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パチンコパチスロと依存問題関連記事まとめ
2020.02.06
『ライターさんにも学んでほしい』とんでもない規模で依存問題対策をするダイナムさんに学ぶ!
あしの パチンコパチスロと依存問題関連記事まとめ ゆる調~パチンコパチスロゆるゆる調査隊~
ぱちんこ依存問題に取り組む団体やホールさんにお話を聞きながらみんなで勉強していきましょう……という目的でやっておりますリカバリー学園。今回で3回目でございます。過去の記事をまだご覧になっていない方はこちらをどうぞ。
第1回:ぱちんこ依存症問題をRSNさんから学ぼう!
第2回:『元々の社風がのめり込み対策になっていたんです』ぱちんこ依存問題をニラクさんから学ぼう!
さて今回も前回に引き続き「依存問題へのホール側からの取り組み」について勉強する為、DMMぱちタウンとパチ7から各々生徒が集まったのですが、なんとこの度お話を伺うのはあの『株式会社ダイナム』さんです。それは一体何故か。
ご存知の通り、ダイナムさんは店舗数日本一を誇る、業界のリーディングカンパニーです。現在沖縄県を除く全都道府県に店舗展開中。さらにはぱちんこを日常の娯楽にする為、気軽に安心して遊べるプライベートブランド機「ごらく」シリーズも積極的に開発・設置されていることでもよく知られています。この事からも、のめり込み対策についてニラクさんとは違うかたちの答えが返ってくるのではないか。そして前回学んだホール側ののめり込み対策が、ニラクさん特有のものなのかどうかも見えてくるのでは。
……今回ダイナムさんにお話を伺うのは、そういった意図があります。 というわけで今回もみんなで一緒に勉強していきましょう。
まずは例によってハニートラップ梅木先生からどうぞ!
(梅木)
「さあ始まりました! 第3回! パチンコ! リカバリー学園ッッ! はい拍手ッ!」
リカバリー学園とは!
ぱちんこ業界における「依存症問題」についての理解を深めるため、DMMぱちタウンとパチ7によって合同で開設された秘密の学校。初回のレポートではRSNの平田氏、そして二回目のレポートでは株式会社ニラクの武田氏・戸田氏による授業の内容をお届けしたのだが、第3回目である今回は果たして──。
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(梅木)
「今日は初回以来、久々にMYMEさんと大水プリンさんが参加してくれてます。どうですか君たち。ちゃんと予習してきたかね……! してないだろうその顔! 僕たちはねぇ、君たちが居ない間に福島まで行って勉強してきたんです。いいかね! その分の遅れを取り戻すように、しっかりお話を聞いて勉強するように! まずは自己紹介!」
左:DMMぱちタウン:MYME
パチンコ・パチスロ・麻雀。3方位に向けてゴリゴリに依存のケがある意味優等生。初回のレポートの際にはボケなのか素なのかよく分からない素敵なコメントを乱発して周囲をカオスに陥れたのだが果たして今回は……。
中央:パチ7:大水プリン
元おおみず。最近改名した模様。プリンちゃんって呼ぶとちょっと照れるけどおおみずちゃんと呼ぶと「プリンです」と言ってくる天の邪鬼さん。MYMEさんと同様初回以来久々の参加。近頃はスーファミの『パネルでポン』にものめり込んでるらしい。
右:パチ7:編集長
俺は依存症じゃない。強いていうなら家庭依存かな、といいつつ去年離婚危機が三回あった大人。パチスロ20年選手だけど本人曰くのめり込みとは無縁の生活だったらしい。ただのめり込んでる人は大体みんなそう言うので実際の所は不明。
(梅木)
「そして今回は、株式会社ダイナムさんから森さん、須藤さん、小堀さんに特別講師として来ていただいています。みなさん法務リスク管理部で依存問題を担当されているということですが──。MYMEさん、分かりますか。法務リスク管理!」
(MYME)
「ホーム? リスク? ……家のセキリュティ?」
(編集長)
「それセコムだよ(笑) ホームじゃなくて法務。法律のね……」
(大水プリン)
「法務! やっぱりね! イエーイわたし分かってた!」
(梅木)
「はいはい静粛に! 進まないから話が! すいません皆さん。この子たちね、ちょっと馬鹿だけどいい子なんですよ……」
▲特別講師・株式会社ダイナムより。左から森さん・須藤さん・小堀さん
依存問題に取り組む女性は強い?
