傷物語で4万円以上負けた人だけがボクに石を投げなさい

※傷物語本編のネタバレを少し含む

■1ファンの意見

どこいっちまったんだよ！？
物語シリーズ、マジで帰って来て欲しい。
このまま終わっあたまうのかよ？　

■傷物語打ちました？

全国1億人のスロット物語シリーズファンの皆さんこんにちは。
傷物語打ちました？
というか、傷物語のスロット打ってどういう話かなんとなくでも分かりました？

■前作までの場合

スロットの化物語・偽物語って通常時→CZ→AT（ART）で何となくのストーリーが分かるんですよ。
主人公がヒロインの危機（CZ）を救ってご褒美として倖時間(ハッピータイム)に入る。
AT中は特化ゾーンとしてご褒美要素の強いコミカルでちょっとエッチな倍々タイムに入る。

細かいことを除いて大雑把に物語のフローを書き出すと上記のようになります。
スロットを打っていても細かい所までは分からなくてもなんとなくで原作の面白さが伝わると思います。
原作の小説を読むかどうかは分かりませんが、配信サイトでアニメ見てみようかなーぐらいの興味は湧くと思う。

■で、今作の場合

・・・前作と比べて絵が違いすぎない？
・・・なんか忍っぽいのが何人もいるけど？
・・・キスショットってそもそも誰？

前作まで受け入れられていた内容が頭に入ってこない方もいると思います。
まず、一番大きな部分は絵柄だと思います。

今作、傷物語は地上波のアニメ放映ではなく劇場アニメとなっています。
傷物語というストーリは暗く、今までのアニメ絵柄とそぐわないという制作会社の意向から
絵柄をガラリと変えストーリに違和感のないような形にしています。

スロットの物語シリーズだけが好きな人にとっては、
「サミーの新機種だ！物語シリーズだ！」と思ってPVを見たときに拍子抜けをしたと思います。
（まあ、それはアニメファンも劇場のPVだ！と思って見たときも同じ感想を抱いたでしょうが...）

■通常時からAT突入、そしてAT終了まで

で、肝心の傷物語のスロットについてです。
スロットの流れからストーリーって分かりました？

今までの方程式に当てはめれば、
阿良々木くんがヒロインを救ってご褒美をもらう。
ですが、今作は違います。

阿良々木くんが敵役を倒した後にキスショットと戦う。
前作までの方程式通りではない。これが混乱する理由となっています。
スロットだけだと細かいストーリーが分からないため、余計に「何をやっているか・何をやらされているか」分からない部分だと思います。

ドラマツルギー・エピソード・ギロチンカッターとは誰か？
なんで阿良々木くんはこの三人と戦っているのか？
そして、何で阿良々木くんとキスショットは戦っているのか？

これに関して簡単に説明します。

■傷物語の簡単解説

CZで戦うドラマツルギー・エピソード・ギロチンカッターは吸血鬼ハンターです。
キスショット（忍）を狙う人たちという理解で大丈夫です。

ストーリーとしては、
「CZの三人が命からがらキスショットを討伐。キスショットの体の部位を三人がそれぞれ保有していた。」
「討伐されたキスショットを阿良々木くんが発見し、助けるために血を与えた。（眷属となる）」
「阿良々木くんは吸血鬼になったが、人間に戻る条件としてハンター三人を討伐し、体の部位を取り返せと命令を受ける」
「一人ずつ阿良々木くんが倒し体の部位をGET。キスショットは無事に完全体へと復活」

「阿良々木くんは人間に戻り、めでたしめでたしとなるはずだが、完全体へと戻ったキスショットの本来の食事は人間の血。
キスショットを救ったことで、何千人ものの人間が犠牲になると分かった阿良々木くんは、キスショットと対峙することに...」


これが傷物語のストーリーとなります。
スロットを打っているだけだと何がなんだかとなりますね。
ちなみに、キスショットが10歳だったり、12歳だったり、17歳だったりする理由は、吸血鬼ハンターからキスショットの部位を取り戻すことで
成長をしているという描写になります。

だから通常時に阿良々木くんが「それよりも、お前、小さくなったな。」というシーンがあるんですね。
あれが、10歳キスショットですね。
最終的に27歳キスショットになります。AT中の姿がアレです。

■演出について

傷物語の演出についてです。

先程書いた通り、傷物語は映画作品です。
原作は一本の小説を三部作として扱い薄く引き伸ばしています。
また、映画では四肢欠損のシーンが多く、血が大量に出ています。

キスショットとの出会いのシーン・CZの戦い・AT中の戦い・・・
戦闘シーンは常に誰かが四肢欠損していると理解してもらって大丈夫です。

そのため、スロットとして使えるシーンがとにかく少ないんです。
大切なシーンは血まみれなので規制に引っかかります。
これが、傷物語が映画館でのみ放映されていた最大の理由でもあります。






■じゃあよ、サミーお前、どういうことなん？

お前、ちゃんと傷物語を見たか？
映画の三部作をちゃんと見たか？
ちゃんと見たらスロットに落とし込むのは大分難しいってわかったよな？
それでも版権を取得してスロットにしたんだろ？
じゃあ、少しはマシなものは出来なかったか？


俺は思うんだよ。今でも思っている。
「物語セカンドシーズンのやり直しじゃダメだったのかな」って。
セカンドシーズンは演出だけは評価している。
だけどよ、6号機初期のサミーはひどいもので、とりあえず「リゼロシステムでええやろｗ」で市場に全く受け入れられなかった作品だ。


傷物語がスロット化しにくい理由は、傷物語は一つの物語だからというのがあると思う。
文面だけだと分かりづらいから詳しく書くと、
化物語・偽物語というのは連作短編方式で、短編の中に魅力的なキャラクターが出てきている。
だからアニメでもヒロインとなるキャラクターが沢山いてスロットの演出に落とし込めた。

だけど、傷物語は化物語前の前日譚という立ち位置だ。
出てくるヒロインはキスショットと羽川さんだけ。

素材も少ない中でなんとかやりくりして出来た作品がスロット傷物語だと思うけど、
正直AT中も微妙な出来だったぞ。

特化ゾーンはキスショットとのバトルをメインにしているが、ゲーム性はあまりにも微妙。
過去の倍々チャンスに引きづられている割には4G×セット管理。
前半パート・後半パートって書いたら聞こえはいいが、突入時に終了が4G後って分かっていたらユーザーとしてはゲンナリするだろ。
ただでさえ突入が重いのに。



頼むぞサミー。スマスロで物語シリーズ作ってくれよな。
散々貶したけど、ここ最近のお前はスロットメーカーの中ではいい台を作ってるんだから。
アニメ作品を順番にたどるんじゃなくて、もう一回物語セカンドシーズンチャレンジしていいんだからな。
よろしく頼むぞ。



※ちなみに、傷物語はUNEXTでは無料。amazon primeではレンタル可能です。

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