高尾の思ひ出②「ライディーン　編」

※小当り・潜伏（ループあり）って地獄じゃね？


前回（https://pachiseven.jp/columns/column_detail/19229#contents）に引き続き、今回も高尾の思い出台です。

今回ご紹介するのは

です。スペックは色々とありましたが、どの台を打っていたかはあまり覚えていません。

この台を一言で表現するなら、

あるいは原作逆詐欺、と言いたくなる台です。要は「原作と全然違うじゃねぇか！！」という台です。

ただし逆の意味で。

【特徴】
パチンコの方のライディーンに搭載された3DCG映像は、アーマードコアシリーズで有名なフロム・ソフトウェアが製作。『超美麗CG』と言われるほど美しく、質量と速さがマッチした動きに迫力があるロボットCGです。　　

そしてテーマ曲は熱いアニソンを歌うことで有名な影山ヒロノブの「Let's Save The World」、そして女性歌手であるTAMAの「魂の記憶」が素晴らしい。

音楽知識が皆無なのでどう云えば良いのか分かりませんが、声の強度を保ったまま延びる中音域のあの女性の声と歌詞が世界観に非常にマッチしています。


そんな感じでパチンコが初見だと「なんて素晴らしいロボットアニメだ！」「これは原作も素晴らしいに違いない！」「隠れた名作か！」と期待も増していき、TSUTAYAなどで借りてみると、まぁびっくり。

なんと原作アニメは
　
・モッサリ動きのモッサリしたCGのモッサリしたバトル

・「Let's Save The World」も「魂の記憶」も流れない（実はこの2曲はパチンコオリジナル）

・尻すぼみで駆け足な打ち切りエンド（噂では50話超えになる予定が半分の26話にさせられたとか）

・ヒロインの声が、より一層（以下略）

と、こんな感じで落差が大きすぎて、結構ガッカリとさせられます。もともとが2007年の古めのアニメだから仕方ない面もありますが。


そんなわけで一部パチンコファンの間から

「高尾も儲けたんだろ？スポンサーになって金を出して続編を作ってくれ」

「パチンコのクオリティでアニメを当初の予定通りに作り直してくれ」

という意見がチラホラと出ていました。

そんな高尾も、今では自分がスポンサーから金を出してもらって民事再生で会社を作り直すという立場。

諸行無常、諸行無常。

それはさておき、他にも色々と思い出はあります。

分かりにくいセグなのに頻繁に起きる小当りと永久に続くのかと錯覚させる潜伏ループ（タイトル画像の「異星空間」がそれです）、演出の雰囲気だと期待できそうだけど実践上はそうでもないな『研究室』。

そして「7図柄&次回予告からの小当たり」なんて地獄もあったような記憶が・・・。

おまけに今の台と同じくらいガセ演出が多かった気がしますので、イラッとさせられる場面も多数ありました。

いろいろと苦い思い出もありますが、しかしラウンドバトル中を熱くする「Let's Save The World」と、各所で流れる「魂の記憶」だけで充分お釣りが出る・・・と思いたい（笑）

【結論】
こんな感じで「出玉よりも演出を楽しみたい」という台でした。よくも悪くも高尾台？

〈了〉



P.S.　高尾は少しでも稼ぐために「遊技台のオリジナル曲がフルで詰まったサントラ」を作れば良いと思います。半導体も一切使わんから作りやすいでっせ、というか作って♡　

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