(梅木)
「では最初に、講師の先生方の簡単な自己紹介からお願いしてもいいですか?」
(森氏)
「では私から。株式会社ダイナム、法務リスク管理部の森と申します。よろしくお願いします。入社は2003年です。2005年に副店長を経験して以来7年の間に5店舗の店長を経験し、去年2018年、今の部署に配属されました」
(梅木)
「森さんは依存対策ってもともとやりたいことだったんですか? きっかけとか……」
(森氏)
「きっかけは2011年の震災ですね。当時わたしは仙台のお店で店長をしていたのですが、お店自体にはそんなに被害が出なくて営業はなんとかできる状態だったんですね。ただ、こんな時に開けてていいのかな……という葛藤があって」
(編集長)
「なるほど……。この業界の人はたぶんあの時全員そう思ったはずですよね。特に被災地やそれに近い所は──」
(森氏)
「お店を開けたら色々言われるかもしれないし、自分の気持ち的にもちょっと引っかかる部分というか、後ろめたさみたいなのがどうしてもあったのです。でも実際に開けてみると『開いてて良かったよ』って言ってくださるお客様が沢山おられて。その時に、普段当たり前にあるものが無くなるというのは良くないんだなぁと。
辛い時こそ娯楽を提供しないといけないんだなって。そう思ったんです。皆さん気が滅入ってるからこそ、日常の娯楽を求めに──あるいは常連さん同士の繋がりなどを求めて来店されるわけですから……。それで『ホールがあって良かった』と思ってくだるのって凄い事じゃないですか。わたしの中でそれまでちょっとぱちんこっていうのを卑下して考えていた部分というのが少なからずあったのですが、そこで一気に『ぱちんこは地域に貢献できているのではないだろうか』という自信がでてきて──」
(梅木)
「ぱちんこは良いものだぞと。なるほど……。確かに。それだとのめり込み対策とかも本気でやってみようかなってなりますね……」
(森氏)
「はい。その通りですね。あ、というか大先輩を差し置いてわたしからすいません」
(須藤氏)
「いや、大丈夫。喋れる人が喋ったほうがいい──」
(編集長)
「おおぅ。前回の武田さんと戸田さんの関係性を彷彿とさせる感じが……!(笑)」
(梅木)
「なんかあるんですかね。依存問題に取り組む部署は女性が強いみたいな……。じゃあ次に須藤さんお願いします!」
(須藤氏)
「はい。株式会社ダイナム、法務リスク管理部の須藤です。2001年に新卒で入社し店舗勤務を経て、今年で法務は7年目になります」
(編集長)
「7年間……。その間ずっとのめり込み対策をやってらっしゃったんですか?」
(須藤氏)
「いえ、依存問題は2014年からですね」
(梅木)
「依存問題をやろうと思ったきっかけとかあるんですか?」
(須藤氏)
「2012年頃に店舗にRSNさんのポスターを貼りましょうというのがあったんですよ。そこで初めてRSNさんの名前を知ったのですが、あれも最初はホントに貼るだけだったんですね。そもそもどんなところか分からないですし。そんな時にちょうど、実際に沖縄までいってRSNさんを視察した方の話を聞く機会があって。あ、このポスターの所ってそんな事をやってるんだ……。それからですね。依存問題を真剣に考えるようになったのは」
RSNとは!
認定NPO法人リカバリーサポートネットワークの略。おそらく日本で最も有名なぱちんこ依存問題相談機関。パチンコ・スロットをやる人なら絶対に見たことがある『パチンコは適度に楽しむ遊びです』『ひとりで悩まずお電話ください』などの紙はこのRSNさんの取り組みのひとつ。本部は沖縄県。
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(編集長)
「ポスター貼るだけ……。そうなんですよね。普通はなかなかそこから踏み込まないじゃないですか。よしせっかく貼ったから勉強しよう! とか依存問題に取り組もう! とかそういうのはなかなか……」
(須藤氏)
「そうですね。弊社でも最初は『なんでやらないといけないんだ』という声はやっぱりありました。お客様が来なくなったらどうするんだ、みたいな。わたし自身も最初はちょっと抵抗があったんですが、知れば知るほど『これはやらなきゃいけない事なんだ』というのが分かってきました」
(梅木)
「なるほど……。やっぱり知らないと戦えないですからね。勉強って大事です。わかったかね。そこの二人も! あ、見て下さいみなさん。MYMEさんがこのタイミングでノートを取り出しました! なぜ今なんでしょうか……!」
(編集長)
「(笑)」
(小堀氏)
