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オカイの全機種レビュー:パチスロ歴史語(レキシガタリ)

オカイの全機種レビュー:パチスロ歴史語(レキシガタリ)

2021.04.01

【パチスロ全機種レビュー】タイアップ界の黒船『IGT Japan』の歴史【まんなっか!!】

岡井モノ:ライター兼パチ7編集部員(別館) 岡井モノ:ライター兼パチ7編集部員(別館)   オカイの全機種レビュー:パチスロ歴史語(レキシガタリ)

かつて日本のパチスロ界にはIGT Japan(アイジーティージャパン)というメーカーが存在しました。

アメリカに本社を置くスロットマシン製造会社・IGT (International Game Technology)の日本法人として数々の機種をリリースし、タイアップ機を得意とした海外メーカーらしい強みもみせてくれました。『ターミネーター』や『信長の野望』でご存じの方も多いはず。

海外メーカーが日本のパチスロ業界に参入という流れは、以前ご紹介したアリストクラートと似た経緯をたどっているのですが、それぞれ違った個性を発揮しているのも面白いところ。

というわけで今回はIGT Japanの歴史まとめでございます。ひっそりと生み出されていた意外な発明や、過労死しそうなほどの後期信長登板具合、日本市場を駆け抜けたIGTの野望チャンスを感じて下さい。
 

初期IGT機はスペード図柄がリプレイとして採用されていました

1993年~1999年 黒歴史とまで言われた参入機から

1993年
・ベガスガール
 

参入第一弾は4号機黎明期に登場した『ベガスガール』。スタンダードな純Aタイプマシンであり、ボーナス告知ランプを初搭載したパチスロでもあります。明確なリーチ目が無いのでランプ頼りになるのですが、なんとも言えないぼんやりした光り方をします。

“本場スロットマシンメーカーが日本初の告知ランプを搭載して登場”となれば期待も高まりそうなものですが、その出来栄えは設定1の出率が83.8%というキツさに加え、リプレイすら順押しでとりこぼす配列、セキュリティ上の欠陥など問題点が多く、日本のパチスロファンからはそっぽを向かれてしまいます。

その後改良機である『ベガスガールⅠ』も出たのですが。同時期に登場したのが、あのニューパルサーだったということもあり、IGTジャパンの初挑戦はほどなくして話題にもならなくなる、という哀しい門出となりました。

 

1996年
・トリコロール96
 

ボロクソに言われた苦いデビューから3年。今にみてろよジャパニーズと言ったかどうかはわかりませんが、あのIGTが『トリコロール96』で帰ってきました。

自社のカジノスロットマシン「レッド・ホワイト・ブルー」をモデルとした洗練されたデザインに加え、テーブル方式とコントロール方式を混在させた「ボーナス図柄がビタ止まりしたら小役orボーナス」という独特の制御がアツい場面を生み出して支持を獲得。リプレイハズシや小役獲得といった技術介入要素が適度に入っていることもあり、当時の時流に乗ることができました。

 

1997年
・ホットペッパー
・ジョーカーズワイルド
・ダブルダイヤモンド
 

『ホットペッパー』は前作『トリコロール96』と同配列であり、マイナーチェンジ版的な機種です。IGTに限らずこの頃はホールの交換率や設定配分、あるいは増産要求に応じて、微妙に確率を変えた類似機種を出すメーカーもそこそこ存在しました。

オールマイティ図柄であるWILDを採用し話題を呼んだのが『ジョーカーズワイルド』。左→中とWILD図柄がテンパイすれば、右リールに並んだ図柄が成立役に。リーチ目も豊富にありましたが、とにかくWILD図柄さえ理解できれば、ボーナス察知も容易いと打ち手にやさしい機種でした。

オールマイティ図柄が評判よかったから2種類に増やしました、とばかりに登場した『ダブルダイヤモンド』。ハズシ効果も約30枚になりました。でもリプレイはオールマイティ図柄対応じゃなくなりました。オールマイティとは一体……。

 

1998年
・エビゾー
・マッスルトマト
・ポッパーキング
・トリコロールDX
 

タコスロが流行ったならウチはエビで行く、と思ったのか、なんとなくユニバキャラっぽいデザインで『エビゾー』が登場しました。JAC払い出しが14枚となってはいるものの、設定6ならば約1/120でボーナスが成立するナチュラル連チャン機であり、マイナー機ではありましたが支持者は多かった気がします。

