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編集長的素敵なWEB文章の書き方②
編集長的素敵なWEB文章の書き方②
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パチ7編集長さん
パチ7の編集長やっています。 歴代好きな機種は「花火、ホロQ、キュロゴス、初代ルパン」など。どうぞよろしくお願いします。 - 投稿日:2018/11/30 23:17
こんにちはこんばんは。編集長でございます。なんとなくそこそこ反応頂けましたので、お調子にノリまして、第2回目でございます。
①のコメントで「で、何がしたいの」的なコメントを頂きましたのは、爆笑しました。偉そうにしているのに、私が伝えられていないという矛盾。あなた、コメントセンス抜群ですよ。
まぁアレです。こんなこと考えながらレポートとか記事書いてるよって自己満足の垂れ流しです。へぇ、それなりに頭使ってやってんのね、と思って頂いたり、その道を目指している方のなにがしらの参考になれば、と。
……あわよくば、文章を苦手と思っていたり、上手くなりたいという方の心にポッと火を灯せれば、なんてなっ!
【前提】
◎パチ7メンバーに向けて実施した講座がベース
希望者に対して実施させて頂いたものです。まぁ想像の1/3くらいしか希望者が出てこなかったので、私が嫌われているのか、文章力に疑問を持たれたんだと思います。
◎取材記事、レポートを書く際の講座です
小説等の創作物に関して語っているわけではありません。
◎次回がいつか、いつ終わるのか、わかんないぞ!
そういうの含めて楽しむ余裕。そんな大人に私はなりたい。
◎あくまでも私の経験値と考えです
おい、お前、何を言っているんだ!とか言われると、質の悪い酔ツイートしちゃいそうなので、よしてください。
では参ります。
編集長的素敵なWEB文章の書き方②
初級編:レポート&取材記事を書く際の意識
これね、欲張る方が非常に多い。例えばホル調のレポートの場合。調査員の方が『このお店はやる気があっていい』と感じたら、それを伝えることがゴールです。
ゴールが決まれば、なぜそう感じたのか? を書けばいいだけ。出玉がうんぬん、サービスがうんぬんは、そのための彩りであり、説得力です。ああ、なるほど、確かにやる気あるな、と思わせること。ここはまさに調査力が問われる部分ですね。
ここもいい、あれもいい、という感じで並列に扱ってしまうと、結局なんだっけ? という罠に陥りがちですね。主役はひとつの方がいい。
例えば、ホル調グランプリのインタビュー記事。
ゴールは『優良店ほど、出玉の先に個性だったりファンの創出を考えている時代』という意識をユーザーさんに伝えたい。これは3店舗をインタビューした結果、私が選定したことです。それが正解かどうかは分かりません(笑) でも記事としては一貫しているし、3者の言葉を借りながらも、ゴールに到着していると思います。いますよね? いるだろ?
実際のインタビューでは膨大な情報を頂いているのですが、ほとんどをカットしています。あまり店長様個人を取り上げてもいません。ゴールに至るにはノイズになるものだからです。
これまた勘違いされる方が多いです。言葉選びの上手さは、構成の上手さに敵いません。これは記事もそうですし、ビジネスメールとかもそうです。流れが悪い文章は、読んでいて非常なる苦痛です。
記事とかレポートの場合は、取材時に構成を頭に描いてください。
先述したように、まず大事なのは『ゴールの設定』です。そしてそのゴールを輝かせるための材料に何を使うか。これが最低限の構成です。起承転結とか難しいこと考えなくていいです。
そうなんですよね。実は私、起承転結ってあんまり好きじゃありません。それを意識するあまり全体の構成がおかしくなっちゃうことが多いんですよ。文章に慣れていない方って、この起承転結って言葉に拒否反応示しますしね。そういう方に読んで頂くと考えると、むしろ無視しちゃった方がいいんじゃね? とか(笑)
『誰に・何を・どんな風に伝えるのか』これだけ意識していれば、自然と起承転結っぽくなりますし。あくまでも私の経験上ですよ。
いずれにせよ、読まれる文章、上手い文章の8割は構成力に依る。そう考えています。
「らしさ」を出したい。この声も頻繁に耳にします。そのお気持ち、とてもよく分かります。ですが、こういうお方たちに限って、語尾で遊んでしまったり、安易に一人称を変えてしまったり。
