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大学生(若年層)のパチンコパチスロ活動を追え! 大学生とぱちんこ
2023.05.24
『パチンコ業界って意外としっかりしているんですね!』大学生といっしょに依存問題を学ぼう! 業界初(?)学遊連向け依存問題勉強会をレポート!
じく 大学生(若年層)のパチンコパチスロ活動を追え! 大学生とぱちんこ ゆる調~パチンコパチスロゆるゆる調査隊~
何事にも「ハマる」のって人生のいつ頃だろうか? と考えると、やはり体力もヤル気も時間もある若い頃が多いと思います。そして経済力や社会性も備わり始めて行動できるのが20代前半、学生や働き始めの頃です。
ハマることは全然悪いことではありません。好きなことに熱中できるのは素晴らしいことです。ただ、せっかく好きになってくれたなら、入り口で失敗してほしくない。それが大人から若者への親心ってやつです。
ということでPAA(一般社団法人 ぱちんこ広告協議会)は、2023年5月19日に学遊連(全日本学生遊技連盟)を中心とした学生向けに「依存問題勉強会 ~学生と考えるぱちんこ依存問題」を開催しました。
「謎ぱち」で学ぶ依存対策
勉強会は司会にパチ7ライターのハニートラップ梅木氏とPAAギャンブル等依存問題検討WGの大石大氏、解説に株式会社マルハン西日本カンパニーの鈴木智一氏、そして学生側は学遊連代表の北海道支部長兼学生理事である浪岡将史さんや多くの学生が参加しました。
▲左から解説の鈴木氏、司会の大石氏、ハニートラップ梅木氏。
▲RSN(リカバリーサポート・ネットワーク)出向第6期生で実際に依存問題に対応してきた鈴木氏の解説に、学生たちが興味深く耳を傾けていました。
と言っても、ただお堅い話をするだけでは学生のみなさんも飽き飽きするだけ。ということで勉強会は用意されたクイズとパズルが複合した「謎ぱち」で依存対策のキーワードを探る形式で進みました。
▲実は異様に難しくて大人たちがギブアップする中、さすが頭の柔らかい学生たちが何とか解き明かすという有り様でした(この問題の正解は記事のどこかにあります)。
謎パチで導き出されたキーワードは「プラン」「上限」「アドバイザー」「RSN(リカバリーサポート・ネットワーク)」の4つ。
各キーワードに合わせて、何が問題なのか、どういった対策が行われているのか解説の鈴木氏が中心となり説明されました。
「適度な依存」と「問題ある依存」がある
その説明の中で、必ずしも「依存=悪い」ではなく、「適度な依存」と「問題ある依存」があるという点が挙がりました。
ポイントは、「問題が生じた時に、自分で上手く修正できるか」です。
その問題のトリガーとなるのが余暇・仕事・暮らしのバランスが崩れてしまった時で、問題のある依存の背景には本人の特性・環境の変化・依存対象など十人十色で個別にとらえることが重要だと説明がありました。
▲バランスが崩れるケースも人それぞれ、逆に言えばバランスが取れていれば「適度な依存」です。
ここまでの話を聞いて、なるほど! となりました。会の冒頭で「学生向けで依存について語る機会は貴重」という言葉がありましたが、むしろ学生や若い方向けにこそ語るべき内容だ、と。
学生の頃はいわば初めて「自分で動かせるお金」ができるタイミングです。まさに環境の変化が起きているわけで、そのバランスをコントロールするのが大切な時期なわけです。
そのために学業を怠らず余暇を楽しむプラン、生活をおびやかさないように余暇に費やすお金の上限を定めることがコントロールのコツとされていました。
▲パチンコで遊ぶときにちょうどいいと言われている予算額は収入の3%だそうです。
上限に関しては「自己申告・家族申告プログラム」が紹介されました。これは、あらかじめ金額・回数・時間などを申告しておいて、それを越えた場合に店舗スタッフに声をかけてもらうというものです。
ポイントは「強制的に遊技を止めるものではない」「あくまでお声がけで冷静になる機会を与える」という点です。ホール側がお客様自身のコントロールを手助けするプログラムであって、強制的に何かを促すものではありません。
アドバイザーやRSNの存在
それでも誰しも人間ですから、自分をコントロールできない状況に陥ることはあります。
自分や自分にとって大切な人がそんな問題に悩んでいるならば、ということで前述のプログラム以外に「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」「RSN(リカバリーサポート・ネットワーク)」が紹介されました。
▲全国で43,000人以上、どのホールにもほぼ在籍するアドバイザーは、お客様へのアドバイスだけでなく従業員にも依存防止対策の教育をしています。
▲ここまで挙げられた依存問題対策は業界団体が中心となって実施されており、その範囲は多岐にわたります。
みなさんが一度は見たことであろう「パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。のめり込みに注意しましょう。」という標語も業界全体で制定されています。
なお、ここまでの説明内容を知っていたか学生に聞いたところ、「ホールで掲示されているのを見たことがある」「ホールでアルバイトをしいているので説明を受けたことがある」と、ある程度の認識があることがうかがわれました。
学生が依存問題対策を斬る!
