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スマスロ転スラのススメ　"メダルの出し方"を教えます

角屋角成(かどやすみなり) 【回胴の探り手シリーズ】角屋角成のフラグ回収記

「レア役の確率が変化する!?」

「転生状態ってなんぞや？」

「転生チャンスって本当にチャンスなの？」

スマスロの中では比較的穏やかな挙動となるスマスロ転生したらスライムだった件(以下、転スラ)。マイルドな割に少し複雑な内部仕様をしているんですよね。面白くてめっちゃパチスロしているのに食わず嫌いは勿体ない。今回は、転スラのことはこれだけ知っていれば問題なく打てるよって要素をまとめてみました。

本機で大事なのは
・朝イチはできるだけ早く転生チャンスを引く
・転生状態は通常以外の50%を引っ張ってくる
・とにかく弱点役を引く
・転生ループにぶち込む
の4つ、これが全て!!

いや、まぁこれがめっちゃ難しいのだけど……。では、それぞれの役割と理由を説明していきます。

スマスロ転生したらスライムだった件の機種情報はこちら

1 朝イチはできるだけ早く転生チャンスを引く
2 転生状態は通常以外を引っ張ってくる
3 とにかく弱点役を引く
4 転生ループにぶち込む
5 転生チャンスは本当にチャンスなんだからー

朝イチはできるだけ早く転生チャンスを引く

まず朝イチの目標はできるだけ早く転生チャンスを引くこと。転生チャンスはRT状態で管理されていて、設定変更時と一度転生チャンスを引いて以降では確率が異なります。設定変更時の朝イチは1/799とそれ以降よりも高い確率で抽選されている。まずはこれを引くことが大事。

転生チャンス発生率
設定変更後	1/799
転生チャンス当選後	1/2048

▲まずは1/799の転生チャンスを引きたい

転生チャンスは潜っているボーナスが入賞の合図で、いわゆるリノのトマトみたいな役割。内部的に潜るボーナスの種類とRT状態で管理されていて、設定変更すると潜っているボーナスの種類は変化しないもののRT状態のみリセットされます。

転生チャンスそのものに大きな恩恵があるのですが、実は朝イチの転生チャンスは別で重要な役割を持っているのです。本機の出玉増加契機の一つに転生ループというものがあります。この転生ループの突入条件の一つに「設定変更後は一度転生チャンスを引く」というものがあるんですよね。

そう、いくら条件を満たしても朝イチの1/799を引いていなければ転生ループの土俵に立てない。

まずは転生チャンスを引く。死ぬ気で1/799を引っ張ってくるがまず打ち始めの第一目標。

転生状態は通常以外を引っ張ってくる

本機には転生状態という概念があります。転生状態は潜っているボーナスの種類によって異なり、全部で5種類。下記表のようにその種類によって対象レア役の確率そのものが変動します。

転生状態の移行割合
状態	割合
通常	50.0％
チェリー状態	12.5％
スイカ状態	12.5％
チャンス目状態	12.5％
ヴェルドラ状態	12.5％

チェリー・スイカ・チャンス目状態はそれぞれのレア役の確率がアップ。ヴェルドラ状態にいたっては全てのレア役の確率がアップするというエクストラ状態。

これは転生チャンスを機に状態移行するもので、通常以外であれば設定1でもPAYOUT100%オーバーという優遇状態です。

▲カコミ部分の色で現在の転生状態を示唆(画像は緑なのでスイカ状態確定)

この機種は初当りや出玉契機をレア役に依存しているのでレア役確率の上昇はダイレクトで恩恵にあずかることができます。

そして、ただレア役確率がアップするだけでなく転生状態をより強くしている事象が2つあるのです。

転生状態中は、上昇しているレア役に対応した敵キャラがでやすい。

前兆ステージの特級魔族討伐戦もAT中も敵キャラは上昇しているレア役に対応したキャラが選択されやすくなっています。チェリー状態であればイフリート軍が選ばれやすく、スイカ状態であれば魔王ゲルド軍が選ばれやすいという感じ。

これにより、転生状態は二重の強さを持つことになります。特にATを伸ばすのにはどれかしらの転生状態は必須。

転生状態は強レア役がでやすくなっている

チェリー・スイカ・チャンス目全て強弱の概念があります。実戦上、転生状態での上昇幅は弱レア役より強レア役の方が大きくなっています。打感だと弱レア役は倍くらいアップしているのに対して強レア小役は4倍近くアップしているのではないかと。

さらに本機は強レア役の恩恵がかなり大きくなっているんですよね。　　　　　　　

強レア役の恩恵
状況	弱点役	弱点役以外
通常時	・特級魔族討伐戦の抽選・転スラクエスト確定
特級魔族討伐戦中	本前兆に書き換え
AT中	Vストック確定	リムル覚醒抽選 (当選率25%)

弱点役であれば強いのは当たり前、弱点役でなくとも恩恵は十分。転生状態では、この強レア役の確率上昇が出玉に直接関わってくるのです。

設定1でもイーブンの勝負ができるカラクリは以上のような恩恵があるから……ただ、裏を返せば通常状態はその分辛くなっているというコト。

どうにかして通常以外の転生状態を引っ張ってきたい。通常状態かそれ以外か、確率は1/2。

▲転生状態は対応した敵キャラがでやすく強レア役確率は大幅アップ!!

