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私を人体錬成する為に水よりも必要なもの
私を人体錬成する為に水よりも必要なもの
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ぐらんさん
Aタイプが中心ながらさまざまな機種を。 つまりはただのスロット好き - 投稿日:2020/03/21 16:27
スロットなんて、レバーを叩いて抽選を繰り返すだけのゲーム。
そこをどう楽しんでいくかは、プレイヤーの数だけ答えがあって良いし、自分の中でも楽しみかたをひとつに絞る必要はない。
たくさんのプレイヤーの趣味指向に応えられるだけの、多様なゲーム性を持つ機種が世の中にはたくさんある。
私ぐらんは、端的に言えばノーマル機を好むスロッター。
今回のお題はTwitterでも話題になったのですが、私は「好きな機種」を4機種選ぶのではなく、現在ノーマルが好きな私を「作り上げた」4機種を、自己分析しながら選ぶことにしました。
そして選んだ4機種がこちら!
・グランシエル(4号機)
・デュエルドラゴン(4号機)
・HANABI(5号機)
・クレア2(5号機)
カンの良い方はお気づきでしょうが、私の名前もグランシエルから来ています。
スロット観もグランシエルに作られたものが占めていて[1機種+派生3機種]と言うほうが個人的にはしっくりくる。
グランシエルについてが長くはなりますが、ここが私の血肉なのでご了承ください(笑)
◆グランシエル◆
古い機種なので軽く説明から。
コンドルシリーズの派生でAタイプ。モチーフは鷲。
多くの人の思い出に「うるせえ台」として記憶に残っているとは思いますが、予告音・フラッシュに加え、その爆音の演出パターンが特徴でした。
[リプレイハズシにビタは要求されない]というポイントも見逃せません。
そしてこれが、何を隠そう私がグランシエルを打つことになるきっかけです。ビタハズシのある機種は敬遠しがちでした。
そもそもこの頃の私にとってスロットはギャンブルであり、ゲーム性などについては何も考えていません。
そんな私に[スロットを楽しむ方法]を教えてくれたのがグランシエルなのです。
きっかけは、とある出目でした。
☆第一章 ~出目・制御への目覚め~
(画像は拾い物)
どうですか?2確に見えますよね?
でも、違うんです。正確にはこれ[条件2確]なんです。
その条件とは「左のここがビタ停止」。
ビタ停止していた場合、スイカがありません。確定的なリーチ目としては、スイカがハズレてリーチ目、となります。
ちょっと補足が必要ですかね。
グランシエルはチェリーとスイカが同フラグになっています。
そして、左の鷲の上にチェリーが付いているのですが……
枠上に鷲を押すと、2コマのチェリーを引き込んでくれません。
鷲がモチーフの台ゆえに「上見ぬ鷲」は上のチェリーを引き込まない、なんてオシャレな意図があったかはわかりませんが……
5号機世代の方には2コマを引き込まないとか意味わからないと思いますが、そういう制御だったのです。
ビタで止まった場合は、チェリーを否定している=スイカの可能性はない=上記画像は2確へ昇格、という流れ。
これを知り、私はふたつ衝撃を受けました。
ひとつめ。
それまでの私にとって[ビタ=技術介入]というものは、BIGで枚数をたくさん取る為にするリプレイハズシのことだったが、それだけではないという発見。
ふたつめ。
リーチ目というものは出目だけで完結せずに、ビタ条件・スベり条件によって昇華されるものがあるという発見。
つまりは、制御との出会い。
ノーマル馬鹿の芽が出た瞬間です。
補足しておくと、グランシエルだけに特別、そうした要素があった訳ではありません。
私が初めてこうしたものに気付いたのがグランシエルだっただけです。
それからは、狂ったように左上段鷲をビタ押しし続けていました。もちろん、押せたり押せなかったりですが。
おかげでそれまでのように、通常時はただ当たりを待つだけのものではなくなりました。
左上段鷲からの他リーチ目で、中上段鷲や右チェリー・リプレイ・チェリーなど他に「見たい」リーチ目も出来たのです。
そしてそんな通常時をさらに奥深くさせる要素がグランシエルにありました。
[予告音・音演出・フラッシュ]です。
☆第二章 ~演出法則への目覚め~
グランシエルはレバーで予告音が鳴ると演出が発生する仕様でした。その演出も、音の発生タイミングやフラッシュの種類は多岐にわたり、覚えるのも一苦労。
第一章に書いた通り、左上段鷲ビタをしていた私ですが、実は例外があります。
それは[予告音が鳴った時]。
初めはそれでも左上段鷲狙いをしていたのですが、ある時気付いたのです。
「いつも狙うとこ同じだから、この打ち方じゃ演出関係なく入りかた同じじゃん……」と。
なので、予告音が鳴った時は普段狙わない、左リールにふたつあった鷲のもうひとつを狙うようになりました。段々と芽が育っていますね!
まぁ、この予告音→音演出が前述の「うるせえ台」に繋がるんですけどね……当時は(今もアクロス等は)ユーザー側に音量設定ないですし、なにしろグランシエルは一定時間爆音が鳴り続けたんです、たとえ離席しても。
「チェリー対応の音演出タイミングやフラッシュ」などの法則はもちろん、音変化遅れるほどアツかったりと、知ることで楽しみかたの幅が広がりました。
[知識介入]の会得です。
☆第三章 ~そして伝説へ~
そうしてグランシエルを楽しむ日々が続きましたが、ある時変化が起こります。
「毎ゲームきっちりビタすると2確になっちゃっう場面多いな……むしろ枠上に鷲押してドキドキしたいわ」
なんということでしょう!
