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若年性パチンコ研究脳

若年性パチンコ研究脳

2021.08.06

研究#13:『ベース規制』と『ヘソ4個下限の撤廃』を考える。『回るパチンコ』はなぜ支持されないのか?

rara rara   若年性パチンコ研究脳

どうもこんにちは、近所の店からWUGが撤去され、絶対衝激Ⅲが5スロに落ち、平打ちしたい6号機が無くなってしまったパチ7ライターraraです。

結局クラセレやA偽物語といったここ5年ぐらい代わり映えしないメンツばかり触ってしまいます。まあ5号機の寿命も間近ですんで、無くなる前に打つには丁度良い機会といえばそうなのですが、無くなった後に何を打つかが大問題。一応は新規開拓もしているのですが、なかなかしっくり来る台が見つかっていません。

周りでパチスロを打っている人を見ていても、これって結構普遍的な状況な気がします。何度も延長されてきた5号機完全撤去もいよいよ間近ですから、本格的な危機が遂にやってきたという感じ。


さて、そんなスロに対して絶好調なのがパチンコ。『牙狼月虹』を筆頭に全体的な盛り上がりを感じます。その要因として考えられるのは、なんといってもスペックの向上でしょう。

スペックの良し悪しを語る際、最もポピュラーな物差しとして使われているのが『ボーダー』です。ボーダーについて簡単に説明しますと、1000円(250玉)で期待値がプラスマイナスゼロになる回転数のことですね。

めちゃくちゃ簡略化した例を出しますと、初当りの期待出玉が1250個(5000円)で初当り確率1/100の台があったとします。理論上は、5000円で100回転回せるならトントンになりますので、5/100でボーダーは20。簡単ですね。(等価交換以外ではいきなり計算が複雑になるため今回は割愛させていただきます。)

実際には大当り中や電サポ中の出玉増減が影響を及ぼしますし、最近は天井遊タイムの存在もあって計算が面倒になりがちですが……それでも、スペックの目安として非常にわかりやすいのがボーダーです。

そして最近はこのボーダーが低い台が増えてきました。ちょっと前までは1000円21回は当たり前で、ボーダー24回なんて台もちらほら出ていたのですが……最近の台は、18回ぐらいが主流になってきました。 この流れを作ったのが、『ベース規制の撤廃とヘソ賞球規制の撤廃』です。

ベースというのは、通常時に打った玉が100玉あたりでどれだけ帰ってくるかを表す数字です。ベースが20なら、通常時であっても100玉打ったら賞球などで20個は払い出しが受けられるような設計になります。

かつてはそのベースの下限に30という規制があり、ある程度の払い出しを通常時から担保する必要がありましたが、後に撤廃。結果、通常時に還元していた玉を大当りへ回す、という設計が可能になりました。

それと同時に最低4個払い出しという制限があったヘソ入賞時の賞球も自由化されました。 最近だとミドルにも関わらずヘソ1個賞球とか平気で出てきて恐ろしい限り。案外ヘソ賞球を気にしている人って少ない気がするんですが、めちゃくちゃ大きな影響があります。そして肝心なのが……スペックは上がっているけれど甘くなってはいないということなんです。

 

★『ヘソ賞球1個』と『ヘソ賞球3個』を比較してみる。

分かりやすい例として、ヘソ賞球が3個ver.と1個ver.が出ている『P義風堂々2』のスペックを見てみましょう。

▲3個返しの導入はそこそこレア 大体1個返しの方です

  1個返し 3個返し
ヘソ賞球 1個 3個
特図1(ヘソ)
大当り確率
1/199.80 1/199.80
特図2(電チュー)
大当り確率
1/9.00 1/9.14
アタッカー賞球 15個 13個
特図1
ラウンド振り分け
99%で3R 99%で4R
特図2
ラウンド振り分け
同一 同一
電サポ回数 同一 同一
平均出玉 2589 2417
ボーダー 19.0 20.4


ご覧の通り平均出玉に大きな差があります。ヘソ1個バージョンの方がアタッカーの賞球が2個多いからですね。結果、ボーダーにも差が出ています。3個返しバージョンが20.4なのに対し、1個返しバージョンは19.0です。ならば、ボーダーが低い1個返しの方が甘いのか?