とにかく弱点役を引く

この機種はいつなんときもレア役を引くこと…特に弱点役を引くことが大事なのです。

弱点役の恩恵
状況	弱レア役	強レア役
特級魔族討伐戦中	本前兆に書き換え抽選	本前兆に書き換え確定
AT中	特化ゾーン抽選 (当選率50%)	Vストック確定
バトル中	書き換えまたはストック抽選 (期待大)	書き換えまたはストック確定

特級魔族討伐戦中もAT中も弱点役さえ引ければ恩恵にあずかれる。

そして、AT中に覚えておきたいのはバトル中のアツさ。AT継続のジャッジパートであるバトル中は5Gと短いものの、ここでのレア役は恩恵が大きく特に弱点役は書き換えまたはストックの期待がかなり大きい。AT中に苦労して魔素を貯めるのがバカバカしくなるほどの凝縮具合があります。

Vロックモードが叩ければ転スラはやれる

メインとなる特化ゾーンであるVロックモード。実はこれがかなり厄介。AT中、弱点役の弱レア役を引いた際の恩恵は以下の通り

弱点役かつ弱レア役成立時の恩恵と割合
魔素10pt以上 (天災級中は5pt以上)	Vロックモード	暴風チャレンジ
50.0％	40.0％	10.0％

魔素10pt以上と特化ゾーンの割合が半々で、特化ゾーン当選時の5回に4回がVロックモード、5回に1回が暴風チャレンジという具合です。暴風チャレンジはVストック期待度70%と非常に高く、やれる感覚の強い特化ゾーン。

▲成功率は40%ながらなかなか手強い

問題はVロックモードで、こいつがホント難しい。転スラを打ったA氏はこう語っていました。

「Vロック？あれはただの10G上乗せだと思った方がいい」

そう、叩けないとそう思うのも納得。それくらい失敗したときの虚無感がすごい。しかも、失敗したら魔素はもらえない。Vロックモードをスルーするたびに「なら魔素ポイントくれよ……」となること間違いなし。ただこの理不尽さもパチスロ。

やれないときは無理ゲーでもやれるときは不思議なくらいアッサリ決まる。成功率は40%と決してい低くはないので、この40%を取れるか否かが台の印象を左右すると思います。

ATは自転車操業

ATは魔素ポイントをためてモンスターランクを上げて継続させていくように思えますが、実際AT継続の肝は違ったりするんですよね。そうモンスターランクを上げるのには限界があるのです。

ATを伸ばすのに大事なのは一度ストックを持ってからどれだけストックを補填できるか。出玉増加で重要なのはストックを使いながらもストックを貯めていくこと。ストックの自転車操業ですね。

自力なりストックなりでモンスターランクを天災級にする。天災級中は、リムル開眼でのレベルアップ抽選が特化ゾーン抽選に回る分、追加ストックをしやすくなっています。

この天災級中にいくつストックを追加できるかが出玉増加の鍵になる。メインであるVロックモードがやれれば車輪は回るし、やれなければ火の車。

ストックなしの状態を何度かやるとキツい印象を抱いてしまいますが、複数ストックを体験すると台の印象が一変するはずです。それくらいストックのやりくりが面白い。

▲複数ストック保持すると景色は変わる

転生ループにぶち込む

転生チャンス・転生状態・ATの伸ばし方がわかったらあとは転生ループにぶち込むだけ。

転生ループとはいわゆるスマスロにありがちな有利区間切れ時の恩恵なのですが、他の機種とは一味違う仕様になっています。

まず転生ループの突入条件はこちら

転生ループ発動条件
条件	内容
共通の条件	設定変更後1回目の転生チャンスが発動済み
条件①	有利区間開始からAT終了までの差枚数がプラスになっている
条件②	1回のATで10セット到達
条件③	1回のATで1500枚以上獲得

設定変更後はまずは一度転生チャンスの発動が条件であることは先述しました。そして、転生チャンスの発動後であれば条件①〜③のどれかが満たされたAT終了時に突入します。

▲AT中に到達者を獲得すれば転生ループ確定

条件①有利区間開始からAT終了までの差枚数がプラスになっている

わかりやすく言うならプラス域に到達すれば発動ということです。しかし、これは転生チャンス発動後という条件がプラスにもマイナスにも左右する。早々に転生チャンスを引ければ吸い込みも少なく目標とするプラス域が近く、最初のAT終了後に転生ループに突入ということも考えられます。