「次じゃあ僕ですね。株式会社ダイナム、法務リスク管理部の小堀と申します。実は僕、法務に来て3日目で……これから慣れていきたいと思っています。それまではずっと店舗の方にいまして……。それで来月(2020年1月)からは実際に沖縄に行って、RSNが普段どういったお仕事をされているのかを勉強してくる予定になっています」
(大水)
「へぇ! いいなぁ沖縄……。どのくらい行くんですか?」
(梅木)
「別に遊びに行くわけじゃないからね……?」
(小堀氏)
「半年後に戻ってきて、その経験を現場に伝えたいなと」
(森)
「小堀は社内の公募で手を上げたんですよ」
(編集長)
「え、公募なんですか。じゃあもう前々から依存対策やりたかったと」
(小堀氏)
「実は大学で依存問題やカウンセリングを学んでいて、それを仕事にしたいとずっと思っていたんです。当時から『いつかぱちんこ業界で依存問題がテーマになる日が来る』と思っていまして。それで僕自身はノンユーザーだったのですが、新卒でダイナムに入社し──」
(編集長)
「え! 凄い。じゃあもう、やりたい仕事が3日前から出来てるんだ……!」
(小堀氏)
「はい。そうなんです。法務リスク管理部はずっと狙っていました。今回公募で沖縄に行かせて頂くのは、自分としては本当にチャンスを掴んだ感じで──」
(森氏)
「しかも結構公募の倍率高かったんですよ。小堀はそこで選ばれて」
(編集長)
「将来有望……!」
(大水)
「今から貢いどけば凄い事になりそう……!」
(梅木)
「貢ぐて。発想がやべぇな……」
(森氏)
「小堀は独身ですよ」
(大水)
「ヒョーイ! 沖縄いこう! 沖縄! サーフィン!」
(梅木)
「せめてRSN行けよ……! そしてMYMEさん、独身ってメモらなくていいですから……。あ、しかもそれ字が違いますよ。独人ってドイツ人ですからそれ。『身』ですよ『身』」
▲インタビュー3日前から法務リスク管理部に異動された小堀さん(シュッとしてる)
偉い人『RSN代表理事西村』さんとの検討会。
(編集長)
「ニラクさんもでしたけど、やっぱり依存対策って法務部がやるんですねぇ」
(須藤氏)
「絶対そうじゃなきゃいけないというわけでもないのですが、弊社の場合はですね。法務と営業推進。それと人材開発。その3つの部門が依存問題に関わっていて、中でも法務リスク管理部がメインで対応しております」
(梅木)
「つまり、法律的な部分とお店の運営的な部分と、それからスタッフさん。それぞれが対策をしてると……」
(編集長)
「逆にそれ以外の部門は関わってないんですか?」
(森氏)
「それ以外だと、月に一度RSNの西村直之先生に沖縄から来て頂いて、依存問題対策検討会という会議をしています。そこには弊社の社長、取締役、関連部門長はもちろん、3部門以外の社員も参加して依存について話し合い、弊社としての取組みを形作って行くと──」
(大水)
「フフ……」
(梅木)
「そこ、何笑ってるんですか! 先生がお話されてる時に!」
(大水)
「だってMYMEさんのノートの前回の所、西村さんの所に『えらい人』って一言書いてあって──……」
(編集長)
「間違ってはないな(笑) RSNの代表理事の先生だよ。精神科医の──……。ちなみに、やっぱりRSNさんとは協力してやってらっしゃる感じなんですか」
(須藤氏)
「そうですね。取り組みを始めたばかりの頃は正直手探りで、どうしたもんか分からなかったんですね。例えば幹部に向けて一方的に知識を詰め込む感じの研修をしたりとかで、イマイチ効果が実感できませんでした。取り組もうにも取り組み方が分からないというか……。そういう時、西村先生に講演をしていただいた時に、どうやったらいいか聞いたんです。そこから検討会の形が出来て、今のスタイルが出てきた感じです。だから弊社の取り組みはRSNを抜きには語れませんね」
(編集長)
「他になにか、RSN以外の所からアドバイスとかは受けてないんですか?」
(須藤氏)
「アドバイスというか、他社の取り組みはかなり参考にさせていただいてます。言葉は悪いかもしれませんが、お互いにパクるというか。でもこれは戦ってるわけじゃないですからね。業界一丸となって取り組んでいかないといけない事なので。良い所はどんどん取り込んでいっています」
ぱちんこを知らない人による対応問題。
(森氏)
「あとはやっぱり行政との繋がりの意味でも『ワンデーポート』さんは重要ですね。例えばのめり込み対策は、その土地の精神保健福祉センターとの繋がりが絶対に必要なのですが、弊社が単独で交渉しても、なかなか意図を伝えきれないことがあるんですよ。
でもワンデーポートさんと繋がりのある福祉の方に間に入ってもらうとスムーズにいったり──。そして実際にやってみると評判が良いんですね。これはなぜかと言うと、センターで依存の支援や相談を担当している方の中には、ぱちんこで遊んだことがない方がいらっしゃるんですよ」
ワンデーポートとは!
