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現実人力調査 カタギリQ

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2026.05.09

カタギリQ第9話  オジさん目線でアニメタイアップ機を語るべし!

元・店長カタギリ 元・店長カタギリ   現実人力調査 カタギリQ

「アンタ、今回はオジさん世代の目線強めでアニメタイアップ機種を語りなさい。そうしないと地獄に堕ちるわよ!」

……というわけで、今回のクエストはオジさんアニメファン目線を強めの実戦を要求されました。岡井総司令、熟女ベテラン占い師みたいな口調になってますね。

当連載における実戦機種を振り返ると東リベ、ガルパン、レヴュスタ、化物語、よう実、東京喰種と実に75%の確率でアニメタイアップ機での勝負。ノーマルタイプのパチスロや海物語シリーズを除いた現状の設置機種も大半がアニメコンテンツがパチンコ・パチスロ化されたものばかり。こうした傾向について私と同世代の皆様は、いかがお考えでしょうか?

私は「近年のアニメタイアップ機、原作愛を強く感じられる機種が非常に多いな」と純粋に喜ばしく感じております。

私が20代の頃に打っていたアニメタイアップ機種で有名どころを挙げるとルパン三世、バカボン、キャッツアイ、ヤッターマンなど。いずれも私だけでなくメーカーの開発者の方も子供の頃に観ていたアニメ作品だと思うのですが、人格形成に影響を及ぼしたはずのコンテンツを作品化したにも関わらず原作愛が強く感じられたタイアップ機種、あまり思い出せないんスよね。

とりあえずパチンコにありがちなリーチ演出にアニメキャラが絡んでいるだけ、みたいな印象の台ばかりでした、正直なところ。

 そんな私のアニメタイアップ機に対するイメージをブッ壊したのが2004年にリリースされたパチンコ『新世紀エヴァンゲリオン』です。近年リリースのシリーズ作にも今なお採用されている変動開始直後に画面が暗転するタイトル予告やリーチ後に浮かび上がるレイ背景予告を筆頭に、原作の世界観をパチンコに散りばめた演出の数々は実に斬新、かつ衝撃的でした。

特に私を唸らせたのがエヴァ系リーチの復活演出。初号機リーチは活動再開した初号機による素手、 弐号機リーチはプログレッシブナイフ、零号機リーチはN2爆弾。パチンコファンが最も嬉しい復活演出による確変大当りの瞬間に、原作ファンをも唸らせる演出を採用する抜群のセンスに脱帽いたしましたよ。

ちなみにエヴァンゲリオンのテレビ放送開始時期は1995年。私が成人してからのアニメ作品のパチンコが宇宙戦艦ヤマト、おそ松くんといった昭和アニメタイアップ台と一緒にシマに設置されているのですから、新時代の到来を強く感じさせられましたね。

そうなってくると我々オジさん世代はパチンコ・パチスロ化されたアニメを予習する必要があります。なにしろ続々とホールに導入される新台は現在20代~30代のユーザーが子供の頃に観ていたアニメ作品のタイアップ機。 オジさんが最新台を深掘りするには知るためには、まずアニメを観てお勉強しなきゃならないのです。さらに、ここ数年ではその予習さえも限界。タイトルすら耳馴染みの無いアニメタイアップ機が瞬く間に導入されていて、いよいよ時代に追いつけなくなりました。

ま、何回も打ってりゃそのうちキャラクターの理解も深まるから、いちいちアニメを追っかけたりしない私と同世代ユーザーも多いのかもしれません。でもパチンコ・パチスロを楽しむためにはより深いキャラクターの関係性や世界観に触れておきたい、それが私のこだわりなのです。

前置きが長くなり過ぎましたが今回の実戦機種は『eリコリス・リコイル』です。機種選定の決め手となったのは本作のアニメを2022年当時にリアルタイム視聴していたため。ド直球で言うと「予習の必要ナシ、つーか単純に打ちたいだけ」です。スマン、正直で。

放送当時、漫画やラノベを原作としないオリジナルアニメということもあって固唾を飲んで結末を見守っていた作品。 果たしてアニメの世界観が再現されているのか、そして原作愛を感じられる仕上がりなのか。しっかり検証しないと地獄に墜ちるらしいのでしっかり調査いたしまーす!
 

