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パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-

パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-

2021.08.31

不運が生んだ勝機~新鬼武者~

ラッシー ラッシー   パチスロワイルドサイド-脇役という生き方-

「かなりデカいイベントらしい」

そう聞かされ身構えていたが、朝の並びは100人強だった。台が取れないかもと心配したが、どうやら杞憂だったようだ。これだから遠方のホールの集客を予想するのは難しい。

気持ちを入れ替え挑んだ自身2シーズン目のリーグ戦番組も、そろそろ佳境を迎えている。1戦とて落とせないため、台が取れないようでは話にならない。

入場抽選の結果は66番。

極端に悪くはナイが、計画は早くも頓挫したと言わざる得ない。この日の俺には珍しく“明確な狙い”があった。

抽選を終えると、すぐさま駐車場の屋上へ移動しオープニング撮影。この日の対戦相手は前シーズン覇者であり、今シーズンの1戦目でも戦ったU先輩だった。

U先輩「さあ、現在の獲得ポイントをおさらいしますと」
――「はい」

U先輩「ラッシーくんが首位で9pt、私が2位で4pt」
――「5pt差ですね」

そう、このとき俺はAグループにおいて首位を走っていた。
 

敵ですらない。

ここで今一度リーグ戦番組のルールをおさらいしよう。

基本ルール
・1シーズンのバトルは計4回
・3人が1グループとなり順位を競う
 2人と2戦ずつのホーム&アウェイ方式
・各グループの1位が決勝戦へ進出
・バトルの勝敗は差枚数で決し、
 それによって勝ち点を獲得
 勝利:2点、引き分け:1点、敗北:0点
・300枚以内の差は引き分け
・その日の収支がプラスなら+2点
・打った台の中で高設定を予想し、
 正解すれば勝ち点をプラス
 ただし設定1だった場合は-1点
・獲得枚数が3,000枚を超えると+1点、
 以降は+1,000枚ごとに+1点
※当時は収録の翌日以降なら設定確認可能

首位独走を「まぐれ」と言われても否定はできない。初戦は「ルパン三世~ルパン一族の秘宝」で快勝。次ぐ2戦目も「リングにかけろ~黄金の日本Jr.編~」で快勝したが、いずれも低設定だった……。

しかし、まぐれであれ俺は〝とある感触〟を得ていた。

U先輩「つまり私が首位に立つには、単純にアナタに勝つだけじゃダメなわけよ」
――「そうですね。3,000枚以上の枚数ポイントか…」

U先輩「高設定を予想して当てるかだね」

俺にとっては今シーズン3戦目。この日を含め残り2戦。対するU先輩はすでに3戦を終えており、この日が最終戦だ。首位に立つには、追加点の獲得が必須となる。

U先輩「で、ですよ。実戦店の本日のイベント」
――「一応、全機種対象イベントですが……」

U先輩「新鬼武者とエヴァ魂の軌跡は各シマに5・6投入」
――「おお~」

U先輩「さらにその2機種のうち、1列は1/3で5・6だそうな」
――「かなり具体的ですね」

いわゆる公約系。現代なら問題になりそうなイベント内容だが、およそ10年前の当時は珍しくなかった。しかも公約はこれだけではない。

U先輩「今日だけじゃなく、今月の公約もあるそうで」
――「ええ、残る公約は5つですね」
 

・戦国無双 ALL5&6
・リンかけ日本Jr. ALL5&6
・ハナハナ&ハイハイ ALL5&6
・エウレカ ALL5&6
・1列まるごと ALL5&6

U先輩「今日、その1つを実行する可能性もあるわけよ」
――「ええ、その機種も狙い目になるわけですね」

俺の狙いは、まさにその「リンかけ日本Jr.」と「エウレカ」だった。いずれもART機で、高設定ならまとまった出玉を期待できる。

戦国無双も同じART機だが、稀代の荒波仕様のため高設定とて油断はできない。やはり安定性の面から選ぶことは憚られた。

U先輩「そして、今回は私がホームなので」
――「ええ、NG機種ですね…」

ホーム側はアウェイ側に対し、1機種だけNG機種を指定できる。これを利用すれば相手の得意機種を封じられるため、ホーム側が若干有利となるわけだ。

U先輩「今回はアイムジャグラーを禁止します!」
――「ええ!? なんでですか?」

公約実行の可能性がある「リンかけ日本Jr.」か「エウレカ」を封じてくると思いきや、まさかのアイジャグ! 俺がリーグ戦で1度も触れてないアイジャグである!!