ギャンブルに問題がある人が入所生活をしながら、人生のやり直しをする場所。それぞれの背景はあわせた方法で再出発を目指す。「依存症は病気です」という言い方はせず、「ギャンブルや人生の問題を解決していきましょう」と伝えている。利用者の目標としてもらっているのは、「暮らし」「仕事」「余暇」の充実。 |
(大水)
「えー、ぱちんこやらない人も対応するんだ……」
(森氏)
「そうなんですよ。だから電話をかけてくる方が使う言葉の意味が分からなかったり、仕組みを知らないといったことがある、という悩みを、とあるセンターを訪問した時に支援現場の方に聞きました。電話を受ける方がぱちんこを知らないというのがちょっと問題だな、という声がそのセンターでは実は前々からあったそうなんです。で、その知識的な部分を弊社が提供させていただいて……」
(MYME)
「……ぱちんこをやった事ない人にどうやって教えるんですか?」
(森氏)
「例えば用語集を作ったりですね」
(編集長)
「へぇ! 用語集……! 『海』とか『さかな』って言われたらコレ、みたいな」
(梅木)
「それ何の依存か分からないですよ。釣り依存かもしれないじゃないですか」
(MYME)
「ダイビング……」
(大水)
「サーフィン! サーフィン!」
(梅木)
「うるさい(笑)」
(森氏)
「でも実際それに近いですよ。こういう事を聞かれる事がありますよね、それはこういう意味ですとか。それこそ、大体こういう時は幾らくらいお金を使うんですとか、そういうテキストやリストを作って──。それを必要とするセンターの方に、問題に対応するための基本的な知識を身につけてもらう──」
(編集長)
「えー! それ凄い。というか、のめり込んでる方で行政に直接電話する人が結構いらっしゃるって事なんですか?」
(森氏)
「いらっしゃいます。そしてやっぱりIR法案以降はメディアでも『ギャンブル依存』という単語が出てくるようになっているので、相談件数は急増傾向にあるようです」
(梅木)
「それはRSNで捌ききれない分とかですか?」
(森氏)
「いえ。最初の窓口がどこかだと思うんですよね。RSNのチラシを見た人はもちろんRSNに電話すると思うのですが、そういう場合には福祉に電話する、という知識がある方は福祉に直接かけるんですよ。極端な話、もともと福祉に繋がりがある方──窓口に出向く用がある方はそこで相談することも出来ますから」
(梅木)
「なるほど……。でもそれって、相談先の門戸を広げるというか、しっかり対応できる場所を増やすという意味で、凄く良い取り組みですよね」
(森氏)
「ありがとうございます」
(須藤氏)
「ぱちんこって、外からみると何をやってるか見えにくい事業者だと思うんですよ。なので自分たちが何をやっているかというのはしっかり情報提供していくべきだと思っています。そうじゃないと、例えば福祉の方と一緒にやっていくとしても、お互い推測でしか動けないんですよ。これは絶対相談者の方のためにならない」
(編集長)
「うーん。福祉の方もホールがそこまで依存対策をしていると思ってないでしょうしねぇ」
(森氏)
「そうなんですよ。なのでビックリされます。ここまでやってるんだって。とはいえ弊社もまだ取り組みを始めたばかりでおこがましいのですけど──」
(編集長)
「ああ、でもこれ面白いかも。ニラクさんとはアプローチがやっぱり違うね」
(梅木)
「確かに。ニラクさんは福島という地域に深く根差して活動されている感じですが、ダイナムさんの場合は全国でという事になるので、やっぱりテキストとかマニュアルを作成して広げていって……という流れになるのかもしれないですね」
(森氏)
「はい。目指す方向は一緒だとしても、そこは確かに違うやり方になっていくかもしれませんね」
▲土地土地の精神保健福祉センターとの繋がりが絶対必要になります
社長も警備員さんも! 1万人一斉テスト!
(梅木)
「先程、検討会で取り組みの方向性を決めているというお話があったのですが、現場の方々はそれをスムーズに受け入れるものなんですか?」
(森氏)
「そうですね……。ちょっと説明しますと、弊社が行っている取り組みの一つに全社一斉テスト(eラーニング)というものがあります。この全社というのは社員、アルバイト、役員もすべて含まれているのですが、とにかくダイナムで働く全員が同じテストを受けると」
(編集長)
「全員……。例えば駐車場の警備の方とかもですか?」
(森氏)
「もちろんです。警備スタッフもお客様と接するので」
(MYME)
「社長も受けるんですか……?」
(須藤氏)
「はい。社長だから受けなくていいですとかは無いですね。弊社従業員はアルバイトスタッフも含めて1万人弱いるのですが、全員受けます」
(編集長)
「えー! 社長も……。御社凄くないですか……!」
(森氏)
「ありがとうございます(笑) それで、正誤判定ができる問題以外にも、記述式の意見を書く欄があるんですね。実はそこの記述に前向きな意見を書いた人というのが全体の47%もいたんです。正社員・アルバイトを含めて。特に女性に多かったのですが」
(梅木)
「前向きというのは、どういう意見なんですか?」
(森氏)
「スタッフは何かしら心に秘めている想いみたいなのがあるんですよね。過剰にのめり込んでいる方がもしいるのであれば、その方を何とかしてあげたい。これはもう現場で──それこそ直接お客様に接していればいるほど、そういうのがあって。それでテストを受けて、どうやって接すれば良いのか分かってきた。今まで誤解していたけど前向きになった。とかですね」
