実質的な初当り確率を下げる手段である”潜伏”を活用する形で進んでいきました。年初から潜伏機ばかりがリリースされた2010年のトピックスがこちら。
 


★2010年パチンコ界ピックアップ
〇『出玉なし大当り』に対する大幅な規制が入る
〇規制前に滑り込むかのように大胆な潜伏機が多数登場
◯『変態スペック祭り』の2010年
〇『出玉あり大当り後の潜伏機』が増加
◯『通常ありST機』ブーム  
 


そんな2010年に販売された総機種数は285機種(rara調べ)! 前年から50機種ほど増加しています。『規制がかかると駆け込み需要でリリース数はむしろ増えてしまう』の法則が発動しています。そして2010年に発売された機種のまとめ表がこちらです。(別リンクにて公開中)

2017年のみなし機撤去までは一部の特殊な店舗でちらほら見かけたような面々になり、徐々に現代に近づいて来た事を実感させられます。

さて、まずは2010年にリリースされた台の確率帯を見てみましょう。

 

★スペックの多様化が進む中、変態スペックブームが……!?

【2010年発売機種の確率帯】

大当り確率
カテゴリ

 

リリース機種数
 

ミニマム
(1/1~1/59)
 

8機種
 


(1/60~1/139)
 

81機種
 

ライトミドル
(1/140~1/239)

 
42機種

ミドル
(1/240~1/339)

 

50機種
 

ハイミドル
(1/340~1/369)

 
34機種

MAX
(1/370~1/399)

 
46機種
特殊
24機種
 


数年前から兆候はありましたが、『甘デジの割合』が圧倒的です。かつて絶対王者の立ち位置だったミドルはMAX機の復権により、他スペックとあまり変わらない存在に落ち着いてしまいました。

躍進したのが『ライトミドル』です。過激なMAX機と、その対極に位置する甘デジが蔓延る中、その中間地点の”ちょうどいい”性能として市場にライトミドルが定着し始めました。ライトというと軽い印象がありますし、実際初当りの確率は軽いのですが……潜伏を搭載しているこの頃のライトミドルは、数年前のミドルよりも余裕で出玉が荒れる性能を持っています。

そして注目が”特殊”カテゴリに分類された、表面上の大当り確率と実質的な大当り確率がかけ離れている、いわゆる変態スペックの台。なんと1年で24台が登場! 歴史上、稀に見る『変態祭の年』となりました。

その原因を作ったのが、この年に発令された”出玉なし大当り”の規制です。

 

★大当り確率の下限を遵守しよう! ~出玉なし大当りの規制~

出玉性能を高めるというお題目のもと過激化していた潜伏は、実質的な初当り確率の低下を引き起こしました。2010年時点での大当り確率の下限は1/400でしたが、まともに出玉をもらえる大当りの確率でいうと、1/400を遥かに下回る台がゴロゴロ転がっていたのがこの時代です。下限を設けている意味があまりないと言ってもいいい状態。

そこで2010年半ばから定められたのが、通常/確変を問わず『出玉なしの大当りを確率計算から除外した上で、初当り確率の下限1/400を遵守せよとのお達しです。

これまでは純粋な外れと同価値である”出玉なし通常”を除外したうえで1/400の下限を遵守しなければならないというレギュレーションでしたが、この規制からは確変であっても関係なし。出玉なし大当りの全てを除外した上で1/400以内に収める必要があります。


このレギュレーションだと、前回の記事で紹介したキン肉マンや仮面ライダーといった、初当たりの50%以上が潜伏してしまうような台は作ることができなくなります。パチンコの歴史上幾度となく行われた規制の中でも、かなり順当というか、理にかなっている規制ではないでしょうか。本当に下限がある意味が無かったですからね。行き過ぎた潜伏は出玉性能の向上以外にもハイエナ問題がつきまとってしまいますし、文字通りの健全化に繋がる真っ当な規制のように思えます。

ですが、是非はともかくとしてこの規制により出せる台の幅が狭まったことは事実です。


……ならば、出せる内に出してしまいましょう。そんな思案があったのかは定かではありませんが、2010年は過去に類を見ない『特殊な潜伏機』が大量に登場しました。その中でも多かったのが、超高確率で大当りを抽選しているものの、そのほとんどが出玉なし大当りというタイプ。

豊丸の『CR常夏蝶々』は大当り確率1/37で確変継続率97%というとんでもないスペックを誇りますが……なんと特図1(ヘソ保留)での抽選だと確変大当りの全てが出玉なし。ヘソからは3%の通常を引いたとき以外に一切出玉は貰えません。
 