『マッスルトマト』は業界初の台枠ランプフラッシュ予告を搭載して登場。予告音と複合すると期待度がアップし、ボーナスが成立すると下パネルサイドランプが点灯して告知してくれます。下パネル横のランプは意識しないと見落とすので、予告演出が出る度にチラチラと視線が忙しいトマトでした。

技術介入機が栄華を極めていた頃、ハズシなんぞできなくても大量獲得はできると『ポッパーキング』がリリースされました。リプレイハズシ不要というか不可能だったのですが、ボーナス中は左リールにBAR図柄を狙うだけで約475枚獲得でき、それまで培われた予告演出と相まって、幅広い層に支持された台でした。

あの名機が帰ってきた、と思いきや実は別の因子が組み込まれていた『トリコロールDX』。赤7図柄がオールマイティ図柄に設定されたため、『トリコロール96』のリーチ目を持つ『ジョーカーズワイルド』のような機種に。現在ならばこういうことをすると叩かれそうですが、当時はわりと歓迎されていた気がします。

 

1999年
・エルビス
・ダイナマイト
・モンテカルロ
・バズーカショック6A
 

『エルビス』は初の芸能人タイアップ機であり、かつ初のBタイプ大量獲得機という意味でも、パチスロ業界にとって重要な1台です。ボーナスが軽めでありながら獲得枚数が多いという高い性能を誇り、プレスリーファン以外からも愛されました。ボーナス中のハズレ確率から設定を推測できる、という後のパチスロ5号機っぽい要素も。

IGTの方向性を決めたのは『ダイナマイト』かもしれません。変則押しで中リールにBAR・BAR・メロン、通称「ババメ」を出し、ビタ押しを駆使して複合役を獲得という技術介入性が極めて高く、生半可な技術では太刀打ち不可能な上級者好みの台でした。なお当時はもっと簡単で勝ちやすい台が他にもあったので、一般ウケはイマイチだったと言えます。

カジノルーレットをモチーフとしたシックでオシャレな筐体、それが『モンテカルロ』です。台枠ランプ演出を初めて採用したIGTがそれをさらに進化させ、ランプがルーレットのように回ってボーナスを告知してくれます。慣れてしまうと少々煩わしく、とっととボーナスを揃えたくなりますが、周囲へのアピール力は高い機種でした。

多ライン化の波を受けて登場したIGT初の6ライン機『バズーカショック6A』。最上段にある6ライン目をランプと合わせて参照することで告知演出としていたのですが、直感的にわかりづらいこともあり賛否両論。そしてグレーカラーの7図柄が採用されており視認性的な意味でもわかりづらい。スロッターはIGTに何かを試されていたのでしょうか。

 

IGT カジノマシンメーカーとしての姿

『IGT Japan』は日本でパチスロを製造販売するメーカーでしたが、IGTはもともとカジノマシンのメーカーです。しかし両社はグループ企業でありながら製品ラインナップは異なります。そもそも日本のパチスロはかなり独自色の強い規格であり、現在世界に点在するカジノスロットとは別物と言っても良いでしょう。パチスロ1作目である『ベガスガール』が「パチスロをわかっていない」と評されたのもこのあたりが原因だと思われます。
 

カジノの様子、左の機種は日本のパチスロでも登場した『ダブルダイヤモンド』

とはいえそのシステムや筐体デザインのノウハウはしっかりと活かされており、日本で登場したIGTパチスロ機の多くが自社のカジノスロットをモデルにしたものでした。ゲーム性は異なるとはいえ、現在でもカジノまたは日本の一部ゲームセンターでは『ジョーカーズワイルド』や『スピンラック』といった、スロッターにとっては懐かしい名前を目にすることができます。

日本のパチスロ市場からは撤退してしまったIGTですが、今なおカジノマシンのトップシェアを誇るメーカーであり、その他海外オンラインカジノ等のギャンブル・ゲーム産業を牽引する存在なのです。  
 

現在はカジノスロットもオンラインカジノ同様ビデオリール機が主体

余談ですが、ラスベガス等のカジノ観光に行った日本人スロッターはゲームそのものではなく『IGT』『Aristcrat』『Universal』『Konami』といった筐体のメーカークレジットをみて興奮するので、周囲に不思議がられるとか。

 