(須藤氏)
「テストで一番多かった誤答が『全員に声掛けするべきかどうか』という問題だったんですよ。そこを誤解してるスタッフが多かった。お金をたくさん使ってる人にはとにかく声掛けをしなければならないとか──。そんな訳ないですよね。流石にこの誤解は問題だと言うことで、半年後にその誤解を解く形でまた問題を作って配信して」
(編集長)
「うーん。そこは誤解しやすい所ですよね。お金を使ってる人は全員危ないんじゃないか? みたいな。いや天井まで計算して打ってるから大丈夫! みたいな人もいますもんね」
(須藤氏)
「そうですね。いわゆる『問題のある遊技』をされている方って全体の1~3%くらいと言われています。当然ですが例えば同じ6,000円でも『6,000円も負けた』と思う人と『6,000円しか負けなかった』と思う人がいます。そういう価値観の違いはもちろんなのですが、声掛けをするべきなのは『使ってはいけない6,000円』を使ってしまっている方なんですね。だから全員に声掛けをするというのは大きな誤解で──」
(森氏)
「はい。というわけで最初の質問へのお答えですが、現場は元から前向きな従業員が多いのでそんなに反発は無かったですし、また、反発があってもそういう誤解が含まれているので、それを解いてけばいいんですね。なので検討会で決まった事に関して反対意見みたいなのはそんなにありません」
(梅木)
「なるほど……。ありがとうございます。ちなみになんですが、そのテストでは『どこからが要注意』みたいなのってどう規定されてるんですか? これ前も言ったんですが、人によって『使いすぎメーター』みたいなのが付いてるわけじゃないので、分からないと思うんですよ」
(森氏)
「そうですね。そのお客様にとって6,000円がどれくらいの価値かなんて見ても分からないので、教育資料としては『お客様の身の回りの変化に気付きましょう』という風になっています」
(梅木)
「ですよね! 前回のニラクさんもおっしゃってたんですが、これって結構ハイレベルな事だと思うんですよね。これって分かるものなんですか?」
(森氏)
「そうですね。おっしゃる通りただ見てても『依存かどうか』は分からないかもしれません。ですが変化に気付く事はできると思うんですよ。いつも身なりを綺麗にされている方が、いきなり無頓着になられたり。そういうのって私生活できっと何かがあった筈なんですよね。ここにまず気付くというのがスタートだと思います。
依存症って、何が原因になるかが分からないんですよ。というのも家庭の問題であったり。仕事。人間関係。色々なものが複合的に組合わさってるので、単体ではおそらくないんですね。なので、お客様が悪い方向に変化していないか。そういう時にさりげなく、依存の話じゃなくていいから声を掛けるようにしましょうねと──……」
▲問題のある遊技をされる方って、全体の1~3%って言われています
飲みすぎている人にお酒を勧めるのは、愛されない。
(梅木)
「我々ももう何回かお話を聞いて学ばせて頂いて、やっぱり経営陣といいますかトップの方々はもちろんなんですが、それよりも現場で実際にお客さんに接してるスタッフさんが一番重要というのは分かってきました。ちょっと気になるんですけど、実際、問題のある遊技をされてそうな方への声掛けって結構やられるんですか?」
(小堀氏)
「わたしが働いていた店舗では、安心パチンコ・パチスロアドバイザーの資格を持っている現場のスタッフなどは、朝礼や終礼で事例の共有をするんですね。今日はこういうお客様がいてこういうお声掛けをしましたとか。それは日常的にありますね」
※安心パチンコ・パチスロアドバイザー
遊技客に対して依存問題への適切な案内ができる担当者を各店舗に配置するもので、行政などが求めるパチンコ・パチスロ依存問題への対応強化策の一環として全日遊連が企画。
(編集長)
「実際の声掛けはどんな感じなんですか? 例えば僕がめちゃくちゃお金を使ってます。顔も痣だらけです……」
(梅木)
「それ救急車や」
(小堀氏)
「(笑)そうですね。そういう場合はやっぱり何があったかを知りたいので、雑談から入ったり……。お怪我大丈夫ですか。体調はどうですか……。ある程度の信頼関係があればそれで引き出せたりするんですね。それから、僕たちもやっぱりお客様には長く楽しんで頂きたいので、場合によっては使いすぎないで欲しいです、という提案をすることはあります」
(編集長)
「あ、やっぱりそいう提案をする事もあるんですね……」
(森氏)
「それはもちろんです。根底には楽しんで頂きたいというのがあるので。例えばなんですけど、バーを経営している人が、飲みすぎてる人にさらにお酒を勧めますか? という話ですね。そこでどんどん勧めちゃうお店はお客様から愛されない。地域に残れないんです」
(大水)
「例え上手……!」
(編集長)
「確かに……。その時は止めて欲しいもん……。うわぁ今すっごい入ってきた。完璧理解できた……! それはいい店だ……」
(小堀氏)
「僕の場合は実際の事例として、普段来店されない曜日に来られて、投資額も多かったんですね。それでどうしたのかなと思ってお話して、最終的には遊技をお止めしたことがあります」
(梅木)
「普段来ない曜日……! それで気付くんですね!」
(MYME)
「前の日にプラス出たのかなぁって思っちゃう……」
(編集長)
「それで気づいて止めるって凄くない!?」
(大水)
「やっぱプロだ……」
▲『例えの女王』森さん
『のめり込み』はそもそも絶対悪なのか……?