説明がひと通り終了してから、依存対策問題に関する質疑応答が行われました。特に学生からの質問は鋭いものばかりで、なかには大人側が回答に窮する内容もありました。
【学生の質問】
コロナ禍があり直接人と関わることが減って、学生の中にも依存に限らず別の精神疾患も見受けられることがありました。コロナ禍ではRSNにはどれくらい問い合わせ件数があるのでしょう?
【回答】
2018~2019年あたりがピークで、年間に5000件ほどの電話相談がありました。2020年辺りからはかなり数が減ってきています。ここ最近ですと年間に3000件前後くらいです。
※日本で初めてコロナ感染が確認されたのが2020年1月15日、1回目の緊急事態宣言が行われたのが2020年4月7日。
相談件数の減少は、公営競技などほかの電話相談機関や各地域の精神保健福祉センターへの相談も増えていることがあると思います。
コロナ禍でホールがほぼ休業だった頃には「ホールに行きたくても行けない。行けるとしても感染が気になって行きにくい」という相談がありました。
この時点で行くことはできないわけですから、代わりに何ができるか、打てない中でも自分の生活を豊かにするために、健康な生活を送るために何をしましょうか、という人生相談的な話がありました。
▲RSNに寄せられる電話相談は多岐にわたり、本当の問題を深堀りして支援内容が提案されます。
【学生の質問】
ユーザー、特に僕たち若年層が求めている台というのは射幸性やギャンブル性が高いものが多く、市場にも見受けられると思うのですが、それについてどう考えられているのでしょうか?
【回答】
射幸性と依存の因果関係については研究調査がありまして、そこに有意な関係性はないという調査結果が出ています。波が激しいか緩やかかで、どちらが依存につながるかという差はなさそうですね。
依存問題は一人ひとり個別で対応しなければならないと考えています。
【学生の質問】
依存対策や車内放置対策など、業界の方たちが尽力して成果が出ていることに感銘を受けました。その上で現状に満足せず新たな技術やサービスを利用してより発展させていくことができるのではないでしょうか。
例えば、ポスターやパンフレットなどの紙媒体、電話相談など個人の主観ではありますがやや古典的な手法だなと思いました。
また、メンタル的な相談であれば、SNSやチャットによるテキストベースでの相談が医療機関などで行われていたりもします。 RSNではそういった新しいシステムやユーザーをサポートする枠組みなどはあるのでしょうか?
▲全国のホールで掲示されているRSNの案内。
【回答】
そういった動きはあります。電話相談ではつながりにくい相談者の層もいるであろうという考えで検討しており、いろんな障壁もあり実現していませんが研究を進めています。
ポスターなどについてはホールが全国に何千件もある中で、デジタルサイネージなどを導入しているホールもあればそうでないホールもあります。
こういった活動は業界全体でもれなく取り組まなければならないので、紙媒体でお配りしているところもあればデジタルサイネージやwebで使えるデータを納品しているところもあります。
業界全体の動きとして古い体質が抜けきっていないのも事実ですが、もれなく対応するために古い方法を用いている面はあります。
それこそ、こういった問題も学遊連のみなさんと協議していくのも良いのではと思います。
以上、真正面から答えるのが難しかったり痛いところをズバズバ突いてきたりするのが、さすが学生とも言える有意義な質疑応答でした。
依存対策とは何かを学生に知ってほしい
全体を通して語られたのは、「依存を止めるためのものではない」「依存問題は人それぞれで異なり、個別で対策を考える必要がある」ということでした。
解説の鈴木氏によると、RSNへの電話相談は平均で20~30分、長いもので2時間をかけるものもあるそうです。それだけ相談者に寄り添い、単純に依存を止めるよう説得するのではなく「何が問題なのか」を相談者と共に見つけて提案していくという姿勢がうかがわれます。
依存問題で本当に困ったことがあったら、ホールにいるアドバイザーの声に耳を傾けたり、RSNに一度電話をしてみることを是非おすすめします。
▲勉強会に参加した学遊連のメンバーと司会の梅木氏、PAA理事の松丸氏。
そして、こういった依存対策を学生に知ってもらう機会は本当に貴重なものでした。成人となり社会に出ることで楽しめる余暇があり、そこにはパチンコパチスロなども存在します。
しかし、こういった依存に対するリテラシーを学べる学校教育や機会は、現代の日本ではまだまだ多くありません。筆者としてはむしろ「うらやましい!」とさえ思える勉強会です。
そして、勉強会終了後に学生からも「パチンコパチスロ業界がこんなにしっかりしていることを知って驚きました!」と嬉しい声をいただきました。
「謎ぱち」はこちらのLINEで遊ぶ事ができます。
謎を全て解いた後にアンケートにお答えいただくと期間限定で抽選でプレゼントが当たるので、是非チャレンジして依存問題について一緒に考えていただきたい。
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- じく
- 代表作:パチスロ青春小説「マーベリック ─ホールの異端児たち─」、遊技林、ゆる調
元ゲームメーカー勤務、現在フリー。前職ではシナリオ・マニュアル・キャッチコピーなどのライターとして過ごし、パチスロを題材とした小説も執筆している。
e-sports系やMリーグ観戦が大好き、たまにTwitchで雀魂やウマ娘やフロムゲーを配信したりもするスロ系でもありゲーム系でもあるオジサンです。
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