2000年~2004年 タイアップ機での躍進

2000年
・ゴールデンハンマーV
・ディノベイダーB
・ターミネーター
・ディノベイダー
・スーパーエッグ
 

『ゴールデンハンマーV』はリプレイ成立時の1/3で下部台枠ランプが光り、次ゲームでランプが上昇していき、上部中央まで到達すればボーナス確定となる「ハンマーチャンス」を搭載。どことなくクイズ番組のようなノリですが、ハンマーを叩くアクションとレバーオンはけっこう相性が良い気もします。

『ディノベイダーB』はBタイプ機種の中でも屈指の性能を誇る1台であり、さらにビタ押しでのハズシを駆使すると、最大出率が140%を超えると言われています。ボーナス成立後に一定時間揃えないと爆発音が鳴る、という嫌がらせのような機能も搭載しています。

IGTが今度は映画を連れてやってきた、それが『ターミネーター』です。同名映画のタイアップ機であり、リールに配置された2段ぶち抜き実写シュワルツェネッガー氏は存在感抜群。ドット演出を採用しながら出目の法則も練られており、打ち込みたくなる魅力がありました。ちなみにボーナス確定時に響く笑い声は、シュワちゃんではなくIGT社長のもの。……なんで?

『ディノベイダー』はAタイプになったディノベイダーです。なぜディノベイダーAじゃないのか、先に開発されたのはこっちだったのでしょうか。ちなみにAタイプである本機の方がBよりも獲得枚数が少なく、出率も控えめという逆転現象が起こっています。

ドットにデカいタマゴが登場すればチャンスな『スーパーエッグ』。ツインビッグを採用しておりMAX696枚獲得可能ですが、内部的に制御されているのでダブル揃いを狙い撃ちすることはできません。なおボーナス揃えをミスすると「ガンバレ」と音声で励ましてくれる余計な機能がついています、煽られます。

 

2001年
・セブン
・タイガーマスクCR
・タイガーマスク21
・ドラゴンダイス
・スピンラック
・ニトロ
・ブルドッグ
 

まったく飾り気の無い名前で登場しひっそりと設置された『セブン』ですが、実はターミネーターの兄弟機。配列、演出、ゲーム性もだいたい共通していたため「だったらターミでいいじゃん」の声多数。

パチンコ機とまぎらわしい名前で登場したのが『タイガーマスクCR』。ボーナス終了後に抽選でタイガーリプレイというRTに突入。RT中にボーナスを引くとさらにRTゲーム数が上乗せされる。後の5号機RT機のようなゲームフローが特徴です。地味に出玉性能も高い機種でした。

パネルがリアルな方の虎こと『タイガーマスク21』。上記『CR』と同配列ですがこちらはボーナス成立と同時にARTに突入する仕様が特徴。ただし出玉性能はかなりスペックダウンしており、なぜ今これを出したと思わずにはいられませんでした。

演出としてサイコロを取り入れるパチスロは多かったのですが、サイコロそのものを筐体に搭載したのは『ドラゴンダイス』が初めて。サイの目の合計が7以上か以下かを予想してATナビを獲得するドラゴンチャンスでノーマルのゲーム性に味付けされています。

『スピンラック』は筐体に搭載されたルーレットが目をひきますが、後のストック機に通じる概念も密かに搭載しています。枚数管理ATスピンラッシュには複数の突入契機がありましたが、なかにはBIG中小役ゲーム30ゲーム消化という時代を先取りしたパンク恩恵と言えるものも。ちなみにATはストック制で、ボタン管理によって任意発動可能。

おそらくダイナマイトの後継作であろうデザインの『ニトロ』。ゲーム性はディスクアップに似ていたのですが、搭載された1Gあたり約1.5枚増えるATの名前は「おまけタイム」。……名前もう少しなんとかならなかったのでしょうか。

ストップボタンの振動でチャンスを告知する『ブルドッグ』はBIGをストックし、REG当選を契機に1G連で放出という荒波機種でした。攻略法の噂も複数あったのですが、なにしろ設置が少なかったので真偽不明のままうやむやになった感があります。

 

2002年
・ハーレーダビッドソン
・ラトルスネーク
・マリリン
・エイリアン
 

IGTが海外メーカー色をグッと押し出してきたのが2002年。『ハーレーダビッドソン』は言わずと知れたオートバイメーカーの雄とのタイアップパチスロです。チャンスゾーン中に小役が5回揃えばAT抽選、さらにAT中にもチャンスゾーンがあるため上乗せを狙うことができる連続性が魅力。一撃9999枚という無茶な振り分けもわずかながら存在しました、そういう時代だったんです。