2確察知を確実にする為に始めたことを投げ捨て、むしろファジーな押しかたを混ぜ始めたではありませんか。これが匠の手法なのでしょうか。
前述の[チェリーとスイカは同フラグ]という話ですが、実は続きがありまして……
チェリーをこぼした場合、スイカも強制的にほとんどこぼす謎仕様になってるんですねこれ(笑)
つまりは損をする可能性が出てくるのですが、それよりも、自分で楽しみを捜し、取り入れ始めた訳です──
もちろん、リーチ目を積極的に狙うこともありますが、予告音が鳴った時、左リールはいっそ適当押しして、演出に期待したり「これチェリーこぼし!?どっちどっち!?」などを楽しんだりしていたのです。
こうして、私のスロットの楽しみかたは構築されました。
今でも、グランシエルがくれた上記要素は間違いなく、私の血肉です。
ありがとう、グランシエル。
以下3機種は簡潔に。ご安心ください。
◆デュエルドラゴン◆
アルゼ(ユニバーサル)初の液晶付きスロット。
「スロットに液晶付けてどうなるの?フラッシュや音で足りるだろ」と初めは思っていましたが、[出目はダイヤorボーナスだけど、液晶はチェリー対応モンスター=ボーナス確定]みたいな流れや、予告音に液晶演出も絡むことで予告音自体に強弱がついたり、液晶出目との矛盾など[液晶がある意味]を教えてくれた機種。
◆HANABI◆
5号機になりノーマルに[重複]という概念はやってきましたが、私がグランシエルで見つけ作り上げた楽しみかたとは相容れない機種が多く、ややスロットと疎遠になっていた私に希望を見せてくれた機種。
1枚役の登場により、制御1本4コマ引き込みがむしろ活かされていて、4号機のようによくわからない制御が無くなり論理的な考察が可能になりました。
BIGフラグが複数種になったことや成立1枚での振り分け等を加味した、知識介入性もある。
現在好んで打つのはバーサスだけれども、HANABIが無かったら生まれなかったであろうノーマル機達のことを思うと、その貢献度は計り知れない。
◆クレア2◆
出目・制御の世界にいた私に重複系ノーマルを教えてくれた機種。
契機役があることで、次ゲームから始まる「当たってるかもしれないレバー」は通常ノーマルでは味わえないアツいポイント。
また、今では大好物の[最速察知・最速揃え手順]の楽しさを私に教えてくれたのもクレア2。
重複系ゆえに通常時の出目に変化はあまり無いですが、最速手順時には気持ちいいスベりや出目も内包ボーナスによって違いを何種類か楽しめ、今でもよく打つ機種です。
◆まとめ◆
グランシエルで培った、スロットの楽しみかたを昇華させたり変化させたりしながら、今日も私はスロットを打っています。
きっとあの時、「自ら楽しみかたを見出だすスタイル」に気付かなかったら、今でもスロットは勝った負けただけのギャンブルで、「ゲームとして楽しい」っていう感覚は得られなかったのではないかと思います。
とは言え、ただ時代が良かったとは思いません。今現在にもアクロスはもちろんですが、ディスクアップといった「制御や技術介入が楽しい機種」はあるのです。
佐々木氏流世代分けに沿うと私は第5.5世代ですが、ディスクアップで制御にハマったという若者とTwitterで絡むことも多いし、なんなら私よりも断然若者のほうが詳しかったりします(笑)
──スロットなんて、レバーを叩いて抽選を繰り返すだけのゲーム。
ただし、その間には様々な楽しみかたが埋まっていて、それは今も昔も変わりません。
そしてきっと、これからも。
8
ぐらんさんの
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このコラムへのコメント(10 件)
ですよねぇ。最初は決まった形にしかならないのかとか思ってましたけど、1枚役で小役優先っていう形がこんなに面白くなるとは。
ディスクなんか顕著だと思いますが、4スベする意味とか「この形になったってことはあれとこれ否定してるからBIG強め!」とか楽しんでますね。ラッシーさん溺愛ののゲッタマもその方向ですね。
とりあえず、ライトニングに期待します。
ゴールドの枠にエンジを混ぜる毒々しいインパクト……下パネルには機種名をシンプルにぶちこむ……だけどもカッコイイ。
ゴテゴテさせなくてもこれで良いんだよなぁは懐古が過ぎますかね?(笑)
法則と種類は文量がやばくなるから省いたんですけど、やっぱ強いやつは良かったですよね、あと右チェリチェ
フラッシュが激しいのが好きあと右チェリチェ
ハズシに関しては甘かった割に、特殊役の引き次第では枚数も取れちゃうし、甘くて撤去のイメージがあります。だから入らなかったのかもしれませんね。
あとは、明らかに裏返ってるグランシエルもちらほら見かけました(笑)
私のホールは、グランシエルが16台くらいあったんですが、一ヶ月で撤去されて、替わりに入ったのがデュエル2とRだったんです。
順番的に、たまたまですが良い順番で触れたなぁと今でも思います。
チェリー枠内がベターなのはわかりつつって感じですね……じゃあ下にチェリー付いてる鷲枠内でやれよって話なんですが(笑)
成立後の法則は知りませんでした、告知も早かったイメージです
しのけん氏の『ネジまきレシピ』で、全部スイカで取れないものか?と7サンドを狙う実践が特集されてて。
チェリー(角、単)とスイカが同一フラグってどゆこと?ってなったんですが、設置店が無くて無くて(涙)
ようやくと言うか、たまたま入店した過疎店でゴールドに輝く島を見つけたトキの感動ったら無かった。
この時のお話はまた別の機械にシラフの時に書きます!
鷲の上段判定は厳しめでしたな。予告音時、私は鷲を中段に押していました。赤ままでスベれば成立後。前のゲームを必死に思い出します( ̄▽ ̄;)