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もっと誰よりも。
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インプロレスGMさん
20年程打ち散らかしてまいりました。私は何を得たのか、そして何を失ったのか。そんな事を微塵も考えずに今日も打ちます。明日も打ちます。そして呑みます。 - 投稿日:2019/12/08 00:58
簡単な物だろうと思っていた。いや、何がって『身近なパチンカー、スロッターにインタビュー』という事をだ。
それこそ、じゃあ話は早い。しょっちゅう連れ打ちするパチ仲間に話を聞けばいいだけの事だと思い、テレコを回していざインタビューとやらをしてみたら、まぁ当たり障りの無いというか私の想像範囲内の内容だったのである。
『今後スロットは厳しい』『あの台はもう終わりだ』『昔は良かった』みたいな。
もちろん、聞き手である私の実量不足である事も大いにあるが、インタビューだと分かった瞬間、何を急にかしこまっているんだ、この野郎。もうちっと面白い事の1つでも言いやがれと食いかけのブラックサンダーを投げつけた所「サンキューです!」と笑顔で帰っていったのでこれは困ったと。
まぁ、食いかけのブラックサンダーを喜んでしまう奴を何故にインタビュー相手に選んでしまったのかという話はさておいてだ。
では、どうしたらいいのか?
聞く相手を少し変えてみようかと。
たまに連れ打ちする現役プロレスラーさんに『プロレスとパチンコ』なんてのもいいし、知り合いの芸人さんに『パチンコと芸人事情』なんてのもいいかもしれない。
ただ、今回のルールで個人名は出せないので、それは勿体無いという事で今回は断念。
あ、でも芸人さんのインタビューは録ったので自由帳の方に書いてみます。
では、誰に!?という話ですよね。
いました。私の中で逸材が。
絶対に名前出すなよ!で許可をいただきました。
基本、主婦なんですがたまに写真家としての個展を開くB嬢という方がいまして。
出会いはもう20年以上前。
とある専門学校で出会いました。
では、そんなB嬢といかにパチンコトークをしてきたのか。
それは決勝で。
今だ決勝。
〜都内のちょいとした居酒屋〜
私 「ご無沙汰です。B嬢!まぁどうぞ。」
B嬢 「そんなご無沙汰でもないじゃない。夏に会ってるわよ。お互いに甘デジ打って何でこんなに負けられるのか?みたいな話したじゃない!」
私 「あ、左様でございますね。あの時はまぁ負けましたね。それ以降お変わりはなくでございますか?」
B嬢 「気持ち悪いわ!何その間違った低姿勢。え?インタビューってそのキャラで始めるの?」
私 「分かんないんだよ!インタビューする側の姿勢ってのが。」
B嬢 「え?授業でやらなかった?インタビューの仕方みたいなの?」
〜そうなのである。私とB嬢は広告代理店系の専門学校に通っていたのである。そこではキャッチコピーの考え方や短い文章の書き方や写真の撮り方等を共に学んでいたようなのである。〜
私 「覚えてないのよ。」
B嬢 「まぁお互いに授業出てなかったものねぇ。」
私 「でね、今回のさ、インタビューって話なんだけど」
B嬢 「うん。」
私 「事前にメールしたけど聞きたい事を幾つか送ったでしょ?」
B嬢 「きた(笑)。みた(笑)。」
私 「そんな感じで話を聞きたいのよ。」
B嬢 「うん。でもそれアタシ?って感じじゃない?何か好きな台の話でもすればいいのかなって思ってたから。」
私 「では早速。今後パチンコ業界にお客さんがどうしたら増えるのか!」
B嬢 「だから!何か話がデカいし重いし、え?しかもこれ…その何だっけ?コラム云々にして色んな人に読まれちゃうんでしょ?」