実戦前にもうひとこと!

実戦前に、まずは『リコリス・リコイル』のアニメ、そして台のスペックについてサラッと触れておきましょう。

まず本作の主人公は錦木千束(にしきぎちさと)と井ノ上たきな、この二人の少女。タイトルの『リコリス』は、彼女たちが所属する日本の治安維持を目的とした秘密裏に存在する部隊の名称。『リコイル』は銃砲の反動。つまりタイトルから「ああ、美少女たちの登場するガン・アクションアニメなのかな」と予想は可能ですね。ええ、それで概ね正解です。

千束はリコリスの中でも最強の存在で、至近距離から発砲された弾丸さえも目視により回避可能。ウェスカーかお前は。同様に、たきなもリコリス屈指の戦闘力の持ち主。ちなみにリコリスは彼岸花の和名。それを踏まえると彼女たちの生い立ち、境遇、任務、宿命などが想像できるかもしれません。

物語を知るためにはアニメ全13話、是非ともご覧ください。能天気な千束と優等生キャラのたきなの関係性が描かれている日常パートを微笑ましく見守っているうちに、気付けば物語に引き込まれることでしょう。

さて、アニメからパチンコに話を戻しますがリコリコのスペックはちょっと特殊。大当り確率は259.7分の1で、50%でLT突入。LT中は全て700発の大当りとなるAモードと3,000発と6,000発の大当りがそれぞれ50%で振り分けられるBモードが存在。LT突入時は概ねAモードでスタートし、LT中の大当り後に50%の確率でBモードへ移行する、と。

要約すると大量出玉を獲得させるにはLT中のBモード移行が必須、つまりLT中に1回しか大当りを引けなきゃかなり厳しい。

まず初当りゲット→この大当りがでLTにブチ込む→LT中にもういっちょ大当り→ここでBモードに移行させる→Bモード中さらにもういっちょ大当りを引く

この5つの任務を全て達成して、ようやく勝利への道が開けるのです。……初当り引けないマン、LTに入れられないマン、ショボ連マンには太刀打ちできないスペックですね。ハードル高めだけど、やったろうやないかいっ!!

いざ、実戦!

さて、実戦当日。自宅の最寄り駅の地域一番店が本日の戦場でございます。

この店に導入されたリコリコは3台。私が着席したのは8日前に8万発の大爆発の後、ここ1週間でなんと16万発近く吸い込んでいるツンデレの極み、みたいな挙動の台。こ、怖すぎる……。

ひとまずカスタムは王道の千束カスタムに加えて保留変化・熱をチョイス。先バレと同時に保留変化したら激アツ、そんなカスタムでスタート。さて今日はどうなることやらと考えていたところわずか3プッシュ、18回転目にさっそく先バレ、しかも保留変化ですってよ奥様!!

▲このフクロウ保留は千束のチャームでもあるアラン機関のロゴ。岡井氏ではないので要注意

▲トータル信頼度93%の『バランス取らなきゃな演出』も絡んで見事に初当り!

▲初当りからLTにも突入、今日はやれる日なのか!?

▲LT中は1回ポッキリの当りでジ・エンド。店長を丸刈りにしたろか、などと思う

ラッシュでの出玉は瞬く間に消失し総投資11.5K目。射撃CHANCEから途中したのは開発者のネーミングセンスに感服するチンアナゴボーナス。いわゆるチャージ的な大当りかと思いきや、ここからのラッシュ突入率も20%とのこと。まあワンチャンあるかもなと期待しているとオイ、ホンマに入りよったやないかいっっ!!

▲沖スロのように左右交互点滅を繰り返すチンアナゴ。喜びが脳を刺激する!