(編集長)
「パチンコ・パチスロって、やっぱりのめり込みやすいものなんでしょうか?」
(森氏)
「誤解を恐れずに言うのであれば、そう思います。そもそもある程度のめり込まないと娯楽というものは成立しないので、娯楽としてはそうあるべきなんです。例えばゲームセンターは娯楽ですが、面白くないゲームばっかりおいてあると、誰も遊びませんし娯楽として成り立たないじゃないですか。わたし達が提供するのは、ぱちんこを通した娯楽なので、最低限は没頭してぱちんこを楽しんでいただかないといけない」
(梅木)
「また分かりやすい例えだ……。のめり込みって、いわゆる『依存』になるかどうかとはまた別なんですかね?」
(森氏)
「依存状態というのは『生活に支障が出ている状態』なのですが、そうなるほどのめり込んだらもちろんいけません。ただ、のめり込みやすいからといって依存状態になりやすいかというと、また別だと思います。例えばスマホゲームも面白いからのめり込みますが、その結果、ガチャ破産や歩きスマホ・ながらスマホでの事故を起こすようではいけませんよね。でも実際、そこまで悪影響が出るほど、のめり込んでしまう人はあまりいないのではないでしょうか」
(編集長)
「なるほど……。のめり込みやすいけど、依存症になりやすい訳ではない……」
(森氏)
「実はそれに関しては今弊社の方で学術的に統計をとっているんですよ。『安全な遊技のためのアンケート調査』という──」
※安全な遊技のためのアンケート調査
大学や調査会社と共同でダイナムさんが実施しているパチンコ・パチスロ依存問題に関する基礎研究
(梅木)
「ああ! やってましたね──! 大アンケート。あれはもう凄いですよね。知ってる? MYMEさん知ってますか。何のアンケートやってるか」
(MYME)
「アンケート……。パチンコ・パチスロは好きですか……とか?」
(大水)
「嫌いなのに行ってる人がいたらもう完全に依存……!」
(森氏)
「実はそれ凄く重要なんですよ。自分でもなんで打ってるのか分からないという方が、稀にいらっしゃるんですね。星の王子様という物語の中で『酔っ払いの星』という話が出てくるんですけど、お酒を飲んでいる大人に王子が『どうしてお酒ばかり飲んでるの?』って聞いたら『お酒を飲んで、酔っ払っている事を忘れたいからだよ』って。それと同じなんですよね」
(大水)
「さっきから例えが上手くないですか……!」
(編集長)
「でも結局そういう事ですよね。のめり込みと依存。例えば、美味しくお酒を飲んでるうちはいいんですよ。でも酔うことが目的化しちゃったらもう、アルコール依存なわけで。ぱちんこも寝食忘れて打ってる状態だけをみて、楽しんでるのか依存かって分からないわけで」
(森氏)
「はい。その辺りの関係性をしっかり統計学的に分析するために、弊社でやっているのが『安全な遊技のためのアンケート調査』なんですね」
(須藤氏)
「その人がどういう目的・考え方で、どういう遊び方をしているか。それを統計だてて、実際に危険なパターンと安全なパターンを見出していこうと。そういう感じですね。これは会員様向けの調査になっているので、収支や台の好みなど、ある程度のデータも採れるんですね。それとアンケート内容……。さっきの『ぱちんこは好きですか?』みたいなのじゃないんですけど、もうちょっとしっかりした……」
(大水)
「あ、須藤さん。いまちょっとディスりました!?」
(MYME)
「えー、何の台入れて欲しいですかとか、そういうヤツですか?」
(編集長)
「絶対違ェよ(笑)」
(大水)
「それ、結果はいつ出るんですか?」
(須藤氏)
「どういう形でリリースするかはまだ分からないのですが、結果は年度末には出ると思います」
気になる質問をバンバン投げてみた!
(梅木)
「さてここからはお三方に事前にお渡したアンケートを元に、日頃から気になっている事を一文一答の形で投げてみたいと思います、まず最初にこれですね」
Q:ダイナムさんはなぜそんなに依存問題対策に力を入れてるの?
(須藤氏)
「なぜ……。これは『やらないと受け入れられないから』ですね。正直、ぱちんこはまだまだ広く受け入れられている遊びとはいえない部分があります。まずは受け入れて貰って、そこから発展していきたい。そういう風に思っています」
(編集長)
「受け入れられるというのは、どこに対してですか?」
(須藤氏)
「社会ですね。まずはしっかり社会に受け入れられるのが必要で。そのためにただ『受け入れて下さい』って言っても説得力がないんですよね。なので業界としてやるべき事をまずはしっかりやると──。そのための依存対策です」
(小堀氏)
「あと僕個人の話としては、なにか問題を抱えているお客様がおられるとして、そのお客様にもう会えなくなっちゃうのがつらくて……。僕たちもお客さんに会いたいって思うんです。なので力を入れて、今後もやっていきたいと思っています」
(大水)
「その一言響く……!」
▲「僕たちもお客さんに会いたいって思うんです」にきゅんしたプリン
Q:自己申告プログラムを利用された方はどんな方でした?