『ラトルスネーク』は輸入菓子パッケージのようなドぎつい配色と、絶妙にかわいくないヘビのパネルで登場。ゲーム数解除のストック機&逆押しでのオートハズシと見た目に反して遊びやすい仕様でした。パネルシールに天井ゲーム数が明記されているという地味に珍しい特徴もあります。

パチスロエルビス直系のマシンと言えばこの『マリリン』です。チャンス告知に「oh!」「hoo」と悩ましいボイスが鳴り響き、オシャレかつセクシーにパチスロを嗜むことが可能。さらにBIG中は押し順ランプに従えば、誰でも簡単に500枚以上獲得が期待できる親切設計です。

ヒット映画のタイアップと言えばIGTに決まってるだろ、と言ったかどうかはわかりませんが『エイリアン』がパチスロとして登場しました。ボーナス後にモードBに移行すればその後のボーナス確率が上がり、さらにそこから次のボーナスまで1Gあたり純増約2.1枚のATに入れることも可能、という一撃性の高い機種に。なおシガニーウィーバーは出ません。

 

2003年
・アダムスファミリー
・トリコロールα
・オースティンパワーズ
・信長の野望
 

『アダムスファミリー』もヒット映画のタイアップ機。妙に不気味な雰囲気を持つパネルですが、このタイアップの場合これで正解。ノーマルAタイプながらも打ち手の力量にあわせて、アシストハズシとビタハズシを使い分けることができました。

名機復活の『トリコロールα』。リーチ目や演出は継承しながらも、ストック機能によって連チャンを実現するギャラクシーモードを搭載。リール始動時にブルっと震えるバウンドスタートやスローリールと演出面もさらに強化されています。

同名コメディ映画タイアップの『オースティンパワーズ』は掟破りのBIG中4回以上のJAC INゲームを持ち、平均800枚獲得を実現。内部的にはストックされたREGが即放出されている、という仕掛けだったのですが、これがあの北斗の拳のバトルボーナスに繋がったと思うと感慨深いものです。

『信長の野望』はA+AT機として登場。硬派なシミュレーションゲームのタイアップだったのですが、AT野望チャンス中のヤケクソ気味に陽気なBGMや、押し順ナビの妙なイントネーション「まんなっか!!」など、機種性能よりも印象に残る演出によって一部で有名に。再現性は低いのですが無限ATバグがあり。そのイメージよりは短命な機種でした。

 

2004年
・ダンスナイト
・ザ・ターミネーター
 

ボーナスストック機全盛に登場した『ダンスナイト』は、ほんのりオールドテイストなA+AT機。さらにモノクロ液晶、モチーフのジュリアナ系ディスコもオールドテイストとあって、なんだか古臭い台という印象は拭えませんでした。小役の押し順を絞る攻略法があったりもします。

I'll be back.『ザ・ターミネーター』が帰ってきました。ストック機となった本機はロックオンタイム、というチャンスゾーンで特定役を引くのがボーナスのメインルート。ちなみに液晶で活躍するのはシュワちゃんではなく、骨格剥き出しモデルのターミネーターです。使用許可がおりなかったのでしょうか。

 

強力タイアップをみせたIGT

現在では主流どころか当たり前になっている版権タイアップパチスロですが、IGTはその流れを定着させたメーカーの一つでしょう。

業界初の芸能人タイアップパチスロ『エルビス』をはじめとして、4号機後期からはその大半を何らかのタイアップ機としてリリースを続けましたが。歴史をたどるとそれ以前から自社カジノスロットの人気や、ノウハウを活用したパチスロを日本で販売するという体制が確立されていたことがわかります。

『ターミネーター』『エイリアン』といった大物映画タイアップ機を次々とリリースした点で、海外メーカーの強みを感じた人も多かったでしょう。
 

映画パンフレットを思わせる『ザ・ターミネーター』の小冊子

なおIGTの一部機種では、その機種名とは無関係に「必殺仕事人」「西部警察」「探偵物語」といった昭和ヒットドラマのBGMが流れる台が存在します。しかしそのへんの権利関係がどうなっているのかはイマイチ不明。