U先輩「これは先輩からの優しさです」
――「……優しさ?」

U先輩「考えたんですよ。私、今回最終戦なわけじゃない?」
――「そうですね」

U先輩「もうキミとの戦いじゃないよね」
――「己との戦いということですか?」

U先輩「そういうこと。今日はもう粛々とやるべきことをやるだけ」
――「はぁ……なるほど」

いや、U先輩の本心は違う。俺のことなど眼中にないのである。

過去にも書いた通り、このリーグ戦番組は「出玉を出してナンボ」。逆に大きくマイナスを叩いたとしても、減点されることはない。

つまり、一撃性の高い機種で大量出玉を狙うのが得策。一撃性の高い機種を選択しないラッシーなど、敵ですらないと思っているわけである。

前シーズンの反省を活かし、今シーズンはART機ばかりを攻めた。結果もそれなりに伴っている感触がある。それでもなお、U先輩にとっては脅威に成り得ないのか……。

U先輩の狙いは新鬼武者だ。たしかにリンかけ日本Jr.とエウレカは、一撃性においては分が悪い。それでも高設定さえツモれれば勝負にはなるハズだ。

やはり無鉄砲に一撃を狙うのは俺の仕事ではナイ。たとえチキンだと嗤われようと、俺の戦い方でU先輩に一泡吹かせたい!
 

意図しない機種選び。

いざ開店――

公約機種ではナイものの、客の大半はイベントの主役である新鬼武者とエヴァ魂の軌跡に集中するハズ。少し旬を過ぎたエウレカなら、66番入場でもラクに取れるだろう。そう思っていたのだが……。

――「おい……ウソだろ……」

本命のエウレカは満席。急いでリンかけ日本Jr.のシマへ向かうが、こちらもすでに満席となっていた。通路の広いところで立ち尽くす俺。

勝利への計画が、開店からわずか1分で瓦解した。 エヴァ魂の軌跡はわずかに空いているが、今シーズンはART機のみで戦うと決めている。

一応、全機種対象のイベントなのだから、得意のルパン一族を狙うのもアリだが…… いや、それでは今までと一緒だ。これまでと同じ戦い方ではU先輩に認めてもらうことなどできない。ライバルになれない。

U先輩の最後の1戦くらい、どうにかインパクトを与えてみたいではないか―――

――「では、この新鬼武者にします」

選んだのはU先輩が得意とする新鬼武者。本日のイベントの主役機種だが、台数が42台と多いため空き台が目立つ。その中から前日600Gハマリで閉店した台を選んだ。

――「前日ダメなんで上げの高設定狙い。最悪据え置きでも、途中から天井狙いにシフトできるんでコレにします」

新鬼武者は嫌いじゃなかった。むしろ好きと言っていい。しかし、当時としてはトップクラスの荒波仕様であるため、気軽に打てる機種ではなかった。

だから、だからこそだ。

この番組に欠かせない一撃を狙えるうえ、仮に爆死しても画にはなる。プライベートでの大敗などネタにならないが、カメラ前ならそれもまた撮れ高になる。

自分でも意外な機種を選び、少しだけ興奮していた。展開が悪ければ正午を待たずしてギャラが吹き飛ぶだろう。

――「……(やば、ドキドキしてる)」

パチスロを打ち続けて約10年。こんなに胸が高鳴るのは久しぶりだった。

今シーズンの俺の勢いはホンモノかニセモノか。この新鬼武者で分かるかもしれない。そんな純粋な「ギャンブル」に興奮を覚えていた。

 

