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大学生パチンコ店員バイト時代のお話 第2章 「風変わりなパチンコ屋」
大学生パチンコ店員バイト時代のお話 第2章 「風変わりなパチンコ屋」
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さる(差分)さん
やりたいことをやり、やりたいことに生きていきたいそんなわがままな人間です。 好きな機種 モンキーターン 新鬼武者 ダンバイン 牙狼金色 押忍!番長2 - 投稿日:2016/11/09 12:57
序章 http://pachiseven.jp/columns/column_detail/8211#contents
春先からパチンコ店員のアルバイトを始めた。
パチンコ店員のやることは基本「清掃」「ドル箱の上げ下げ」「カウンター業務」である。
もちろん誰にでもできる業務だが、僕の勤務したパチンコ屋はちょっと変わったパチンコ屋だった。
おっさん客「おい兄ちゃんどうなってんだよ当たらねぇよオイ!」
僕「え、えぇっと・・・そう言われましても・・・」
おっさん客「あぁ!?」
僕「・・・(どうすりゃいいんだよ、知らねぇよクソったれが)」
対応するに戸惑っていた時、先輩である遠藤さんが駆けつけた。
遠藤さん「お前何してんの?」
僕「あ、遠藤さん!実はですね・・・ゴニョゴニョ」
遠藤さん「あーわかった。」
遠藤さん「〇〇さんいくら使ったの?」
おっさん客「4万突っ込んだよ~マジで戻せねぇよこんなんじゃよぉ~」
遠藤さん「ありゃりゃ、じゃあほら飲み物おごってあげっから今日はやめときな。ね?」
おっさん客「うーわかったよ」
そう、僕の勤めていたパチンコ店はかなーーりフレンドチックなパチンコ店で、接客どうこうよりも一人一人に友人関係のような接し方をして遊戯してもらうようなパチンコ店だった。
何しろ当時働いていた時の交換率はスロット7枚、パチンコ2.35交換であり、地元のお客さんオンリーで営業しているパチンコ店なのでご機嫌を取らないと集客バランスが一気に崩壊する危険性があったのだ。
その代わりと言ってはなんだが、イベント時や新装開店の時はものすごい釘調整をしていて、千円あたり32回転オーバーなんかもいっぱいあった。
一番やばいと思ったのは慶次愛導入の日に
客「おいこんな回って大丈夫なのかよ」
とお客さんに言われ、
僕「千円なんぼ回りました?」
客「52回転」
僕「ふえっ!?」
なんてこともあった。
スロットコーナーに関してはイベント時以外にも大学生スロッターがほどほどに打ちに来る。
車で30分くらい先にスロット交換率等価店があるのだが、普段から高設定が入ってるわけではないので、そのお店がイベント以外の日は来るようになっていたそうだ。
遠藤さんの友人でもあった大学4年生のスロッター康生さん(名前うる覚え)は
「この店でジャグラーずっと打ってれば年間300万は稼げる」
と豪語していた。
そんなわけないと思っていたが、毎回1万以上の勝ちをキープして帰っていくのだ。この人は。
設定配分なぞアルバイトの店員が知る機会なぞ普通のパチンコ店ならありえないが、うちは変わっていた。
僕「お疲れ様でーす」
Z店長「おう、ご苦労」
遠藤さん「今日バイオ4300枚出てましたけど、あれ6っすか?」
Z店長「いや、ありゃ5だよ。」
遠藤さん「ほー5でも中々いいポテンシャル持ってますねぇ」
Z店長「設定3からちょーっといじったらこれだからなぁ~明日どうすっかな」
閉店後は毎日こんな感じだ。当日の設定配分を店長から発表されるという謎会議がある。
そこに何故かわからないが僕さえいる。いいのか?本当に。
交換率の悪さからか、普通の日であっても設定56を投入してくる店であったが為に「高設定が打ちたい!」というユーザーが訪れるお店だったのだ。
さすがに次の日の設定配分までは教えてもらえないが、その日の設定は教えてもらえる為、我々ホール店員が常連さんに情報をリークしてお客さんをキープするという手法だったと今考えれば理解できるZ店長の作戦だったと思う。
大学生であった僕は大学に通っている時でも打ちにくる学生達から「今日どうなん?」とか聞かれるようになっていたので前日の設定配分を教えて客として招き入れることなんかもあった。
今の時代じゃ考えられないパチンコ店だったが、いい店だったなぁとしばしば思うことが最近頻繁に思う。少額でも勝ちたいのなら確実にこの店はいいカモになっていただろう。
ちなみに今でも営業しているので行けるなら行きたいなと思う僕なのでした。
完
PS 遅れてしまい申し訳ありません。4日間で22万負けるとかいう地獄を彷徨っていた為に書く気力もパチ7サイトを開くこと自体嫌になっていたので遅れてしまいました。大変申し訳ありませんでした。
次回ですが、候補として
「初実践」 「年一イベント」 「さるスロッター軍団誕生」
これらの内どれかを書きたいと思います。もしよろしければ見たい内容をコメントで書いていただけると幸いです。
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さる(差分)さんの
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このコラムへのコメント(6 件)
設置台数が本当に少なくて、こじんまりしたパチンコ店ですが、地域密着型店舗の完成形の1つだと思ってます。
交換率に関しては現在レートアップしておりスロット6枚パチンコ2.5交換になってるはずです。
これがね・・・良い判断だったとは思えないんですよね・・・。
まぁそれも後々書きましょう。
「さるスロッター軍団誕生」に関しては登場人物が一気に増えます。通称おバカ軍団ですが、若い頃ならやるでしょうという感じにワイワイする内容になりますね。
ぼくは「さるスロッター軍団誕生」が読みたいですね! いや全部読みたいんですけども!!
年一イベントについての詳細は次回に書きますが、僕が知ってるイベントの中でもおかしいレベルでした。
んーどうしよすぐ書こうかな・・・(´・ω・`)
養分でもいつか勝てるのは確かにそうでしたね。
何より負けてる客を助けるように僕たちホール店員が助言してあげたりする謎システムをしてましたし。(店長はここまで知ってません)
いつ、どんなイベントだったのか、
私、気になります。
養分でもいつかは勝てる!ww
私は年1イベが読みたい!