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2005年に出会った彼女
2005年に出会った彼女
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玉のゼロさん
すっかり使われなくなっちまった。 そんな哀愁を込めてこの名前を着けました。 - 投稿日:2017/03/31 05:12
「俺の歴史にまた1ページ」
ただいまの時刻は午前3時。
番長3の入替用チラシを作りながら、当時を思い返しておりました。
あの時代で思い出すのはやはり初代番長と
五号機一発目の新世紀エヴァンゲリオン。
夏前くらいに番長が出たと記憶しています。
当時突き抜けたバカバカしさやパロディ演出があまりなく。
番長の液晶演出に魅せられ、収支度外視で猿のように回しておりました。
勿論結果は散々。
当時は今よりハイエナしやすい環境でしたから、
足を使ってハイエナで浮き分を作り
その浮きで番長へ。
番長を打っていなければ、どれだけ浮いていたのでしょう。
そんな、いろんな意味でアツい夏を終えた秋口頃に彼女はやってきました。
新世紀エヴァンゲリオンの登場です。
初打ち時の印象は前兆ゲーム数や、辞められないゾーン。
閉店取りきれずの恐怖に一喜一憂する四号機とは違う時代になるのだなとちょっぴりおセンチに。
とはいえ五号機の収支は良好そのもの、
所謂甘やかされてたエヴァは私の懐を暖めてくれました。
5・6札が刺さった状態で空いているのですから。
足でハイエナ稼働を稼ぐ必要はありません。
いつでも、お店に入れば彼女は微笑んでいました。
そう、彼女は「安定と安心感」を提供してくれたのです。
常に空いている札台。
「周りのみんなはお前の魅力がわからないだけさ」
レバーを叩いて、左に黄7狙い。
「左中断黄7からのスベり付き中リール下段スイカテンパイ!!」
(※中段黄7はスイカハズレ目。下段スイカテンパイは斜め氷より強いほぼ2確。)
というデートを楽しむ中学生のよう。
そんな彼女と楽しく過ごしていたある日、
一緒に打ちに行った友は私に言いました。
「やっべ!大航海フリーズ引いちゃったよ!エノカナまじ女神!!」
何故かその時、目の前の彼女に負い目を感じた。
「期待度曖昧にするようわざとスイカを下段にビタ押そ・・」
とか。
「演出に意味を持たせればもっと楽しいのかな、逆押しで赤7下段ビタ・・」
(※青7と黄7成立時はリーチ目が止まらない為、液晶と絡ませて察知するゲーム性に出来たのです。)
などと、すっかりコスプレで新鮮味を持たせようとする倦怠期カップルの有り様。
あの時感じた負い目の感情。
それは常に座れる高設定という優しさ。
もし、状況が変わり札が刺さらなくなったら
私は彼女を愛することが出来るだろうか?
周りは魅力に溢れていた。
やれ、711枚だ。(大盤振舞!)
やれ、20連だ。(昇天祭!)
やれ、OK牧場だ。(サムタイム時々!)
そこから目指すは万枚だ。
低設定だろうが薄いフラグで劣性を跳ね返す。
そんな周りの四号機達は魅力に溢れており、
私は彼女から離れ、また番長に貢ぎ始め
マイナス分を増やしていきました。
「これ以上は負けられない」
明日はエヴァを打ちきろうと
翌休日、店に向かうと。
札は消えていた。
それまで朝からあった札台は無く代わりに。
「配分UP!発表は午後七時!」
そんな文言のイーゼルが置かれていた。
一瞬躊躇するも飛び込みます。
当時カチカチ君はありません。
ベルが揃う度に台脇にコインを積み
100G毎に携帯に記録。
ボーナスは基本的に重く
コイン持ちは良いものの
真綿で首を絞められるような焦燥感。
それは優しい顔の彼女なのかまだ見えない。
ベルは良好なんだ。
ブレじゃないんだと言い聞かせるハマりの中、
液晶の中の綾波に問いかけられた。
「幸せって何?」
ハズレorボーナスの為、左フリーで止めると綾波の乗る零号機の黄7が中段へ。
前述した、スイカハズレ目は1確へと進化を遂げます。
「この・・瞬間だよ・・」
その後迎えた、午後七時。
六台中三台のエヴァに札が刺さり、
私の頭上にも刺さった。
常に露呈されていた為、する必要がなかった判別。
四号機にはない、小役カウント。
100G毎にしていた確率計算にドキドキし
徐々に確信へと近づいていく。
この日の収支は+三千枚ほど。
ただ、それ以上の満足感が確かにあった。
「掴んでやったぜ!!」
ホールの中心で6を掴んだケモノ。
見つけて貰えた彼女の微笑みはとても可愛らしく見えた。
時代が変わっても、高設定を探し、掴んだ時の達成感は変わらない。
一撃の力は無くとも、きっと楽しい時代は続く。
そう、感じたのは冬の始まり頃でした。
少しテーマとは違うかもしれませんが。
先日、大手のセミナーに参加した際。
今こそスロット増台だというテーマがありました。
バジ絆や、沖ドキ等の高射幸性遊技機は設置比率を30%以下にと
現在業界全体で進めておりますが。
単純に100台増台すれば、パーセンテージを上げずに高射幸性遊技機を30台増やせます。
四号機時代の終焉の頃、五号機イベントよりも四号機イベントが活発でした。
結果、最後の最後まで四号機を打ち切り、
うまく五号機に移れなかったユーザーは多いと感じます。
五号機時代が終わろうとしている今。
ユーザーの求める高射幸性遊技機を!!
と、声高に叫ぶのはあの頃と同じではないか。
あの日、彼女が教えてくれたように
業界全体が新基準機へと正しく移行できる
そんなターニングポイントがきっとあると考えます。
こんな文章をここまで読んでくださった素敵な貴方は。
もう見つけているのかもしれませんね。
長文駄文、失礼致しました。
8
玉のゼロさんの
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このコラムへのコメント(8 件)
亀レスで申し訳ありません。
探して、掴んだ。
スロッターにとっての馳走でございます。
時代が変わっても、高設定を探し、掴んだ時の達成感は変わらない。
一撃の力は無くとも、きっと楽しい時代は続く。
恐ろしいくらい同感です。
パチスロは高設定を掴むことまでを含んだ遊技だと思います。
半端なかったですね。
美味さから所謂軍団が占拠し始めるまで、ホントにお世話になりました。
サクラ大戦の全6プレートはそれでも無視されてましたけどw
不思議と負けなかったんですよね、
まごころは掴んでも爆死が多かったですw
私に気づかせてくれた設定師がいたように。
色々と模索していきます。
はじめまして♪
ホール側の考え方として番長3は期待大ですが、
今の課題は番長導入で既存のモンキー3ユーザーを流さないことと考えております。
ユーザーとしては・・猿になりそうw
スイカが外れたらボーナスのシンプルさ。
何故周りは酷評ばかりで打たないのだろうか。
そう思ってましたね。
なんだか今も似たような空気になってますけどね…。
設定6のエヴァでクソ負けしたのはいい思い出(笑)