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【岡井モノ×くりくり。】DINING BAR MARRON MARRON【番外編】

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くりくり。さん
マンガ読むのも描くのも好き。 下ネタはパチ7では封印を誓います。 面白かった、コメントが付くたび小躍りします。 無理しない程度に更新頑張ります。
投稿日:2017/10/07 00:01

私は業界タレントが集まるバーの雇われマスター。

今日はいつもと違う場所、視界に広がるは広大な海。
いわゆるリゾート地の浜辺でシェイカーを振るのは新鮮な経験です。

今回は特別編、店の名前は、

「DINING BAR MARRON MARRON」

話は記憶とweb上の情報を頼りに書いているため、
【間違っている部分も多いと思うので、鵜呑みにしないよう】お願いします。




■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


ここは中部地方のマリンリゾート。
ホテル前の浜辺に併設されたオープンスタイルのダイニングバーは、シーズン中だけ開業する夏の風物詩。
私は以前ホテル内のバーで勤務していた縁があり、シーズン中だけは勉強を兼ねて時折手伝いに来ている。
水着での入店可能な店内では、親しい仲間と盛り上がる方々や、一家で楽しむファミリー、愛を語る二人等、様々なお客様がいらっしゃいます。



「―だからね、銀玉の一つ一つが愛おしくて」

バーカウンターに腰掛ける若者がパチンコについて熱く語る。

「羽根モノだと玉の動きがわかるけど、最近は『セクシーフォールセカンドシーズン』も良かったなぁ」

お気に入りの機種を語る時、人はいい表情をみせる。
そんな方とのふれあいもこの仕事の醍醐味でしょう、私も持論を交えて会話をする。

「出玉のみではなく、エンターテイメント性の高い台はやはり良いものですね」

そうでしょうと納得したように彼は頷く。

相手の求めるものを察知し提供する。
それは接客業の基本ではあるものの、簡単ではない。
それが十分にできたなら気の利いた店になり、気の利いたパチンコになるのだろう。

私も気の利いたバーテンダーとなるべく、今日も様々なお客様と出会い、ドリンクを提供していく。



気付けば夕暮れ時刻、水平線に沈んでいく太陽が、景色をオレンジ色に染めていく。
夜の時間まではゆっくりできるだろうか、少し落ち着いた店内で海を眺める。

「お疲れ様です♪」

{Photo01}


カウンター端の席から声がかかる。

夕日と同じオレンジ色のビキニ、トレードマークの大きなリボンが印象的なこちらはマリンさん、
言わずと知れたパチンコ界の顔とも言うべき存在だ。

「一息ついてから、夜の準備にとりかかりますよ」

少し余裕ができたので、作業の手を緩めながら言う。

「大変ですね、いや、お店としては忙しいうちが華なのかな?」

マリンさんは若いのに、時々古風な言い回しをする。
そんな話をすると、年は若くとも業界ではベテランの域だとマリンさんは言った。

「自慢じゃないけど、これでも色々なホールを見てきたんだから」

「確かに、1995年『ギンギラパラダイス』でのデビューから数えると、もう20年選手になりますか」

「おぼえてくれてたのね、あ、20年といっても永遠の18歳なんだからっ」

「もちろん、マリンさんの笑顔は変わらず魅力的ですよ」

『ギンギラパラダイス』はいわゆる権利モノのパチンコとしてホールに登場した。
高めに調整された大当たり確率と、海中を潜水艦の窓から覗くような世界観が秀逸で完成度は高かった。
水槽で泳ぐ魚を見て開発されたという話はファンの間では有名だ。