重要なのは転生チャンスをいつ引けるか。実戦上、転生チャンスを引く前はプラス域なら有利区間リセット(転生ループはなし)で、マイナス域であれば引き継ぎとなります。プラス域だと目標が少し高くなり、マイナスがかさむほど目標が遠くなります。

転生チャンスは早く引ければ大きな恩恵を受けられる分、引くタイミングが遅くなるほど不利な展開を強いられやすい。朝イチはメリットとデメリットが共存する諸刃の剣状態なのです。

ちなみに据え置きなら転生状態もRT状態も変化なしなので、転生チャンスの確率は1/2048のまま転生ループに向けての有利区間切れポイントも前日以前と変わらずとなります。

条件②ATが10セット以上継続
条件③ATの獲得枚数が1500枚以上

有利区間切れポイントまでの枚数が近ければ条件①が目標となり、吸い込みが増えると条件②③が目標となってきます。②と③のハードルは同じくらい。一度でも複数ストックを得られれば車輪は一気に回り始めるのでそのキッカケをどう作るかがポイント。

高設定ほど全弱点点灯や天災級スタートの割合が高く結果的にATが伸ばしやすくなる仕様になっています。

転生ループの性能

転生ループに突入するとAT終了後に天国モード移行が確定。最悪でも100G+前兆でAT当選となるので先ほどの条件①を再度満たせる可能性が大幅アップ。ATを2連させることができればほぼ次回も天国濃厚となります。

転生ループ中は
・通常時は早めに当たってくれ
・AT中はベル引け＆継続しろ
この2つをひたすら願ってレバーを叩き続ける。

わかりやすく言うと前回のAT終了時の持ちメダルに到達すれば再度転生ループに突入というワケですね。

ちなみにこの転生ループのループ率は約75%だとか。他のスマスロほどの破壊力はないものの、到達しやすく恩恵もそれなりに期待できる。

▲憧れの「強くてニューゲーム」

転生チャンスは本当にチャンスなんだからー

思わずおれたちの山佐の名言飛び出してしまいました。ただ、転生チャンスは本当にチャンスなんです。

▲鉄拳チャンスもびっくりー

設定変更の朝イチは1/799、それ以降は1/2048で抽選されている転生チャンス。まずはこれを引けたときの恩恵が嬉しい。

【転生チャンス発動時】状況別の報酬
状況	恩恵
通常時	特級魔族討伐戦
ポイント獲得ゾーン中	AT当選
特級魔族討伐戦中	AT当選
AT中・特化ゾーン中	Vストック獲得
捕食チャンス中	ミリムバースト突入

さらに上記の恩恵に加えて、次回の転生状態が抽選されるのもデカい。しかも、たいていは潜るボーナスが成立して転生状態移行となるのですが、ここで1/9を射止めることができれば転生ボーナスとなります。

転生ボーナスは約85枚獲得できるリアルボーナスで、通常時であればAT確定。AT中であれば追加でVストックがもらえます。さらにさらに、この転生ボーナス中は1/344でフリーズが抽選されている上に、終了後も再度1/9で転生ボーナスのチャンス。

これまでの全てを書き換える可能性を転生チャンスは持っている！

特に転生状態が通常であれば得しかないのが転生チャンス。どうにか次の転生先こそは通常以外であってほしい。ただ、ヴェルドラ状態で引く転生チャンスは少し残念。とは言え、転生ボーナスの抽選も受けられるし再度ヴェルドラ状態にいく可能性もあるワケで。

スマスロ転生したらスライムだった件の機種情報はこちら

あとがき

以上、転生したらスライムだった件の解説でした。いやーやっぱ内部仕様が複雑ですね。転生ループを理解するには転生チャンスを知る必要があるし、転生チャンスを説明するには転生状態を理解しなければならない。で、転生ボーナスってなに!? こっちを立てればあっちが立たずみたいな。

説明も前後して見にくかったかもしれませんが、打ちながらだと入ってきやすいと思います。

ただ内部仕様こそ複雑だけど、実際にやることは明確で叩きどころもしっかりしているのは間違いありません。特にことスマスロにおいてはゲーム性の幅や可能性を大きく広げてくれた存在のような気がします。スマスロは荒過ぎてという方にはちょうど良い入り口なのではと自分は思っています。

それにしてもヴェルドラ状態はかつての虹トラマン(5号機のウルトラマンウォーズ。1/65536のプレミアムチェリーを引くと設定6と同じ抽選状態になる)を彷彿とさせる。

恩恵は虹トラマンほどではないものの、1/2048の8回に1回は設定を凌駕するほどのエクストラ状態に突入する。確率でいえば1/16384で設定1でも高設定域と遜色ない性能に転生できる。

次回の転生チャンスを引くまで状態が継続するという条件付きではあるものの、1/2048とか半日引かなくても不思議ではない確率ですらからね。まさに、転生チャンスは本当にチャンスなんだからー

（C）伏瀬・川上泰樹／講談社（C）川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会
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