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インタビュー・ウィズ・スロッター(稀にパチンカー)
2016.12.12
書けることの方が少ない。オリジナル必勝法ライター『たなみ』さんの人生を無理やりまとめてみました。
チワッスあしのっす! インタビューウィズスロッター6人目の語り部は「たなみ」さんです。ご存知『オリジナル必勝法』(辰巳出版)のライターさんですね! 現役のオリ法ライターさんにインタビューするのはもちろん今回が初めてなんで、俺も気合を入れて酒飲んできました!
それじゃ早速インタビュー行ってみましょう。ヒア・ウィー・万発! あ、今回だけインタビュー・ウィズ・パチンカーです──。
★冬本番
本格的なインフルエンザ・シーズンが訪れようとしている冬の日、浅草の某所にて。 国際通り沿いのもんじゃ焼き屋に彼女は居た。辰巳出版所属のライター、「たなみ」さんその人である。
「どうも、お久しぶりです。今日はお忙しい所すいません……」
「いえいえ。とんでもない。こちらこそよろしくお願いします。面白い話ができればいいんですけど……」
「今回は辰巳出版さん側にもチェック入れて貰うんで、俺も緊張してますよ。ヘタな事書けないし。てかどこまで攻めていいか自分でも分かんないんで……」
「そうですねぇ……」
「……おや? 何か暗くないですか。なんかありました?」
「いやぁ……実は……」
運ばれてきたビールを胃の奥に流し込みながら、彼女の話に耳を傾ける。 ぼつりぽつりと続く錆びた話をアテに2杯目のビールを注文した所で、俺はICレコーダーの電源を切った。
「えー……。たなみさん」
「はい?」
「それ、書けません」
「え?」
「もっかい言いますね。ええと、これ辰巳出版さんにもチェック入れて貰うんで、俺も下手な事書けないんですよ。いいですか?」
「はい……でもこれ私の中ではホットな……」
「ホットもヘチマも関係ねェ! 無理! やり直し!」
「えぇ……マジですか……ダメかぁ……」
「何で行けると思ったし。最初から! はい行くよ! IC入れますよ! さっきの呪われし話題はデリート! はいスタート!」
「実は家庭で……」
「やめろッ! その話は!」
たなみさんとのインタビューはこうして始まった。
★子供時代。
「とりあえず子供時代の話からお訊きしましょう。生まれはこっちですか?」
「大田区ですよ。ずっとこの辺です」
「江戸っ子!」 「そう。生粋の江戸っ子。親子三代で同じ小学校です」
「ぶっちゃけ、大阪だと思ってました」
「よく言われるんですよね。あと2ちゃんねるではフィリピーナって呼ばれてます」
「……コメントしづらいあだ名ですね」
「母からもピーナって呼ばれる事ありますよ」
「母ちゃん……。たなみさんはどんな子供だったんですか?」
「お嬢でしたよ」
「これ裏の取りようが無いんで敢えて言わせて貰いますけど、嘘禁止ね」
「ホントですよ。マジでお嬢でした」
「……なるほど。わかりました。初めてパチンコ打ったのはいつです?」
「15歳」
「……どんな格好だったか覚えてます?」
「なんかシャカシャカ言う感じのジャージ」
「どんなお嬢だ……!」
「そういう時期だったんですよ。基本お嬢でした」
「まだ言うか……。まあいいや……。ええと、お嬢の趣味はなんだったんですか。根性ヤキとかタイマンとか以外で」
「ゲームかなぁ。『クロノ・トリガー』(※1995年/スクウェア)とかめっちゃハマりましたよ。あとはアニメですね。『魔法陣グルグル』(1994年/朝日放送)がフェイバリットです」
「あー、いいところ突いてきますねぇ……。一人っ子だったんですか?」
「妹がいますよ。めちゃ仲良しでした。ていうか、途中私が育ててました」
「……それ聞いてもいいんですかね」
「全然大丈夫。小学校の頃両親が離婚しちゃって。母親が凄い忙しくなったから私が妹のお迎えに行ったり、手伝いとかバリバリやってたんです。おかげで今は家事全般めっちゃ得意ですよ」
「お掃除が出来ねぇ人ってイメージがあるんですが、俺の勘違いですかね」
