恐怖体験談

皆さんこんばんは。

今回はまっったくパチスロに関係することではありません……

まぁたまには……ね?

今日体験した私がおそらく人生で一番怖かったことを書きたいと思います。

少しでも伝わるように書ければいいな……



私の仕事は主に食事提供です。

場所は給食だったり、社食だったり色々ありますが、私は老人ホームで提供を行っています。

提供の仕方は時間になったらお年寄りが１列に並んで並べてある主菜や副菜を取っていき味噌汁、ご飯はその人に合った量をよそいます。

一口の人や刻んだものを食べる人もいるため100人以上を覚えています。

毎日接しているので名前も覚え、相手も話しかけてきてくれたりするんですが、その中にYさんという方がいます。

白髪の90近いおばあちゃんです。

減塩食で声は小さいですが優しい雰囲気を纏った方です。

テーブルは全て４人席で好きな所に座って食べる形式ですが、基本自分の席を各々決めています。

Yさんはいつも洗い場の目の前に席に座って食べています。

そして食べ終わるのは決まって最後の方。

今日も食事を取り、自分の席に向かいました。

時間になり洗い場に2人で入り、作業こなします。

直接食堂と繋がっているので返すときも対面で、よくこの時に話したりもします。

手で洗い、機械で流す。

今日に限ってYさんは速く食器を返しにきました。

割れ物だけ(お茶碗など)は別の籠がありそちらに入れてもらっているのですが、何故か今日は一緒に返そうとします。

もう1人の人がYさんに、そっちだよ　と言うと、あぁそっか　といったような表情を浮かべ笑いながら部屋に戻って行きました。

少しボケた人も中にはいますし、ただ特老ではないので重症の人はいません。

90でもピンピンしてる人が多いくらいです。

食堂を見渡すともうほとんど人はいなく、いつも時間ギリギリに返しに来る人だけ。

そこでもう1人の人が興奮した声で聞いてきました。

「ねぇ、Yさんさっき返しに来なかった……?」

私「どうしたんですか?笑。さっき来たじゃないです……


……



……



Yさんがいつもの席にいます。

それだけならまだいいんです。

返した後に座った可能性も十分あります。

でも



食器があるんです……

全部返しにきたのにあるんです

一式揃ってあるんです

その席にはYさんしかおらず、他の人の物とは考えられません。

念のため職員さんに聞きましたが、間違いなく本人のもので返しには来ていないと言うのです。

じゃぁ先程返しに来たYさんは……?

2人で見たYさんは?

食事を２度取ることは形式上不可能ですし、職員さんも数人いるのでまずありえません。ましてや２度完食などありえません。

全身に鳥肌が立ち、人生初のしっき……じゃなくてチビり……

私はそういう類いの話しは信じませんし、信じたくありません。

でもいざ起きてみると現実なんだと思わざる得ない……

１人なら見間違えで済む。

でも2人で確認している。

ドキドキが収まらないまま地下のゴミ捨て場へ。

ここには亡くなった人の物など処理のため車椅子などが置いてあったりもする。

……


……

よかった、いなかった……

そりゃいるわけないよ……

ここは基本入居者さんは来れないんだもん……

仕事が終わり厨房を出る。

お年寄りも使う通路を通るが夜なので入居者さんに会うことはあまりない。

さて帰るか……

厨房から通路へのドアを開ける

……


……


……


うぅぅぅぅぁぁぁあっぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

目の前にはYさんが笑ってる。

中にいる調理師の人に飛び付き
「YがYでいるでいる××××××××」

後半何を言ったか自分でも覚えていません。

たぶんあのとき生きてきた中で最も切羽詰まった表情をしていたと思います。



もし私が数日以内に何かあったらおそらく、嫌間違いなくこれが原因です。

何かの予兆だとは不謹慎なので言いませんが、本当に本当に怖かったです。

漫画で言うなら涙流して鼻水垂らし口を逆V字にして歯を((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙしていることでしょう。

後ろを振り返って見てください。

白髪のおばあちゃんはいませんか?

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