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パチ7自由帳月間賞
2020.05.21
結果発表! 【お題帳RUSH!佐々木】パチンコ屋があって良かったと思う話
皆さん、こんにちは。佐々木真です。
「パチンコ屋があって良かったと思う話」へのご投稿、ありがとうございました。ええ、私も一気に6つもお題帳が始まって驚きましたとも(笑)
今回のお題は難しかったのかもしれませんね。これも時代の流れなのかなと思いました。ホールへの感謝は、特定のホールに通った経験があってこそ書けるものなのかもしれません。「毎月○の数字が付く日に全6のシマを作ってくれてありがとう」とか、微妙になってしまいますし。
出玉や勝負としたら、釘の良し悪し(この発言も微妙な時代になっていますが)とか、設定を入れるクセを学ばせてもらった系でしょうか。それ以外では、地域のコミュニティとしての出会いの場という方向に。いずれにせよ、強いエピソードが重要となってきますし、ある程度は通い詰めないと出てきにくいものだったのかもしれません。
そして、その基本の方向は分が悪かったりします。会社を辞めて外に出るリハビリがてら通うようになったホールで、その常連さんの輪に受け容れられ。私のことを勝手にインターネットの日記で“常連代表”として登場させていた後の妻とも出会い。それを読んだ人の中に業界人がいてスカウトされ……そんなわけでして、そんじょそこらのエピソードにはまったく驚かないのです。これ映画にできます。誰も見ないでしょうけど(笑)
そんな厳しい目から見ても、パーフェクトと思える作品がございました。
★栄えある大賞は……!
いまの子供たちは、パチンコという言葉を悪いニュースでしか見かけないで育ちます。私が小さい頃は、お菓子をいっぱい持った大人が出てくるのが羨ましく思えたものです。こんなことをコラムなどで書くこともあります。まさに、そのお菓子を持って帰られる家で育ったとは!
なにが素晴らしいかって、ほかに余計なことを書いていないのです。きっとこの家庭環境であれば、一緒に打ちに行ったりもしたことでしょう。そこを敢えて書いていません。想像させる余地を残したのも実に上手いと思わされました。このエピソードです。みんなホンワカした画を想像したことでしょう。その想像を含めて、作品をよりハッピーに完成させる効果がありました。
いまでも帰省の際に、お父様のお迎えは欠かしていないというラストは綺麗すぎてウルっときました。ぜひQUOカード5,000円分は、お父様へのお土産になさってください。
ほか気になった作品を少々。
強いエピソードがなければ、ホールという存在になにを求めているかを考えるのが最適解。「居場所」これなんです。スポーツのサポーターや音楽のバンギャとかもそう。そのジャンルが好きというのもありますが、みんな趣味には居場所を求めている側面もあるかと思います。
ということを私のように重くなくサラっと書けている筆力が素晴らしい。ショートネタとか抜群に上手いですね。「小4の姪っ子に正論吐かれて言い負かされた日」とか大爆笑。エッセイ的なものとか光りまくると思います。トリッキーな角度のパーフェクト作品がなければ大賞でした。
打ち手がホールに感謝する構図ではなく、ホールで働いての気付きは角度が斬新で面白かったです。お題がホールなので「店員としての立場からお客さんに説明出来るように」この辺りのエピソードが広がるとさらに良かったかと思います!
ほかの作品もココもっと広げてよ、とか思いながら楽しませていただきました。ご投稿ありがとうございます。次はまた機種を思いっきり書けるお題にしてみましょうかね。
■受賞者様へ賞品についてお知らせ ・QUOカード…追って編集部よりご本人様確認メールをお送りさせて頂きます。回答期限を過ぎますと、無効となる場合がございますのでお気をつけ下さい。 ご不明な点 お問い合わせは下記メールアドレスまで! pachi7@ml.gendai-a.co.jp |
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- 佐々木真
- 代表作:パチスロ攻略ライターの思考ルーチン
裏モノ全盛期に“ギャンブル”としてパチスロを始めたが、技術介入機時代に最適手順を模索するなど“遊技”としての魅力にはまり、履歴書に大きな穴をあけてしまう。2000年よりパチスロ雑誌などで編集兼ライターの活動を開始。現在は、ほぼすべての機種の発表会や取材に参加。法律・規則などの知識をもとに、根幹システムの推測をライフワークとしている。
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