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SENZIN伝

SENZIN伝

2017.08.11

信じるものは救われる

タイルまん タイルまん   SENZIN伝


7月7日。


空の上で、彦星と織姫が年に1度出会う事が出来る七夕伝説の日。その一方、下界では私利私欲の願い事を短冊に書き、竹に吊るされ、欲望塗れの竹が日本各地で量産される日である。

我々パチンコ・パチスロを打つ人間にとってもこの日は特別な日だ。 年に1度の7のゾロ目の日。 なんとも縁起がいい日ではないか。



私はこの日、ホール調査隊という漫画○○世紀少年のラスボス的存在に似た真っ白い覆面マスクを被り、私の分身であるタイルーますくとしてホールに調査をする日だった。

ホールの開店を待つ炎天下の中、同じく開店待ちの方々から、アレやコレやと、ここでは書き記せないお話を聞かせていただいていた。

ホールの開店時間になり、順々にホールへと人々が入って行く中、私の前に並んでいた70代らしきパーマ女性SENZINが私の方を振り向き手を伸ばして一言。


「シールちょうだい!」


ホール調査隊の時はパチ7のオリジナルステッカーを用意している。ステッカーの裏はおみくじになっており、大吉を引いた人は、何故かは分からないが大勝する方が多い。それを知ってか知らずかステッカーを欲しがるパーマSENZIN。

私はランダムに5枚ほどステッカーをポケットから取り出して、どれか1枚と選ばせた。

2枚持っていかれた。

1枚と伝えたが、当たり前のように自然な動きで、2枚持っていかれた。

おみくじを見るのかと思いきや、パーマSENZINは裏のおみくじを見ず、すぐに自分のズボンのポケットにしまった。

(うむ……まぁ……別にいいが……。)

シールちょうだいと言いながら裏を見ずポケットにしまう行為。納得出来ない。

裏におみくじがありますよ? そう伝えるが、パーマSENZINが口にした言葉は 「シールなんて一緒でしょ?」 本末転倒な答えを言うなっ!

苦笑いしていると 「これ貰うと当たりやすくなるんでしょ?」 決してそんな事はないっ!

当たらなかった場合、このパーマSENZINが真っ先に怒りの矛先を私に向ける可能性が高かった為、全力で否定した。

否定しながらも、信じる者は救われるかもと、パーマSENZINに声を掛けていた。



店内に入場すると、私の前に並んでいたパーマSENZINは真っ先に甘デジコーナーへと向かった。

私はパーマSENZINが甘デジコーナーへ消えていくのを確認した後、ジャグラーコーナーへと足を向けた。

数時間後。 私は昼休憩を終えて、店内の状況を調査する為にホール内を歩いていると、朝の並びで私のステッカーを2枚貰ったパーマSENZINがパチンコを打ちながら私に手招きしている。

歩み寄ると、パーマSENZINの隣の台を打っているチューリップハットを深々と被った新たな女性のSENZINにステッカーをあげてくれとお願いされた。

私は快くステッカーを再度5枚程取り出して、チューリップSENZINの前に差し出し、1枚選ぶよう伝えた。

3枚持っていかれた。

私の言葉はSENZIN達の耳に届かないのだろうか?

ステッカーを見ながらキャッキャしてるパーマSENZINとチューリップSENZIN。

喜んでいただけたなら良いか。

頑張ってね!2人にそう伝えて私はその場を後にした。



ステッカーを渡して数分後。

私が店内に設置されてあるデータロボと睨めっこしていると、死角から何者かが私の右腕に抱きついてきた。

え!?なに!?怖い怖い怖いっ! 振り向くとチューリップSENZINだった。

「当たった!」 顔をこれでもか!という程、私の右腕に擦り付けてくる。右腕がチューリップSENZINのファンデーション塗れになった。

チューリップSENZINよ。嬉しいのは分かるが甘えないでいただきたい。

「来て!早く!」 甘えていたかと思えば、力任せに私の右腕を引っ張りながらチューリップSENZINの打っている台まで連行された。

どうやらパーマSENZINの隣の台を止めて、移動した台ですぐ当たったらしい。 画面にはラウンド1と表示されている。

「ね?ね!?」

分かった。分かったから打ちなさいよ!

