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設定付きパチンコは何故コケた?
設定付きパチンコは何故コケた?
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枠下蒼7さん
オリンピア、ネット、エレクトロコインジャパンで営業担当。遊技機販売業者では裏モノの製造、販売も経験。ホールスタッフ、パチス◯マニアックスでのブロガーなど多方面から業界に関わってきました。 Twitter:@wakushita_shion ヤンデレ好き - 投稿日:2020/11/02 04:53
こちらでは初投稿となります。
パチスロメーカーや機械業者、ホールスタッフ、某公式サイトでブロガーなど経験しております。
設定付きパチンコは何故コケたのかを考察してみたいと思います。
鳴り物入りで登場した(はずの)設定付きパチンコ機。しかしファンからは「どうせ設定1」「スペックが終わってる」「どうせガチガチに絞められる」など期待する声は皆無でした。実際に導入されたホールでも初日から閑古鳥すら寄り付かない状況も見られのは言うまでもありません。
過去にも設定付きパチンコ機としてはCR花満開、CR大工の源さん、CRギンギラパラダイス、CRフルーツパッションなどヒット作も多数ありました。これらの機種は一部、社会的不適合機種として強制撤去されましたが、長くファンに愛され、ホールにも貢献しておりました。ギンパラの中古機は200万だった、北海道には設置機種が全て花満開のホールがあるとも。
そうです、過去においては設定機=不人気機種とは必ずしも言い切れなかったのです。設定1や甘釘イベントの開催。
※以前のCR機は設定1が確率が甘く、2,3と辛くなります
交換率が2.5円(80玉)交換やラッキーナンバー制、台移動や共有不可が主流であり、ホール側も甘く使うことも可能でした。大当り出玉も現行機種のように1/319をクリアして300個とかではなく、2000発前後を獲得可能。1/3確変2回ループや確変を引くと継続率がアップ、7が出れば爆裂モードなど多彩でした。
時代ごとの各種規制は仕方のないことです。何とかしようとメーカーも高設定示唆演出を取り入れたりしてます。しかし、結局は低設定、ほぼ設定1で使われているので無意味です。むしろ低設定濃厚演出を入れた方がよかったのかもしれません。
改めて設定付きパチンコが受け入れられなかった理由を私なりに分析してみます。
①設定搭載する意味の無さ
パチスロと同じように1は辛く6は甘いです。中には6だと甘すぎる機種もあります。6段階設定があっても2-5は無意味な確率配分となっている機種が多く、結局は1か6かの運用になるでしょう。それを見越してか藤商事などは1と6しか用意してない機種もあります。それも極端な設定差がつけられてます。【どうせ設定1しか存在しない】とユーザーは打つ前から決めてしまったのが失敗です。
②釘調整される
釘調整はダメだと言われていても、調整をしないホールは存在しないでしょう。ヘソをガチガチに締める、スルーも締める、丸飲みポケットすら締める。牙狼で大きなヘソを売りにしましたがユーザーの反応は【どうせ絞められる】でした。今はSNSで酷い調整を晒される可能性があるのに、何故ガチガチにしてしまうのでしょうか。メーカーの努力を無にするホール、せめて普通レベルでお願いしたいです。
③複合することでの疑心暗鬼
メイン設定と釘調整。不確定要素が複合することで、ユーザーは疑心暗鬼に陥ります。設定1だけど回してくれるのか? 設定6だから、あえて回らない調整なのか? いやいや実際には設定1でガチガチだろう。パチスロだったらボーナスは重いけど、小役確率はいいから粘ってみようなど疑心暗鬼がプラスに働くこともありますよね。しかし設定付きパチンコはマイナスにしか働きません。
『設定付きパチンコに未来はあるのか?』
現状では未来はありません。新機種は出てこないし、運用しているホールでも閑古鳥です。遊デジとして登場させたスーパー海物語in沖縄2でも稼働はよくありません。個人的には釘調整をされることに問題があると思います。設定だけで調整するはずの機種ではなかったのかと。釘調整を不可能にすれば道は開けるかもしれません。
そうです、パチコンシステムを取り入れるのです。
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枠下蒼7さんの
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このコラムへのコメント(14 件)
元凶がどこにあるのか、悪者探しをしたら出るわ出るわでしょうね(笑)
ホールとしては人件費、設備、機械代の高騰を理由にするでしょう。
じゃあ、メーカーの言いなりになって抱き合わせを買わなければいいんですよ。
でかちり、藻黒、ドラムJAPAN・・・
無駄な経費削減するなら、ここからでしょう。
メーカーとの関係、人気機種の機歴も大事かもしれませんが、ユーザーとの関係は大事じゃないの?と言いたいですね。
打ち子を雇うような勝ちにしか目が向いてないユーザーは別ですが、多くのユーザーの満足度は違うと思います。
もちろん勝てればいいけど、遊べたら満足するユーザーも多いはずです。
細く長くではなく、太く一気に全てを刈り取るのが今のホールですね。
このあたり、昔のホールは飴と鞭の使い分けが上手かったと思います。
なんでこうも打ち手サイドと経営サイドで思いの差が生まれてしまうのか。
今のパチンコ衰退の原因の根元が ここにあるような気がしてならないです。
まさにこれだと思います。
ホール側も設定3~4くらいのボーダーで釘調整してあとは設定だけ変えればいちいち調整する必要無くて仕事も楽になるのに…なんて浅はかな事を考えてたりしてました。
近隣店で一時期ほぼ18~20ボーダーで朝一から設定付きにお客さんが付いている状況もあったりしたので(今その店に設定付きの台は一台もないですが…)
扱い方と広告次第でまだどうにかできるんじゃないかなと思いますね。
まあ遊タイムしかり最近ホール側の経営が大変なのも分かるのですが、もう少しユーザーに還元しても長期的には顧客の定着につながって良いはずなんですけどね。
設定6で一回交換とかやれたら面白いのですが。
パチスロは最低でも千円で16回転ですが、パチンコは0回転に出来ますからね。
自分が考えたのは奇数、偶数で波を作ることですね。
初回時短突破タイプなら、奇数は時短30回とか選ばれやすいが継続率は高い。
偶数は時短50回とか選ばれやすいが継続率は低いなど。
設定6のみ均等に選ばれる。
獣王のようなイメージです。
海のJAPAN2とかプロ対策できて、常連の方に還元できる理想的なスペックだと思ったんですが、そう上手くはいかないもんですね。
私が考えるのは小当たりRush台で、右の大当たりに転落をつけて高設定ほど転落しやすくするというものでした。
それなら、即転落しても高設定の期待が持てますし。
あくまでも釘調整はやっていないスタンスですからね。
それなのに客がつかない、メーカーが悪いと言われても・・・って感じです。
封入式パチンコが実現すれば生きてくるのか・・・。