「あ。正解です。掃除だけ無理」
「全般じゃねぇよそれ……。ご両親が離婚した時、どう思いました?」
「うーん。真面目に言うと、人生で一番辛かったですねぇ……。でも門限が無くなるのは嬉しかったです」
「門限。おお、お嬢ワードだ」
「でしょう。お嬢だったんですよ、ホントに」
「ご両親が離婚された後は、お母様とご一緒に暮らしてたんですか?」
「そうです」
「なるほど。それ、お父上が厳しかったパターンぽいですね。離婚を機にフリーダムな環境になってグレた感じします」
「あー……そうかも」
「お母様とたなみさんに育てられた妹さんはどうなりました? やっぱジャージですか」
「妹は不思議なくらいグレなかったですね。でもある時突然、舌ピをあけました」
「グレてますそれ」
「ただのドMなんだと思いますよ。母親は滅多に私達を叱らないんですけども、妹が舌ピあけて帰って来た時は『ねぇ◯◯、ママね、舌にピアスあける人はドMって聞いたの』って言って叱ってましたし」
「それピアスがダメなんじゃなくてドMがダメって言うふうに聞こえますね……」
「あ、それ私も思いました。母も結構なお嬢様だったんで、ちょっとズレてる感じはしますね、たしかに」
★パチンコとの出会い
両親の離婚を期にシャカシャカ言うジャージを着るようになりつつも、妹をしっかりと育て上げたたなみ氏。彼女とパチンコの出会いをもう少し詳しく掘り下げてみよう。
「パチンコを初めて打ったのは15歳っつってましたけど、たなみさんの場合、そもそもそれを書いていいかが良く分からないんですよね……。うーん。12年前か……。時効なのかな……。まあいいや、何を打ったんですか?」
「『CRドッカンレックスSP』(※SANKYOさんの羽根物台)ですね」
「彼氏かなんかと行った感じですか?」
「いや、一人でしたよ」
「えー……一人で。15歳の女の子が」
「はい。バリバリのJKですね。高校二ヶ月で辞めてますけど」
「オウフ……。まあ、その年代の娘さんがシャカシャカしたジャージ着て一人でドッカンレックス打ってみようと思う心境がよくわからないんですけど、何があったんですか一体」
「いやー。なんか面白そうだなぁって」
「誰に誘われたとかでもなく?」
「いや、むしろ母親からは『パチンコなんか行っちゃダメ!』って言われてました」
「ロックンロールじゃないですか。反抗したいから行ったように見えます」
「ああ……そうかもしれませんねぇ……。たしかに」
「どうでした。初めてのパチンコは」
「怖かったですよ。なんか店員さんはみんな若いんですけど、座ってるのが全部おじさんばかりで。しかもみんなオラついてました。金髪とかパンチパーマばっかりで。隣のおじさんとか、くわえタバコでそのまま床に灰を落としてて。まあ私も金髪で化粧してシャカシャカしたジャージだったんで、言ってみればその場の全員がオラついてた感じですね」
「嫌な空間だなぁ……。うーん。でも2005年ったら、パチスロで言えば5号機にもう移り変わろうとする頃ですよね……。そんなガラ悪かったですかねぇ」
「場所に拠るのかもしれませんねぇ……」
「あー、でも俺が宇宙で一番オラついてる店だと思った佐賀の某店を発見したのが2005年なので、そんなもんか……」
「なんですかそれ。どんなお店だったんですか」
「店員さんが全員リーゼントでしたよ。これ言っても誰も信じてくれないんですけど、新人スタッフからリーダーっぽいスタッフまで全員キメキメのリーゼントで。ウンコ座りして店の隅っこでタバコ吸ってて」
「店員さんがですか?」
「そう。店員さんが」
「嘘でしょそれ」
「イヤ、マジです。ホントに発見したんですよそういう店を。店内にお客さん俺しかいなくて怖かったですよ……。まあ俺の話はいいや。勝ちました? 人生初パチは」
「勝ちました! 100円が5,000円に変わって『なんじゃこりゃ』ってなりました」
「よく交換できましたねぇ……」
「カウンターに居る若い女性の店員さんにやり方を聞いたら丁寧に教えてくれて……。お姉さんが天使に見えましたよ。なんかいい匂いしたし。帰りに速攻フレグランス屋に行ってサンプルの匂い嗅ぎまくってそれが『サムライウーマン』である事をつきとめ、のちに買いましたもんね」