「オイラは◯◯なもんで、◯◯でございー」みたいな。まぁひとつの手法ではあるのですが、私はサムイと感じます。凍えます。底冷えします。
そんなところに「らしさ」は宿りません。視点や構成にこそ宿るんです。例えば同じものを別のライターが取材すれば、自ずと違うものになると思うんです。それは「視点」が違うから。もっと言うと「伝えたいこと」が違うから。これこそが個性。
一人称とか語尾は味付け程度のもの。
根本を言うと、どの事象を取材し記事にするか。これが最も大きな個性だと個人的には思います。
確かに個性を出せれば、ファンも出来やすくなりますし、仕事も舞い込んできやすくなると思います。ですが、それこそ一朝一夕には出来ません。個性は文章の言葉遊びで生まれるものではない、これだけは覚えてください。
これもねぇ、小手先で笑いを取ろうとする方の多いこと。大体スベってますよ。凡人には無理です。取材対象、取材企画、テキスト、画像全てが噛み合って実現できることです。
思い通りの文章が書けるようになったら、トライしてみてください。それまでは我慢するのが全員にとって吉、です。
でもね、実は自由帳には、この天才の類が頻出するんですよね。私が見ても、この人には敵わねぇなぁと思わされること多々です。すごいぞ! 自由帳!
どうすれば文章で物事を伝えられるようになるか。
こんなもんスポーツと一緒。練習もせずに、筋トレもせずにうまくなるわけがない。「読むこと」と「書くこと」。これが練習であり、筋トレです。
私は年間100冊ほどの小説を読んでいます。そして文章を書く時は、メールであろうとTwitterであろうと、記事であろうと、読み手に伝わることを意識して書いています。酔っていなければ(笑)
以下は、インタビューウィズスロッターのあしの氏から提供頂いた練習方法です。
俺は文章を書き始めた高校の頃から、20代前半くらいまで、結構な頻度で「30分小説」というものを書いてトレーニングしておりました。ルールは以下です。
・5分間で構想を考えて
・20分間で何か書いて
・5分間で音読しながら修正する(音読はマスト)
最初は何も書けないのですが、続けていくうちに20分間で書ける文章量(当時は大体800〜1500文字くらいに収まってました)と、その文字数でどのくらいの内容が入れられるかが分かって来て、だんだん上手くなっていきました。
ある時ふと思い立ってやり始めたトレーニングですが、今思うと
・タッチタイピング
・発想力
・文章力
を同時に鍛えられるいいメニューだったのではないかと思っております。ちなみに当時は3人の物書き志望仲間で同じメニューにチャレンジして、回し読みして評価し合う、みたいな事もやってました。これも「人に読ませる文章」の意識付けに繋がってたのかなぁと思います。
あとは(こっちはたまにですが)短編小説の模写もやってました。
PCじゃなくて大学ノートに模写して、音読して、可能な限り暗記しながら同じ文章を繰り返し書く、みたいな感じです。
はい。前回と今回で心構え編は終了でございます。次回以降、続くのであれば、テクニック編へと移行していくかと思います。
よろしければ、コメントなんか頂けると嬉しいのです。
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このコラムへのコメント(22 件)
毎回不時着ですから。
私も個人ブログをやっているので勉強になります!
伝える事は1つのみ!プロの視点ですね!
デザインってセンスっていうより慣れだからと言って
90分の授業中に急に藁半紙配られて10分でテーマに沿った絵を描かされてた
まさに『筋トレ』ですねぇ
今では全く描かないので大したラフも描けなくなりましたが当時はそこそこかけてたなぁ
サボると出来なくなるのも同じですかねw
って(汗)酔ってないと書けない質悪。
ありがとうございます。
業界違いでプロを自認していますが、今回の投稿どう思われましたでしょうか?前回の教えを頭に書いてみた次第です。
ここに載せてもらい始めたものの、驚くほど反響がなく、いっときはイラストソフト導入してマンガを描くことにも挑みましたが、本当に難しいものですね。イラストの皆さんを尊敬します。
こうなると、人を惹き付ける文章を書きたいです。
やっぱ物書きってすごいわ。
あしの君を初めて凄いと思ったw