……そんな一概には言えませんよね。

アタッカーの賞球が大きいのは一見魅力的です。ですが、当たるまでにかかった回転数が確率通りの約200回転だったとして、その時点で3個返しが400個も多く払い出しを受けられています。その差を埋めるには1回の初当りでアタッカーに200回玉を入れなきゃいけないんですよ。それって結構難しい。

もちろん、通常時が早く当たってヘソに入れる回数が少ないこともあれば、連荘がガシガシ続いてアタッカーに何百回も入ることもあります。 つまり、引きが弱かった日に優しいのがヘソ3個返し強かった日に嬉しいのがヘソ1個返しという設計というだけで、トータルで見るとあまり甘さは変わらないということになります。

それどころか、等価交換のお店が貴重になっている昨今、初期投資を抑えやすい3個返し版の方が有利とも言えます。とにかく、ボーダーが低いからといってそれが甘いとは直結しないんです。

最近の台でいうと『ウルトラマンタロウ』なんかが良い例です。
 

▲1/319で初当たりが2R100%って歴史上初めてじゃないでしょうか?なタロウ


ラッシュに入った時の1500発固定+80%継続の威力は凄まじいですし、そのラッシュに突入確定(当たれば)の遊タイムまで搭載しているのでボーダーは18.7です。ヘソ賞球4個だった時代にはなかなか無かったスペック。一見激甘。

でも、タロウってヘソの賞球は1個なんです。初当たりは1/319ですから、4個返し時代のミドルと比べて1回当たる度におおよそ900個もの差が出てしまいます。その差で生まれた900個もまたヘソに入ること、そしてその度に差が付くことを考慮すると実質的な差はもっと大きいものになります。そんな犠牲を払っているからのこのスペックであって、決して甘くなった訳じゃないんです。荒くなったという表現が適切ですかね。


★にわかに活気づくパチンコ業界、だけど……

個人的には、通常時の返しを大当り中の出玉へと回すこの風潮は、危険だと思っています。

現行の人気は復活したように見えていますが、加熱した出玉性能の行き着くところはさらなる規制としか思えないのがまず1つ。

そしてなにより、回すことが出来ない台ばかりになってしまうことです。ボーダーが低いということは、利益を取るためにはそれを下回る調整にしなければならないんです。ボーダー22の台なら20で済むところを、18だったら16にしなきゃいけない。現実的にはもっと下のはずです。

パチンコを打っていて1番のストレスが回らないことで、ハマることより回らないことを恐れている僕からしたら本当に辛いんですよ。……というか、そんな思いをしてまで打つぐらいなら、最初から打たないという選択をします。


これって、僕に限らないと思うんです。特に初心者の方。ボーダーという概念も知らずに打っているユーザーに対して印象がよろしくない。勇気を持って初めて打つパチンコが1000円10回しか回らなかったとして、それで1/319を当てろって言われたら……逃げ出しちゃうんじゃないでしょうか、怖くて。

まあ、今どきのリアル初心者の入り口って低貸しなのかもしれませんが、勝負というよりも遊びの感が強くなる低貸しこそ回ってくれる設計の台が楽しいと思うんですよね。

今の台は、通常時のベースのみならず初当りの出玉を極限まで減らしている台ばかりですから、回らないなか頑張って当てた1/319が純増400個ちょっとで終了してしまうような悲劇が、かなりの確率で発生します。ここまで荒くなるとどう考えても初心者に対する敷居は高いですし、長く打ってる人でも付いていくことが出来ずに、ギブアップが出てくるんじゃないか。長い目で見ると、今の状態はかなり危うい状態になってしまっているんじゃないか……そう思います。

ただ、今だってヘソ賞球が多い台を出せない訳じゃありません。下限である4個が撤廃されただけで、元から上限は無いんですから、4個返しはもちろんのこと、5個返しだって7個返しだって作ることは出来ます。でも、出ないんです。

