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自由帳、それは現実逃避専用ノートだった(イラスト加筆予定)
自由帳、それは現実逃避専用ノートだった(イラスト加筆予定)
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ギャンtubeさん
パチ屋が好きです。居るのが好きです。 【Twitter】 @1gyan_tube 【YouTube】 https://youtube.com/@1gyan - 投稿日:2022/12/17 16:18
今は昔。
幼稚園には問題児のレッテルを貼られ、
あゝ自分はそういう人間なんだと自覚をし、
小学校に上がってもはぐれものを全うし、
中学の頃には当たり前だが、
学力が追いついていないというよくあるパターンの人間だ。
おんとし37歳。
もう立派なアラフォーだ。
しかしあのとき遅れた周回を、
未だに取り返せていない。
はずれたレールをひた走り、
高校時分にはバンドに出会った。
そのまま大志もないまま専門学校。
最中に大失恋で自暴自棄、
荒れに荒れ、
破滅的な思想のまま、成人式を迎えた。
虚しい虚しいと口にして、
いつも誰かの話し相手。
よくもまぁそんなにやりたいことがあるよと、
情熱的な友人に相槌を打っていた。
そんな折の忘れもしない21歳の頃。
学生時代には同じように引きこもり、
唯一同じ穴のムジナだと思っていた幼馴染は、
気付いた頃には軌道修正をし、
飲食店のバイトリーダー。
そんな彼の趣味は定時制の友人の影響で
「パチスロ」になっていた。
専門学校をやめ、
バイトも碌にせず、フラフラしていた僕は、
何の欲もなく彼についていった。
彼が打っていたのは4号機の銭形。
あれよあれよと数万円が溶けていく。
車で寝転がったり、
当時はよくあった
無料で飲食の出来るスペースで彼を待った。
数時間後、彼の元に行くと
カチ盛りのメダルが台の上に並んでいる。
いつの間にか取り戻していて、
何なら数万円の勝ちだという。
わけがわからなかった。
とても怖くて打てるわけがないと思った。
だが現在。
すっかり僕もヘビーユーザーだ。
4号機世代の彼らが離れた後も、
ちょうど5号機の入り口にいた僕などは、
順応して居残ってしまった。
そして今また6.5号機、スマスロと、
4号機時代さながらの鉄火場になりつつある。
僕はもはや一児の父であるけれど、
人生の横にいつもあったパチ屋の存在に、
奇しくも支えられてきた。
とはいえ、現在の生活苦もまた、
かつて蓄えた借金によるものだとも理解している。
でも、好きなんだな。
台もゲーム性も勿論だけれど、
はぐれものだった自分が、
心から安心できたのもパチ屋だった。
それを今改めて感じている。
因みに妻はギャンブルが嫌いだ。
なので、
ここにはこっそり愛を刻んでいる。
馬鹿らしいと笑われても、
あの時、火をつけてくれなかったらこの人生、
こんな続いてなかったよ。
バンドを辞めて、結婚して、
じゃあ就職するかって3年頑張ったけど、
円形ハゲとパワハラで壊れちゃった。
甘いもんじゃないのはわかってるけど、
「パチスロ好きなんだー」って、
大っぴらに言いたいなって思う。
でも、上手じゃないから後ろめたい。
業界で働きたいなぁとか、
この年にして思っちゃってる。
このコラムに願いと思いを馳せてる。
ほんとはイラストもう少し凝りたいけど、
子守しながらこっそりと記してる。
年末の宝くじだと思って投稿します。
皆様、良いお年を。
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ギャンtubeさんの
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このコラムへのコメント(2 件)
コメントをいただけていたとは..!お返事遅くなりまして申し訳ありません!お読みいただきありがとうございました..!