私 「大丈夫だって。二人位しか読まないから。」
B嬢 「何だそのコンテスト!」
私 「いやいや、元はと言えばさ互いに広告系の学校行ってた訳じゃない。で、そんな我々だからこそ何かアイディアの1つでも出てくるんじゃないのかなって。ちょっとさ自分でも言うのも何だけど、うちらって成績は悪くなかったでしょ?」
B嬢 「まぁね。出席日数がヤバかっただけで。」
私 「だいたい〇〇駅のパチンコ屋にいたもんな。お互いな。」
B嬢 「そっからでしょ?一緒に打つようにと言うか飲みにいったりするようになったの?」
私 「だね。クラスでは喋らなかったもの。」
B嬢 「確か…ワタシがスロット打ってたんだよね。」
私 「フリッパーな。」
B嬢 「そうそう!フリッパー!。
で、声をかけられて。確か『同じクラスだよねぇ』みたいな。」
私 「そして今に至るんだと。」
B嬢 「1回も付き合うことも無くね」
私 「互いにいたじゃん。彼氏彼女が。」
B嬢 「あ、その話は今ちょっと…。」
私 「すまない!とにかくだ。ほんの2年とは言え、そんなマスコミ系とも言える学校にいて、しかも優秀な成績で卒業されたB嬢に是非とも何かいいアイディアみたいなのをね。」
B嬢 「うーん…。真面目に言えば…。いや、ワタシは元カレの影響で昔から打ってたけど。」
私 「あいつな(笑)。」
B嬢 「だまれ。」
私 「あい。」
B嬢 「結局さぁ、うちらみたいな…ていうか女性客が来ないと一般的には駄目なんじゃないの?どこもそうじゃない?まずは女性をターゲットにしてると思うのね。」
私 「野球でもプロレスでもそうだよ。『なんとか女子』みたいな括りね。」
B嬢 「うん。アイドルでもそうよ。このアイドルは今人気あります!って伝える時にまず女性ファンや子供から紹介するもの。」
私 「本来のファン層はそこでは日の目を見ないというね(笑)。」
B嬢 「そうそう。でね、じゃあ女性を増やすにはって話なのよ。」
私 「うんうん。考えてきた?」
B嬢 「一応だけど…あのね。街中でまずガイドブックみたいなのを無料で配るのよ。」
私 「配るんだ。」
B嬢 「そう。クーポン雑誌みたいなアレね。駅前とかで女性限定で配るの。だってパチンコ屋さんにあったってそれは新規さん来ないし、手に取る機会がないじゃない。」
私 「そりゃそうだ。で、そのガイドブックにはパチンコの遊び方みたいなのが書いてあるの?」
B嬢 「それは勿論なんだけど、スタンプラリーになってるのよ。」
私 「スタンプラリーって色んな場所でスタンプ集めていくってアレか?」
B嬢 「うん。まぁ、他のスタンプラリーって何があるのって話なんだけど。で、色んなパチンコ屋さんに実際に入ってスタンプ集めて最終的に化粧ポーチとか、ちょっとした手鏡みたいなのが貰えたら何かいいじゃない?」
私 「もう、それはパチンコ業界全体で取り組まなきゃな奴だね。」
B嬢 「まぁね。でも、それでせっかくだから打ってく?みたいな人が一人でもいたらいいと思うのよ。」
私 「そうだねぇ。勿論スタンプラリーって別に打たなくてもいいんでしょ?」
B嬢 「うん。まずはお店に入ってもらうのが大事だから。」
私 「そうだよねぇ。まずはパチ屋に来ないとだもんね。いやぁ、それアリだよ!」
B嬢 「あとは広告塔の存在なのよ。」
私 「だよなぁ。あのさ、俺ボートレースもやるじゃない?」
B嬢 「そうだよねぇ。2回位連れて行ってもらったよね。」
私 「うん。ボートレースはもう8年位やってるんだけど今年は特に凄いのよ。」
B嬢 「言ってたねぇ!あ、あれ?田中圭効果?」
私 「本当にそう。スゲー女性客来てる!」
B嬢 「だからパチンコ業界もとりあえず誰かを主軸にあげて『パチンコやろうぜ!』みたいな事をすればいいのよ。なんなら田中圭を使えばいいのよ!」