そう考えると『ダイナマイト』の通称“火サス予告”なんかは色んな意味でドキドキできますね。

 

2005年~2010年 独自性とまんなっかへのこだわり

2005年
・ウィニングポスト
・信長の野望 天下創生R

 

IGT最後の4号機は『ウィニングポスト』。リプレイ3連かチャンス目を契機にレース演出に発展し、自分の馬が勝てばボーナス確定。連チャン性もそれなりにあったのですが、何も引かなければホントに何も起こらないため、同時期の台と比較してもけっこう地味だったかもしれません。

『信長の野望 天下創生R』でパチスロ5号機参入を果たしたIGT。オーソドックスな小役重複タイプのボーナス機ですが、高設定の安定感とリーチ目をしっかり感じられる作りに仕上がっています。IGTもわかっているのか「まんなっか!!」も完備しており演出面もぬかり無し。たまに勘違いされますが5号機“バグ長”はこの台じゃありません。

 

2006年
・逮捕しちゃうぞ
・リンダの狙いうち
 

タイアップ機の『逮捕しちゃうぞ』は5号機初の特定ボーナスからの無限RTを搭載。RTの性能自体はあくまで微増といった程度でしたが、ループボーナスだけを引き続ければ低設定であろうと一撃1000枚以上が狙えるというボーナスの引き方も重要となる機種でした。

エルビス、マリリン、そしてリンダ。IGT芸能タイアップ御三家最後の一台が『リンダの狙いうち』です。小役を契機に発動する複数のRT、そして複数の周期チャンスゾーンを持つという名機スカイラブに近いシステムでした。それにしてもなぜリンダ?


 

2007年
・三國志
・幻獣覇王
・ハワイっ娘
・信長の野望 天下創世 第二の刻
・コータローまかりとおる!
・ダイナマイトリターンズ
 

『三國志』は完走型のRT中に武将を集めてボーナス期待度を高めるのが楽しい機種です。基本的に硬派な演出が揃っているのですが、夫婦喧嘩をする劉備という異色な存在も。性行為を演出として取り入れたパチスロは後にも先にもこの台くらいではないでしょうか。“合体”じゃないよ、まったく。

『幻獣覇王』は四神を演出の主軸とした同名パチンコが先行してsammyより出ていましたが、IGT版パチスロはオリジナルキャラ“巫女”に注力した萌え台のような雰囲気に。RT付きのノーマルタイプなのですが「最大のウリはボーナス中に開催される巫女ライブ」と宣伝されていました、それでいいのかIGT。

IGT初のハイビスカス告知機『ハワイっ娘』は同時当選メインのボーナスのみで出玉を増やすタイプです。なぜか同年同月にネットからハワイという同タイプ告知機が出ていますが、幸いにもシェアを食い合うことなくどちらも全然設置がありませんでした。

ノブヤボシリーズ第三弾の『信長の野望 天下創世 第二の刻』は前作同様純粋なノーマルタイプ。前作からメイン小役が15枚から8枚に変更され安定感はアップしたものの、なぜか出玉率は下がってしまいパワーダウン。間が悪いことに同月に出たのが山佐の戦国無双であり、完全に人気を奪われる結果に。

『コータローまかりとおる!』は人気漫画タイアップ機であり、システム的には逮捕しちゃうぞの後継的な位置づけ。次回ボーナスまで続くARTも搭載されているのですが、ちょくちょく登場するミニゲームの成否でナビを獲得させる独特の仕様を楽しめるか、面倒ととらえるかで好みが分かれます。

ついに帰ってきた『ダイナマイトリターンズ』。ビタ押しでの獲得枚数アップはもちろん伝統のババメも完備とシリーズファンには好評。ただ前作以上にライト層が寄り付かず、一部のマニアが打つ台というポジションを脱せなかったのが悔やまれます。あと火サス音もありませんが、やはり怒られたのでしょうか。

 

2008年
・パチスロ信長の野望オンライン
 

『パチスロ信長の野望オンライン』は同名ゲームのタイアップ機であり、パチスロとしてオンライン機能が付いているわけではありません。RTとボーナスをループさせて出玉を稼ぐ機種なのですが、上位RTのスーパー野望チャンスであっても50G毎に準備モードに移行するのであまりメダルは増えません。さらに実質RTからの転落役でしかない25枚獲得のREGもプレイヤーを苦しめます。演出全般もカオス気味ですが、なかでもアホみたいにうるさくて暑苦しい赤7BIGの歌はホールで流れると恥ずかしいと評判でした。せまーっ!!