▲胡散臭いビジュアルが最高 


このスペックに出玉ありのみを初当りとみなす計算方法を適用した場合、初当り確率が1/1232になってしまいます。はい、余裕でアウト。常夏蝶々以外にもこの手の出玉なし偏重スペックは登場しており、究極型として登場したのがアビリットの『CR E-ZONE』です。
 

▲アレパチを意識した独特のビジュアル。アレパチってもう出ないんでしょうか。


初当り確率は破格の1/10ですが、なんと特図1での大当りは全て出玉なし! 

電チューで回さない限り一生出玉はもらえません。新レギュレーションに沿った計算方法だと初当り確率は測定不能という怪物マシーンです。この連載で潜伏に対して否定的なスタンスを取り続けてきた僕ですが、この台のことは好きで好きで仕方ありませんでした。過去に特集記事も書いていますのでそちらの記事も是非。


これらの台は無事に販売されましたが、同時期に検定通過しており「右打ち継続率98.8%、平均約100連GODRUSH搭載!」という凄まじいキャッチコピーを持っていたタイヨーエレックの『CR沖縄コレクション』が正式発表の後に販売中止の憂き目に合うなど、混沌とした時代であったことが伺えます。(ちなみに、沖縄コレクションの初当り確率を新規則に当てはめて計算した場合1/2630という凄まじい数字になります。無事に販売されていたら人気は出ていたのでしょうか……)

また、最後の祭りへ駆け込んだのは変態スペックだけではなく、極限の性能を追求したMAX機も存在。初当り1/397なのにヘソの74%で出玉なし潜伏という伝説を残した『CR竹内力のMURAMASA』や、1/399.9という限界値の確率から64%が出玉なし潜伏なうえ、潜伏がループしてしまう『CR RYDEEN 神速編』などが歴史に名を残しています。
 

▲実はスペック以上に演出が狂っている恐ろしい2台


 

★謎の「通常有りST機」ブームが到来!

さて、続いては2010年のジャンルについてです。

【2010年発売機種のジャンル】

ジャンル
 

リリース機種数
 

確変機
 

168機種
 

ST機
 

77機種
(通常あり17機種)

 

リミット機
 

11機種
 

転落機
 

10機種
 

一種二種混合機
 

9機種
 

羽根物
 

2機種
 

普通機
 

1機種
 


羽根物や普通機がひっそりと消えゆく中、デジパチにおけるST機の比率が徐々に上がってきました。その中でも、確変突入率が100%ではないST機、いわゆる”通ありST機”のプチブームが起こっています。”残念な気持ちになる大当りがない”のが魅力のST機と、”次回大当りが確定する安心感”が魅力の確変機。それらをかけ合わせた結果、両方の魅力が失われてしまっているのが通ありST機だと個人的には思ってしまうのですが……。

通ありST機が増えた理由を考えてみると、やはり出玉なし大当りの規制に行き着きます。ST機は終了時に出玉がありませんから、荒い出玉性能を持たせるにはうってつけのジャンルです。ですが、潜伏搭載機と比べると100%突入かつ必ず電サポを貰えるST機では、どうしても見劣りしてしまいます。そこで、ST機にも潜伏をつけるようになってしまっていたのがこの時代です。

しかし今回の規制により、出玉なし大当りを起点にした大胆な潜伏はやりにくくなってしまいました。かといって潜伏なしの出玉性能では時代に追いつけない……そんな発想からか、出玉ありの大当り後に潜伏する台が増えたのもこの時代です。

普通の確変機であれば、出玉あり後に潜伏するのもそう不自然なことでは無いのですが……確変100%突入のST機で出玉あり大当り後に潜伏を設けてしまうと、誰がどう見たって潜伏確定の台が出来上がってしまいます。潜伏周りのゲーム性を活かすための苦肉の策が通ありSTだったのではないでしょうか。

ということで続いては、実際のところ出玉なし搭載機の割合はどうだったのかを見てみましょう。

 

★出玉なし搭載機が減少! したけれど……

【2010年発売機種の出玉無し大当り搭載機種】

出玉なし大当りの
有無

 

リリース機種数
 
出玉無し搭載
202機種
(うち出玉無し通常あり30機種)

 
出玉無し非搭載
79機種
 


2009年の時点では絶滅危惧種になりつつあった、全ての大当りに出玉がある台の比率が向上しています。規制前の駆け込みがあったうえでこれですから、如実な効果が出ていますね。健全化大成功! 