開始早々のチャンス。

“ガックン”はしなかったが、あまり気にはしなかった。初めてのホールゆえ、対策の有無が分からない。そもそも本日のイベントの主役機種だ。全台変更の可能性が高い。

すると、朝イチから2G目で天海ステージへ。無論、前日閉店時に高確が残っていた恐れもあるが、設定変更で高確へ移行した可能性が考えられる。
 

設定変更時_高確移行割合
設定 高確へ
1 20%
2
3
4
5 35%
6

設定変更ならば、やや設定5・6の期待度アップだ。この高確はほどなく終わったが、すぐさま再び高確へ移行し、そこで新鬼武者のキーフラグとも言えるスイカがポロリ。

高確スイカのART当選率
設定 当選率
1 31.7%
2 38.5%
3
4 64.7%
5
6

高確スイカからARTに繋がれば設定4以上の可能性が高まるが……次ゲームでリーチ目が出現し鬼ボーナス(REG)。投資3Kでのボーナスは嬉しいが、鬼ボーナスの獲得枚数は平均60枚である。

ボーナス同時当選の小役ではART抽選が行われないため、せっかくの高確スイカもサンプルから除外することとなった。

内心でため息を吐き、鬼ボーナスを消化しきると……

――「あっ、超高じゃん!」

液晶は超高確示唆の夜ステージへ。高確中に引いたREG終了後は、必ず超高確へと移行する。新鬼武者において、この超高確は極めて大事。

超高確中はレア役成立=ART確定! フラットな通常時ではそこまで活躍しない弱チェリーや共通ベルも、超高確中であれば決定打となる。

超高確から高確への実質転落確率は概ね1/19.5なので、平均継続ゲーム数は20Gくらいだ。

とはいえ、超高確をスルーすることなど日常茶飯事。もう数えきれないほどスルーしている。あまり期待せずプレイを続けると、わずか数ゲームで左リールがニュルリ!

――「あ~~~頂きました! スイカかな…」

と思いきや、確率に設定差がある共通ベル! かくして難なく初ARTに突入。

しかし、新鬼武者はボーナス+ART機だ。ARTの高継続率を射止めれば話は別だが、ボーナスが絡まなければ出玉はあまり伸びない。
 

ロケットスタート。

この低投資で掴んだARTをどうにか伸ばしたい! そんな思いでレバーを叩いていると、ART開始から10Gで予告音が発生。レア役成立を期待できる演出だが……。

第1停止でリール枠が白く発光。そして第2停止でスイカがテンパイ。

――「やばっ! スイカじゃん!!」

ART中のスイカは上乗せの大チャンス。ART中にも通常時同様の状態が存在し、高確スイカなら50%、超高確スイカなら100%でARTゲーム数を上乗せる。

しかもスイカでの上乗せなら上乗せゲーム数もデカい。

高確・超高確スイカでの上乗せ時
上乗せゲーム数振り分け
上乗せゲーム数 割合
+50G 75%
+100G 20%
+200G 2.5%
+300G

※全設定共通

そしてスイカが揃うとリール窓の下に「桜玉」が出現!! これは+100G以上の後乗せを意味している。

――「うお~!! 開始から20分も経ってないのに桜玉!!」

ここでU先輩に差を付けたい! 興奮を抑えつつレバーを叩き続けると、桜玉獲得から24G後、レバーONで液晶に燭台が出現。これも上乗せ期待度の高い演出だが……

――「マジ? またスイカ?」

先ほどの桜玉獲得は、おそらく高確以上でのスイカ。そこから高確が続いていれば……。恐る恐るストップボタンを押すと、第3停止まで燭台の炎上が続いてスイカ揃い!

すでに上乗せは確定だが、重要なのは上乗せゲーム数だ。祈りを込めつつMAX BETを押すと…

+100G

――「ぶっわ~~~!! マジか!!?」

投資3,000円で射止めたART。それがものの34Gで200G以上に―――

間違いない。
この勝負はもらった!

そう確信したのだが……。U先輩の思いもよらない行動で、現場は異様な雰囲気に包まれる。


つづく

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ラッシー
代表作:パチスロワイルドサイド -脇役という生き方-

山形県出身。アルバイトでCSのパチンコ・パチスロ番組スタッフを経験し、その後、パチスロ攻略誌編集部へ。2年半ほど編集部員としての下積みを経て、23歳でライターに転身。現在は「パチスロ必勝本&DX」や「パチスロ極&Z」を中心に執筆。DVD・CS番組・無料動画などに出演しつつ、動画のディレクションや編集も担当。好きなパチスロはハナビシリーズ・ドンちゃんシリーズ、他多数。

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