私 「そりゃ女性客流れてくるわ。ていうかボートレースにパチンコのイメージキャラクターって一気に田中圭の印象悪くなりそうだな(笑)。」
B嬢 「でも、それ位しなきゃ駄目でしょ。」
私 「そうだよねぇ。そうやって競馬とかボートレースって何とかイメージ変えて来たものねぇ。それで若いお客さんや家族連れが来る様になったんだから。」
B嬢 「パチンコ屋さんは家族連れ駄目だけどね。」
私 「本当だ。」
B嬢 「ワタシ的には今のままでいいんだけどね。沖海withアイマリンが打てれば。」
私 「あれは本当に名機だねぇ!」
B嬢 「パチンコ屋さんは若い人達や女性客でキャッキャッ盛り上がる様な所じゃないでしょ!」
私 「まぁねぇ(笑)。でもそうでもしないとお客さん減っちゃうって話でねぇ。」
B嬢 「じゃあ20代の女性1000円分打ったらハワイ旅行プレゼント!とか言ったら来るよ〜!」
私 「もう無茶苦茶だよ!ていうか貴女年齢的に無理じゃん!」
B嬢 「いいのよ!別にハワイとか行きたく無いもの!沖海打てればいいもの!!」
私 「でも、まぁ新規さんに来てもらうのが1番だよなぁ。で、なおかつ女性かぁ。」
B嬢 「そうよ!これからの事を考えたらね。だって男より金落とすわよ!女は!」
私 「こえーよ。」
B嬢 「あとは女性が食いつく台よねぇ。いきなりフルスペックで出しても女性客がバンバン金を落としてく様なコンテンツが必要ね。」
私 「マジ、こえーよ。」
B嬢 「うん、今自分でも軽く引いた(笑)。だけどね、過去にさ幾つかあったのよ。『あ、これ女ウケ狙ってるな』っていうのが!」
私 「え?なんだろ。『冬ソナ』とか?」
B嬢 「あれは女性ウケを狙ってヒットした稀有な存在よ。でも、あんた打ってるでしょ?」
私 「うん、設定付きのはよく打ってる。」
B嬢 「それは台としてよく出来てるからよ。そうでなくてね、いかにも女性は好きでしょ?とりあえず可愛い台ですよ〜。みたいな。」
私 「え?そこまで媚びたのってあったっけ?」
B嬢 「リラッ○マ」
私 「あぁ…。あったねぇ。でも…取っ掛かり的にはいいんじゃない?」
B嬢 「最終的に心が動くのはどれだけ可愛いかじゃないのよ。どれだけ勝ったかなのよ。」
私 「そうなの?それは人それぞれって…」
B嬢 「違うの。あ、今けっこう人気のお店で〇〇のタピオカカラフルミルクティーって幾らするか知ってる?」
私 「いや、その店の存在すら知らない。」
B嬢 「リラッ○マのビッグでも足りない位よ。」
私 「マジで!?」
B嬢 「女の欲求は常に高いのよ。」
私 「それも人によるんじゃないのかなぁ…。」
B嬢 「だからね、どうせやるなら大きく勝った方が嬉しいのよ。だから思い切り今の女性客に向けた台を尖ったスペックで出せばいいのよ!」
私 「それ、B嬢の願望じゃんよ。」
B嬢 「大丈夫!『おっさんずラブ』で出したら皆打つわよ!」
私 「もう田中圭さんのイメージ完全にギャンブルだな(笑)。」
B嬢 「あんた見てないでしょ。」
私 「うん。」
B嬢 「見ろっていったじゃない!勿論田中圭さんも最高なんだけど、もっといるのよ!ヤバイのが!」
私 「そうなんだ。いや、本当に見てなくて。」
B嬢 「前から言ってたじゃん、あんたに似てる人が出てるから見なって!」
私 「俺に?田中圭が?」
B嬢 「だしとしたら、あそこまで流行ってないわ、あのドラマ。」
私 「おー、解りやすい人の傷付け方だ。」
B嬢 「まぁ、そんな所かな。アタシが考えたのは。まずは女性客よ。」
私 「からのフリーペーパーでスタンプラリーで。」
B嬢 「もう、アタッカーに玉入ったらタピオカが出てくるでもいいわね。」
私 「おい、本当に何を言ってるんだ!」
B嬢 「あのさぁ。」
私 「はい?」
B嬢 「このインタビューってどこまで載せるの?」
