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サキヤがきになる芽 『パチンコ釘問題』について
サキヤがきになる芽 『パチンコ釘問題』について
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咲夜 一咲(サキヤイッサ)さん
月一ペースでコラム書いてます 偏見もあるので生暖かく見守って下さい - 投稿日:2015/11/17 10:32
こんにちは
余計な事は、あまり書きませんので面白さは保証出来ませんが頑張ります
さて、今パチンコ業界を賑わせているニュースといえば
『違法釘問題』
じゃあ『どう違法なのか?』『何故、今、問題として取り上げられてるのか?』
答えれる方、居ますかね?
SNSやネット掲示板を見ると、どうもちょっと間違ったり勘違いをしているような発言が目立ちます
そこで、私なりに調べてみた事を書きたいと思います
まず、『何が違法なのか?』
結論から言いますと
『保安通信協会(以下保通協に略)の遊技機検定時の釘と、現在ホールに設置されている釘が異なっていて、検定時と営業中の回転率ベースが異常に違う事が違法』
これを見た時、どう思いました?
「営業終了後に店舗で釘を弄ったらダメって事か?」
確かに、厳密に言えば納入後の釘打ちも違法行為ではありますが問題は、そんな些末な話じゃありません
これも、結論を先に言うと
検定時のゲージ(盤面)と全然違うゲージを納入しているのが違法なんです
は?って思う方も居ると思います
だって、そんなの例えるなら
A5ランクの国産黒毛和牛の保証書付きの専門店で買った肉が実はアメリカ産牛肉だった
ようなモノです
これについて理解するには遊技機検定時の項目である「役物比率」を理解する必要があります
「役物比率」とは
簡単に言ってしまえば
『総出玉の40%はアタッカー以外から確保しなきゃならない』
つまり、出玉1万発を確保したなら、その内の四千発は一般入賞やチャッカーから出さなきゃならない
パチンコ打ってる人なら分かりますよね
そんなの営業釘じゃ無理だろ
そうです
多分チャッカー上の釘を真横に開いて開きっ放しの電チューみたいな状態にしない限り、まず無理です
その無理を可能にする全然違うゲージで検定を通してるんです
営業中の回転率は千円20から、どんなに頑張っても30いかないです
けど、検定時の釘(これを説明釘と言います)は詳しくは分かりませんでしたが、恐らく千円あたり100回転はすると思われます
保通協の規約には、こうあります
『営業店舗は説明釘の状態を維持しなければならない』
無理ですよね
『納入された時点で既に説明釘と違う』んだから店舗が釘を弄っても弄らなくとも関係無いですよね
だから『撤去命令』なんですよ
撤去するしか無いんですよ
そもそも、何故に役物比率がアタッカー60%、アタッカー以外40%なのか
その当時を打ってないので詳しくは語れませんが、今40代50代の方は20年前くらいのパチンコを思い出してみて下さい
スタート入賞7発返し
一般入賞13発返し
スタート入賞だけでも今の台は3、4発返しとは倍近く違いますし、一般入賞への釘も今の台よりは全然入りやすくなってます
つまり、昔の台はアタッカー以外40%の賞球を普通に確保出来てたのです
それを昨今の爆裂スペック台を作るために検定の時は店舗では考えられないような回転率をする台で検定し販売する時はスタート入賞や一般入賞への釘をガッツリ削った別のゲージの台を販売、設置している
これが、パチンコ釘問題です
正直、調べ始めた時はビックリしましたよ
今、店舗に設置してる台の大半が検定されたのと違う台だなんて普通の打ち手は思いもしませんよね
じゃあ、なんで今時期になって急に問題として挙がったのか
ここからは推測になりますが
『業界の体質』と『カジノとの差別化』だと思います
業界の体質、とは
スロットは『規制の穴を突く』事はあっても『規制を破る』事は軽々しくしませんでした
しかし、パチンコは上記のように規約違反をして爆裂スペック台をドンドン販売してきました
自重出来ないようなら規制を強化するしかない
当たり前ですよね
その当たり前をするキッカケが
カジノとの差別化
行政はパチンコのギャンブル性を極力排除し
ギャンブル=カジノ
パチンコ=遊技(ゲーム)
この形を確立しようとしてます
それは行政が『射幸心排除』を連呼してる事からも伺えます
俺の考えですが個人的には歓迎します
勿論、今あるパチンコ台の大半を撤去しなきゃならない店舗の負担は計りしれません
しかし正直、打ち手も爆裂性だけで煽りウルサい台には飽き飽きですよ
過去にも書きましたが今の台は
見た目だけで中身がない
もっとエンターテイメントを勉強し出玉以外に楽しめる要素を見いだすように