2回目の大当りで再び突入したラッシュも、前回同様2連止まり。

2連続チャンスを活かせないパターン、めちゃくちゃ嫌な予感。そこそこハマって単発になるわよと頭の中で熟女タイプの占い師が囁きかけてきます。その占い、ズバリ的中。 3度目の大当りは総投資額が42本まで膨らんだ675回転目。変動開始時に真島が出てくる強襲ZONEからの大当りですが、先バレを千束から『たきな』に変えてからのバレ無しの大当りなんスわ。つまり、ラッシュ非突入。

そして4回目の大当りは出玉を吸い込んだ後、追加4本の85回転目でゲット。

▲真島は敵キャラながらパチンコでは登場で激アツ! 

▲信頼度97.6%を誇る真島最終決戦リーチ、カッコ良すぎる演出ですね!

▲今度こそラッシュから大連チャンをモノにしたいっ!!

この最強リーチ、たきな参戦や当落ボタンのプレミアでラッシュ濃厚とのこと。しかしながら期待を込めて見守ったものの、いずれもデフォルト。それでも何とかなれと心の中で叫んだものの、残念ながらラッシュ突入ならず。 豪華な当たり方でラッシュ入らないとガチでヘコみますわ。この出玉もサラリとノマれて、追加2本で心が折れたので終了です。無念。

まとめ

投資:48K
回収:なし

右打ちで大量出玉をゲットするのが本機の見せ場。そこまで辿り着きたかったので頑張りましたが、ぶっちゃけ調整面がアレ過ぎて悲しくなってきたのでヤメ。誰かの期待に応えるために悲しくなるなんてつまんない、と千束も作中で語っていましたからね。

結果こそ残念でしたが、機種の出来映えは抜群です。通常時も「いかに退屈させないか」といった演出バランスに仕上がっているな、と感じました。例えば、通常時の説明演出。ハズレ変動時に頻出する演出のひとつなのですが、 ここで喋るキャラクターも千束、たきな、クルミがそれぞれ違うセリフで喋るといったこだわりっぷり。 何度も出てくる演出ってワンパターンになってスグに「またコレかよ」と飽きてしまいますが、 今回は誰が喋るんだろ、と注目しながら見守っていましたから。めったに見られない演出を数多く詰め込むより、通常時に飽きさせない工夫も重要ですよね。

本作をリリースしたメーカーであるニューギンさんは、年初に若年層を意識した機械開発にシフトしていると発表されました。さらに『eリコリス・リコイル』は若手の開発チームが手掛けた作品とのこと。そりゃ若者向けコンテンツを作るなら若い人に任せたほうが良いものが出来るに決まってます。導入以来、高稼働が続いているのも納得の出来映え。保留変化やセリフの演出など、細かな部分にまでしっかりと原作愛を感じられましたよ。

では『eリコリス・リコイル』は若者にしか響かない台なのか? いえいえ、そんな訳ないですよ。数々の演出がどれもしっかり作りこまれているので「パチンコとしてシンプルに面白い」んですよね。若い人向けの台だから、アニメ観てないし、そんな理由で敬遠するのは勿体無いですよ。そこそこ負けたオジさんが言うのですから、間違いないです。ええ。

ちなみに私が打った台はその後、単発2回と2連1回で最終的にマイナス3万発オーバー。こんなに大きなマイナス差玉になるのは、さきほども少し触れましたが調整のヤバさ。実戦時はワンプッシュ0回転を2回ほど食らわされましたからね……。メーカーが頑張っているのですから、ホールも同様に張り切ってくださいよ。版権が好きで初めてパチンコに触れるユーザーが地獄に墜ちますよ!

というわけで、また来月。レッツクエスト、エブリバディ、パッション!!

(クエスト通算成績……1勝8敗)

(C)Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

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元・店長カタギリ
代表作:しくじり店長 しくじりサウナ店長

情熱だけでパチンコとパチスロを35年以上に渡って打ち続けている、スイカ泥棒みたいな顔をしたパチ7の古参ライター。
元・ホール店長のくせに理論的な立ち回りが全くできないため、各方面から嫌な顔をされていることでも有名。

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