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【問】貯玉は相続できるのか?【本怖三店⑥】

★フリーテーマ | コラム

【問】貯玉は相続できるのか?【本怖三店⑥】

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権田マンさん
男は黙って「呑む・打つ・書く」
投稿日:2020/12/09 00:17

【答】
できません


【解説】
 正確に申し上げるなら「貯玉の相続に関しては統一した法的な見解のような物はなくて、個々の企業の判断に任せられているのが現状」です。だから基本的にはできないと思った方が楽。

「本当は怖い三店方式、貯玉編1」で

{Photo01}


と書いたのは、そういうことです。

 1万円とかなら「死んだ爺さんの遊んだ金だし」で諦めもつくけど、これが10万円20万円ならやや痛いですし、故人がセミプロで複数のホールの合計が100万円とかなら、結構なショックでしょう。

 あくまで企業判断なので、例えば地域密着でオーナーも店長も「お客様第一」という考えなら死亡を証明できれば交換できるかもしれません。そういう体験談もあります。

 しかし、全国にまたがる大手チェーンになると、全店舗で同一の対応をしなければならない関係で、どんな場合でも禁止になっている可能性があります。「A店では出来たがB店ではできないのは何でだよ!」というクレームはどんな業種であれ困ってしまうので、これは仕方ない。

 また、以前は交換できた店でも、規約の改定や経営者の代替わり等で出来なくなる可能性は充分あります。

 そこらへんは実際にどうかはやってみなきゃ分かりません(会員規約では禁止だが、きちんとした死亡証明と会員カードがあれば認めるような裏マニュアルもあったりしたりして?)。




【無責任な解決法】
 だから大声では言えませんが、一番楽なのは「何も言わずに会員カードと生前聞いといた暗証番号を使ってコッソリ交換」かもしれません。誰も損をしません。そのためにはエンディングノートあたりに、暗証番号を書いておく必要があります。

 もし、一般的なPOSシステムのように性別や年齢が表示されたら厄介です。それ対策で故人と年代や性別が同じ方に代理でやって貰うのが一番かもしれません。

 しかし、仮に何かしらのトラブルがあっても一切責任は取れません。これもまた「ユーザーの自己責任」という奴です。




【類似例】
 同じように、例えば祖父が入院したから孫が代わりに交換できるか、あるいは旦那様が長期の出張で奥様が代わりに交換できるのか、と言われれば答えは「NO」でしょう。

 何故なら、それが本当に祖父の意志か、旦那の意志かを判断するための方法が無いからです。もしかしたら悪い孫が勝手に交換してるだけかもしれませんし、パチンコを辞めさせたい奥様が交換している可能性もあります。

 ホールだってトラブルは避けたい筈ですので、少しでもおかしいと思ったら止めるでしょう。顔を覚えられるレベルの常連でも無ければ交換できるかもしれませんが、本当に分からんです。

 ただし、閉店が決まった後なら、代理での交換条件も緩くなるかもしれません。



【根拠】
実はこれに関しては、パチンコ関係には珍しく根拠となる業界資料があります。

 一般社団法人パチンコ・チェーンストア協会(PCSA)の第169回法律問題研究部会でのアクションレポートが、それです。これは平成29年9月に行われた研究会を簡単にまとめたものですが、かなり有名なホール企業が参加していました(企業名は省かせていただきます、知りたきゃネットにあるのでググって)。

 そのなかに「会員が死亡した場合の貯玉の処理について」の質問と、それに対する参加企業の回答がありまして、企業ごとに色々な対応をとっていることがわかります。

 例えば「遺族に渡している」という意見では、

{Photo02}



というように古き良きパチンコを思わせるような、人情味あふれる対応をしている企業もあります。これはこれで「事実婚はどうするんだ」「別居中の奥さんはどうするんだ(住所が違う)」とかで揉めそうではありますが。

 逆に、一切第三者には継承しないとしている企業では、

{Photo03}


という、なかなかの塩対応。企業としては正しいかもしれませんが、ユーザーへの愛を感じません。



【終わりに】
 貯玉制度が始まって数十年。いまだに法律的な解決が無いのは、消費者としてのユーザー保護はまだまだという印象を受けます。

 何度でも繰り返しますが、これもまた「ユーザーの自己責任」という奴です。

そんなことを頭の片すみに置きながら、パチンコ・パチスロを楽しみましょう!

〈了〉

【追記】
 この話は正直「野暮」です。あんまり言いたくありません。

 個人的には、例えば「じいちゃんの形見で受け継いだ貯玉で始まるパチンコ生活」と昭和の漫画みたいなノリでやると楽しそうですし、故人と仲が良い常連さんがいるなら「形見分け」と称し遊んでもらうのも良いかもしれません。

 ところが今の現状だと、「故人の貯玉は使えません」と貯玉データを無慈悲に消される可能性の方が高いのが現実です。あるいは単に引き出せず、数年たって自動的に権利放棄になるだけです。

 そんなの、なんとも面白くないし楽しくもない。愛も無い。

5

権田マンさんの

※本記事はユーザー投稿コンテンツです。

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このコラムへのコメント(4 件)

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権田マン
投稿日:2020/12/09
カモ原(パチ7編集部)さん

だいたい9割の人は一万円以下らしいですけどねw

 等価が多かった時代の集計なので非等価が増えた今はもう少し一万円以上の人が増えてるかも?

おまけに貯玉補償時の記事で「一人で一店舗で400万円分」という、「一桁どころか二桁は間違ってないか!?」というような例もあるので、世界は広いです・・・ギネスに載れそう(笑)
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カモ原
投稿日:2020/12/09
貯玉の相続ってインパクトあるワードだ〜笑
確かにたまにびっくりするくらい貯玉・メダルしてるおじいちゃんいますもんね。(そして見せつけてくる気がする)
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権田マン
投稿日:2020/12/09
師匠2さん
特にこの件は、高齢者で多発しそうな問題ですからね。三店方式について宣伝すればするほど、社会問題として注目されかねない怖さがあります。

私自身「貯玉については心配ないから、老若男女みんなパチンコを楽しもうぜ!!」と言えれば最高なのですが。
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ししょー
投稿日:2020/12/09
明日は我が身じゃないけど、余り多く残すのは怖いね。まあ先日メインホールから全部交換したので一安心だけど。
これからトラブル多発しそうですね

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