……といっても、今まで出玉なしだった2R確変が200発貰えるようになっただけという設計が多く見受けられます。
 

【2010年発売機種の潜伏搭載機種】

潜伏の有無
 

リリース機種数
 
あり
194機種
 
なし
83機種
 


また、潜伏搭載機の比率にはそこまで大きな変化はありません。このことからも、問題の抜本的解決には至っていないことがわかります。

出玉なしの大当りが規制されたところで、極小の出玉が大当りとしてカウントされるのであれば、いくらでも実質的な初当り確率を下げることは出来てしまうのです。1/319を当てて2R終了の台が溢れかえっている現代に至るまで、この文化は継承されてしまっています。

さて、そこまでして初当りを冷遇するのは、ひとえに電サポ中の破壊力を上げるためです。それではその破壊力である継続率に関するデータを見てみましょう。

 

★削れるものは全て削って継続率に持っていく

【2010年発売機の継続率】

確変継続率
 

リリース機種数
 

49%以下
 

27機種
 

50%~59%
 

26機種
 

60%~69%
 

52機種
 

70%~79%
 

55機種
 

80%~89%
 

61機種
 

90%以上
 
6機種


年々加熱する継続率競争の中、遂に継続率80%台が首位に立つことに。全ての出玉あり大当りにフル出玉がつくシンプルな確変機が急速に姿を消し、ラウンド振り分けという概念が標準装備となっていったことで、継続率が高まっています。

また、時短が軽視されはじめたのもこの年です。従来の確変機といえば通常には時短100回転がつきものでしたが、時短の回数を削り、出玉や継続率の向上へと回す設計が一般化しています。通常時に影響を与えて、場合によっては強制的に追加投資をせざるをえない状況に追いやられる潜伏とは違い、時短の回数が影響を与えるのは電サポに入ってからです。トータルしての性能が変わらない以上、個々人の好みの領域といえます。

個人的には時短回数を多くするぐらいなら、出玉が多い方が好みなので、ありがたい変化ですが……時短愛好家からすれば冬の時代と言えるかもしれません。

ということで今回はここまでです。過激化を繰り返していたスペックに一応の規制がなされた格好ですが、新スペックの開発はいつだって規制がきっかけで行われます。”確変革命”が起きる2011年編をお楽しみに!

 

★おまけ~現金機の終焉~

CR機が規制だなんだと騒いでいる間に、ひっそりと現金機の歴史が幕を閉じていました。2010年末にリリースされた『Aネオビッグシューター』こそが、パチンコ誕生以来紡がれ続けてきた現金機の最後を飾る1台です。
 

△初代継承がテーマの正統後継機


04基準により、CR機の完全下位互換となってしまいったうえ、専用の設備まで必要になる現金機を置いているホールは、2010年の時点で絶滅危惧種となっていました。ただでさえ設置できる店が少ないうえ、ここにいたるまで現金機の設備を残しているホールは、はっきり言ってしまうと”あまり入れ替えをしない店”です。そうでなければ現金機は残りません。新台を作ったところで買ってくれる見込みは薄いといえます。

需要が無いものを作っても仕方が有りませんから、現金機のリリースは年々減少していました。2009年に至っては0台です。羽根物や普通機のリリースはあったにも関わらず、CR機を出す”ついで”のスペック違いとしてすら1台も登場していません。年間通して0台というのは初めてのことで、かろうじて現金機設備を残していたホールが見切りをつけてもおかしくない状況です。

そんな冷え切った市場の中、おおよそ2年ぶりに登場したのが『Aネオビッグシューター』なんです。

どう考えても採算が取れない状況でのリリースは、CR機誕生前の現金機しか存在しなかった時代を代表するブランドである『ビッグシューターの正当後継機をもって最期を看取る為だったのではないでしょうか……と考えると胸が熱くなります。

バリバリ現役のまま今月末に強制退役を迎えるCR機と違い、自然消滅していった現金機のことを頭の片隅にでも置いていただけると嬉しいです。

 

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rara
代表作:若年性パチンコ研究脳

北海道に蠢く24歳のスロパチ好き。珍古店を探して全国を駆け巡ったり、大きいホールに一台だけ置いてあるマイナー台を打って、悦に浸ったりするタイプの人。最近のマイブームはパチスロミルキィホームズ。

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