「おお! いい話だ。そういうの下さい。……なんか他に覚えてます?」
「交換の時ですか? あ、そうだ。その時後ろにめっちゃデカいアンパンマンのオモチャを抱いたお爺さんが並んでたんですけども、その人が『お姉さん初めてか?』みたいな事を笑顔で言ってくれたのが印象に残ってます」
「善い爺様ですね。オラついてない」
「ですね。そこだけ優しい空間でした……」
「そこからパチンコにすぐハマった感じですか?」
「すぐですね。当時私ハンバーガーのチェーン店でアルバイトをしてたんですけども、時給がそんなに高く無くて。だったらそのお金を元に増やした方がいいんじゃないかなと思って本格的に通いはじめました」
「増やせました?」
「結構プラスになってたと思います。貯金もできましたよ!」
「すご。やっぱライターなる人はみんなちゃんと勝ってるんだなぁ……。当時からプロ的な立ち回りだったんですか?」
「いや、プロ的かどうかはわかりませんが、ひたすら羽根物を打ってましたね」
「なんか師匠的な人とか居たんですか?」
「全部独学です。最初はただひたすら玉の動きを見て。こう入ればこう動く! とかパターンをチェックする事から始めました。釘はもちろん、ねかせとかもライターを当てて確認してましたね」
「わお。本格的だ。人に教えて貰ってないのはちょっと凄いかも」
「あ、雑誌は買ってましたよ。私、初めて買った雑誌は『オリジナル必勝法』です」
「……マジすか」
「マジです。面白そうだなぁと思って」
「ほえぇ……。今そこのライターさんですもんねぇ……」
「感慨深いです……」
★結婚とライター
若さゆえの情熱。複雑な家庭環境。満たされぬ愛欲の昇華──。
たなみ女史の青春をかけた羽根物修行は「貯金」という形で実を結ぶに至った。 そして19歳になったある日。彼女の人生がひとつの転機を迎える。
「ご結婚は19歳でしたっけ」
「そうです」
「旦那さんどんな人です?」
「幼馴染ですよ。初めての相手です♡ あ、これハートマーク付きで書いてくださいね」
「了解。ハートマークつけときます。プロポーズとかはどんな感じでした?」
「無かったですね。特に」
「……ん?」
「なんかもう長く居すぎて当たり前というか。ごく自然に淡々と婚姻届出してました」
「あー……逆にそれ素敵かも。当時は一緒に住んでたんですか?」
「旦那の実家で同棲? というかご厄介になってたんですけども、籍入れに行った帰りに義母に呼ばれて。んでどういう事か説明しろと」
「え。相談無しで婚姻届カマしたんですか……?」
「いやぁ、相談してたんですけどねぇ……。おめでとう! みたいな話かと思ってたら、『正直迷惑なんだよねぇ』とか言われて。籍入れて五分で嫁姑問題にぶち当たったのって大田区広しといえども結構珍しいと思います」
「うーん。何も言えねぇ」
「泣きましたよ。私は。悔しくて悔しくて。そして家飛び出して『CR海物語INカリブ海』打ったらめっちゃプレミアでました」
「絵に描いたような現実逃避──! てかそれ書いて大丈夫なんですか」
「ああ、大丈夫ですよ。今は義母とも普通です。そんなこともあったなぁ……くらいの」
「なるほど……。どうです。結婚生活は」
「なんか尻をすごく叩かれます」
「……書ける話でお願いしますよ?」
「いや、そういう変な話じゃなくて。なんかあるじゃないですか。そういうの。夫婦とか恋人とか家族とか。そういう関係の中だけで流行るギャグみたいなのって。無いですか?」
「……ありますね」
「でしょう。あしのさんも叩きませんか」
「え。俺。……うーん。叩きますね。尻。確かに。メシ作ってる時とか『ハッセーイッ!』つってペシっと叩きますね」
「でしょう。それです。うちの場合はそれが強い」
「強い……」
「旦那アホでドSなんで、痛いんですよ。それが」
「ああ……俺のハッセーイも痛いのかも知れんなぁ……ちょっと控えよう……」
