ケンタの話

明けましておめでとうございます。

無職270日目、ギャンです?

今年は1月にお返事がいただけるという媒体さんの件が済み次第、色々と片付けていこうと思います。

限界を超えすぎて手をつけられていない多くの大切なこと。

また間に合うのかはわかりませんが、
去年、不義理をした恩人と年末の大阪で再会。

基本7:00〜23:00勤務の業界の連勤中、
激務の宵、22時から26時まであっという間の語らい。傍にはコンビニで買った白バラコーヒー。

僕が抱える
消費者金融と20人以上の友人への融資について
「まだ返せる(返そう)と思ってる自分」を
もう少し信じてやってもいいかもねと、

彼もまた知らない哀しみを吐露してくれた後に
身が引き締まる思いでした。

逃げ続けるなら前へ

これはかつて高校時代に自殺しようと
ビルの屋上から電話してきた女友だちへ伝えた僕の言葉ですが、
以来何度も思い出します。

結局僕の言葉ではなく、電話の向こう
マンションの住人が「あなた何号室の人！！」と
止めに来てくれたのが決め手だったんですが。

ああこの話も残念なことにケチがつきます。

10年前、僕が経済的に瀕死だったとき
その彼女に頼ったんですよね疎遠の中。

したら彼女は「あのとき世話になったから」と
20万をくれたんです。

そこで連絡が途切れちゃいましたけど。

これもまぁ馬鹿なことに
返したいと思ってます。

いつになるやら。

前置きが長くなりましたが、
ケンタの話。

彼は幼稚園からの幼馴染。
何かと競り合う仲でした。

喧嘩も、かけっこも、ゲームも、色恋も。

クラスではガキ大将のような奴で、
皆が賢くなった頃には立場が逆転して
いじめられたりもしていました。

僕はいつもケンタのちょっと下
廉価版というような人間でした。

何をやってもケンタには勝てなかった。

そして中学になり、
状況や原因は違えど
僕らは2人とも登校拒否をするのです。

不思議なもんですね。

とはいえ引きこもりというわけでもなく
夜にせよ、昼にせよ
2人で連絡を取り合っては
ゲーセンやカラオケに行く
活発な登校拒否児でした。

そんな僕らもよくあるパターン、
パチンコやスロットを初めて打ったのは
ゲーセンでしたね。

パチンコのヤマトをよく打っていた気がします。
仕様はあまり良くわかってませんでしたが、
それでも当時の台は楽しめるものが多かった気がします。

ケンタはメダルゲームも上手かった。

そして高校。
僕は金さえあれば入れる芸能学校、
ケンタは定時制の高校へ行きました。

ここで2人の人生は大きく分かれた気もします。

僕のだらしなさは加速し、
ケンタはどんどん堅実な人間になっていきました。

僕は片道2時間ある学校だったのを言い訳に
バイトもせずにバンドなんかして、
ケンタは気付けば中華屋の店長候補、
果ては店長にまで上り詰めてましたね。

でも僕らが遊べる場所があったんですよね、
僕が財布に千円だけ入れて学校に通ってた頃
ケンタは着々と大人の遊びを覚えてました。

もうお解りかと思います。

パチンコスロットです。

<続>

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