(編集長)
「どんなケースがあったか、差支えのない範囲で教えていただけたりしますか?」
(森氏)
「例えばレアなケースでは『会社の上司の方に連れられて申告に来られた方』がいらっしゃいます」
(MYME)
「どういう状況なんだろう……」
(森氏)
「個々の事情にはちょっとお答えできないんですが、とりあえずわたしから言える事は、自己申告を使う人というのは自分で何とか出来る人なんですね。上司の方と見えたお客様も周りにそういう気にかけてくれる上司の方がいる、という時点でかなり救われていると思います」
(梅木)
「うーん。自己申告も出来ないくらい判断力が落ちてしまっていて、そして助けてくれる家族や上司が居ない。これは問題ですね」
(森氏)
「そうですね。そういう方に対してしっかり気付いてあげられる。気付く事ができるスタッフの存在というのが、やっぱり重要になりますね」
Q:依存問題対策のゴールはどこ?
(森氏)
「依存問題に関しては企業の垣根を超えて協力する流れが少しずつ出来ています。この連携の流れがもっと大きくなれば、行政や福祉の協力が今以上に期待できます。業界全体としてお客様のためにより良い施策も出来ると思います。正直な所、取り組みはまだ始まったばかりですが、今後充実させていくことで、より効果的な取り組みになっていくのでしょう。それが出来た時が一旦のゴールかなと思います」
(編集長)
「なるほど。みんなで協力していきましょうということですね。それでこないだの5社共同声明ですね」
※5社共同声明
2019年2月に出されたダイナム、ニラク、マルハン、ひまわり、夢屋の5社が共同でぱちんこ依存問題に取り組む事を宣言した声明の事
Q:対応が遅れているホールさんに対して、なにか思う事は?
(森氏)
「これは、ローマは1日にして成らず。ですね。どうしても今始めてすぐ結果がでる事でもないので、時間がかかっちゃうと思います。ただ、最近は地方などでセミナーをすると参加してくださるホールさんが増えてきています。なので意識はみなさん変わってきてるんじゃないかなぁと」
(編集長)
「なるほど。……そのセミナーというのは、ダイナムさん主催なんですか?」
(森氏)
「2019年1月にやったのは弊社が主催でした。あとはマルハンさんが主催だったり、夢屋さんが主催だったりですね」
(梅木)
「意識が変わっているというと、やっぱり業界全体でやっていこう! みたいな団結力ですかね。そういうのが見えてきたと」
(森氏)
「ジリジリですね。ジリジリと……」
(MYME)
「ライターもなにかやった方がいいですね!」
(編集長)
「お……。MYMEさんが前向きな……!」
(MYME)
「だってわたし前回勉強してから周りにめっちゃ言ってますもん。依存症と思ってるでしょ。生活に支障が出てなかったら依存症じゃないから! って」
(梅木)
「それ一本で勝負すな!(笑)」
(MYME)
「でも本当に! 俺、依存症だから! ってネタにしてる人はいいんですけど、すごい落ちてる人いるじゃないですか。ハァ……依存症かなぁって。そういう人には『だーいじょうぶ! だーいじょうぶ! 生活に支障出てなかったら依存症じゃないから!』って」
(編集長)
「……落ちてるヤツは大体生活に支障でてない?(笑)」
(森氏)
「でも実際そうなんですよね。『依存症』という単語はやっぱり強いんで変えたほうがいいというのは常々言われていますね。名前だけで落ち込む人は落ち込むんですよ」
(梅木)
「最近は『ギャンブル障害』っていいますね」
Q:ライターに求める事って?
(森氏)
「やっぱりライターさんって発信力もありますし、ある意味ではお客様との距離が近いんですよね。なのでぜひ正しい知識を身に付けて発信していっていただけたらなと思います」
(梅木)
「それはホントに思いますね。我々はもうこうやって何回もお話を伺ってますけども、そうじゃない人もいっぱいいるんですよ。自分が依存問題について知らないという事も知らないというか。さっきのMYMEさんの話じゃないですけど、知ってるライターが周りに教えていくというのは重要かもしれませんね」
(MYME)
「わたし最近自分の意識が変わってきてて。前は『1パチ5スロを打つ人は依存症だ』って思ってたんですね。自分がもしそうなったら辞めるって。でもそうじゃないんだなっていうのが分かりました」
(編集長)
「おッ!?」
(MYME)
「ちゃんと自分の財布と相談して、無理のない範囲で遊んでるんだなって。むしろ生活に支障が出ないように、ちゃんとコントロールして遊んでるんだなって……! 今は勉強してそれも分かったんですけど、周りはまだ『1パチ5スロは依存症』って思ってるライターさんは絶対いると思います。だからわたしは、今後そういう人がいたら、ちゃんと教えてあげたいと思います」
(梅木)
「うわ、めっちゃ成長してる……! 優等生じゃないですかMYMEさん……!」
(編集長)
「嬉しい。なんか俺いま凄い嬉しい……」
▲そう。ライターさんも勉強した方がいいよね!
Q:メディアに求める事って?