「控えた方がいいですよ。私ホントにキレましたからね。痛いから。そしたら旦那もちょっと控えてくれてたんですけど、最近は代わりに回数が増えて来ました」
「……回数」
「そう。ペン……ペンペン……ペンペン……って。半分くらいの痛さの奴を四倍の数打ってくる感じで。結果的にこっちの方がダメージがデカいというか。流石にまたキレました」
「……なんて言ってキレたんですか?」
「え、えーと、お前ペンペン村のアレか! みたいな」
「それ絶対止めないですよ」
「ホントにイヤなんですけどね……」
「うーん。そこはもう夫婦で解ケツして下さいとしか……ケツだけに……。ゴホン……ライターになったときの話聞きたいです。元々関西のオーディションですよね?」
「そうです。テレビ大阪の『発掘!!パチンコスター パチの穴』(※放送終了)って番組だったんですけども、その番組内の企画の『全国パチンコライターオーディション』というのに出させて頂いて」
「自分から応募したんですか?」
「会社の指示ですね。当時芸能プロダクションの中のヘアメイク部に居たんですけど、役割が広報だったんで、『おい、これ会社のPRになるから出てこい』みたいな」
「あー……なんか知り合いが21歳でジャニーズに応募した時の話思い出しました。……結果はどうでした?」
「最終選考まで残ったんですけど、惜しくも不採用でした」
「落ちた時どう思いました?」
「うーん。微妙なんですよねそれが──……」
「というと?」
「会社の指示だったんで自分がライターになりたい! と思ってたわけじゃないんですけど、オーディションが進んでくうちになんかそういう欲が出てきちゃって」
「手段だったのが目的化していった感じですか」
「ですね。最初はPRになればいいや……みたいな感じだったんですけども、最終選考の時は結構本気になってて。でも、私がその時なりたいなと思ってたのと、番組が求めてたものがちょっと違う感じもしてて。だから本気は本気なんですけど、いまいち本気じゃないというか」
「たなみさんがなりたいと思ってたのってどんなのだったんですか?」
「ライターですね。文字通り。物書きとしてのライターです」
「ああ……なるほど。企画が求めてたのはそうじゃなかったと」
「うん。もっと広い意味での、今使われてる意味でのパチンコライターでした。テレビなんだから仕方ないんですけども、やっぱり物書きよりも、本人のエンターテイメント性とかタレント性のが重視されてて。だから落ちた時はホントに微妙でした。受かりたかった! というのもあるし、一方で『これで良かった』というのあって」
「なるほど……」
「別にそういう、タレント性のあるパチンコライターさんの事を批判するつもりは無いんですけども、私にとってはやっぱり、学生時代に手に取った『オリ法』の中の世界みたいな、文字と写真で人を楽しませることができる人こそがライターだというのがあって。どっちも業界にとって必要な存在なのは今でこそ分かってるんですけども、当時はあんまり整理が追いついてなくて、微妙な気分でしたね」
「何気に真面目に考えてますね……。それから、落ちた後どうなりました?」
「番組を見た『たいがー山本』さんから連絡が来まして。よかったらプロデュースさせてくれませんか? みたいな」
「今のお師匠さんですよね。たいがーさん。お話は良く伺っております……。てかそんなレジェンド級のライターさんから連絡来て、どう思いました? てか知ってました? たいがーさんの事」
「もちろん、知ってましたよ私。というか『TVチャンピオン』もリアルタイムでたまたま見てて。たしか決勝戦でたいがーさんめっちゃマイナスだったんですけども、私は判官びいきなんでひたすら応援してましたね。負けるな! サングラスの人! カクヘンだ! みたいな。当時確変の意味も知らなかったですけど」
「時を経てまさかそのお弟子さんになるとは……。てか、どういった経緯で連絡来たんでしょう。テレビ大阪経由で連絡来たんですか?」
「いや、たいがーさんが私のTwitterアカウント発見して、DMくれましたね」
「直メ!? うそん。意外とカジュアル!」