開発メーカーは努力し
店舗やメディアは演出し
打ち手も出玉以外でも楽しもうと
しないと、パチ業界は、良くなりえません
それぞれが、それぞれに反省をしなきゃならないと思います
そのキッカケに、このコラムがなれたら幸いです
では、長文を最後まで閲覧して頂き、ありがとうございました
次回書く事は未定ですが、何か気になる事があれば、また書きます
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咲夜 一咲(サキヤイッサ)さんの
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このコラムへのコメント(10 件)
コメントありがとうございます
まぁ、ゲージまでデジタル化しちゃう事は技術的には可能なんでしょうが、それじゃあパチンコらしさを楽しめませんよね
これを突き詰めちゃうと行きつくのは警察ご所望の「釘のない遊技機」なんですよねぇ。。
コメントありがとうございます
だから、下に書いてるように『分かってたんじゃないの』って疑念が沸きました
だって店舗に行けば一発で分かる事が十年以上分からなかったってマヌケな話は無いと思いますよ
タイミングも意図的な匂いがプンプンするし
検査内容と違うって意味合いで例えにA5和牛とアメリカ産牛肉って例えましたが、打ち手もアメリカ産牛肉とは分からなくとも和牛じゃない事を認識し望んだ上で購入してる状態ですよね
ガロや慶次に打ち慣れてる人が、明日からパワフルⅢや初代麻雀物語や大工の源さんが店舗に並んだとして打ちたいと言うでしょうかね?
まぁ、真意までは、まだ分かりませんよ
この問題は、現在も続いてるんですから
サキヤさんの例えで言えば、A5とアメリカ産の見分けもつかない肉屋なんて信用しません。知ってて客のテーブルに持っていった「確信犯」だと思いますよ。
そして打ち手には非がないとも思っていません。ただ今回の件が一般的な所まで浸透した今になって「騙された!」だの思ってる人間もいないでしょうけどね。保通協、メーカー、ホール、得するのは誰でしょうね。
コメントありがとうございます
これは、完全な妄想ですが
保通協も警察庁も実は違法釘の認識はあったんじゃないかと
要はリモコン爆弾みたいなもんで、保通協や警察庁の都合で何時でも爆発させれる罠だったんじゃないかな
で、その都合ってのは本編にあるようにカジノ関連じゃないかな
って妄想ですw
ただ、これも推測ですがカジノを作るって計画がブチ上がらなければ、もうちょっと緩やかに規制してた可能性は高いと思います
対象機種の中身が出て来てないので分かりませんが、漏れ出た話では『メーカー、店舗どちらも懲罰的にも金銭的にも大ダメージ必至』とか
MAX機、何か都合悪いんでしょうね。←すみません、妄想です。
スロットもあんな状態ですし、来年はある意味激動な年になりそうすねっ‼︎
コメントありがとうございます
要は『お役所仕事』って事ですよね
検定はするが検定以外は我関せずというか
ちなみに、何故、6月からの問題が話題になってるかと言うと
11月6日に保通協が違法釘対象台の撤去をメーカーに命令したからです
が、漏れ聞いた話だと、その台数が『かなりヤバいレベル』になるからワンクッション置いてるってのが現状です
ちょっとメーカーの人から仕入れた情報だとメーカーは、その辺の認識はあったみたいです
結果として保通協のチェックが甘かった、とも言えますし
メーカーも店舗も有識者も違法性を黙殺してた、とも言えます
これを受けて役物比率をアタッカー側に多めに振る案もありますが、それが今の違法性の解消とは関係有りません
打ち手全員にも関わる話なので、今後も『正しい』情報を仕入れる必要はあります
コメントありがとうございます
実は、この手の話は探せば色々な人が同じように正しい情報を発信してはいます
俺も、そうしてる中の一人ってだけですよ
読みました。12月に対象店を通報をする予定だったのが留保になり、その理由が
「メーカーから出荷する時点で問題がある可能性を否定できないため」
だと書いてありました。可能性を否定できないどころか、はなっから
そういうものばかり、ということなのでしょうか・・・?もちろん中には
悪いお店もあるのでしょうけど・・・。じゃぁ検定なんて無意味なんでしょうか。。
国産牛と偽って出荷する牧場は訴えられますけど、メーカーさんはお咎め無しなんですか?
そもそも現実的に営業できないほどの規定がある事がおかしいのかしら・・・
難しいです。。
わかりやすいっ…!
小難しい話をここまで噛み砕いて書いて頂ける人、素敵ですな。
あと、
だいたいこういう話はだいたい「○○が悪い」という流れになりがちですが、
咲夜さんはそれぞれの立場で考えて行動すべきというお考えなので、
非常に前向きな気持ちになりますね!