ありがとうございます！先輩！

バイト先の先輩に
パチンコを教わり
ギンパラのマリンちゃんに
夢中になって
貢ぎまくってた頃。

これまたバイト先で
S先輩に出会った。

S先輩は夜勤なので
引き継ぎでしか
会わなかったが
開口一番…

『パチスロ打たんの？』

（またかよ(笑)）

『いや…パチンコだけですね』

『今度打ちに行こうや！パチスロおもろいで』

『は、はい…』


ということで
パチスロデビューするんだけど
S先輩は人をパチスロに
誘っておいて
目押しができない
お茶目さん(笑)

そんな先輩を
技術的に上回るのは
そう時間はかからなかった。

目押しさえできれば
勝てる時代だったので
色んな機種を
打ったんだけど
S先輩は必ず僕の横で打つ。

目押しできないのに。

そして僕がS先輩の台の
目押しを度々するハメになる。

でもやっぱり
変なプライドがあるのか…

『テンパイまで押して。最後は俺が押すから』

（はいはい…）

ペチッ！

案の定、失敗する。

『もう一回、押して…』

そんなS先輩
当然のごとく
連戦連敗でしたね(笑)

でも結局、大学卒業まで
ずっと一緒に
打ちに行ってたなぁ。

だってさ…


早朝8時…

(携帯)プルルルルル…

『…はい』

『寝てた？』

『そりゃそうでしょ…』

『打ちにいこうや！』

『別にいいですけど…』

『もう家の前におるからはよ来てな！』

『今日もですか！？』


S先輩、夜勤上がりの時は
決まって僕の家に
車でそのまま誘いに来る(笑)

『おはよう！』

『おはようございます…』

『なぁなぁ！どこ行く？何打つ？』

『そうですね…』

『その前にモーニングでも食べに行こっか？』

『まぁ…いいですけど』

夜勤上がりで妙に
テンションが高いS先輩。
寝起きの僕。

なんか僕…
先輩の彼女みたいやな(笑)



そんなS先輩と楽しい
パチスロライフを
送ったわけなんだけど
今でも忘れられない言葉が
あるんだよな…

前述した初めての
出会いの時に…


『パチンコって1000円じゃ当たる気せえへんやん？でも、パチスロって1000円で当たるんやで！』


低貸しも甘デジも
なかった時代。

確かにパチンコは今以上に
粘りが大切だった。

そんな中で気軽に当たりを
獲得できたパチスロ。

S先輩のあの言葉が
今の僕を形成したのかな…

そんなS先輩が
大好きだった機種が
リール配列完全再現で
復活します。

【ゲッターマウス】

先輩を思い出しながら
打ちましょうかね。

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