★実は模索されていたヘソ高賞球の台

かつて、メーカー各社がこぞってヘソ賞球多めの台がリリースされた時期がありました。ベース規制の話なんか微塵も出ておらず、ヘソ賞球は3個が基本だった2010年前後です。MAXタイプ全盛期ですね。

SANKYOの7個賞球シリーズ「魂7」や、サミーの10個賞球シリーズ「デジテン」なんかが代表格で、それらには回るパチンコの復活という明確なコンセプトがありました。

▲驚異のヘソ賞球10個シリーズ「デジテン」最近の甘デジアタッカー賞球より多い


ですが、この試みは失敗に終わります。その後もニューギンの「くるくるパチンコ」だったり、業界を挙げて作られた規格である「ちょいパチ」であったり、様々なアプローチで回せることをウリにしたブランドが登場しましたが、尽く失敗に終わっています。それは何故か?

私のなかで答えは明白です。お店が回さなかったから。コレに尽きる。ガンガン回すことを前提に設計している台が、普通の台と同じように回らない調整にされてしまった場合、キツイどころの騒ぎじゃありません。どうせ回らないなら最初からボーダー低い台を選択しようとなるのは自然の流れでしょう。

ただ、回されないのも当然の話しでして、この手の台ってそもそもの人気が無いんですよ。いかんせん出玉性能が周りと比べて地味なので。人気が無いから回されず、回されないから人気が出ず……そんな卵が先か鶏が先かみたいな現象がひたすら繰り返され、自然とその手の台の導入はされなくなっていきました。

そんな中、全ての台が回る設計になった瞬間があります。ついこの間まであった4個返し&ベース規制が適用された台たちです。ですが、皆様御存知の通り、この時代の台で高い評価を得た台はごくわずかです。なんせ、旧時代の初代北斗無双なんかが同時に存在していたのですから、見比べた時に出玉性能が劣って見えるのも当たり前なんです。

▲MAX規制の後、ベースが規制されるまでの僅かな時間に生まれた低ベース大ヒット台


お店の調節もメイン機である北斗無双世代が基準になりますから、20回は回らないと話にならないようなスペックの台が、平気で12回ぐらいしか回らないという事態があったりもしました。

でも、冒頭で触れた5号機完全撤去と共に、その時代のCR機も撤去される予定だった。何度も延長されてしまっただけで、ほんのあとちょっとで、高ベース台のみの時代が来ていた。そうなれば自然と基準もそこになります。ある程度は回って当然の時代が来たんじゃないでしょうか。楽観的に過ぎるかもしれませんが、僕はそんな時代を楽しみにしていました。

もし今後、再度のベース規制が起こったとして、今ある台が即撤去という流れにはならないでしょう。今の牙狼や源さんが今で言う北斗無双のような立ち位置になり長期間に渡って重宝されるのは想像に難くありません。今の高速台が問題視されて再度ベース規制がかかったとしても、今出てしまった台が消えるまでは本当の意味で時代が変わることは無い。そう考えると無念でなりません。次にチャンスがあるとしても10年以上は後の話になるでしょう。

もちろん、この意見はマイノリティもいいとこです。店客共に高ベースを望んでいる人間などそうはいないでしょう。今の復活したパチンコ人気がそれを示しています。それでも、僕は高ベース時代と、それに伴って訪れる回る時代にこそ希望を抱いていました。

……ちょっと理想論と楽観視が過ぎたかもしれませんね。高ベース4個返しの台だけになった上で過去を基準に調整されてしまう可能性だってもちろんあります。北斗無双世代のCR機がなくなった瞬間にパチンコ人気は急落し、そのまま2度と浮上しなかった……という未来も有り得たでしょう。

無双世代の撤去寸前にベース規制が撤廃されてどちらの未来にもならなかった今、何を言おうと空想になるだけですが。来なかった時代に思いを馳せつつ今回は終わりです。また次回お会いしましょう。

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rara
代表作:若年性パチンコ研究脳

北海道に蠢く24歳のスロパチ好き。珍古店を探して全国を駆け巡ったり、大きいホールに一台だけ置いてあるマイナー台を打って、悦に浸ったりするタイプの人。最近のマイブームはパチスロミルキィホームズ。

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