「リーチで私が出ればアツいのは当然として、人気の魚群予告は今や多くの機種で採用される〇〇群予告の元祖よ」

「魚群は手で招いたり回転数を狙ったり、様々に楽しむ方も多いですね」

「うん、でもここまでシリーズが続いたのはやっぱりラッキーだったのかな」

「運も実力のうち、打ち手の要望とホールの要望、同時に叶えたのが大きかったですね」

後の海物語を生み出すこととなるギンパラの大ヒットには、ホール事情も大きく影響していた。
当時人気のあったデジパチ機は、「確率は低いが強力な一撃性」といった仕様が問題視され、ホールから次々と姿を消していた。
そんな中に登場したギンパラは、「大当たりをたくさん楽しみたい」「気軽に遊びたい」という打ち手、
「ホールに長期設置できる機種」「客付きの良い機種」を求めるホール双方の思惑に合致し、あっという間にホールを席巻していく。
そして検定要件変更の影響から、他社からも新機種が出ないという状況も追い風となり長期設置、パチンコといえばギンパラという時代が来たのだ。

「うーん、あらためて考えるとスーパーラッキーね♪」

笑顔で話すマリンさん、この元気なキャラクターももちろんシリーズ人気を後押しした。
しかし私は知っている、設置当初は横スクロールの表示が「わかりにくい」と言われたことを、
それまでの機種と比較して派手さを欠いたため「よくある機種の一つ」として扱われた時期を、
しかしそんな苦労を感じさせない、それこそがマリンさんの魅力なのだ。

「……おっと失敬、つい話に夢中になってしまいました、一杯お作りしましょう」

恥ずかしながら、ドリンクの提供が遅れてしまった。
私もまだまだ気の利いたバーテンダーには遠いようだ。

「あっ、でもわたしお酒は……えーっと、どうしよう……」

酒瓶が並べられた棚とメニューを交互に見ては、少し首をかしげる仕草をするマリンさん。
当店のメニュー数はかなり多いので、確認するだけでも大変だ。
お客様を急かしてはいけませんが、お勧めを紹介するのもバーテンダーのつとめ。

「今日はフレッシュオレンジがありますし、シンデレラもお勧めです、飲みやすいノンアルコールカクテルですよ」

永遠の18歳である彼女が頷くのを確認し、手早く準備をしてシェイカーを振る。
通常はカクテルグラスで提供するが、高めの気温を考えゴブレットに氷を入れて少しアレンジする。


「いただきます……あっ、おいしい♪」

はじめは遠慮がちに口をつけたが、どうやら気に入っていただけたようだ。

「童話のシンデレラは不幸な境遇から舞踏会のヒロインとなりました、同名のこのカクテルも、誰もがバーの雰囲気を楽しめるようにという意味が込められています」

「たしかにバーってカッコイイですけど、慣れないと緊張しちゃいますね」

「誰もが楽しめるように、このオレンジ色のカクテルはマリンさんに似ています、いつでもみんなに笑顔、まさにパチンコ界のスーパーヒロインですね」

「なっ、なによぅ急に……」

照れ隠しなのか、マリンさんはしきりにストローでグラスをかき回す。

{Photo02}


「いやいや、事実そうですよ、現在も続く『海物語』のヒロインですからね」

「そ、そうよっ、1999年に登場した『海物語』、ギンパラファンも待望のデジパチ機よ」

液晶の拡大や再抽選の導入、サムの初登場、という若干の仕様変更はあったものの、基本的なゲーム性はギンパラをそのまま踏襲。
そして設置と同時に「あのギンパラの後継機」という抜群の稼働をみせ、後によりスペックの高い機種がホールに登場してからも稼働は落ちなかった。
もはや『海物語』はホールのスタンダード機種として不動の地位にのぼりつめており、
スペック云々ではなく、海だから打つ、海だから支持するという層が相当数存在したのだ。

さらにこの頃には、スピーディな変動と演出のわかりやすさから、初心者向けとしての地位まで獲得する。

「海からはじめてパチンコファンになった、なんて人も多くて嬉しいな♪」

マリンさんもご機嫌だ。

「パチンコは海、パチスロはジャグラーからスタートするのが現在ではスタンダードでしょうか」

幅広いファン層の受け皿としても海物語の存在は大きかった。


その後、マリンさんは沖縄やハワイ、果ては雪山までをも行き来し、ゲストキャラクターとの共演も果たす。
パチスロ機種にも多数登場し、2009年にはテレビアニメ界にも進出した。