興奮しているチューリップSENZINをなだめて、大当たりを一刻も早く消化する事をオススメした。

ステッカーで喜んでいただけて、更に当たった事を伝えに来ていただけるなんて嬉しい事である。

まさか天下の中森明菜さんと私がコラボするとは夢にも思わなかった。

私のステッカーが備え付けのギミックの様に見えなくもない。 いや……やはり見えない。
 


中森明菜の隣に設置されてあった化物語が空いていたので、私は腰を下ろし打つ事にした。

中森明菜を何故打ったのか聞いてみた。

「直感!」

シンプルだった。

チューリップSENZINは私の打つ化物語を指さして

「それ面白くないわよ?

あくまでチューリップSENZINの意見である。

どの辺が面白くないか聞いた。

「ワチャワチャしてて嫌い!」

あくまでも!チューリップSENZIN個人の意見である!

ワチャワチャしてるのは中森明菜も一緒な気がするが……。

中森明菜もなかなかワチャワチャしていない? そう質問すると

「この台はこういうものだからねぇ。」

化物語も、その感覚で好きになっていただけないだろうか? 程なくして私の台も当たった。

チューリップSENZINは、私が当たると自分の事の様に喜んでくれた。

私が連チャンし始めると同時に、チューリップSENZINの台は連チャンが終わってしまった。

「仕方ないよねぇ!貴方は頑張ってね!」

チューリップSENZINは笑いながら言った。

その後もチューリップSENZINの台は当たるのだが、単発続きだった。 少しずつチューリップSENZINの顔が曇り始めた。



私の台が5連チャンした時だった。

化物語の台にはプッシュボタンの左側に十字キーがある。

音量などを調整出来るのだが、その十字キーを横で打っていたチューリップSENZINがいきなり連打し始めた。

えぇっ!?

驚き、私はチューリップSENZINに顔を向けると、鬼の形相で連打していた。

目が合うと一言。

「耳障りだから音下げてっ!」

先程まで、私に対して頑張ってと応援してくれたのは夢だったのだろうか?

多分大当たり中は音下げれないから許してほしいと伝える。

「あぁ!もう!じゃあシールもう1枚ちょうだいっ!」

じゃあの意味が分からなかったが、それで許していただけるならと、最後の1枚を渡した。

そして台の四つ角に私のステッカーが飾られた。

怖い顔をしながらステッカーを飾るチューリップSENZINを見ていると、ステッカーが飾られているというより、貼り付けの刑に処されている気分になった。

私の連チャンも終わり、調査時間も終了30分前だったので席を立った。

チューリップSENZINの台は200回転に到達していた。

まだ打つのか尋ねると

「シール貰ったし、ここから連チャンするからまだやる!」

私のステッカーに、そこまでの力は無いと思うが……。

労いの言葉を掛けて、私は調査の為30分間、店内を見て回った。

終了時刻となり、帰宅する前に甘デジコーナーを覗いた。パーマSENZINの姿は見えなかった。

チューリップSENZINは連チャンしていた。

信じる者は救われる。

自分でパーマSENZINに朝言った言葉ではあるが、まさか本当に実現するとは……。

私は帰宅する事をチューリップSENZINに伝えると、握手を求められた。

また会いましょうと言って握手を離そうとすると


「このシール凄いわね!仏壇にお供えしておくからっ!」


それだけはやめていただきたい。

 

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この記事へのコメント(1 件)

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つーちゃん
投稿日:2017/08/11
相変わらずの文章の破壊力。素敵・・
BBAを引きつける蜜ぬってる?

タイルまん
代表作:SENZIN伝-僕らもいつかSENZIN-

祖母から父へ、父から自分へと脈々と受け継がれてきたギャンブルの血筋。何故か博才だけは受け継がれなかった哀れな駄目人間。
今日も貴方と同じ空の下の何処かで負けています。

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