知らざぁ言って聞かせやshow

おいおい、今回の決勝戦のお題が身近にいるパチンカーにインタビューだと。
予選を見たのか、僕には圧倒的に不利なお題だ。
ほぼ友達なんていないのずら。

まぁ、やるしかないずら。
数少ない連絡先を知ってる数人にインタビューをしたいと連絡を入れてみる…………案の定「いやなにそれ知らんし」と言われる。
どうしたらいいのだろう。
あ・・数年前に学生の時の同級生で連絡先を交換したAがいるパチスロが好きだと言っていた・・でもなぁめっちゃくちゃ怖いヤンキーのイメージしかないんだよなぁ～仕方ねぇ聞いてみるかい、てやんでぃ。

電話をかけ内容を伝えると「よく分からないけどいいよ」と返事が来た。
とりあえずは良かった。
後日、喫茶店で話す約束をしてその日は終わった。


いよいよ当日、僕とは真逆の人間だとずっと学生の頃から思っている相手、ドキドキして仕方ない。
喫茶店に待つこと10分、ついに来た。
僕「今日は来てくれてありがとう」「早速だけど」話を遮るように
A 「打ちに行こうよ、開店時間だし。」
一瞬で察知した、絶対にこの人とは話合わない。
とりあえず今は流れに身を任せ、ホールに向かう。
並びで海物語を打つことになり、着席。
普段なら気にならない店内の壮絶な音。
今日とゆう人生最大の大一番にこれはダメである。
流れる魚の見ながら、最初にフグにあたって死ぬ落語(らくだ)を思い出した。隣のこいつも、なんて危ない思考が駆け巡る中Aから話しかけてきた。
A「インタビューだっけ？」
A「いいよ」
仕方ないここでやるしかない。
僕「パチンコはいつから打ってますか？」
A 「ゲーセンで初代ルパン三世かなぁー」
僕「結構昔から打ってるですね」
A 「あ、魚群きた。」
A 「外したし、クソ」
A 「話しかけたからこれだよ」
なんなんだこいつ。
僕はどうしたら。
でもインタビューを続けなければ。
僕「海物語は好きなの？」
A 「話しかけんな」
パチンコは適度に遊ぶものです。のめり込みに注意しましょう。


その後一時間会話がない。もうダメだ。このコラムは終わった。
そして、数分後、僕の台が当たった。
ラッキー、テゥルテゥルテゥテゥテゥ。虚しく流れる音楽。
いつもなら高揚するが、今日は違う。
恐る恐る隣を見たら、満面の笑みで「共有できるよね」と言われ共有することに。
ここしかねぇーーー
僕「パチスロは打つの？」
A 「ハーデスとか好きだよ」
僕「ハーデスのどこが好きなの？」
A 「うるさ」
終わった、終わった。もういい、もういい。

こうゆう時に限って連チャンするんだから、困るんだパチンコは。
7連をして、共有してるんだこちとらえぇー( ｡ﾟДﾟ｡)
これでいいのか( ω-、)
ついにほぼインタビュー出来なかった。

何故か乗り打ちになり、勝ち額も折半になりました。
だって、元ヤンだよ、相手。
言えるわけないから。
と、このコラムに書いてる時点で最初に伝えてるからAには見られてる。
僕が生きていたら、助かったと思っておくれ・・・

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