「カジュアルですよ! 番組を見てくれてた師匠が『自分と同じ情熱を感じるので』みたいな感じだったかなぁ……。ちょっとこの辺は2人の秘密なんで詳しくはアレですけど、そこで一回諦めた『物書きする人としてのライター』の夢がもう一度グワーっと来て」
「ほえー。掬い上げられた感じですねぇ……。どうですか? たいがーさん。よくお会いされるみたいですけど、どんな人です?」
「一言で言うと怖いですよ。でも理不尽って意味じゃなくて、いい加減な事したらすぐ見抜かれるって意味で怖いです。基本おおらかなんですけどもね」
「厳しい師匠っていいですよ。やっぱり。そっちの方が成長しますし」
「あと、文章に誇りをもってます。パチンコ業界とファンの事を凄く考えてて、お話してると背筋が伸びる思いがしますよ」
「なんかたいがーさんについてのおもしろエピソードありますか?」
「うちの子たちと遊ばすと、お爺ちゃん化して面白いです。しかも子どもたちはみんな師匠の事を『たいがーさん』って呼んでますからね。異様な光景ですよ」
「うわぁ、見たいそれ……!」
レジェンドライターでもあり師匠でもあるたいがー山本さんに掬い上げられた氏。 ここでいよいよ我々の知るオリ法ライター「たなみ」さんが誕生する。
「最初に誌面に自分の文章が載った時はどんな感じでした?」
「なんか信じられないというか……不思議な気分でした」
「もう慣れましたか?」
「いやぁ、今でも不思議ですよ。自分が実際に昔から読んでる雑誌だし。顔写真とかが載ってるの見ても誰これ? ってなります。自分の写真なのに」
「感無量ですねぇ……。どうですか。編集部は。なんかこぼれ話みたいなの下さい」
「いやぁ……。オリ法は、読者さんやユーザーさんの声を集めて、みんなで一緒に作る雑誌って感じですよ。言い方を変えれば、みんなで一緒にパチンコの楽しみ方を見つけるのがテーマの雑誌なんで、みんな仲が良いですね。和気あいあいとしてますよ」
「ありがとうございます。……ついでに今の連載についてちょっと聞いときましょうか。今何を担当してるんですっけ」
「ええと、『パチンコオリジナル必勝法スペシャル』(毎月7日発売)の方が『甘みそずいfeat.たなみ』って甘デジの記事と、それから読者ページの『おもひでジャラジャラ』を書かせて貰ってます。あと『パチンコオリジナル必勝法デラックス』(毎月20日発売)に、『たなみの勝手に下克上』という、他のライターさんを貶しながらパチンコで勝ち続けてく、みたいなノリの連載をやらせていただいてますよ。あとはメルマガの方にもちょくちょく書かせて頂いてる感じですね!」
「わお。一杯ありますね。大人気じゃないですか」
「いやー、そうでもないですよ。私生意気なんで。辰巳出版のライターの中でも少し立ち位置が特殊な感じなんですよね」
「生意気……。まあ文章とか読むと結構尖った感じで書いてますよね。実際に話してみると全然腰低い人だなぁという印象ですけども」
「なんか自分のキャラを解説するみたいで恥ずかしいんですけど、折角なりたくてオリ法ライターになったんだから、できるだけ他の人と違う事をやりたいなぁと思ってまして……。ほら、こっちの業界ってキレイな人が凄く多いし。なんかもう右見ても左見ても、クラスのマドンナとか学年トップレベルとかの女子が普通にうようよ居るし。そういう人たちと同じ土俵でがぶり寄りしても寄り切られて退場させられちゃうだけなんで、じゃあもうジャージをシャカシャカ言わす感じで目立ちたいなぁと」
「ああ……。敢えて生意気なキャラ作ってると……!」
「まあ作ってるというか、たぶんそれが地なんですけども、敢えて隠さないってのは意識してる感じですかねぇ……。てかこれめっちゃ恥ずかしい。書かないでください」
「いや書きます。で、生意気を貫いた結果、2ちゃんねるでフィリピーナとか言われてるのはどうです?」
「いやぁそれはもう光栄ですよ!」
「うそん。おれちょっと書かれただけで死にたくなりますけども」
「だって好きの反対は無関心じゃないですか。嫌いって言われるのって少なくともそうじゃないわけで、注目して貰えてるってことだし。良い事も悪いことも、一切全く書かれない人だって居るわけじゃないですか。それよりずっと嬉しいです。ちゃんと見てもらえてるし、何て書かれようと感謝しかないです」