 

2009年
・エアマスター
・さすがの猿飛
・シークレットプリンセス
 

格闘漫画タイアップの『エアマスター』はボーナス非搭載のRT&AT&ARTマシンであり、当時としては破格の純増2.1枚ART。独自性の高いシステムながら気軽に遊べるART機であり、今でも愛好家が多い機種です。実は5号機初の増えるAT、そしてART準備中状態を搭載という歴史的な台であったりもします。

こちらもタイアップ機の『さすがの猿飛』。ボーナス中にナビポイントを獲得してチェリーを回避することでARTを継続させます。BIG中はナビ獲得率重視や爆発力重視といった具合に選んでプレイ可能。あまり知られていませんが液晶演出のアニメーション完成度はかなりのもの。

日曜朝の女児向けアニメのようなデザインで登場した『シークレットプリンセス』。ボーナス非搭載のART機であり、なかなか複雑な仕組みになっているのですが、特筆すべきはときメモやトゥハート2よりも早くデートタイム演出を実装していることでしょうか。そして自重しないクソデカナビがそれらの演出を台無しにしてくれます。

 

2010年
・夢幻の如く
 

IGT Japanが放った最後の輝き、それが『夢幻の如く』でした。ちなみに「むげんのごとく」ではなく「ゆめまぼろしのごとく」であり、これも主役が織田信長。低設定でも約1/90で成立するボーナスからART夢幻ラッシュにつなげて出玉を増やす仕様であり、一撃数千枚クラスの出玉もしばしばみられます。面白い台なのですが、みんな新鬼武者とエウレカばかり打っていた時期だったので日の目を見ず、無念でありました。

 

パチスロ市場からの撤退、そして……

2010年2月、IGT Japanは日本のパチスロ市場からの撤退を発表します。

1作目の不振にくじけることなく、2作目で見事“パチスロ”を完成させ、数々の版権タイアップ機と独自の制御やシステムで楽しませてくれたIGT Japan。その存在感は決して夢やまぼろしではありませんでした。


IGTは現在もカジノスロットのトップメーカーです。近年IR関連の話題もしばしば聞かれるようになりましたが、もしかすると「I'll be back.」と日本市場に再び現れる日も近いかもしれません。それが国盗り物語の如くシェアを広げてきたIGTの野望であり、最後まで「まんなっか」を忘れなかったIGTの心のような気がします。
 

GAME OVERからのCOME BACKもあるかも……?

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この記事へのコメント(4 件)

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岡井モノ
投稿日:2021/04/07
師匠2さん

カジノは基本介入できないから、まんまくじ引き感が強いかもしれませんね。

メーカーとしては現役なので、再参入もあながち夢じゃないかも。
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岡井モノ
投稿日:2021/04/07
ざきゃさん

素晴らしい機種遍歴、まさに愛GT!
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ししょー
投稿日:2021/04/02
懐かしいね。と言いながらあまり良い思いをしてないメーカーだったり。ダイナマイトは自分の目押しレベルでは近寄れなかったな。

カジノでメーカー見てニマニマしちゃうのはあるあるかな。
でもカジノのスロって面白く無いんだよね。間違い無く日本のパチスロの方が面白い。ただ、一撃だけはあるけどね。

あ、IGTの話しか。7号機で復活!
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ざきゃ
投稿日:2021/04/01
IGT良いよなぁ…

アダムスで人生初の4000枚だか5000枚出して
オースティン打ちたくて遠征し
無職パチプー時代を支えてくれた4号ターミネーター…

そして人生最初で多分最後の万枚を経験させてくれた信長の野望…


私のパチスロ歴はIGTなくては語れません!

岡井モノ:ライター兼パチ7編集部員(別館)
代表作:オカイ☆サロン

学生時代友人に連れられ、はじめて『ジャグラー』を打って負けたその日、悔しくてなぜか『サバンナパーク』のゲームを買った異端の猛禽。パチ7自由帳において「何か変なヤツがいるな」と思われていたが、何か変なヤツのまま編集部に捕獲されたトリックプレイヤー。日本全国を旅する渡り鳥としての経験を活かしたコラムを、旅情たっぷりに綴るかと思わせながら特にそういうコラムを書いたりはしない。今日も今日とて奇策縦横。

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