私 「いや、聞きなおして編集して…みたいな?」
B嬢 「じゃ、これだけ使って!」
私 「うん。何?」
B嬢 「互いに専門学校ろくに行ってなかったのにキャッチコピーの試験だけで進級できたの覚えてる?」
私 「……覚えてますよ。」
B嬢 「それを書きなさい。今日のインタビューの証として。」
私 「なんで!?」
B嬢 「そりゃ、インタビューされた側
だもの。出来上がったの読みたいじゃない。で、いかに都合よくカットしてるか、そうでないかを確かめたいじゃない。」
私 「いや、使えないのは切るよ!でも基本全部載せるから!」
B嬢 「いや、信用ならない。」
私 「よう、そんな信用ならない奴と20年友達やってきたな。」
B嬢 「覚えてるよね?確か『結婚式場のキャッチコピー』だったよね。何て書きましたか!?」
私 「1+1=∞。それが二人の方程式」
B嬢「ダサい!!年月を超えてもタザい!!」
私 「言うなって!それでもこれで進級出来たんだから!」
B嬢 「そうなんだよねぇ。そりゃ無くなるわ、あの学校。」
私 「うん、もういいかな。なんか予定外の傷を負うインタビューになったので。」
B嬢 「いえいえ、こちらこそ!文字おこし出来たら見せてね!じゃ年末のママ友会でまた飲みましょうね!ご馳走さまでした!」
嵐の様にB嬢は帰っていった。
年末は年末で互いに子供がいるのでそんな子供あるある話をしながら飲むのだろうが、個人的には色々となるほどなぁと思ったインタビューだった。
彼女は最後に
「本当はパチンコ屋さんて今のままでいい…というか、適当な感じでいいんだけどね。勝手に遊ばせて欲しいのよ。適当に座って適当に当たった、外れたーみたいなね。そんな何かを背負ってやる遊びじゃないでしょ。」
確かに何も背負いたくはない。
ちなみに彼女の結婚式キャッチコピーは
「誰よりも、もっと誰よりも」だった筈である。
私も覚えてますよ、B嬢(笑)。
5
インプロレスGMさんの
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このコラムへのコメント(8 件)
やめて!言わないで!(笑)。
もうですね、何が難しいって読み手からすれば知らない聞き手と知らないインタビューされる人の話って誰が読むんだろうか?でした。
思い切り創作に逃げる訳にもいかず、実の名前や写真を出してのリアリティあるインタビューも今回のルールでは禁止と。
なので、せいぜい出来る事といったら、聞く内容を個人的な事では無くパチンコ全体の今後は?みたいな風に広げて少しでも興味を持って読んでもらえればが今回のテーマでした。
まぁ、読み手の事を異常に意識してしまった感はありますね。
でも、本当に今回の決勝テーマ。キツかった!(笑)。
1+1=∞。それが二人の方程式。
口に出してみると名キャッチじゃないですか……!
ゴールは決めずに、どんな問題意識に対して、どういう回答。想定していれば、設問が相当変わるかなと。
あと、インプロレスさんが男性か女性かでも読まれ方は変わりますよね。
いつものインプロレスさんは、行間がドヤなのよ。今回はオロオロしたかな。うん。苦手なフォーマットでも、形にはしてます。ファンだから厳しく書いてます( ̄▽ ̄;)
若さ故のってのは後々の苦しみでしか無いですね(笑)。どうしても文章が長くなる私にはキャッチコピーなぞそりゃねって話ですよ。
いえいえ、ただ色んな所で呑んだくれてたら、そうなっただけです(笑)。
こりゃあ若さ故にってことで(笑)
キャッチコピーって、なんかよくわかんないんすけど、バシッとハマるってのがセンスなんでしょうな。
あれで飯喰えるってのはマジですげぇっすよね。
プロレスラーとか芸人さんと連れ打ちするとか…。
本当はすごい人…なのかな…?