「いろんなところに行って、いろんなキャラクターと共演できて楽しいよ、ぼのぼのちゃんは可愛かったなぁ」

「実在のアイドルやマンガキャラクターとの共演でも、変わらぬ存在感を放つのは流石の一言です」

パチンコ業界も規定変更の度、客足が遠のくことが繰り返された。
しかしそんな波を長年乗り越え続けてきたのが『海物語』であり、マリンさんだった。
2016年10月登場の『CRスーパー海物語IN沖縄4』でシリーズ28機種目を数える海シリーズ。
現在新たな局面を迎えつつあるパチンコ界でも、得意の波乗りを期待したい。



夏の終わりを告げるように、浜辺にも少し風もでてきた。
見ると、まもなく沈む陽を名残惜しそうに見つめるマリンさんがいた。
多忙な毎日、人気者ゆえの悩みも多いだろう。
しかしハンドルを握る我々に、彼女は決してそうした面をみせない。
そんなマリンさんに元気をもらうという打ち手も多いのではないだろうか。


「……さて、そろそろ行こうかな」

零時の鐘にはまだ早いが、パチンコ界のお姫様は多忙な様子。

「相変わらず休む暇もありませんね、今度はどちらに?」

「沖縄よ♪忙しいうちが華なんだから、がんばるっ」

{Photo03}


季節は移り替わりますが、ホールでは常に青い海、白い砂浜が楽しめる。
そしてパチンコ界のスーパーヒロインも、いつもと変わらぬ笑顔で私たちを待っている。



HERE COMES 「SUPER LUCKY!」


テキスト:岡井モノ
イラスト:くりくり。

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このコラムへのコメント(18 件)

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岡井モノ
投稿日:2017/10/13
ライオン様

パチンコファンのスタンダード、スーパーラッキーは初心者からベテランまでをも虜にしますね。

不定期に輪をかけて あちらこちらへ渡り鳥 どこで開くか流浪のバー
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岡井モノ
投稿日:2017/10/13
玉のゼロ様

ありがたいお言葉、バーテンダー冥利につきます。
ただ一度でも、ひとつひとつの面白かったに感謝です。
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岡井モノ
投稿日:2017/10/13
usk様

笑いも好きですし、大切です。
次回があれば粋なジョークのひとつでも入れてみましょう。
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岡井モノ
投稿日:2017/10/13
のりめん様

今のような派手な演出はありませんでしたが、リーチがかかればそれだけで期待できるというシンプルな遊びも味わい深いものですよね。
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岡井モノ
投稿日:2017/10/13
大水くん様

その昔7の付く日の夜だけ開店する店がありました。
よろしければ岡井の過去コラムからどうぞ。
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岡井モノ
投稿日:2017/10/13
元職長様

もともと不定期な店でしたが、はたして。
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岡井モノ
投稿日:2017/10/13
あきうめ様

ご要望に感謝します。
ひょっとしたらまたどこかでお会いするかもしれませんね。
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岡井モノ
投稿日:2017/10/13
スロ寿司様

良い雰囲気というものは酒を何倍もおいしくするものです。
またいつか、どこかで。
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岡井モノ
投稿日:2017/10/13
ポリンキ→様

ありがとうございます。
くりくり。さんの素敵な絵がより情景を鮮明にしてくれますね。
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ライオン
投稿日:2017/10/08
初めてまともに打ったパチンコは確かに海でしたなぁ。
あそこでスーパーラッキーな思いをさせられていなければ、こんな大人にはならなかったはず(多分関係ない)

久々に読めて嬉しかったのと、くりくりさんの描く絵がマッチしてて読んでて楽しかったです!いつか出るかもしれない次にも期待!

くりくり。さんの
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