「すげぇ……。なんだそのハート……。鉄か……!」
「母は強しですよ。ホントに!」
「勉強になります……!」
★質問ラッシュの時間
「では最後に質問ラッシュいきますね」
「え。もう最後ですか。な、何を話したっけ私……」
「好きなパチンコライターさんは誰でしょう」
「たいがーさん」
「は当たり前なのでそれ以外で」
「じゃあ、さやかさん。文章が凄い好きです。一番はだんぜんさやかさん」
「次点は」
「栄華さん。『トキオデラックス四八手』を読んで感動して、本当にこういう人になりたい! と思いました」
「二番手に他社のライターさんを出すあたり、さすが生意気」
「え。まずいですかねそういうの」
「いえ全然。続けてどうぞ。好きな人どんどん列挙!」
「お……大崎さん! ヤングさん! レオ子さん、びわ子さん……! チェロスさん、ジャイロキャプテンさん!」
「その中に今度インタビューする人いますよ」
「うへぇ! マジですか」
「マジです。ほら、列挙列挙……!」
「ええと、全員です! 全員。全員好き。文章上手いひと全員好き。あと辰巳出版のライターさん全員好き。みんなパチンコの事ホントに考えてて最高です! 辰巳最高!!」
「次! 墓場に持ってく機種を一つ挙げて下さい!」
「ドッカンレックス!」
「巨乳と貧乳どっちが好きですか」
「え! それ女にも訊くんですか! どっちでもいいけど敢えて言うなら巨乳!」
「最近の悩みは」
「ホールで知らないお婆ちゃんに凄い絡まれる事かな」
「絡まれてどうするんですか?」
「は……はい……ええ……はい……。みたいな感じでビビリます」
「誌面ではオラオラしてるのに! じゃあファンに向けて一言!」
「彼女の尻は叩くな!」
「よっしゃラスト! 生まれ変わってもパチンコ打ちますか?」
「絶対打ちます!」
「以上! ありがとうございました!」
「わ、私なに話したっけ……」
★設定推測
以上がオリ法ライター、たなみさんのインタビューだ。
実はパチ7の花やしきオフの時にも一回インタビューしたのだけども、その時の内容を改めて聴き直した感じ、書ける事が二行分くらいしか無かったので都合二回インタビューしてる。
流石に二回もインタビューしてると彼女の人となりがスッキリと見えた感じがするけども、分かったのはとりあえずこの子は結構チキンなんじゃねーかなという事だった。
俺も文章上ではオラついてたり下品だったりするけども、実際はミーアキャット並に警戒心が強い小動物みたいな親父だし、なんかちょっと似たようなところがある気がする。というか若干シンパシーみたいなのを感じた次第。
なんにせよ、楽しいお酒になりました。
さて、じゃあ推測か。人生推測。
うーん。子供三人。スロットだったら完全にゲッターマウスって言う所だけども、やっぱパチよなぁ。俺あんまりパチンコ詳しくねーんだよなぁ……。うーん。なんだろう。参ったなぁ。参った。参った……。
デラマイッタ!(豊丸)
というわけでたなみさんの人生設定は「CRデラマイッタ3rd」の甘デジの奴。 ボーダーよりちょっと回る感じの釘だけど、隣のお婆ちゃんから三分に一回絡まれる事とする。さあ鉄の心で打ち切るが良い。大丈夫。母は強しだ。
以上! たなみさんホントにありがとう!
次回は年末スペシャルと題しまして、うちいくTVの「ナカキン」くんに登場してもらいます。
それではみなさんまた次回。 シー・ユー・ネクスト・万枚!
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- あしの
- 代表作:インタビュー・ウィズ・スロッター(稀にパチンカー)
あしのマスクの中の人。インタビューウィズスロッター連載中。元『セブンラッシュ』『ニコナナ』『ギャンブルジャーナル』ライター。今は『ナナテイ』『ななプレス』でも書いてます。
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