(森氏)
「そうですね……。ホールの取り組みを伝えてくださると有り難いですね」
(編集長)
「うぇい! がんばります!」
(梅木)
「前回のニラクさんもそうですけど、ホールの方がこれだけ取り組んでるというのが中々伝わらないんですよね。何ならホールのせいで、とか平気で言っちゃう方もいるんですよね。違うぞと。みんな守られてるんだぜ! というのは言いたいですね」
(大水)
「パチンコ・パチスロを打たない人にも伝えていきたいですよね。これだけやってるんだぞって。それでイメージが良くなればねぇ。めっちゃいいと思います」
(森氏)
「あとはやっぱり、正しい事を伝えるというのも大事ですね」
(梅木)
「そうなんですよ。前も言ったんですけど、よく意味が分からない間違った情報を伝えるのは、どっちにも良くないじゃないですか。ホールにも、依存症で困っている人にも。どっちにとってもマイナスなんですよね」
(編集長)
「気をつけよう。我々も。その上で頑張って正しく伝えていこう──!」
ラスト! 感想と総括!!
(梅木)
「というわけで第3回パチンコリカバリー学園。今回は株式会社ダイナム法務リスク管理部の須藤さん、森さん、小堀さんをお招きして勉強していきましたが、最後にそれぞれ感想を聞いていきましょう。まずはMYMEさん!」
(MYME)
「はい。あたしホントにホールさんがここまで考えているのは知らなかったので、凄く勉強になりました。前はRSNのポスターとかも貼ってるだけなんだろうな、とか思ってたんですけど、そうじゃないって。ここまでやってくれてるんだなって。だからもうホント、大好きになりましたダイナムさん。そんな店舗がもっと増えてくれれば最高じゃないですか。なんなら来店とかの時に、ホールさんからウチらに『こういう取り組みをしてるよ』っていうのを教えて貰える空気づくりができれば、喜んでそれを周りに言っていけるし。業界に対してそういう協力も、今後はもしかしたら出来るのかなって思いました」
(編集長)
「おぉッ!? 優等生! いいよMYMEさん。どうしちゃったの!」
(梅木)
「100点のコメントじゃないですか! この短時間ですごい成長のあとが……。先生感動しました本当に……。次、大水プリンさん!」
(大水)
「うわ、100点のコメントのあと難しい……。いやぁ……なんだろう。やっぱり依存症のボーダーって低いのかなぁって思ってたんですけど、実際の所1~3%って。あ、そんなもんなんやって……。ちょっと安心したというか。あと……。そうですねぇ……。うーん……。凄いと思いました」
(梅木)
「……0点や! ヒドイぞ(笑)」
(編集長)
「キレイに0点だったな」
(大水)
「ヒュー! たのしーッ!」
(編集長)
「でもやっぱ、前回はニラクさん。で今回はダイナムさん。両社とも依存問題対策にはかなり力を入れておられる企業なんですけど、取り組みのアプローチはやっぱり違うんだなと思ったね。でもどちらも『現場の対応が大事』というのは共通項だね」
(大水)
「警備のスタッフさんから社長までみんなでテスト受けてるのも驚きました」
(MYME)
「うん。お客さんに接する人は全部受けるって凄い……」
(編集長)
「俺は福祉行政に向けてテキストやマニュアルを作ってるのが驚いたね。これは凄い事だと思うよ……。だって行政さんがそのマニュアルを参考に対応するかもしれないんだぜ?」
(梅木)
「いや、ホントですよ……。やっぱり嬉しくなりますよね。こうやってホールがしっかり対策を考えてくれているというのは、前回も思いましたけど、明るい話やと思うんですよね。あとは我々がしっかりこれを周りに伝えて──」
(編集長)
「あとは、ユーザーと距離が近いライター・タレントが正しい知識を身に付けて、発信して欲しいってのも、仰るとおり。避けて通れない問題だしね。勉強しないとアカンね。ともあれ、今回も勉強になった。ダイナム法務リスク管理部の皆さん、ありがとうございました!」
──以上。
第3回パチンコリカバリー学園でした。みなさん、なにか心に響く気付きや学びはありましたか? もし何かあったらぜひそれを周りの人々にお伝えください。そうやって輪が広がることで、もしかしたらパチンコ業界全体のイメージが。あるいは依存症問題に対する理解が、良い方向に向かうかも知れません。
それでは、また次の授業でお会いしましょう……!
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- あしの
- 代表作:インタビュー・ウィズ・スロッター(稀にパチンカー)
あしのマスクの中の人。インタビューウィズスロッター連載中。元『セブンラッシュ』『ニコナナ』『ギャンブルジャーナル』ライター。今は『ナナテイ』『ななプレス』でも書いてます。
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世界線(笑) ちょっと笑ってしまいました。自分は結構ダイナムさん好きですね。基本お金ないんで「ごらく」が打ちたくて……。
なるほど、依存性対策には『出さない、取らせない』が一番なんだな、と。違う世界線のダイナムではそうなんすよ!